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映画『ちはやふる 下の句』評価は?ネタバレ感想考察あらすじ/かるたクイーン詩暢の存在感が千早圧倒

映画ちはやふる 下の句

『ちはやふる 下の句』あらすじ概要

前作『ちはやふる 上の句』で都大会優勝を果たし、全国大会への出場が決定した瑞沢高校の競技かるた部。千早は新とまた一緒にかるたしたいがために、同級生かつクイーンの若宮詩暢(しのぶ)に勝つことに固執してしまう。や..(ネタバレあらすじ↓)

映画名/邦題 ちはやふる 下の句
日本興行収入12.2億円興行収入ランキング
平均評価★★★★★74私の評価↓は含まず)
シリーズ/関連ちはやふる実写版シリーズ < 前作続編 >
日本公開日 2016/4/29 [予告↓]上映時間 103分
映倫区分日本 G(年齢制限なし)
映画監督小泉徳宏
キャスト
出演者
広瀬すず、野村周平、真剣佑、松岡茉優、上白石萌音、矢本悠馬
配給/製作/画像©東宝/ROBOT

『ちはやふる 下の句』予告動画

『ちはやふる 下の句』ネタバレあらすじや結末

この先はネタバレありのあらすじです。続編前作や関連映画は、ちはやふる実写版シリーズ一覧もご参考に。

前作『ちはやふる 上の句』ラストで新(あらた)が、競技かるたを止めると言ったので、千早(広瀬すず)と太一(野村周平)は気になって福井へ行きます。新(真剣佑。あらた)と土手ドンした千早は、新のかるたの目標でもあった祖父の死を知り、何もできずに福井を去ります。

千早は現在のクイーン若宮詩暢(松岡茉優。しのぶ)が同級生で新とも親しくて、全国大会の個人戦で戦うことになりそうだと知り闘志を燃やします。若宮詩暢を倒せば、新がかるたを再開すると信じて、対しのぶ用の左利き対策を1人だけですすめ、かるた部の仲間のことは見えなくなります。

太一はなかなかA級に上がれず、新に電話して「かるたが一番楽しかった時をイメージしろ」とアドバイスされます。新はその言葉を祖父に教わったのです。亡き祖父の四十九日法要の時、詩暢とかるたをしますが、新は心ここにあらずで、詩暢はやめてしまいます。

太一は千早をのぞく4人だけで大会を戦うといいつつ、自分もA級に上がれなくていらだちます。千早はかるた部員らを避けて、白波会や北央学園へ出稽古へ行きます。北央の須藤にも完敗して「東京代表だと忘れるな」と叱責され、秘伝の全国大会対策ノートを渡されます。雨に降られてずぶ濡れになります。

全国大会は滋賀県の近江神宮で開催されます。千早とかるたクイーン若宮詩暢は、神様が通ると言われる階段ですれ違います。詩暢は新に「個人戦か団体戦か、どっちが純粋なかるたか証明したるわ」「団体戦なんか、お遊びやったって、全員に言わせたるわ」と名言をはきます。

そんな1人かるたの詩暢に対して、千早は団体戦にのぞみますが、なんと途中で倒れて棄権となります。それでも机くんの初勝利などもあって、そこそこ勝ち抜けたようです。しかしメインは個人戦となり、詩暢の言葉の正しさを裏付けたような展開になります。原田先生「個人戦こそ団体戦」

『ちはやふる 下の句』ネタバレ結末と最後/ラスト

千早と詩暢の個人対決は。前半圧倒された千早「できない、できない、勝つ想像が」となりますが、かるた部員や一緒に戦う太一のフォローにより、やっと集中ゾーンに入り、詩暢の一番得意札「しのぶれど」も自分の得意札「ちはやふる」もゲットし、詩暢は悔しいけどうれしそうな顔をします。

ラストは、さすがにまだクイーンに17枚差をつけられて千早の完敗です。別れ際に千早「楽しかったね。また、かるたしようね」、詩暢「いつや」、千早「クイーン戦で!」。かるたクイーン若宮詩暢は無表情で去りますが、内心は好敵手を見つけてうれしそうです。

ラストでは、千早vs詩暢のクイーン戦と、太一vs新の名人戦、が行われる未来の想像図で終わります。続編となる『ちはやふる 結び』へとつながるようです。

ネタバレ感想『ちはやふる 下の句』解説や評価レビュー

この先はネタバレありの感想考察です。続編前作や関連映画は、ちはやふる実写版シリーズ一覧もご参考に。

私の評価 ★★★★★70/100(60が平均)[レビューサイト評価↑]

マンガが原作で、前作『ちはやふる 上の句』とはセットの続編で、百人一首かるたに青春をかける高校生のスポ根というか部活映画です。一般的にはあまりなじみのない「競技かるた」ですが、ルールや技など知らなくても主人公たちの勝敗やチームプレーに一喜一憂させられます

私の感想や評価は、素晴らしい出来の『上の句』を見た後すぐにでも見たくなった『下の句』ですが、期待値が上がりすぎてたかもしれないけど、上の句ほどの感動は味わえませんでした。それでも好敵手かるたクイーン若宮詩暢の演技や名言のおかげで、中盤以降の盛り上がりには熱くなれます。

特に「しのぶれど」を取られた時の詩暢を演じる松岡茉優は悔しさと、好敵手を見つけたうれしさと、勝ちたいと思う情熱とが交差したような複雑な表情を見事に演じて、前作で輝いてた広瀬すずさえ主役食いされそうな勢いです。いつも無表情の詩暢が心をあらわにした瞬間でしびれます。「ちはやふる」の札を取った時の千早の目の輝きも、詩暢の喜びと同種に感じ、初めて並んだ瞬間がわかります。

後半の決戦に比べて前半は人間ドラマ中心なので、キャラの葛藤を見せたいのはわかるけどやや退屈に感じます。部室のエアコンや吹奏楽部の問題など、どれも千早、太一、新の停滞感を表すエピソードばかりなので短めにまとめてほしいです。秘伝ノートずぶ濡れ問題は脚本ミスと思うけど、別の日だと信じたいです。

前半で唯一輝いてたのも、かるたクイーン若宮詩暢で、かるたをやめた新には「冬眠から覚めたら夏休みか」「かるたするのは自分のために決まってるやん」と名言をはき、原宿限定ダディベアのタオルには少女っぽい興奮も表現します。近江神宮の神様の階段で千早と初めて相まみえる瞬間はゾクゾクします。

詩暢が新に言った「重役出勤ごくろうやな。待ちくたびれて琵琶湖へパラグライダーしに行こうと思うとったとこや」はすべりぎみですけど。あと原田先生の「個人戦こそ団体戦」という方向性は1つの解ではあるけれど、詩暢を納得させるには、やはり団体戦でかるたの面白さを見せてほしかったです。

最大の見どころである、ラストの千早vs詩暢は緊迫した試合が表現されますが、千早が復活する過程が『上の句』での机くんと比べると見劣りする気がします。他の競技かるた部員の存在意義がないのも残念です。

試合が終わった後、千早「また、かるたしようね」、詩暢「いつや」というやり取りは2人のキャラの差を明確に表現してるだけでなく、とても自然な演技として2人の女優の役者としての火花が散ってるようにも感じます。続編で完結編でもある『ちはやふる 結び』は2018年春の公開予定なので楽しみです!

この映画のおすすめ、6つのポイント

  • 熱いスポ根部活の映画
  • 千早のかるた馬鹿っぷり
  • クイーン若宮詩暢のキャラ
  • クイーン詩暢の名言集
  • 個人戦でみせるチームプレー
  • 家族や子供とも安心して楽しめる
映画ちはやふる 下の句

少し残念?つっこみどころ、4つのポイント

  • 千早のうだうだ展開にノレない
  • 部員のばらばら展開もノレない
  • 北央の秘伝ノートがずぶ濡れ?
  • 新の解説キャラぶり

続編前作や関連映画は、ちはやふる実写版シリーズ一覧もご参考に。

『ちはやふる 下の句』シリーズ順番・映画ランキングや映画賞

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