映画『ナイト ミュージアム』評価は?ネタバレ感想考察あらすじ/夜の博物館で歴史を学び父親復権しよう

『ナイト ミュージアム』あらすじ概要
バツイチで失業中のラリーはどんな仕事も長続きしないが、ニューヨークの自然史博物館で夜警の仕事をすることになる。そこの展示物たちは真夜中になると動き出し、恐竜の骨や猿やライオンやローマ兵などに翻弄されて辞職を考えるラリーだが、息子をがっかりさせないようあること..(ネタバレあらすじ↓)
映画名/邦題 | ナイト ミュージアム |
原題/英題 | Night at the Museum |
日本公開日 | 2007/3/17 [予告↓]上映時間 108分 |
映倫区分 | USA PG |
製作国 | アメリカ |
映画監督 | ショーン・レビ |
キャスト 出演者 | ベン・スティラー、カーラ・グギーノ、ロビン・ウィリアムズ、ディック・バン・ダイク、ミッキー・ルーニー |
配給/製作/画像 | ©20th Century Fox/1492ピクチャーズ |
日本興行収入 | 35.7億円(年間13位) |
世界興行収入 | 5.7億USドル [出典] |
製作費 | 1.1億USドル |
平均評価★★★★★67(私の評価↓は含まず)
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『ナイト ミュージアム』予告動画
『ナイト ミュージアム』ネタバレあらすじや結末
この先はネタバレありのあらすじです。他の映画はおすすめ映画ジャンル別も参考にしてください。
ラリー・デイリー(ベン・スティラー)はどんな仕事も長続きせず、バツイチで失業中だが、離婚した元妻エリカ・デリー(キム・レイヴァー)との実の息子ニック(ジェイク・チェリー)に定職につくようさとされ、職業斡旋上で紹介されたニューヨークの自然史博物館の夜警として働くことになります。
今まで夜警だったセシル・フレデリックス(ディック・ヴァン・ダイク)、ガス(ミッキー・ルーニー)、レジナルド(ビル・コッブス)の老人3人組からマニュアルの紙を渡されただけで、ラリーは初仕事にのぞみます。ところが真夜中になると博物館内の展示物の人形や動物たちが命を持ったように動きはじめます。
ラリーは恐竜ティラノサウルスT-REXの骨格、ライオンなどの野生動物、フン族のアッティラ達、ローマ帝国のオクタヴィアヌス(スティーヴ・クーガン。別名オクタウィウス)の軍、アメリカ西部開拓時代のジェデダイア・スミス(オーウェン・ウィルソン)、猿のデクスター、モアイ像などに振り回されます。
馬上のセオドア・ルーズベルト(ロビン・ウィリアムズ)だけはラリーに助言をくれ、展示物に命が吹き込まれたのは、古代エジプトのアクメンラーの石版が関係してることをラリーは知ります。朝日が昇ると展示物は元に戻るが、老人3人はマニュアルを読むことと、歴史を学んで役立てろとしか教えてくれません。
次の夜には対策が功を奏しますが、1人では限界があり、すぐに混乱状態となり、博物館の外へ出た原始人が灰になってしまいます。朝に残った混乱跡でラリーは館長マクフィー博士(リッキー・ジャーヴェイス)に退職させられそうになるが、一晩だけ挽回の機会をもらい、息子ニックを館内に誘います。
『ナイト ミュージアム』ネタバレ結末と最後/ラスト
博物館の案内係レベッカ・ハットマン(カーラ・グギノ)は、展示されてる先住民女性サカジャウィア(ミズオ・ペック)の論文を書いてる途中だが挫折しそうになってます。レベッカに思いを寄せるラリーは夜の博物館に誘うが、馬鹿にするなと断られます。ラリーは息子と館内で待つが、展示物は動き出しません。
原因は解雇されたセシルら老人3人が、アクメンラーの魔法の石版を盗もうとしてるからだとわかり、石版を作動させたラリーはエジプトのジャッカルの神アヌビス神から逃れてアクメンラー王子を復活させ、勇気を出して展示物たちに協力してもらい、セシルらから石版を取り戻します。ニックは父を見直します。
外に逃げた展示物を石版の力で博物館へ戻す光景を見たレベッカは、サカジャウィアと会話できてラリーに感謝します。翌朝、博物館の騒動はTVニュースにもなり、館長から解雇されたラリーですが、ニュースで興味を持った多くの人々が博物館を訪れたため、ラリーは免職されずに毎晩展示物と踊ったりしています。
ネタバレ感想『ナイト ミュージアム』解説や評価レビュー
この先はネタバレありの感想考察です。他の映画はおすすめ映画ジャンル別も参考にしてください。
その後3作目まで作られることになる『ナイト・ミュージアム』シリーズ1作目です。絵本『The Night at the Museum』が原作の、ファンタジーコメディ映画です。
私のひとこと感想や評価は「内容が軽くて笑えて少しアクションある娯楽映画を見たい場合にはおすすめできますが、テーマ性やキャラクター造形などは薄いため、深いものを観たい人には物足りないでしょう。子どもや家族などと一緒にのんびり観るには向いてると思います」
テーマは「ダメな父親の復権」「歴史を学ぼう」「夢はあきらめなければいつか叶う」でしょうか。みどころは、歴史の人物やアメリカに関する偉人がよみがえったり、恐竜の骨や野生動物が駆け回ったりする楽しさです。ただし、ほとんど博物館内での話なので、それほどダイナミックな動きはありません。
主人公ラリーが博物館の夜警を続ける原動力は、息子ニックに尊敬させる父親になりたいからで、終盤ではそのとおりになり見直されます。ただ、あくまでもファンタジー世界でだけ成立するご都合主義な職業で、努力や成長の結果ではなく、真の意味での「父親復権」映画ではない気がします。
また、白人の通訳や追跡者をして働く女性の元祖でもある先住民サカジャウェアの論文を書いてるレベッカは、ラリーのおかげで論文をまとめ上げるのでしょうけど、そのきっかけも努力したものではないため「夢を実現」というテーマ性は薄い気がします。ただあきらめず続けてきたことは評価されるのでしょう。
ロビン・ウィリアムス演じるセオドア・ルーズベルトがラリーを成長させようとする意図は不明ですが、大統領だった彼さえサカジャウェアに思いを伝えられなくて万能ではなく、ラリーの方が優れた面もあるとういうことを見せたかったのかもしれません。少し似た映画『ジュマンジ』も見返したくなります。
他の映画はおすすめ映画ジャンル別も参考にしてください。
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