海外ドラマ解説『ゲーム・オブ・スローンズ』地図/シーズン別ネタバレ感想/ヴァリリア鋼一覧/スピンオフも
海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』(ゲースロ/GOT)の解説書です。初心者用の前提知識や、シーズン毎のキャラと出来事をまとめてます。外伝/スピンオフの情報も。
スピンオフ海外ドラマ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』『シーズン2』もご参考に。
『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン1を観る前の前提知識
『ゲーム・オブ・スローンズ』は、アメリカの大長編テレビドラマシリーズで、シーズン8の完結編までで73話(1話は約1時間)の物語です。原作小説は、ジョージ・R・R・マーティン著のファンタジー小説『氷と炎の歌』
七王国(7国を覚える必要なし)とは、かつてウェスタロス大陸で栄えましたが、約300年前に「エイゴン・ターガリエン」が統一。ターガリエン家を倒した現在の王はロバート・バラシオンであり、その時の盟友が北部を治めるエダード・スターク通称ネッド。
ゲーム・オブ・スローンズ略称ゲースロ/GOTは、王都キングズランディングの「鉄の玉座/アイアン・スローンズ」を奪い合う家系の物語なので、名字/姓が重要。もう1つ、壁の北から来るホワイトウォーカーが率いるゾンビ軍団との戦いも描かれます。
世界観は中世ヨーロッパで男性社会なので、女性・子ども・障害者はひどくしいたげられます。しかしこれら「弱き者」や「大切なものを失った者」こそが生き残り「恵まれて生まれた者」に取って代わるのがゲームオブスローンズの魅力です。
- キングズランディング(バラシオン王家/王妃ラニスター家)
- ウィンターフェル(スターク家)
- ペントス(ターガリエン家の生き残り兄妹)
- アイリー(アリン家=ネッドの妻キャトリンの家系)
- カースルブラックと壁(ナイツウォッチ=家系でなく流刑地ぽい)
第一章「七王国戦記」ネタバレ解説(シーズン2観る前に)
- ジョフリー新王が、エダード・スタークを公開処刑
- デナーリスが火葬からドラゴン3頭と出てくる
- ジョフリーがサーセイとジェイミーの近親相姦の子
- 七王国のロバート王が急死
- ジェイミーがブランを塔から突き落とす
『ゲーム・オブ・スローンズ』第一章(シーズン1)「七王国戦記」終了時点の主要舞台場所と人物一覧は下のとおり。色分け(姓より血統や強い関係性。部下は含まず):スターク家、ラニスター家、バラシオン家、ターガリエン家。
- 北の壁(ジョン・スノウ、メイスター・エイモン、ナイツ・ウォッチ達)
- 北の壁へ(アリア・スターク、ジェンドリー、ヨーレン)
- ウィンターフェル(ブラン・スターク、リコン・スターク)
- 北部(北の王ロブ・スターク、王母キャトリン、シオン・グレイジョイ、捕虜ジェイミー・ラニスター)
- ハレンホールへ(タイウィン・ラニスター軍)
- 鉄の玉座(ジョフリー・バラシオン王)
- キングズランディング(サーセイ・バラシオン、王妃候補サンサ・スターク。到着前:ティリオン・ラニスター、ブロン)
- エッソス大陸(デナーリス・ターガリエン、ジョラー・モーモント、子ドラゴン3頭)
- 前の王の手ジョン・アリン(毒殺?。登場せず)
- ロバート・バラシオン王(byランセル、サーセイ?)
- 北の王エダード・スターク通称ネッド(byジョフリー王の命令)
- ドスラク人の王カール・ドロゴ(by征服地の妖女)
- デナーリスの兄ヴィセーリス(byカールドラゴ、デナーリス達)
- ロングクロウ: ジオー・モーモント⇒ジョン・スノウ
- ヴァリリア鋼の短剣: ブランの暗殺者⇒キャトリン⇒リトルフィンガー
- 大剣アイス: エダード・スターク⇒不明
『ゲームオブスローンズ』シーズン1ネタバレあらすじ
赤字は重要人物です。記事上の地図を参考にしてください。
北の壁・カースルブラック
長い夏が終わり「冬来たる」(スターク家の標語)。ホワイト・ウォーカーと呼ばれる、死人をあやつる化物が出現。壁の北の人間(野人)の侵入を見張るナイツ・ウォッチは、最大拠点のカースルブラック(黒の城)で警戒します。
北の王エダード・スターク通称ネッドの落とし子ジョン・スノウは、王妃や妹に好かれず、ナイツ・ウォッチに志願してウィンターフェル城から北の壁へ向かいます。王ロバート・バラシオンの王妃の実弟ティリオン・ラニスターも同行。
ウィンターフェルから王都へ
ウィンターフェル城のスターク家の子6人は、ダイアウルフの子を得ます。その父・エダード・スターク通称ネッドは、王ロバート・バラシオンの要請で「王の手=王国No2」となり、王都キングズランディングへ向かいます。
王一家がウィンターフェル城に滞在中、ブラン・スターク(4人目の実子)が負傷。王妃ラニスター家が犯人と知ったキャトリン・スターク(ネッドの妻)は、夫を追って王都へ。
王都へ戻るティリオン・ラニスターは、キャトリンに捕まり、その妹ライサ・アリンのアイリー城へ連行されるが後に釈放。王都では王ロバートが死に、王妃が長男ジョフリーを王に。ジョフリーが王妃とその弟ジェイミーの近親相姦の子と気づいたネッドは、はめられて死刑に。
ウィンターフェル城から挙兵したロブ・スターク(長男)は、王妃の双子の弟ジェイミー・ラニスターを捕らえます。王都のサンサ・スターク(長女)は、残酷なジョフリー王の妻候補に。アリア・スターク(次女)は男装して北へ逃走。
エッソス大陸
前王エイリス・ターガリエンの実子ヴィセーリスは、実妹デナーリスを騎馬民族ドスラク人の王カール・ドロゴに嫁がせます。その戦力で海を渡り、王都の「鉄の玉座」奪還が目標。しかしヴィセーリスは殺害され、カールも死亡。その火葬中、デナーリスは卵から生まれたドラゴン3頭と共に無事でした。
『ゲームオブスローンズ』シーズン1ネタバレ感想
ホワイトウォーカーというゾンビの親玉が敵になると思ったけど、その話は冒頭のみ。メインストーリーは家系の繁栄と生き残り戦略。大量の人名と地名をあびせられるが、シーズン1は王家と北のスターク家のみ覚えればOKな感じです。
「狂王を倒した家系がまた狂王を生む」という皮肉。女性、子ども、小人など弱き者は臆病ゆえに生き残り、今後の世界にどう影響を与えていくのか楽しみです。ゾンビに始まり、ドラゴンに終わる序章、ファンタジー度は増すのでしょうか。
第二章「王国の激突」ネタバレ解説(シーズン3観る前に)
- ブラック・ウォーターの戦い(タイウィン到着でラニスター勝利)
- スタニスの女祭司メリサンドルが魔術でレンリーを殺害
- 壁の北のホワイト・ウォーカーとワイト軍団
- シオン・グレイジョイが裏切り、ブランとリコンを焼殺?
- ジョフリー王が、サンサでなくマージェリーとの結婚を宣言
- デナーリスが、クァースでザロらを出し抜く
『ゲーム・オブ・スローンズ』第二章(シーズン2)「王国の激突」終了時点の主要舞台場所と人物一覧は下のとおり。色分け(姓より血統や強い関係性。部下は含まず):スターク家、ラニスター家、バラシオン家、ターガリエン家。
- 壁の北(ジョン・スノウ、サム・ターリー、ナイツ・ウォッチ達)
- ウィンターフェル(捕虜シオン・グレイジョイ)
- 北部(北の王:ロブ・スターク、王妃タリサ、王母キャトリン)
- ハレンホール脱出(アリア・スターク、ジェンドリー)
- ドラゴンストーン(スタニス・バラシオン、メリサンドル、ダヴォス)
- キングズランディングへ(ジェイミー・ラニスター、ブライエニー)
- 鉄の玉座(ジョフリー・バラシオン王)
- キングズランディング(王の手タイウィン・ラニスター、サーセイ・バラシオン、王妃候補マージェリー・タイレル、ティリオン・ラニスター、サンサ・スターク)
- エッソス大陸のクァース(デナーリス・ターガリエン、ジョラー・モーモント、ドラゴン3頭)
- 前王ロバートの末弟レンリー・バラシオン(byメリサンドルの魔術)
- ロングクロウ: ジョン・スノウ
- ヴァリリア鋼の短剣: リトルフィンガー?
- 大剣アイス: 持ち主不明
『ゲームオブスローンズ』シーズン2ネタバレあらすじ
下の赤字は重要人物。公式サイト「第ニ章の相関図」
壁の北
ジョン・スノウとナイツウォッチ達は、クラスターという実娘達と交わる男の砦を経て「最初の人々のフィスト」に到着。野人イグリットとさまようジョンは野人の一員に。サム・ターリーはホワイトウォーカー率いるワイト(ゾンビ)軍団に遭遇。
北部・ウィンターフェル城
ロブ・スタークはレンリーやグレイジョイ家との同盟を画策。ロブは、フレイ家との婚姻約束を破ってタリサと結婚。キャトリン・スタークは娘と交換するため、ジェイミー・ラニスターを解放し王都へ向かわせ、ブライエニーを護衛に。
シオン・グレイジョイは、鉄諸島(くろがね)へ戻り、共に育ったロブの援軍を要請。しかし父ベイロンは、シオンの姉ヤーラを指揮官として王位争奪戦へ参戦。シオンもスターク家を裏切り、ウィンターフェル城を奪取するが、何者かに裏切られて捕虜に。ブラン・スターク、リコン・スタークは焼死体に?
ハレンホール城
壁へ向かうアリア・スターク、ジェンドリー(前王ロバートの落とし子だが本人知らない)は、隊長ヨーレンを殺害され、ラニスター兵にハレンホール城へ連行されます。タイウィン・ラニスターの酌取りになったアリアは、捕虜から解放したジャクェン・フ=ガーの恩返しで脱出。
ストームズエンド、ドラゴンストーン
前王ロバートの末弟レンリー・バラシオンは、ストームズエンドで大女ブライエニーをキングズガードに。その兄スタニス・バラシオンはドラゴンストーン城を拠点とし、光の王の女祭司メリサンドルの魔術で弟レンリーを暗殺して軍を吸収。
レンリーの妻マージェリー・タイレルと、その兄ロラス・タイレルは、リーチ(地名)のハイガーデン(タイレル家の拠点)へ戻ります。ブライエニーは、レンリーとの同盟に来たキャトリンに仕え、ロブ・スタークの所へ向かいます。
キングズランディング
戻ったティリオン・ラニスターが王の手に。王母サーセイの娘ミアセラは、ドーンのマーテル家へ。ブラックウォーターの戦いでスタニス軍に屈しかけたが、タイウィン・ラニスターが到着し勝利し王の手に。ジョフリー王は、マージェリー・タイレルとの結婚を宣言。
エッソス大陸のクァース
ドスラク人から見放されたデナーリス・ターガリエンは、赤の砂漠の南の町クァースの「十三人組」の1人ザロのおかげで命拾いします。ザロが町で反乱を起こすと、デナーリスは奪われたドラゴンを取り戻し、ザロを閉じこめて出発。
『ゲームオブスローンズ』シーズン2ネタバレ感想
MVPは、知恵で苦境をかいくぐるティリオン。彼の活躍なくしては、ラニスター家はすぐ滅びそう。一番驚いたのは、レンリーの暗殺方法。ゾンビもドラゴンもいる世界だけど、あんな魔術あるなら弟より王に使った方が有意義だったのでは?
レンリーの妻マージェリーは不幸な女性と思いきや、ちゃっかりジョフリー王の妻になり、タイレル家も王位争奪に参戦ですね。アリア、ジョン・スノウ、デナーリスなど弱き者の成長はうれしいが、シオンの闇落ちは悲しすぎ。
第三章「戦乱の嵐 前編」ネタバレ解説(シーズン4観る前に)
- フレイ家とボルトン家は、ロブとキャトリンと北軍を虐殺
- ラムジーがシオン・グレイジョイの男を切り落とした
『ゲーム・オブ・スローンズ』第三章(シーズン3)「戦乱の嵐 前編」終了時点の主要舞台場所と人物一覧は下のとおり。色分け(姓より血統や強い関係性。部下は含まず):スターク家、ラニスター家、バラシオン家、ターガリエン家。
- 壁の北(ブラン・スターク、ホーダー、ジョジェン・リード、ミーラ・リード)
- カースルブラック(ジョン・スノウ、サム・ターリー、メイスター・エイモン、ナイツ・ウォッチ達)
- 壁の南周辺(イグリット、トアマンド、野人達)
- アンバー家の城へ(リコン・スターク、野人オシャ)
- ウィンターフェル近くの城(ラムジー・スノウ、シオン・グレイジョイ)
- ツイン城(ウォルター・フレイ、ルース・ボルトン、外:アリア・スターク、サンダー・クレゲイン通称ハウンド)
- ドラゴンストーン城(スタニス・バラシオン、妻セリース、娘シリーン、メリサンドル、王の手ダヴォス、逃亡:ジェンドリー)
- 鉄の玉座(ジョフリー・バラシオン王)
- キングズランディング(王の手タイウィン・ラニスター、王妃候補マージェリー・タイレル、サーセイ・バラシオンと婚約者ロラス・タイレル、ティリオン・ラニスターと妻サンサ・スターク、オレナ・タイレル、ヴァリス、ピーター・ベイリッシュ通称リトルフィンガー、ジェイミー・ラニスター、ブライエニー)
- エッソス大陸のユンカイ(デナーリス・ターガリエン、ジョラー・モーモント、バリスタン・セルミー、ダーリオ・ナハーリス、ミッサンディ、グレイワーム、ドラゴン(ドロゴン、レイガル、ヴィセーリオン))
- ロブ・スターク(byウォルター・フレイ、ルース・ボルトン)
- キャトリン・スターク(同上)
- ロブの妻タリサ(同上)
- ナイツウォッチ総帥ジオー・モーモント(byナイツウォッチの反乱)
- ロングクロウ: ジョン・スノウ
- ヴァリリア鋼の短剣: リトルフィンガー?
- 大剣アイス: 持ち主不明
『ゲームオブスローンズ』シーズン3ネタバレあらすじ
下の赤字は重要人物です。公式サイト「第三章の相関図」
壁の周辺
ジョン・スノウは、野人を統率するマンス・レイダーに会い、ホワイトウォーカーから逃げるため南下することを同意。野人イグリットを愛し、共に壁の頭頂に成功。しかし壁の内側での虐殺で意見が食い違い、ジョンは野人から逃亡。
サム・ターリーは、ナイツウォッチと合流しクラスター砦へ。砦で主とナイツウォッチが殺し合いになり、サムは野人ジリとその娘をつれて脱出。サムは、ドラゴングラスでホワイトウォーカーを倒し、カースルブラックへ戻ります。
ブラン・スターク一行は、不思議な能力者ジョジェン・リードと姉ミーラと合流。ブランも獣や人に乗り移るウォーグ、遠くや過去未来を見れるグリーンサイト(三つ目の鴉)の能力者。ホワイトウォーカーを倒すため壁の北へ。サムからドラゴングラスを渡されます。リコン・スタークと野人オシャはアンバー家へ。
ウィンターフェル城の周辺
ウィンターフェル城を奪った後、何者かに捕らわれ拷問されたシオン・グレイジョイは、ブラン・スタークとリコンは生きてると白状。シオンの男根を切り、リーク(悪臭)と名付けたのは、ルース・ボルトンの落とし子ラムジー・スノウと判明。
リヴァーラン城・ツイン城の周辺
北の王ロブ・スタークと王母キャトリン・スタークは、祖父の葬式のためリバーラン城へ。カースターク家と反目して大軍を失い、仕方なくツイン城のフレイ家へ。約束破ったロブの代わりにおじのエドミュアがフレイ家の娘と結婚。
しかし結婚式の場でロブもキャトリンも兵も惨殺(レッドウェディング)されます。ウォルター・フレイとルース・ボルトンは、ラニスター家についたのです。
アリア・スタークは、傭兵団ブラザーフッドに捕まります。その首領ベリック・ドンダリオンは、サンダー・クレゲイン通称ハウンドとの決闘で死ぬが、光の王の祭司ミアのソロスにより生き返ります。何度も生き返ってるそうです。
ブラザーフッドに解放されたハウンドは、逃亡したアリアを捕まえて、その母キャトリン・スタークに身代金をもらうため、ツイン城へ向かいます。到着した日、ロブもキャトリンも殺害されたので、ハウンドはアリアを連れて逃げ切ります。
ドラゴンストーン城
光の王の女祭司メリサンドルは、ブラザーフッドからジェンドリー(前王ロバート・バラシオンの落とし子)を買いドラゴンストーン城へ。前王の血と魔術でジョフリー王、ロブ・スターク、ベイロン・グレイジョイを呪い、敗戦で自信なくしたスタニス・バラシオンをふるい立たせます。ダヴォスはジェンドリーを逃します。
キングズランディング城と周辺
王の手タイウィン・ラニスターは、タリー家と婚姻するリトルフィンガーの後任として、次男ティリオン・ラニスターを大蔵大臣に。ティリオンは、自分の殺害を命じたのがジョフリー王と知ります。王家の多額の借金にも気づきます。
宦官ヴァリスは、リトルフィンガーがサンサ・スタークを同行しないよう、サンサとロラス・タイレルの婚姻を、オレナ・タイレルに提案。しかしスタークとタイレルの同盟を防ぐため、タイウィンはサンサとティリオンを結婚させ、王母サーセイ・バラシオンはロラスと婚約させます。
ジェイミー・ラニスターは、ボルトン家に捕まり右手を切り落とされた後、女戦士ブライエニーを伴ってキングズランディング城へ帰還。
エッソス大陸のアスタポアとユンカイ
デナーリス・バラシオンは、ドラゴンを使いアスタポアの奴隷軍アンサリード8,000人、その指揮官グレイワーム、通訳ミッサンディを仲間にし、バリスタン・セルミーをクイーンズガードに任命。
デナーリスは、ユンカイでも奴隷解放を要求するが拒否されます。しかし町を守る傭兵集団セカンドサンズの首領の1人ダーリオ・ナハーリスが、傭兵2,000人を連れて寝返ってきます。元奴隷たちはデナーリスを、ミサ(母)とたたえます。
『ゲームオブスローンズ』シーズン3ネタバレ感想
MVPは、デナーリス・ターガリエン。シーズン1冒頭の弱々しい女性が、ついに女王になった瞬間を見て涙しました。一方「ロブ、キャトリン、北軍が虐殺される」という、シリーズ中で最もひどいトラウマシーンがあるのも印象的。
これで最大の敵は「ジョフリー王とそのラニスター家に使えるボルトン家やフレイ家」であり、それをスターク家とターガリエン家ゆかりの者が倒す構図が見えてきました。また、ホワイトウォーカーもラスボスになりそうな予感。
第四章「戦乱の嵐 後編」ネタバレ解説(シーズン5観る前に)
- 野人vsナイツウォッチの壁防衛戦
- ティリオンがシェイとタイウィン殺害後に逃亡
- 残酷王ジョフリーの毒殺死
- マウンテンとオベリン・マーテルの決闘裁判
- ブライエニーがハウンドを倒した
『ゲーム・オブ・スローンズ』第四章(シーズン4)「戦乱の嵐 後編」終了時点の主要舞台場所と人物一覧は下のとおり。色分け(姓より血統や強い関係性。部下は含まず):スターク家、ラニスター家、バラシオン家、ターガリエン家。
- ウィアウッド(ブラン・スターク、ミーラ・リード、ホーダー)
- 壁の北(ジョン・スノウ、マンス・レイダー、トアマンド、スタニス・バラシオン、メリサンドル、ダヴォス)
- カースル・ブラック(サム・ターリー、ジリ、捕虜トアマンド、メイスター・エイモン)
- 北部ドレッドフォート城と周辺(ルース・ボルトン、ラムジー・ボルトン、シオン・グレイジョイ)
- ベイルのアイリー城と周辺(ピーター・ベイリッシュ通称リトルフィンガー、サンサ・スターク、周辺:ブライエニー、ポドリック、死亡?サンダー・クレゲイン通称ハウンド)
- 鉄の玉座(トメン・バラシオン王)
- キングズランディング(サーセイ・バラシオン、ジェイミー・ラニスター、王妃候補マージェリー・タイレル、オレナ・タイレル)
- エッソス大陸へ(アリア・スターク、別船:ティリオン・ラニスター、ヴァリス)
- エッソス大陸のミーリーン周辺(デナーリス・ターガリエン、ダーリオ・ナハーリス、バリスタン・セルミー、グレイワーム、ミッサンディ、ドラゴン(ドロゴン、レイガル、ヴィセーリオン)、追放:ジョラー・モーモント)
- ジョフリー・バラシオン王(毒殺)
- タイウィン・ラニスター(byティリオン)
- ティリオンの元恋人シェイ(byティリオン)
- ジョジェン・リード(byワイト)
- ジョン・スノウの恋人イグリット(by少年オリー)
- キャトリンの妹ライサ・タリー(byリトルフィンガー)
- ドーン王弟オベリン・マーテル(byマウンテン)
- ロングクロウ: ジョン・スノウ
- ヴァリリア鋼の短剣: リトルフィンガー?
- ネッドの大剣アイス⇒オウスキーパー(誓約を果たすもの): ジェイミー⇒ブライエニー
- ネッドの大剣アイス⇒ウィドウズウェイル(未亡人の嘆き): ジョフリー王⇒不明
『ゲームオブスローンズ』シーズン4ネタバレあらすじ
下の赤字は重要人物です。公式サイト「第四章の相関図」
壁の周辺
ブラン・スタークはグリーンサイト能力で見た、北のウィアウッド(森の子らの木)を目指す途中、クラスター砦に捕まります。一方、ジョン・スノウもクラスター砦へ行き、野人に情報をもらさぬようナイツウォッチ反乱者を殺害します。
ブラン一行は解放され、ジョジェン・リードが犠牲になりながらも、ウィアウッドの下の洞窟に到着し「三つ目の鴉」と森の子らの生き残りに出会います。
壁を攻める野人とナイツウォッチが混戦。イグリットは死亡。トアマンドは捕虜に。巨人は多くのナイツウォッチの犠牲で止められます。ジョンは、野人統率者マンス・レイダーに共闘を求めに出向くが、スタニス・バラシオン軍に包囲されます。
北部のドレッドフォート城など
ロブらを虐殺したルース・ボルトンは北部総督に任命され、ドレッドフォート城へ。ルースの落とし子ラムジー・スノウは、シオン・グレイジョイを使って重要拠点モウト・ケイリン政略に成功し、ラムジー・ボルトンに昇格。
ベイルのアイリー城周辺
ラニスター家による北部包囲網のため、ピーター・ベイリッシュ通称リトルフィンガーは、ライサ・タリーと結婚。ライサは、王の手だった元夫ジョン・アリンの毒殺を告白。リトルフィンガーの計画です。リトルフィンガーはライサを月の扉から転落死させ、目撃者サンサ・スタークは事実を隠します。
アリア・スタークを連れたサンダー・クレゲイン通称ハウンドは身代金目当てでアイリー城へ。途中アリアはニードルを取り返します。ポドリック同行のブライエニーは、ハウンドを激闘で倒し、アリアは単身ブレーヴォスへ旅立ちます。
キングズランディング
祝宴中、ジョフリー王は毒殺され、ティリオン・ラニスターは投獄。その妻サンサ・スタークは、王殺害計画者リトルフィンガーと逃亡。王暗殺実行犯はオレナ・タイレル。孫娘マージェリー・タイレルを残虐王に嫁がせたくなかったからです。
ティリオンは、父タイウィン・ラニスター、姉サーセイに嫌われ、裁判で元恋人シェイにも裏切られて決闘裁判に。ドーン王弟オベリン・マーテルは姉エリア(狂王の子レイガーの妻)を殺したマウンテンと戦うが殺され、ティリオンの死刑が確定。
兄ジェイミー・ラニスターはキングズガード職を捨て、ティリオンを逃します。ティリオンは、元恋人シェイと父を殺害後、ヴァリスの手引きで船で脱出。
エダード・スタークのヴァリリア鋼の剣「アイス」は溶かされ、1本はジェイミーが、サンサ捜索へ出るブライエニーに渡し「オウスキーパー」(誓約の守り手)に。1本はジョフリーからジェイミーに渡り「ウィドウズ・ウェイル」(未亡人の嘆き)に。
エッソス大陸のミーリーン
デナーリス・ターガリエンは、奴隷商人湾の町ミーリーンで奴隷解放し親方達をはりつけに。親方達がアスタポア、ユンカイで反発し、デナーリスは説得のため出発。バリスタンにスパイとばれたジョラー・モーモントはデナーリスにより追放。
『ゲームオブスローンズ』シーズン4ネタバレ感想
MVPはティリオン・ラニスター。一族や元恋人から裏切られながらも、復讐して生きのびました。次点は、強敵ハウンドを激戦の末倒したブラエニー。ジョフリー王の死は当然だけど、彼に反省させる間もなかったのは残念。
逆に決闘裁判でのオベリンは、マウンテンに後悔させようとして返り討ちにあい悲惨でした。ナイツウォッチvs野人の壁での戦いも見ごたえあります。2体でしたが巨人の迫力もすごい。あの超大型弓矢をもっと使えば強そうなのに。
デナーリスは自分がうけてきた仕打ちの影響か「奴隷解放」にこだわりすぎて、七王国への侵攻は二の次になってきましたね。腹心ジョラーも失いどうなるのか。本章の舞台は広く分散したので、次章以降の集束が楽しみです。
第五章「竜との舞踏」ネタバレ解説(シーズン6観る前に)
- ジョン・スノウがナイツウォッチに殺害される
- ナイトキング(夜の王)とホワイトウォーカーの襲撃
- サーセイが投獄され、全裸で町を歩くことに
- 娘をいけにえにしたスタニスは敗戦し、ブライエニーに討たれる
- ドロゴンに救われたデナーリスが、ドスラク人の捕虜に
『ゲーム・オブ・スローンズ』第五章(シーズン5)「竜との舞踏」終了時点の主要舞台場所と人物一覧は下のとおり。色分け(姓より血統や強い関係性。部下は含まず):スターク家、ラニスター家、バラシオン家、ターガリエン家。
- カースルブラック(死体:ジョン・スノウ、トアマンド、ダヴォス、ナイツウォッチ達)
- ウィンターフェル城と周辺(ラムジー・ボルトン、逃亡:サンサ・スターク、シオン・グレイジョイ、北へ:ブライエニー、ポドリック)
- 鉄の玉座(トメン・バラシオン王)
- キングズランディング(サーセイ・バラシオン、クァイバーン、グレガー・クレゲイン通称マウンテン、ハイスパロー、投獄:ロラス・タイレル、マージェリー)
- キングズランディングへ(ドーンから:ジェイミー・ラニスター、ブロン)
- リーチのシタデルへ(サム・ターリー、ジリと子)
- エッソス大陸(デナーリス・ターガリエン、ティリオン・ラニスター、ダーリオ・ナハーリス、ミッサンディ、グレイワーム、ドラゴン(ドロゴン、レイガル、ヴィセーリオン)、追放:ジョラー・モーモント)
- ジョン・スノウ(byアリザー・ソーン達)
- スタニス・バラシオン(byブライエニー)
- スタニスの娘シリーン(byメリサンドル、スタニス)
- スタニスの妻セリース(娘の死後に自殺)
- ミアセラ・バラシオン(byエラリア・サンド)
- デナーリスのクイーンズガードのバリスタン・セルミー(byハーピーの息子たち)
- ナイツウォッチのメイスター・エイモン(老衰)
- アリアの師シリオを殺したマーリン・トラント(byアリア)
- ロングクロウ: ジョン・スノウ
- ヴァリリア鋼の短剣: リトルフィンガー?
- オウスキーパー: ブライエニー
- ウィドウズ・ウェイル: 持ち主不明
『ゲームオブスローンズ』シーズン5ネタバレあらすじ
下の赤字は重要人物です。公式サイト「第五章の相関図」
壁の北東ハードホーム、カースルブラック
スタニス・バラシオンはマンス・レイダーを火刑後、ウィンターフェル城へ出兵。新総帥ジョン・スノウはトアマンドの協力をえて野人説得に船でハードホームへ。そこへナイトキング(夜の王)、ホワイトウォーカーが襲来。多くの死体がワイト(ゾンビ)に。ドラゴングラスも失うが、ヴァリリア鋼の剣も有効と判明。
メイスター・エイモン亡き後、サム・ターリーはメイスターの修行へ、リーチのシタデルにジリ同伴で出発。カースルブラックへ戻ったジョン・スノウは、ナイツウォッチの裏切り者としてアリザー・ソーンや少年オリー達に殺害されます。
ウィンターフェル城と周辺
サンサ・スタークは、リトルフィンガーに連れられてウィンターフェル城へ戻り、ラムジー・ボルトンと結婚。ひどい仕打ちをうけます。サンサは、シオン・グレイジョイがブランとリコンを殺害したと思ってたが、生存してると知ります。
ウィンターフェル城へ進軍したスタニス・バラシオンは、ラムジーに食料等を焼かれ、メリサンドルの指示で娘シリーンを火刑でいけにえに。しかし戦いは城外へ出たラムジー軍により全滅。ブライエニーがレンリーのかたきとしてスタニスを討ちます。ラムジー不在中、サンサとシオンは城壁から雪へ飛んで逃亡。
キングズランディング
サーセイは、新興宗教スパローズ(七神聖教の狂信的一派)のハイスパローを総司祭に任命。タイレル家を弱体化するため、ロラス・タイレル、マージェリーを捕らえさせるが、ランセル・ラニスターに裏切られたサーセイも投獄されます。
サーセイは、ランセルとの不倫だけ告白して慈母の慈悲による「恥辱の道」という罰をうけ、髪を切られ町中をレッドキープ(城)まで全裸で歩きます。サーセイは城に着くと、クァイバーンが復活させたマウンテンを得て何かをたくらみます。
ドーン
ジェイミー・ラニスターとブロンは、サーセイの長女ミアセラを連れ戻すためドーンへ潜入するが捕まります。当主ドーラン・マーテルの理解をえて帰国するが、エラリア・サンドによりミアセラは「長い別れ」で毒殺されます。
エッソス大陸
ティリオン・ラニスター、ヴァリスは船でペントス着後、ヴォランティスへ。ティリオンはジョラー・モーモントに誘拐されて「破滅」で滅びた古代都市ヴァリリアへ。捨てられた石化人に襲われ、ジョラーもグレイスケール病に感染。
ミーリーンのデナーリス・ターガリエン陣営は、奴隷解放に反対する「ハーピーの息子たち」に苦戦。バリスタン・セルミーは殺され、グレイワームも重傷。妥協したデナーリスは親方ヒズダール・ゾ・ロラクと結婚し闘技場を再開。
デナーリスは、奴隷商人に売られたティリオンを側近にするが、再会したジョラーはまた追放。ハーピーの息子たちに襲われたデナーリスを、ドロゴンが救うが槍で負傷し遠くの草原へ。デナーリスはドスラク人の捕虜に。
船でブレーヴォスに着いたアリア・スタークは、黒と白の館のジャクェン・フ=ガーを訪ねます。数多(あまた)の顔の神「死神」に仕える暗殺集団「顔のない男」になる修行を開始。しかし師シリオを殺したマーリン・トラントを殺害した罰でジャクェンに視力を奪われます。
『ゲームオブスローンズ』シーズン5ネタバレ感想
MVPはジョン・スノウ。ホワイトウォーカーを倒し、生き残った野人達を救い出しました。しかし野人を憎む仲間たちに殺害されたのは悲劇的です。次点は、全裸で町中を歩かされたサーセイ。おそろしい復讐をたくらんでそう。
スタニスが娘シリーンを火あぶりにし、エラリアがミアセラを毒殺したりと悲しい展開だらけですが、最も憎い悪役はサンサへの仕打ちがひどいラムジーです。全体的に暗い話が多く、胸くそ悪い言動だらけの五章でしたが今後の逆転劇が見もの。
第六章「冬の狂風」ネタバレ解説(シーズン7観る前に)
- サーセイがワイルドファイアで大聖堂を吹き飛ばす
- ジョン・スノウが復活
- ジョン・スノウがスターク家とターガリエン家の血統と判明
- デナーリスがドラゴン3頭で親方軍を撃退
- ティリオンがデナーリスの女王の手に
- アリアがウォルダー・フレイ殺害で復讐を果たす
- メリサンドルの正体は数世紀生きてる老婆
『ゲーム・オブ・スローンズ』第六章(シーズン6)「冬の狂風」終了時点の主要舞台場所と人物一覧は下のとおり。色分け(姓より血統や強い関係性。部下は含まず):スターク家、ラニスター家、バラシオン家、ターガリエン家。
- 壁の北(ブラン・スターク、ミーラ・リード、北へ:ベンジェン・スターク)
- ウィンターフェル城(ジョン・スノウ、サンサ・スターク、リアナ・モーモント、トアマンド、ダヴォス、ピーター・ベイリッシュ通称リトルフィンガー)
- 北部(北へ:ブライエニー、ポドリック。南へ:アリア・スターク。ブラザーフッド:サンダー・クレゲイン通称ハウンド、ベリック・ドンダリオン、ミアのソロス)
- 鉄の玉座(サーセイ1世)
- キングズランディング(クァイバーン、グレガー・クレゲイン通称マウンテン、ジェイミー・ラニスター、ブロン)
- リーチのシタデル(サムウェル・ターリー、ジリ、到着前:ジョラー・モーモント)
- ドーンとリーチ(エラリア・サンド、サンドスネーク3人娘、オレナ・タイレル)
- エッソス大陸からウェスタロス大陸へ(デナーリス・ターガリエン、ティリオン・ラニスター、ヴァリス、ミッサンディ、グレイワーム、ドラゴン(ドロゴン、レイガル、ヴィセーリオン)、シオン・グレイジョイ、ヤーラ・グレイジョイ)
- トメン・バラシオン王(自殺)
- リコン・スターク(byラムジー)
- ラムジー・ボルトン(byサンサの猟犬)
- ウォルダー・フレイ(byアリア)
- グランド・メイスター・パイセル(by小鳥たち)
- ハイ・スパロー(ワイルドファイア)
- マージェリー・バラシオン(同上)
- ロラス・タイレル(同上)
- ランセル・ラニスター(同上)
- シオンの父ベイロン・グレイジョイ(by弟ユーロン)
- ホーダー(by亡者ワイト)
- ロングクロウ: ジョン・スノウ
- ヴァリリア鋼の短剣: リトルフィンガー?
- オウスキーパー: ブライエニー
- ウィドウズ・ウェイル: 持ち主不明
- ハーツベイン: サム(家宝を盗む)
『ゲームオブスローンズ』シーズン6ネタバレあらすじ
下の赤字は重要人物です。公式サイト「第六章の相関図」
壁の北のウィアウッド
ブラン・スタークは、三つ目の鴉のもとでグリーンサイト(緑視者)修行で過去を見て、ホワイトウォーカーは森の子らが「最初の人々」に対抗するために生んだと知ります。父による「喜びの塔の戦い」や、リアナ・スタークの最後も見ます。
グリーンサイト中、ナイトキング(夜の王)に触れられて魔法を解かれると、ワイトが侵入しダイアウルフ「サマー」とホーダーが犠牲に。父ネッドの弟ベンジェン・スタークに救われ壁で別れる。ブランはジョンがリアナ・スタークとレイガー・ターガリエンの息子だと知ります。
カースルブラック
スタニス戦死で気落ちした女祭司メリサンドルは、魔術でジョン・スノウを生き返らせます。メリサンドルの正体は数世紀を生きてる老婆。ジョンの殺害犯たちは絞首刑に。ラムジーから逃亡したサンサはブラエニーに救われ、ジョンと再会。
ウィンターフェル城と北部
ラムジー・ボルトンは父ルースとその妻子を殺害し北部総督に。アンバー家はボルトン家につき、リコン・スタークを引き渡し、オシャは殺害されます。落とし子の戦いで、ラムジーはまず人質のリコンを弓矢で殺害します。
ジョン・スノウ軍と野人は劣勢で敗北間近でしたが、サンサの手紙でリトルフィンガーが動いてベイルの騎士団が到着すると一気に優勢に。巨人の犠牲で城を奪還。サンサは、投獄されたラムジーを猟犬に喰わせます。ジョンが北の王に。
サンダー・クレゲイン通称ハウンドは、ブライエニーに敗戦し重傷を負ったが生きてました。ブラザーフッド団の不死のベリック・ドンダリオンとミアのソロスらと共に、北の壁へ向かうことになります。
鉄(くろがね)諸島
サンサと別れたシオン・グレイジョイは故郷の鉄諸島へ戻ります。しかし父ベイロン・グレイジョイを殺害した、その弟ユーロン・グレイジョイが選挙で新王となり塩の玉座につくことに。シオンは姉ヤーラと共に全船奪ってエッソス大陸へ。
リヴァーラン城
ブリンデン・タリー通称ブラックフィッシュは、フレイ家からリヴァーラン城を奪還。ジェイミーとブロンが派遣され、元城主エドミュア・タリーにより降伏させます。ブラックフィッシュはブライエニーの助けを断り、城内で殺害されます。
キングズランディング
ドーンからジェイミー・ラニスターが戻ります。マージェリー・バラシオン王妃は、新興宗教スパローズとハイスパローに洗脳されたふりします。トメン・バラシオン王も王権と信仰の調和を認め、武装したジェイミーとタイレル軍は引き下がります。
トメン王は決闘裁判の廃止を宣言しサーセイは窮地に。サーセイは裁判に出席せず、クァイバーンの小鳥たちの協力で、ベイラー大聖堂の地下のワイルドファイアを大爆発させスパローズを一掃。トメンは自殺。サーセイが鉄の玉座に座ります。
リーチのホーンヒルやシタデル
サムウェル・ターリーは、カースルブラックからシタデルへ向かいます。故郷ホーン・ヒルに立ち寄るが、野人ジリを侮辱した父に愛想をつかし、シタデルへ行きメイスター修行を開始。実家からヴァリリア鋼の剣ハーツベインを盗み出します。
ドーン
ミアセラを毒殺したエラリアとサンドスネーク達は、ドーラン・マーテル王とトリスタン王子を殺害します。そして息子も孫もサーセイに吹き飛ばされたオレナ・タイレルと共に、デナーリスの使者ヴァリスに従いラニスター家へ参戦します。
エッソス大陸
デナーリス・ターガリエンは、ドスラク人の王未亡人が一生すごすドシュカリーンから出て、族長を燃やし部族を従えます。ハーピーの息子たちに攻められるミーリーンにデナーリスが戻り、ドスラク人とドラゴン3頭で圧勝。
ジョラー・モーモントはグレイスケール病を治す旅に。シオン・グレイジョイと姉ヤーラは船と兵を提供してデナーリスに協力。ヴァリスがリーチとドーンも味方に。ティリオン・ラニスターは女王の手に。デナーリス軍はウェスタロス大陸へ出発。
視力が戻ったアリア・スタークは、ジャクェン・フ=ガーの暗殺命令に背いて「顔のない男たち」の娘に襲われるが、2度目はニードルで返り討ちにします。ウェスタロスへ戻り、ウォルダー・フレイと息子達を殺害し、兄と母の復讐を果たします。
『ゲームオブスローンズ』シーズン6ネタバレ感想
MVPはサーセイ・バラシオン。前章で受けた罰で改心するどころか、スパローズとタイレル家の一掃までやってのけたのは驚き。1話目では気づけなかったけどラスボスですね。次点は、蘇生したジョン・スノウ。ブランだけ出生の秘密を知ります。
デナーリスがドラゴン3頭で船団を焼き払うのはTVドラマと思えないほどの迫力。顔のない男たちの目的は不明すぎるけど、フレイ家に復讐できたアリアはいよいよ殺し屋ですね。ティリオンが「女王の手の印」をつけられた時は感動的でした。
第七章「氷と炎の歌」ネタバレ解説(シーズン8観る前に)
- ドラゴンのヴィセーリオンが殺されてワイトに
- ナイトキングが壁を破壊し、死の軍団が南へ
- ジョンが正統なターガリエンの血統と判明
- キングズランディングでデナーリスとサーセイ会談
- 陰謀が得意なリトルフィンガーが陰謀で殺害される
- デナーリスとドラゴンの奇襲でジェイミー軍壊滅
- ユーロン・グレイジョイの奇襲でヤーラとリーチ軍壊滅
『ゲーム・オブ・スローンズ』第七章(シーズン7)「氷と炎の歌」終了時点の主要舞台場所と人物一覧は下のとおり。色分け(姓より血統や強い関係性。部下は含まず):スターク家、ラニスター家、バラシオン家、ターガリエン家。
- イーストウォッチ(トアマンド、ベリック・ドンダリオン、ナイトキングとヴィセーリオンとホワイトウォーカー達)
- ウィンターフェル城(サンサ・スターク、アリア・スターク、ブラン・スターク、サム・ターリー)
- ウィンターフェルへ(デナーリス・ターガリエン、ジョン・スノウ=エイゴン・ターガリエン、ティリオン・ラニスター、ジョラー・モーモント、ダヴォス、サンダー・クレゲイン通称ハウンド、ヴァリス、グレイワーム、ミッサンディ、ブライエニー、ポドリック、ジェンドリー、ドラゴン(ドロゴン、レイガル))。別路:ジェイミー・ラニスター)
- 鉄の玉座(サーセイ1世)
- キングズランディング(クァイバーン、グレガー・クレゲイン通称マウンテン、ブロン)
- エッソス大陸(ブレーヴォスへ:ユーロン・グレイジョイ、ヴォランティスへ:メリサンドル)
- ピーター・ベイリッシュ通称リトルフィンガー(byアリア)
- ドラゴンのヴィセーリオン(byナイトキング)
- オレナ・タイレル(byジェイミー)
- ミアのソロス(byクマゾンビ)
- ドーンのエラリア?
- ドーンのサンドスネーク3人娘(byユーロン軍とサーセイ)
- ロングクロウ: ジョン・スノウ
- ヴァリリア鋼の短剣: リトルフィンガー⇒ブラン⇒アリア
- オウスキーパー: ブライエニー
- ウィドウズ・ウェイル: ジェイミー
- ハーツベイン: サム
『ゲームオブスローンズ』シーズン7ネタバレあらすじ
下の赤字は重要人物です。公式サイト「第七章の相関図」
イーストウォッチ、壁の北
ドラゴンストーンからイーストウォッチへ入ったジョン・スノウは、トアマンド、ジョラー、ジェンドリー、ハウンド、ベリック、ミアのソロスの7人でワイト(ゾンビ)確保へ。しかしホワイトウォーカーに囲まれ、ソロスは死亡。
ジェンドリーがカラスで知らせ、デナーリスがドラゴン3頭で救いに来ます。ジョンはベンジェン・スタークに救われます。ナイトキング(夜の王)に氷の槍で殺されたドラゴンのヴィセーリオンはワイトにされ、魔法で守られた壁を破壊します。
ウィンターフェル城
ジョン・スノウは、デナーリスに増援とドラゴングラス採掘を求めるためドラゴンストーンへ。北の王はサンサ・スタークに。壁を越えて来たブランと、ツイン城でフレイ家への復讐を果たしたアリア・スタークも合流。ブライエニーも一安心。
リトルフィンガーの策略でサンサとアリアが険悪に。北の諸侯の集会で、三つ目の鴉ブランの見識をかりたサンサが問いつめたリトルフィンガーをアリアが処刑。ブランとサムは、ジョンが正当なターガリエン血統と気づくが、その頃船内でジョンとデナーリス(おば)は結ばれています。
キングズランディング、キャスタリーロック、リーチ
ユーロン・グレイジョイは、シオンとドーンの海軍を全滅し、ヤーラを人質に。エラリアはサーセイの捕虜に。グレイワーム率いるアンサリードは、ティリオンの穴を利用してキャスタリーロック城を楽に落とすが、それは罠で船団は全滅。
ジェイミーの本軍はリーチのハイガーデン城を落とし、オレナ・タイレルは最後にジョフリー殺しを告白して毒で自害。ジェイミー軍は、デナーリスとドラゴンの急襲で大敗北。デナーリスは、服従しないサムの父と弟を焼き殺します。
ティリオンはジェイミーとの密談で二頭会談を開催。ハウンド達が捕らえたワイトを見せて援軍を求めるが、ジョンの正直さで破断。ティリオンの介入で、サーセイは援軍を約束するが後にとりやめ、あきれたジェイミーだけ北へ向かいます。
ドラゴンストーン城
ウェスタロス大陸に到着後デナーリスは、北の王ジョンへ服従せよと発信。女王の手ティリオンの作戦は、サーセイに裏をかかれデナーリスは自ら進軍。ジョン、ダヴォスが対ホワイトウォーカーの共同戦線を提案し、最後は受け入れられます。
シタデル
サムはメイスター修行に失望して書物をぬすみ読みし、ドラゴンストーンのドラゴングラスを知り、レイガーとリアナが正式結婚だったこともジリ経由で聞きます。グレイスケール病のジョラーの治療も成功。ウィンターフェルへ出発。
『ゲームオブスローンズ』シーズン7ネタバレ感想
MVPは氷のジョンと炎のデナーリス。デナーリスはジェイミー軍とワイト軍を倒し、ジョンは対ホワイトウォーカー共同戦線を実現します。ついに原題『氷と炎の歌』に近づくが、ジョンの中に氷と炎が共存するのも判明し次章は荒れそう。
ばらばらだったキャラ達が2陣営に集約され、敵味方を越えた友情や会話が見られたのはシリーズを通してのご褒美のように感じます。人間vs死の軍団の対決と、七王国の鉄の玉座をかけた戦いの結末は楽しみと不安が入り混じります。
第八章「最終章」ネタバレ解説
- ジョン・スノウが愛するデナーリスを刺す
- デナーリスが鐘を聞いた後も城を焼きつくした
- 死の軍団と人類との死闘
- アリアがナイトキングにとどめ刺す
- ドロゴンが鉄の玉座を焼きデナーリスと飛び去る
- 子をおもうサーセイがジェイミーに抱かれながら下敷き
- ブランが六王国の王に。サンサが北の王に
- ハウンドがマウンテンに復讐を果たす
- ドラゴンのレイガルと、ミッサンディの死
『ゲーム・オブ・スローンズ』第八章(シーズン8)「最終章」終了時点の主要舞台場所と人物一覧は下のとおり。色分け(姓より血統や強い関係性。部下は含まず):スターク家、ラニスター家、バラシオン家、ターガリエン家。
- カースルブラック(ジョン・スノウ=エイゴン・ターガリエン、トアマンド、ダイアウルフのゴースト)
- ウィンターフェル城(北の王サンサ・スターク)
- 新しい玉座(ブラン・スターク王)
- キングズランディング(ティリオン・ラニスター、ブライエニー、サム・ターリー、ダヴォス、ブロン、ポドリック)
- 鉄(くろがね)諸島(ヤーラ・グレイジョイ)
- ストームズエンド(ジェンドリー・バラシオン)
- エッソス大陸へ(グレイワーム、デナーリス遺体くわえたドロゴンも?)
- ウェスタロス大陸の西へ(アリア・スターク)
- デナーリス・ターガリエン(byジョン・スノウ)
- サーセイ・バラシオン(by下敷き)
- ジェイミー・ラニスター(同上)
- シオン・グレイジョイ(byナイトキング)
- リアナ・モーモント(by巨人のワイト)
- ミッサンディ(byサーセイの指示でマウンテン)
- ヴァリス(byドロゴンの炎)
- ジョラー・モーモント(by死の軍団)
- ベリック・ドンダリオン(by死の軍団)
- ハウンド(byマウンテンを道連れに)
- マウンテン(byハウンド)
- メリサンドル(by寿命?)
- ドラゴンのレイガル(byユーロン・グレイジョイ)
- ユーロン・グレイジョイ(byジェイミー)
- クァイバーン(byマウンテン)
- ヴァリリア鋼の短剣: アリア
- ロングクロウ: ジョン・スノウ
- ハーツベイン: サム⇒ジョラー・モーモント
- オウスキーパー: ブライエニー
- ウィドウズ・ウェイル: ジェイミー
『ゲームオブスローンズ』シーズン8ネタバレあらすじ
下の赤字は重要人物です。公式サイト「第八章の相関図」
ウィンターフェル城
ウィンターフェル城に、デナーリス達が到着。ジョンはアリアやブランとの再会を喜ぶ。ヤーラを救ったシオンも単身で到着。ラニスター軍なしのジェイミーを、ブランとブライエニーが許して仲間に。ジェイミーはブライエニーを騎士に任命。
決戦直前、戻ったメリサンドルがドスラク人の剣を炎の剣にするが、大量のワイト軍団には大敗。デナーリスのドロゴン、ジョンのレイガルの炎でワイトを焼くが数で圧倒され、城内にも侵入。リアナ・モーモントは巨人のワイトと相打ち。
ベリックはアリアを守り犠牲に。デナーリスとジョンは、ナイトキング(夜の王)をヴィセーリオンから落とし炎をあびせるがききません。ナイトキングは、目標の三つ目の鴉ブランに迫り、シオンも殺すが、アリアにヴァリリア鋼短剣で刺されて全ホワイトウォーカーとワイトは消滅。
ジョラーはデナーリスを守り死亡。多くの犠牲者を追悼。デナーリスはジェンドリーをバラシオン家後継者としてストームズエンドの君主に。ヤーラも鉄諸島を制圧。ブロンはティリオンらをおどしハイガーデン君主に。デナーリス、ジョン達はキングズランディングへ。
キングズランディング
死の軍団との激戦後、海路で南へ戻るデナーリス軍は、エッソス大陸からゴールデンカンパニーを引き連れてきたユーロンに奇襲され、ドラゴンのレイガルも倒されます。人質にされたミッサンディは、降伏を断ったデナーリスの前で殺害されます。
怒るデナーリスはドロゴンの炎でユーロン艦隊、ゴールデンカンパニー、レッドキープ城内を民衆ごと焼き尽くします。降伏の鐘後もやめず、グレイワーム軍も従います。ハウンドはマウンテンと相打ちし、サーセイはジェイミーと下敷きに。
デナーリスはジェイミーを逃したティリオンを投獄し、七王国の女王を宣言。鉄の玉座に座ろうとするデナーリスを、ジョン・スノウはキス後に刺殺。ドロゴンはジョンをにらむが、鉄の玉座を焼き払った後デナーリスをくわえて飛び去ります。
君主会談で、サムの民主主義が笑われた後、ティリオンがブランを新王とし、以降は君主投票で王を決める提案をし了承されます。ティリオンは王の手、ブライエニーはキングズガード、サムはグランドメイスター、ブロン、ダヴォスも要人に。
サンサは北の王として独立。グレイワームはリーチ君主を断りアンサリードと共に、ミッサンディの故郷ナース島へ。アリアは西へ冒険の旅へ。ジョン・スノウはナイツウォッチとして許され、トアマンドら野人と共に壁の北へ。
『ゲーム・オブ・スローンズ』続編は?外伝スピンオフは?
『ゲーム・オブ・スローンズ』の続編の情報は2021/7時点ではありません。外伝/スピンオフドラマとして、下作品が予定されています。
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