映画『るろうに剣心 伝説の最期編』評価は?ネタバレ感想考察あらすじ/新政府の二枚舌!奥義で宗次郎と志々雄倒せ

『るろうに剣心 伝説の最期編』あらすじ概要
るろうに剣心シリーズ実写版の3作目。師匠の比古清十郎に救われた剣心は、飛天御剣流の奥義を伝授されるため稽古にはげむ。一方、志々雄真実(まこと)の一派は、巨大軍艦で東京に到着し、新政府..(ネタバレあらすじ↓)
映画名/邦題 | るろうに剣心 伝説の最期編 |
日本公開日 | 2014/9/13 [予告↓]上映時間 135分 |
映倫区分 | 日本 G(年齢制限なし) |
映画監督 | 大友啓史 |
キャスト 出演者 | 佐藤健、武井咲、青木崇高、蒼井優、大八木凱斗 |
配給/製作 | (C)Warner Bros. Pictures/ワーナー・ブラザース映画 |
シリーズ/関連 | るろうに剣心実写版シリーズ |
日本興行収入 | 43.5億円(年間8位) |
平均評価★★★★★72(私の評価↓は含まず) |
『るろうに剣心 伝説の最期編』予告動画
『るろうに剣心 伝説の最期編』ネタバレあらすじや結末
この先はネタバレありのあらすじです。続編前作や関連映画は、るろうに剣心実写版シリーズ一覧も参考にしてください。
前作『るろうに剣心 京都大火編』のラストで海に流され、偶然にも師匠の比古清十郎(福山雅治)に救われた緋村剣心(佐藤健)は、目覚めると「飛天御剣流(ひてんみつるぎりゅう)」奥義を伝授されるため稽古にはげむが成果は出ません。比古清十郎は「剣心」の名も与えてくれた人物です。
一方、志々雄真実(藤原竜也。ししおまこと)は黒船「煉獄」で東京湾に着き、内務卿の伊藤博文(小澤征悦)と会談するが決裂すると新政府軍をおどして、剣心の指名手配を承知させます。京都の葵屋の相楽左之助(青木崇高)と明神弥彦(大八木凱斗)は、昏睡して入院中の神谷薫(武井咲)と再会します。
薫は目覚めると左之助らと東京へ向かいます。剣心は師匠の比古清十郎との決闘から死の恐怖を感じ「生きようとする意思が大切。自分の命の重みがわかってこそ奥義への道が開ける」と教わります。迎えに来た江戸御庭番衆の巻町操(土屋太鳳)と共に葵屋へ戻った剣心は、四乃森蒼紫(伊勢谷友介)と戦います。
蒼紫は「最強」の称号を得るためだけに剣心を倒したいが「生きる理由のある」剣心は圧倒して勝利し、息を引き取る翁(田中泯)に一礼して東京へ向かいます。剣心は神谷道場で高荷恵(蒼井優)の前で新政府の警官隊に捕らえられるが、時期的に志々雄との内乱は避けたい伊藤博文と思いが一致し裏取引します。
剣心は浦賀まで連行されて、十本刀の1人、佐渡島方治(滝藤賢一)の前で斬首刑にされるが、処刑人は斎藤一(江口洋介)で剣心の縄を切り、警官隊も志々雄一派と交戦します。加勢に来た左之助と剣心は警官隊の小舟で甲鉄船「煉獄」に乗りこんで、左之助は元僧侶の悠久山安慈(丸山智己)と戦い倒します。
『るろうに剣心 伝説の最期編』ネタバレ結末と最後/ラスト
剣心は一度負けた、十本刀最強の瀬田宗次郎(神木隆之介)を激戦の末に倒します。そして志々雄真実と死闘を繰り広げるが圧倒され、斎藤一、左之助、四乃森蒼紫も参戦して4人がかりでも志々雄にはかないません。しかし志々雄は新政府による全身火傷の後遺症で発汗できないため、15分しか戦闘に耐えられません。
ラストで、志々雄真実の無限刃による秘剣と、緋村剣心の逆刃刀・真打ちによる飛天御剣流の奥義・天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき)との一騎打ちの後、志々雄はついに全身が燃えてしまいます。剣心、斎藤一、左之助、蒼紫らは、沈む黒船から海岸にたどり着き、一度は剣心らも葬ろうとした伊藤博文率いる新政府軍に敬礼されながら去って行きます。
神谷道場での平穏な日常が戻り、剣心に神谷薫が「生きて!新しい時代を」と言うと、剣心「薫どの、共に見守ってくださらぬか」と求婚し、薫「えっ?」
ネタバレ感想『るろうに剣心 伝説の最期編』考察や評価レビュー
この先はネタバレありの感想考察です。続編前作や関連映画は、るろうに剣心実写版シリーズ一覧も参考にしてください。
週刊少年ジャンプの人気漫画を実写映画化した、歴史アクション活劇です。『るろうに剣心 京都大火編』とはセットの後編なので、そちらを観てからの視聴をおすすめします。実写映画の1作目『るろうに剣心』は観てなくてもそれほど問題ないと思います。漫画の実写版の中では最もヒットした作品です。
私のひとこと感想や評価は「剣アクションは前作同様に素晴らしいです。1対多人数はインフレを起こしてたけど、今回は比古清十郎や蒼紫や宗次郎や志々雄との一騎打ちなどに興奮します。その分、息抜きのように感じる会話や物語パートは、前作ほどは面白みを感じられません。蒼紫はやっと活躍できましたが」
みどころは、戦闘シーンで、神木隆之介が演じる瀬田宗次郎のスピード感、藤原竜也が演じる志々雄真実の4人相手でも圧倒するほどの気迫と力強さは特に見ものです。剣心と四乃森蒼紫との戦闘も良かったです。戦闘以外では、剣心の子ども時代、志々雄真実の最期、ラストで剣心が薫に求婚するシーンなどです。
漫画原作の実写版としては異例の大ヒットですが、その勝因もアクションシーンの興奮度にあると思います。舞台が幕末の日本という時代劇で、ファンタジーやSFやコスプレ要素が少ないのも要因だと考えられます。同じ時代劇漫画では『銀魂』もヒットしたけど『無限の住人』はそこそこ止まりでした。
前作の京都大火編に比べると、アクション以外のシーンがのんびりして物足りなかったので、あと1〜2人の十本刀との戦いをしっかり描いてほしかったです。特に福山雅治が演じる比古清十郎は友情出演的な扱いなので、戦いぶりも見たかったです。声が小さいのか滑舌がわるいのかは気になりますが。
四乃森蒼紫は完全にファンサービスなのでいなくても良かった気がするけど、それでは翁や土屋太鳳が演じる巻町操の存在感が希薄になるので難しいところですね。薫の病院での場面や、神谷道場での恵との会話から剣心が刑に処されるまでの場面は長すぎる気がしました。
結局、志々雄は仮に剣心たちを倒せたとしても、あの戦力では新政府を転覆させるのは難しそうなので、何をしたかったのか不明です。ただ単に自分を裏切った新政府に一泡吹かせたかっただけかもしれません。『るろうに剣心』シリーズはまだ続編制作の可能性もありそうなので期待したいです!
続編前作や関連映画は、るろうに剣心実写版シリーズ一覧も参考にしてください。
『るろうに剣心 伝説の最期編』シリーズ順番・映画ランキングや映画賞

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