映画『ワイルドスピードX2』評価は?ネタバレ感想考察/カーアクションやFBIと組織の騙し合い

『ワイルドスピードX2』あらすじ概要
ワイルドスピードシリーズ第2弾。『ワイルド・スピード』でドミニクを逃して警官を失職したブライアンは、マイアミでストリート・カーレーサーとして生活してた..(ネタバレ感想考察↓)
映画名/邦題 | ワイルド・スピードX2 |
日本公開日 | 2003/8/23 [予告↓]上映時間 108分 |
映倫区分 | 日本 G(年齢制限なし)USA PG-13 |
製作国 | アメリカ |
原題/英題 | 2 Fast 2 Furious |
映画監督 | ジョン・シングルトン |
キャスト 出演者 | ポール・ウォーカー、タイリース、エバ・メンデス、コール・ハウザー、リュダクリス |
配給/製作 | (C)UIP/Original Film、Mikona Productions、ニール・H・モリッツ・プロダクションズ |
シリーズ/関連 | ワイルドスピードシリーズ |
日本興行収入 | 7.0億円 |
世界興行収入 | 2.3億US$(約260億円) |
製作費 | 0.76億US$(約83.6億円) |
平均評価★★★★★65(私の評価↓は含まず)
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『ワイルド・スピードX2』予告動画
ネタバレ感想『ワイルドスピードX2』考察や評価レビュー
この先はネタバレありの感想考察です。続編前作や関連映画は、ワイルドスピードシリーズ一覧も参考にしてください。
『ワイルド・スピードX2』ネタバレ感想の総括
前作『ワイルド・スピード』は、警察の潜入捜査をからめたカーアクションとしてや、チームでの作戦実行ものとしても、とても楽しめる映画でした。その成功を受けての2作目ですが、ヴィン・ディーゼルは出演しておらず、チーム感がない点で少し失速した気がします。
警察ミステリーとしての要素は、前作同様それほど比重は高くないけど、カーアクションの派手さは前作を上回っています。そしてこの派手さは今後のシリーズが進むにつれて、どんどんインフレを起こしていき、リアルを超えていくことになりますが、それがワイルドスピードシリーズの魅力にもなっていきます。
『ワイルド・スピードX2』では、FBIとのやりとりを何度も繰り返して、そのたびに物語が停滞したり、ラストのオチも弱すぎるのが気になりました。一方でブライアンとピアースのバディ感や、FBIや麻薬組織とのだましあい、大量のカーチェイスなど、視聴者にもたくみに隠す頭脳プレーなどは楽しめました。

この映画のおすすめ、5つのポイント
- 潜入捜査のカーアクション映画
- ブライアンとピアースのバディ感
- 大量パトカーからの脱出方法が面白い
- モニカの存在で最後までハラハラ
- 派手なカーアクションが楽しい
少し残念?つっこみどころ、3つのポイント
- FBIとの何度ものやりとりが退屈
- カーターも部下も無能すぎる
- FBIも無能すぎる
『ワイルド・スピードX2』あらすじにそってネタバレ感想
前作でドミニク(ヴィン・ディーゼル)を逃したブライアン(ポール・ウォーカー)は警察に追われる身になって、マイアミでストリートカーレーサーをしながら生活しています。すでにレーサーとしてはカリスマ的存在で、その夜もレース主催の黒人テズ・パーカーに呼び出されて、勝ち抜き賞金を手にします。
しかしレース後にブライアンは、あっさりとFBIにつかまります。こんな簡単に捕まるのなら、今まで警察は何してたんだろうと思います。FBIのビルキンスはブライアンの罪を帳消しにする代わりに、貿易商のカーター・ベローン(コール・ハウザー)の逮捕に協力するよう要請します。
ブライアンは旧友ローマン・ピアース(タイリース・ギブソン)を相棒にして、彼の前科もなしにするという条件で要求をのみます。カーターは貿易商を隠れみのにしながら麻薬取引しています。片腕のモニカは恋人でもあります。モニカの正体は、FBI潜入捜査官ですが、カーターにほれてるようにも見え、敵か味方か不明です。
カーターは強力な運び屋を雇いたいために、カーレースに自身のありそうなメンバーを集めて、実際にレースさせます。ブライアンとピアースはダントツで勝利し、カーターにも認められ、運び屋として雇われます。FBIには脱走を疑われ、カーターにはおどされて見張りもつけられ、モニカには仕事の後で殺されると忠告されます。
このカーレースで、ブライアンらとのライバル的存在がいないのがさみしいです。また、FBIとは何度か直接会って意見交換しますが、そんなリスクおかした割に実のない話ばかりなので観てて退屈です。FBIはブライアンらを働かせるだけで無能にしか見えません。カーターも同様で組織の割に有能人材がゼロなのが気になります。
『ワイルド・スピードX2』ネタバレ結末/ラストシーン
カーターは計画が実行することになり、モニカは目的の空港名をFBIに連絡します。ブライアンはテズにニトロ噴射装置を車の助手席にも取り付けてもらい、ピアースと共に、カーターのために大量の現金輸送を行います。そして大量のパトカーやヘリとカーチェイスしながら、倉庫へと入っていきます。
パトカーに囲まれますが、倉庫のシャッターがいっせいに開くと、中から4WDが出てパトカーの道をふさぎ、大量の車も出てきてブライアンらの車を見失います。警察が追った車にはテズが乗ってました。ピアースは助手席のカーターの部下をニトロ噴射装置でふっ飛ばします。
そしてブライアンも助手席をぶっ飛ばそうとしたところ、終着点はモニカの告げた空港ではなくターポン・ポイントだと言われます。ブライアンはモニカがカーターと一緒にいるため逃げることもできず、指示通りカーターのいる場所へと行き、殺されそうになります。モニカは裏切っておらず、潜入捜査がバレて嘘の目的地を教えられていたのです。
ここでなぜかカーターがすぐにブライアンを殺さず、ピアースが現れるのを待つ流れはさすがにおかしいです。2人は部下を倒し、これまたなぜか用意されたジャンプ台で飛んで、車ごとボートの上へ突っ込みます。そしてまたすぐ銃を撃たないカーターが、逆に撃たれて逮捕されます。
モニカは救い出されて、強奪した現金はFBIへ引き渡されます。ラストでモニカがブライアンに目配せしますが『ワイルド・スピード5 MEGA MAX』のラストにも登場します。ピアースは抜け目なく、現金を抜き取ってますが、後でFBIが現金を数えればバレそうです。カーターの部下のせいにでもするのかもしれません。
全体をとおしては前作より面白みが増してる気がしますが、脚本の甘さというか演出の悪さ?によってご都合主義的な展開が多いのが残念です。あとピアースと一緒にカーアクションしてる時に、前作のような連携プレーがほとんどなかったのもさみしいです。
最初と中盤に出てきた、車の機能を無効にする装置は、かなり強力なのでワイルドスピードシリーズの天敵になりそうな気がしたけど、この作品以降は出てないですよね。物語のバランスをくずしかねないので封印されたのでしょうか。
ヴィン・ディーゼルがカメオ出演(端役)でさえ出てないのはこの作品だけなので、シリーズのファンには物足りないかもしれません。しかしピアースやテズはシリーズの重要キャラになるので、ぜひ1度は観ることをおすすめします!
続編前作や関連映画は、ワイルドスピードシリーズ一覧も参考にしてください。
『ワイルドスピードX2』シリーズ順番・映画ランキングや映画賞

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