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『G.I.ジョー 漆黒のスネークアイズ』ネタバレ感想考察/敵の正体は?明かされる過去とは?

G.I.ジョー 漆黒のスネークアイズ 映画/ドラマ

映画『G.I.ジョー』前日譚。スネークアイズは忍者組織「嵐影」へ入るため3つの試練を。一方、G.I.ジョーやコブラも動き出し、スネークアイズの父のかたきも判明するが…。父の正体は?ストームシャドーとの因縁は?(ネタバレ感想あらすじ↓)

映画名/邦題G.I.ジョー 漆黒のスネークアイズ
日本公開日2021/10/22 [予告] 上映時間:121分
製作国アメリカ、カナダ
原題/英題Snake Eyes: G.I. Joe Origins
監督・キャストロベルト・シュヴェンケ[キャスト
映倫区分日本:G(年齢制限なし) USA:PG-13
配給/製作
(画像出典)
東和ピクチャーズ/パラマウント・ピクチャーズ、メトロ・ゴールドウィン・メイヤー、スカイダンス・メディア、エンターテインメント・ワン、Di Bonaventura Pictures
日本興行収入0.7億円(興行収入ランキング
世界興行収入0.4億USドル [出典]
製作費1.1億USドル
平均評価
平均:100換算
*批評家と一般は単純平均
(興収・評価: 2024.8.15更新)
53私の評価は含まず)
シリーズ
関連作品
アクション/スポーツ/冒険映画一覧

キャラ・ランキング(キャスト/出演者)

個人的なキャラクターランキングです。
※キャラクター名(キャスト/出演者/声優)

  1. アナ・ディコブレイ/通称バロネス(ウルスラ・コルベロ。竹内順子)国際的テロ組織「コブラ」の女スパイ。鷹村と手を組む
  2. ハードマスター(イコ・ウワイス。野津山幸宏)嵐影の忍者マスター。スネークアイズの武の師範
  3. スカーレット(サマラ・ウィーヴィング。白石涼子)特殊部隊G.I.ジョーの女性エージェント。同盟関係の嵐影へ派遣された
  4. スネークアイズ(ヘンリー・ゴールディング。木村昴)父の仇を追い求めるうち、日本の忍者一族「嵐影」に招かれる
  5. トミー・アラシカゲ/ストームシャドー(アンドリュー・小路。小林親弘)忍者組織「嵐影」の次期頭領。二刀流
  6. 鷹村ケンタ(平岳大。子安武人)嵐影から追放された最強の抜け忍。嵐影の秘宝を狙い忍者大戦を画策
  7. ブラインドマスター(ピーター・メンサー。井上和彦)嵐影を守る盲目の鎖鎌使い。スネークアイズに忍者の真髄を伝える
  8. セン(石田えり)忍者組織「嵐影」を率いる女リーダー
  9. 暁子(安部春香)嵐影の保安責任者を務めるくのいち。スネークアイズに警戒

ネタバレ感想『G.I.ジョー 漆黒のスネークアイズ』解説と評価

以下ネタバレあり感想考察なのでご注意を!

前作までの簡単ネタバレあらすじ

(『G.I.ジョー』2009)軍人デューク(チャニング・テイタム)は、兵器ナノマイトを護送中、悪の組織コブラに襲撃されるが特殊部隊「G.I.ジョー」に救われ入隊。しかし兵器開発者マッカランこそ黒幕デストロで、ナノマイトを奪われます。

デュークは敵の一員で元恋人のアナ(シエナ・ミラー)を追い、G.I.ジョーとコブラは戦闘になるが、エッフェル塔が破壊され、デュークも人質に。コブラ科学者コマンダーは、姉アナにナノマイトを注入して操っていました。

G.I.ジョーのスネークアイズは、幼少期の友でコブラのストームシャドー(イ・ビョンホン)に勝利。デュークとアナは、デストロとコブラコマンダーを拘束。アナも投獄されます。人知れず、コブラのザルタンは、アメリカ大統領に成り代わります。

(『G.I.ジョー バック2リベンジ』2013)パキスタンで極秘任務を実行したG.I.ジョーは、アメリカ大統領に扮したザルタンの陰謀で反逆者とされ、前作主役デュークも含め全滅させられます。コブラのストームシャドーは、厳重刑務所からコブラコマンダーを脱獄させデストロは見殺しに。

一方、スネークアイズは女忍者ジンクスと共に、ヒマラヤの雪山で混戦の末ストームシャドーを東京の忍者屋敷へ連行。両者は誤解をとき共闘。その頃、ザルタンはサミットを開催し、だまされた核保有国から地球上の核ミサイルを全廃。

コブラは、衛星兵器「プロジェクトゼウス」でロンドンを消滅させ各国に屈服を要求。それをG.I.ジョーの生き残りロードブロック(ドウェイン・ジョンソン)、レディ・ジェイ、フリント、初代司令官ジョー・コルトン(ブルース・ウィリス)、ストームシャドーらが阻止し大統領も救出して解決。

スネークアイズの名前の由来は?

幼少期、父と2人暮らししてた少年は、謎の暗殺集団に父を殺害されました。その暗殺団のボスはサイコロの目しだいでは命を助けると言います。父の目は「・」「・」つまり1のゾロ目で最弱のため、殺害されて家も焼き払われてしまいます。

少年は命からがら逃亡。成長したスネークアイズ(ヘンリー・ゴールディング)は、地下闘技場などで稼ぎながら父の仇を探します。ある日、鷹村ケンタというヤクザ首領に「父の仇」を教えると言われ、彼の組織で働くことになります。

成長した少年が名乗る「スネークアイズ」の由来は、父が最後に出した「蛇の眼」のようなサイコロの目を忘れられずつけたものです。このサイコロは後に「1のゾロ目が出やすく細工されてた」ことが判明。

忍者「嵐影」への3つの試練とは?撮影場所は?

スネークアイズは、鷹村ケンタの組織からトミーを助けて逃亡し共に日本の東京へ。鷹村は、忍者組織「嵐影」(あらしかげ)の後継者としてトミーと争ったが、殺そうとしたため追放されて抜け忍となったのです。

トミーを救ったスネークアイズは「嵐影」の城(撮影場所は姫路城・本徳寺・岸和田城)へ招かれるが、嵐影一族になるために3つの試練を課されます。ハードマスター(イコ・ウワイス)と呼ばれる嵐影のニンジャマスターが相手します。

最初の試練は「水をこぼさず相手の茶碗を取る」(4回こぼすと失格)。ハードマスターには全くかなわず、あとがなくなったスネークアイズは、最後は謙虚に茶碗を交換してもらい合格。意表つかれたというより残念な結末でした。

第2の試練は「過去の自分と向き合うこと」。父の幻影と対面したスネークアイズは救えなかったことを謝罪。すると父は「息子の生存だけを望んだ」と告白。試練というより反省ですかね。

第3の試練は「心を無にすること」。大蛇の巣に入ったスネークアイズは、嵐影に隠してる嘘があるため心が乱れて大蛇に襲われます。スネークアイズは、アキコに救われて助かるが嵐影での信用は失います。

ちなみに映画終盤で鷹村ケンタとの戦闘中、スネークアイズは再び大蛇の巣に入り、鷹村を餌食にすると同時に「ウソがなくなり無の境地に達して」大蛇たちに襲われず、第3の試練にも合格します。

父の仇を探してたスネークアイズが急に嵐影に入門することになるのは違和感あったけど、その理由は後に明かされます(後述)。ただ、重要なのにかなりわかりにくくて残念。また、ハードマスター、ブラインドマスターは役割がかぶってるので片方でよかったですね。

G.I.ジョー 漆黒のスネークアイズ 映画/ドラマ

嵐影に入る理由は?太陽石の能力とは?

スネークアイズがトミーを助けて嵐影に入った理由は、鷹村ケンタがほしい嵐影の秘宝を奪うためです。スネークアイズはその秘宝「太陽の宝石」を奪って鷹村に渡すと、その報酬として「父を殺害した者」を譲り受けます。

しかしスネークアイズは、その殺害者がコブラの命令で父を暗殺したのだと聞いて逃してやります。そして嵐影に、鷹村とコブラが攻めてくることを伝えます。トミーは裏切ったスネークアイズをいったん許して共闘することに。

G.I.ジョーのスカーレットも嵐影に加わり、鷹村とコブラを迎え撃ちます。コブラのバロネス(ウルスラ・コルベロ)も、暴走する鷹村とは決別し嵐影と組みます。太陽の宝石の能力は、少し遠方を焼きつくせます

嵐影一族の使命は「太陽の宝玉を守ること」のはずなのに、外から来たスネークアイズにあっさり奪われるのはセキュリティ甘すぎ。この件について頭領のセンが責任を感じてないのも納得できません。本来なら辞任すべきですね。

父の正体は?ストームシャドーとは?

スネークアイズが、第3の試練の部屋で鷹村ケンタを大蛇の餌食にすると、嵐影の勝利が確定。しかし太陽の宝玉で攻撃したトミーは、センから頭領にふさわしくないと宣告され、アラシカゲ一門を去ります。

スネークアイズは、アキコから嵐影の忍者装束(前作までで来てた黒い防護服)を譲り受けます。G.I.ジョーのスカーレットからは、スネークアイズの父親が実はG.I.ジョーの一員で、コブラへ潜入捜査して多くの命を救ったと教えられます。

主要キャストのエンドクレジット後(ミッドクレジット)、専用飛行機内のトミーは嵐影の直訳である「ストームシャドー」と名乗り、バロネスからコブラに勧誘されます。スネークアイズは、G.I.ジョーになる前にストームシャドーを探す旅に出ます。

え?って感じで終わります。前作までに語られた、ストームシャドーによるハードマスター殺害(実は誤解)とスネークアイズとの確執や、嵐影のジンクスの存在(暁子?)、バロネスことアナが弟に操られた経緯等も描かれず拍子抜け

続編見たい?『GIジョー漆黒のスネークアイズ』感想と評価

『G.I.ジョー』の前日譚であり、黒装束で謎の多いスネークアイズの過去が語られた点は興味深かったです。日本が撮影に全面協力したのもめずらしいし、忍者や刀での戦いがメインのアクションなのも日本人としてはうれしいですね。

ただし、観たかった物語とは全く違ったし、そもそも『G.I.ジョー』の過去未来を観たい人が世界中にどれほどいるのかも疑問です。少なくとも日本人ではごく少数派だと思うので、全く新しい忍者アクション映画として観たかったです。

ストームシャドーが前作までのイ・ビョンホンでないのは残念と思いつつ仕方ないけど、今回の出演者は印象が薄かったです。Netflixドラマ『ペーパームーン』好きなので、ウルスラ・コルベロはひいき目に見れましたが。イコ・ウワイスの戦闘もよかったけど出番少なすぎですね。

今回のラストでは『G.I.ジョー』につながりませんが、やはり続編の制作はほぼ確定的だそうです。ただ、どれだけの人が待つ続編なのかは疑問です。特に日本では。『G.I.ジョー』関連作は無理に制作しなくてもよさそうですが。

私の評価 60/100(60が平均)

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