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映画『ゼロダークサーティ』評価は?感想ネタバレ/0時30分のビンラディン暗殺作戦

更新
映画 ゼロダークサーティ
タイトル/邦題 ゼロ・ダーク・サーティ
日本公開 2013.2.15 [予告↓]上映時間 158分
映倫区分日本 PG12(小学生指導必要)USA R
製作国アメリカ
原題/英題Zero Dark Thirty
映画監督キャスリン・ビグロー
キャスト
出演者
ジェシカ・チャステイン、ジェイソン・クラーク、ジョエル・エドガートン、ジェニファー・イーリー、マーク・ストロング
配給/製作(C)ギャガ、コロンビア映画(USA)/Annapurna Pictures
日本興行収入4.3億円
世界興行収入1.3億US$(約146億円)
製作費0.40億US$(約44.0億円)
参考Wiki世界興行収入
平均評価★★★★★75私の評価★★★★★67
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『ゼロダークサーティ』あらすじ(ネタバレなし)

アカデミー賞で作品賞、主演女優賞、脚本賞などノミネートし、音響編集賞のみ受賞。実話ベース。2001年9月11日、アメリカ同時多発テロ事件が発生。CIAはテロ組織アルカイダの指導者オサマ・ビン..(ネタバレあらすじ↓)

『ゼロ・ダーク・サーティ』予告動画

ネタバレ感想『ゼロダークサーティ』考察や評価レビュー

この先はネタバレありの感想考察です。他の映画はおすすめ映画ジャンル別も参考にしてください。映画 ゼロ・ダーク・サーティ

★★★★★ 67点/100(60が平均)

『ゼロ・ダーク・サーティ』は、アメリカの911同時多発テロ事件の首謀者オサマ・ビン・ラディンを、CIAの若き女性分析官マヤが執念深く追っていく姿を描いた、実話に基づくサスペンス映画です。ゼロ・ダーク・サーティのタイトルの意味は軍事用語で「深夜0時30分」つまり作戦実行の時間だそうです。

この映画のおすすめ、5つのポイント

  • ビンラディン殺害の真実
  • 実話ベースで緊迫感がある
  • CIAも官僚的だとわかる
  • CIAの犠牲も描かれている
  • マヤの執念の勝利

少し残念?つっこみどころ、5つのポイント

  • エンタメ性は薄い
  • 途中少し退屈になる
  • もっと短くした方がよい
  • ラストの突入の根拠が乏しい
  • 結末はすっきりしない

『ゼロ・ダーク・サーティ』ネタバレあらすじや結末

冒頭は、911同時多発テロで世界貿易センタービルに飛行機が衝突する直前の乗客の声や無線などが、真っ暗い画面で聞こえてきます。アメリカ国民の中には今でも、あの衝突やビル崩壊の様子を見れないトラウマを抱えた人が多いそうなので、配慮したのかもしれません。

CIAはテロ関係者として捕まえた者たちを拷問して、首謀者のオサマ・ビンラディンの居所をはかせようとします。拷問シーンは見るのがつらいけど、本当に残酷なシーンはあまり見せないよう配慮もされています。実際はもっとひどいかもしれません。

主人公のマヤは高卒で、CIA分析官としてパキスタンに派遣されてきます。最初は拷問見るのがつらそうだったけど、すぐに必要悪だと判断したのか目を背けなくなります。そしてビンラディンの連絡係の可能性が濃い、アブ・アフメドという人物の存在を知ります。

マヤは世界各地の拷問映像などを分析して、アブ・アフメドについて調査しますが、上司は信ぴょう性を疑い、目前の自爆テロ対策を優先します。マヤはイスラマバードで同僚のジェシカと食事中に、マリオットホテルの爆破テロにもあい、命の危険を感じました。ジェシカには伏線になります。

アルカイダの医師を買収して、情報を聞き出そうと基地へ招きますが、なんと自爆テロを実行されてしまい、同僚のジェシカなど数名のCIA職員が殺害されてしまいます。マヤは悲しみながらも、ビンラディン捕獲に向けて、さらなる闘志を燃やします。

やがてアブ・アフメドの死亡情報により進展しない状態が続きます。上司のダニエルは現場を離れ本部から支援します。やがて膨大な過去情報の中から、アブ・アフメドに関する有力情報が得られ、マヤの執念の説得により、電話を盗聴してアブ・アフメドの現在地特定に成功します。

さらにビンラディンがいる可能性の高い屋敷も特定されます。しかし監視を続けても、ビンラディンの存在は確認できず、積極的に作戦実行を訴えるマヤに対して、CIA長官や上層部は攻撃を指示できない硬直状態となります。

しかしマヤの確信に満ちた発言により上層部も折れて、ネイビーシールズの精鋭部隊が作戦実行することになります。エリア51のステルス搭載ヘリを使い、屋敷に侵入して、潜伏中のオサマ・ビン・ラディンの殺害に成功します。

ビンラディンの顔を見て本人だと特定したマヤは、アメリカへ戻る大型輸送機に1人で乗り込み、感慨深げに涙するのでした。

『ゼロ・ダーク・サーティ』印象的なシーン

まず冒頭の911同時多発テロ時の乗客の声が、真っ黒の画面で聞こえてくるシーンは、なんとも言えずやりきれない感じがしました。と同時に、これから見る映画は、娯楽要素はなくて、重い内容だろうと気付かされました。

テロ関係者の拷問シーンは、映画やアメリカドラマではありがちですが、今回のは肉体的にというよりも精神面に重圧をかけるものが多かった気がします。最初はつらそうだった新任のマヤが、覚悟したように見続ける場面は、マヤの成長を描いた印象的なものです。

アブ・アフメドという人物の存在が明らかになった後、他に情報もないため、マヤはこの人物に執着していきます。拷問映像を大量に見たり、テロ関係者の写真を眺め続けているため、一種のビンラディンおたく状態になっています。それは成長ともとれるけど、病的にも見えます。

同僚のジェシカとマリオットホテルで食事中に爆破テロにあったシーンは、死と隣り合わせな感じで驚きました。CIAと言えど、安全な立場ではないことがわかります。その後、ジェシカがCIA基地に招いたアルカイダの医師(偽物?)による自爆テロで亡くなってしまうのも衝撃的です。

マヤはジェシカら同僚の無念も背負うことになり、ますます執念を燃やします。しかしマヤ自身も顔が知られているため、車で大使館?を出る時に銃撃され、防弾ガラスがなければ殺害されていました。

アブ・アフメド死亡説が出た後もあきらめず、アブ・アフメドの親類の電話の盗聴までこぎつけて、やがて居場所も特定します。このあたりは退屈な場面が続きます。この成果は過去資料の発見など運もありましたが、ほとんどマヤの分析能力というか執着によるものだと思います。

CIA上層部が、ビンラディンがいる可能性の高い屋敷への攻撃命令をなかなか出せないのは、当たり前だと思います。万が一に間違っていると、大きな国際問題に発展してしまうし、最悪、長官や大統領まで責任が問われることになるでしょう。

屋敷にポリオワクチンの医者を派遣してDNAを採取しようとしたり、下水から排便を取得して調べたりしたけど、決定打は得られず、小さな影の映像での性別判定が示されたのみです。今なら小型ドローンも使えるかもしれませんが、監視を疑われるとすぐ逃げられるため難しいかもしれません。

結局大きな確証は得られず、CIA長官は屋敷にビンラディンがいる確率は60%と言った時、マヤは100%と断定したのが印象的でした。その根拠は分析官としてのカンというよりは、希望的意見だと感じましたが、監視を続けていた者しか感じ取れない何かがあったのかもしれません。

レーダーに映らないステルス搭載ヘリコプターがエリア51に隠されていたシーンは、オカルトや軍事マニアへのサービスのような気もしますが、飛んでいる時に意外と大きなプロペラ音が聞こえたのは、臨場感を出すためなのでしょうか。1台不時着?したのは映画的ですが、事実なのでしょうね。

ネイビーシールズの精鋭部隊が屋敷に突入して、部屋を次々に突破する光景や、動く人はほぼ全員射殺していくシーンは、圧倒的多数ですからほとんどリンチに近いけど、アメリカ人の犠牲者をゼロにするためには、仕方ないのかもしれません。

オサマ・ビン・ラディンは見事に討ち取られました。でも家族や子どもたちがその一部始終を見ていたので、憎しみの連鎖は続くかもしれません。マヤがビンラディンの死に顔を確認して、ラストで流した涙は、そんな虚しさを感じさせる気がしました。

ビンラディンを見つけることに執念を燃やし続けた女性分析官マヤが主人公ですが、エンタメ性はほぼ排除されて、ドキュメンタリー風で描かれている骨太な映画です。実際のCIAの地道な仕事ぶりを見るには最適な作品なので、ぜひ1度は観ることをおすすめしたいです!

他の映画はおすすめ映画ジャンル別も参考にしてください。

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ゆめぴょん(仮名・管理人/執筆/映画好き)
ゆめぴょん@ピクシーン
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