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ネタバレ『インフェルノ』あらすじ感想や評価まとめ/ダンテ遺品の暗号解読で人類滅亡を阻止

  • ミステリー/サスペンス
  • アドベンチャー
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インフェルノ
  • 平均評価 ★★★★★61/100
  • 日本興行収入 15.4億円
  • 世界興行収入 2.2億US$
  • 日本公開 2016.10.28
  • 上映時間 121分 予告

『インフェルノ』あらすじ(ネタバレなし)

ダン・ブラウン原作の『ダ・ヴィンチ・コード』『天使と悪魔』に続く第3弾。宗教象徴学者ラングドン教授は、記憶を失った状態でフィレンツェの病院で目覚める。そこへ女殺し屋が現れ、担当医シエナと逃げる。ラングドンの所持品から、生物学者ゾブリストの恐ろしい計画が浮かび上がり、それを阻止するために詩人ダンテの神曲の地獄篇(インフェルノ)を解読しようと奔走するが...(ネタバレあらすじ↓)

インフェルノの予告動画

映画『インフェルノ』評価まとめや作品情報

興行成績、公開日、上映時間などは↑に掲載してます。
原題/英題
Inferno
製作国
アメリカ(2016.10.14公開)
映倫区分
日本: G、USA: PG-13
映画監督
ロン・ハワード
キャスト/出演者
トム・ハンクス、フェリシティ・ジョーンズ、イルファン・カーン、オマール・シー、ベン・フォスター
製作費
約US$ 75,000,000(約83億円)
配給/製作
(C)ソニー・ピクチャーズエンタテインメント、イマジン・エンターテインメント、スカイラーク・プロダクションズ
レビューサイト平均評価 ★★★★★61/100換算

この先はネタバレのあらすじや感想なので注意です。

ネタバレあらすじや感想『インフェルノ』考察・評価・レビュー

★★★★★ 57点/100(60が平均)

『インフェルノ』ネタバレ感想の総括

ダ・ヴィンチ・コード』は好みで、『天使と悪魔』は期待はずれだったけど、そこそこは楽しめましたが、『インフェルノ』は歴史ミステリーでもなくラングドン教授シリーズにする必要性を全く感じませんでした。

今回は過去の偉人が仕掛けた暗号ではなく、現代の変人がなぜかダンテに関する美術品などに手がかりを仕込みます。そしてバイオウィルスの拡散をふせぐために、ラングドン教授らが奔走するのですが、ありがちなサスペンス映画です。ラストも意表をつく展開はなく、ほどよい結末を迎えるだけなので印象に残りにくいです。

ラストの結末などは大きく改変されていますが、原作どおりだったとしても、盛り上がりには欠けたと思います。『ダ・ヴィンチ・コード』でわくわくさせてくれたダン・ブラウンもついにネタ尽きた感じでしょうか。映画化としては『インフェルノ』が最後の可能性もありそうですね。

この映画のおすすめ、7つのポイント

  • 謎解きミステリー
  • 複数敵からの逃亡劇
  • フェリシティ・ジョーンズが魅力的
  • フィレンツェなどの街並みが素敵
  • ダンテに関する美術品や遺跡めぐり
  • イタリア、イスタンブールの観光巡り
  • ラストの地下アクション

少し残念?つっこみどころ、5つのポイント

  • 偽りと裏切りが混じって難解
  • 暗号を仕込む必然性が弱い
  • 多数の組織がからんで複雑
  • ゾブリストの暗号は何のため?
  • 無理矢理、観光地を回っている

『インフェルノ』あらすじにそってネタバレ感想

ハーバード大学の宗教象徴学のロバート・ラングドン教授(トム・ハンクス)は、フィレンツェの病院で目覚めるが数日間の記憶をなくしています。すぐに殺し屋が襲って来たので、担当医のシエナ(フェリシティ・ジョーンズ)の先導で彼女のアパートに逃げ込みます。そこで所持品のバイオチューブに気づきます。

それはラングドンの指紋認証で起動するファラディー・ポインタと呼ばれる小型プロジェクターで、人骨で造られていて、ボッティチェリの「地獄の見取り図」という絵が映し出されました。そのダンテの地獄篇(インフェルノ)をもとに描かれた絵から、送り主ゾブリストと「CERCA TROVA」の暗号を発見します。

教授はイニャツィオ・ブゾーニからのメール「天国の25を探せ」も見つけます。アメリカ大使館に電話するが、やってきたのは先ほどの女殺し屋で民間警備会社「危機総括大機構」(コンソーシアム)のヴァエンサや、WHO(世界保健機関)のブシャール(オマール・シー)と地元警察です。

車で逃げ出したラングドンは、シエナが解いたアナグラム「CERCA TROVA=チェルカ・トローヴァ」(Seek And Find)から、ヴェッキオ宮殿の五百人広間の「マルチャーノの戦い」の絵画を目指します。ボーボリ庭園からヴァザーリゲートと回廊を抜けて絵画にたどり着き、CERCA TROVAを確認できます。

ここまでの逃亡劇で、追跡側が多くて混乱するのでまとめます。WHO(世界保健機関)の事務局長エリザベス・シンスキーは過去にラングドンと恋仲?だったようです。WHOパリ支部の黒人ブシャールはシンスキーとは意見が合わないようです。彼はゾブリストを自殺に追いやった張本人です。

民間警備会社「危機総括大機構」(以下、大機構)のシムズ総監は、ゾブリストから数日後に全世界へ流すビデオメッセージを預かっていたが、彼が死んだので先に確認したところ「世界を滅亡させるウィルスをまいた」との内容だったので、部下のヴァエンサへの指示を、ラングドン捕獲から殺害へと変更します。

ゾブリスト(ベン・フォスター)は大富豪の遺伝学者で、地球の人口爆発問題を解決するために、ウィルス兵器「インフェルノ」を全世界にばらまくことを計画して、世界への伝達を大機構に依頼しました。しかしウィルスをねらうブシャールに追いつめられて、飛び降り自殺しました。ラングドンにもウィルス感染の兆候が表れています。

追跡側が複数いる映画は他にもありますが、『インフェルノ』は演出やシーンの順番がうまくなくて、複雑というよりもわかりにくいです。人類抹殺ウィルスを製造できるにしてはゾブリストの組織の小ささ(ほぼ個人?)や、大機構にラングドン殺害の権限があるのかなど、疑問点も多すぎます。

ラングドンらは、ヴェッキオ宮殿で職員マルタをだまして、ダンテのデスマスクを見に行きますが、監視映像からラングドンとイニャツィオが昨日盗んだことが発覚して、盗んだ記憶は失ってるけど、また逃げ出します。こんな簡単に盗めたり、盗難から1日誰も気付いてないのは、おかしすぎますが。

宮殿の天井裏でもみあって、大機構のヴァエンサが落下して死亡します。人殺しは慣れてそうなので死んで当然かもしれませんが、大機構のシムズが後ほどラングドンと共闘することを思えば、彼女は死に損でしたね。ラングドンらは「天国の25」をネット検索して「わたしの洗礼盤の前」を探り当てます。

ラングドンとシエナはダンテが洗礼を受けた、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂のサン・ジョヴァンニ洗礼堂の洗礼盤で昨日盗んだ、ダンテのデスマスクを発見して、裏にゾブリスト創作の詩を見つけます。それでヴェネツィアへ向かうことにしますが、ブシャールが同行を願い出て一緒に行くことになります。

そもそもシエナのアパートで「天国の25」を発見時にネット検索してれば、ファラディー・ポインタのボッティチェリの絵の「チェルカ・トローヴァ」も、ヴェッキオ宮殿の絵画やデスマスク部屋も不要だったんですよね?。ゾブリストにしても、もっとシンプルに伝える方法があると思うのですが。

『インフェルノ』ネタバレ結末/ラストシーン

ラングドンはブシャールが嘘ついてることを見抜いて、シエナと協力してヴェネツィア行きの列車内で足止めします。そして2人はヴェネツィアのサン・マルコ大聖堂の馬像へ行きますが、ガイドから「コンスタンティノープルから運ばれた」ことを聞くと、真の目的地がイスタンブールだと思いなおします。

しかしシエナは裏切って1人で脱出し、ラングドン教授はブシャールにつかまります。ウィルス場所を知るために拷問されますが、シムズ総監が現れブシャールを殺害して、ラングドンは救出されます。先ほどはヴァエンサに殺害命令を出したのに、WHOのシンスキーと組んだからか、考えがブレまくりです。

これまでの経緯は、シムズ総監がウィルス拡散の阻止のために暗号解読が必要なので、ラングドンをWHOのシンスキーから誘拐し、薬品を注射して一時的に記憶をなくしました。そしてゾブリストの恋人シエナも協力して、ラングドンがウィルス場所の謎を解くまで同行させたのです。しかしシエナは大機構も裏切りました。

おかしな話だらけです。大機構はラングドンからウィルス場所を聞きたいのなら、記憶を消さずに、普通に謎解きを依頼すればいいのではないでしょうか。ヴァエンサが殺した看護師も死んだふりだったのは良かったけど、ヴァエンサはラングドン殺害を命じられて、彼女自身が無駄死にしました。

ゾブリストがダンテのデスマスクなどに暗号を仕掛けたのは、自分が殺害された後のバックアップです。物探しが得意の恋人シエナがウィルス場所を見つけてくれると信じてたようですが、実際にはラングドン教授がいないと彼女は何も見つけられなかったのです。それにシエナがなぜヴェネツィアへ行く前に裏切らなかったのか不思議です。

ラングドンはダンテのデスマスクで見たゾブリストの詩から、元ヴェネツィア共和国元首(ドージェ)エンリコ・ダンドロの墓碑へ向かいます。それはトルコのイスタンブールのアヤソフィアにあります。詩のとおり墓碑に耳をあて水の音を聞くと、地下貯水池(イェレバタン・サラユ=バシリカ・シスタン=地下宮殿)に気づきます。

地下ではコンサートが開催されていて人も大勢います。その中で、ウィルスを爆発させようとするシエナらと、阻止しようとするラングドン、シンスキー、シムズらが攻防を展開します。シムズは殺され、シエナはリモート爆弾スイッチを押すが、WHOの電波遮断で動作しませんでした。

シエナは水に飛び込んで自爆しながら、ウィルス拡散をねらいますが、なぜか拡散せず失敗に終わります。ウィルスはシンスキーらWHOが回収します。ラングドンはシンスキーと名残惜しそうに別れます。なくしたと思ってたミッキーマウス時計は返ってきます。そしてヴェッキオ宮殿へこっそりとデスマスクを返しに行きます。

ブシャール、ヴァエンサ、シムズ、シエナなど、主要人物はほとんど犠牲になります。シムズはヴァエンサが死んだにしても、総監自らが乗り込む必要はなかったのではないでしょうか。大機構としてのメリットもあまりないですし。

爆発後もウィルスが拡散しなかった理由は、ゾブリストがそもそも拡散させる気がなかったとは解釈できないのでしょうか。それとも単に、ケースが頑丈だったからという計算ミスだったのでしょうか。あれだけ用意周到だったので、そんなことはあり得ないと思いますが。

全て理解しようと思うと難解ですが、流れにそって謎解きや逃亡劇を楽しめれば、シリーズでは最もわかりやすいサスペンス映画だと思います。スパイアクションのような要素もあるので、ぜひ1度は観ることをおすすめしたいです!

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