映画『グランメゾン・パリ』三つ星獲得?ラスト結末は?考察ネタバレ感想
グランメゾン東京が日本で三つ星を獲得して数年後。尾花夏樹と早見倫子はフランスのグランメゾン・パリでも三つ星獲得を目指すが異国の地で苦戦。そんな時、尾花はかつての師とある約束を…(ネタバレ感想あらすじ↓)
映画名/邦題 | グランメゾン・パリ |
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日本公開日 | 2024/12/30 [予告] 上映時間:117分 |
監督・キャスト | 塚原あゆ子[キャスト] |
映倫区分 | 日本:G(年齢制限なし) |
配給/製作 (画像出典) | 東宝、ソニー・ピクチャーズエンタテインメント |
日本興行収入 | 公表後すぐ更新 興行収入ランキング |
平均評価 平均:100換算 | 79 |
シリーズ 関連作品 | TVドラマ映画化一覧 |
参考・出典 | 公式サイトWiki上映映画館 |
キャラ・ランキング(キャスト/出演者)
個人的なキャラクターランキングです。
※キャラクター名(キャスト/出演者/声優)
- 尾花夏樹(木村拓哉/キムタク)グランメゾン・パリのスーシェフ
- 早見倫子(鈴木京香)グランメゾン・パリのシェフ。アジア人初のミシュラン三つ星女性シェフ
- リック・ユアン(オク・テギョン/2PM)韓国人。グランメゾン・パリのパティシエ
- 京野陸太郎(沢村一樹)グランメゾン・パリのホール責任者&経営とスタッフ管理
- 相沢瓶人(及川光博)グランメゾン・パリの部門シェフ
- 小暮佑(正門良規/Aぇ! group)グランメゾン・パリの見習い
- リンダ・真知子・リシャール(冨永愛)フードインフルエンサー。味に正直
- ルイ・ブランカン: 尾花のフランス料理の師匠
- パスカル・ブランカン: ルイの息子。父と通算30年以上も三つ星を守ってるシェフ
- 平古祥平(玉森裕太/Kis-My-Ft2)グランメゾン東京のシェフ
- 松井萌絵(吉谷彩子)グランメゾン東京のパティシエ
- 久住栞奈(中村アン)グランメゾン東京のソムリエール
- 芹田公一(寛一郎)グランメゾン東京の部門シェフ
ネタバレ感想『グランメゾン・パリ』解説と評価
以下ネタバレあり感想考察なのでご注意を!
ドラマ続編『グランメゾン・パリ』監督・キャスト・料理監修は?
映画『グランメゾン・パリ』は、テレビドラマ『グランメゾン東京』の続編です。ドラマで演出を担当した塚原あゆ子が監督をつとめます。塚原あゆ子は最近『わたしの幸せな結婚』(2023)や『ラストマイル』(2024)をヒットさせてます。
主演はキムタクこと木村拓哉、鈴木京香が続投。及川光博、冨永愛などおなじみのメンバーに加え、韓国アイドルグループ2PMのオク・テギョンや、日本アイドルAぇ! groupの正門良規も出演。
料理監修は、実際にフランスでアジア人初のミシュランの三つ星を獲得した「Restaurant KEI」の小林圭シェフが担当。
テレビドラマ『グランメゾン東京』簡単ネタバレあらすじ
パリのレストラン「エスコフィユ」シェフ時代にアレルギー問題で信用を失った尾花夏樹(木村拓哉)は、レストラン面接に落ちた早見倫子(鈴木京香)とグランメゾン東京を準備。元同僚の京野陸太郎、相沢瓶人らも合流し開店するが風評被害で苦戦。
ミシュランのトップレストランで10位に選ばれるがライバルのgakuは8位に。アレルギー事件は自分のミスだと告白した平古祥平も受け入れて新メニューを開発。尾花はフレンチ禁断のマグロにこだわるふりして倫子を奮い立たせ三つ星が達成されます。
相沢はパリの元妻に会いに行きます。尾花は三つ星レストランのスカウトを断り世話になった店を手伝います。
スペシャルドラマ版投資会社NEXマネジメントの出資を受けたグランメゾン東京だが、コロナ禍とマンネリ化で星を失い客も離れます。同店のソムリエールからNEXへ転職した久住栞奈は社長・明石(北村一輝)にG東京からの撤退を提案。
代わりに尾花夏樹がスーシェフを務めるメイユール京都への出資を準備。G東京は資金難で京野が走り回り、メニューを変更できないNEXとの縛りを解除するため倫子はシェフを翔平に交代。しかし来訪した尾花たちは翔平の料理を酷評。
翔平たちは新メニューを開発。NEX社長は酷評書かせるためフードインフルエンサーのリンダをG東京へ送るが尾花も絶賛の料理で店は復活。NEX離脱は尾花と栞奈の計画でした。メイユール京都のシェフ湯浅がG東京に合流しまず一つ星を獲得。尾花、倫子、京野、相沢はグランメゾン・パリへ。
倫子が離脱の理由は?グランメゾンパリは撤退寸前?
尾花夏樹、早見倫子、京野、相沢らはグランメゾン・パリでミシュラン二つ星に。しかし外国人なので現地の仕入れに苦戦し三つ星は獲得できず。いらだつ尾花のせいで重要な夕食会でも失敗し、倫子は店を離れると言い出ていきます。
夕食会にがっかりした師ブランカンは弟子の尾花を呼び、閉店しテナントを返すよう指示。尾花は今度三つ星を獲得できなければフランスから出ていくと宣言し時間をもらいます。それを知った従業員には退職者もでて店は風前の灯火に。
Gパリのパティシエの韓国人リック・ユアンは借金取りに暴行され警察ざたに。わび飯を準備するユアンは自室で縛られ放火されたが尾花に救われます。しかし飛び火した店の高級チーズを購入するはめになり、師からは立ち退きをせかされます。
グランメゾンパリから倫子が出ていった理由は、コロナ感染後に味覚障害になったからでした。そのことに気づいてた尾花は、後に倫子の「絶対味覚」が回復したと思うと厨房に戻します。しかし倫子はもう絶対味覚は戻りそうもないと告白。
グランメゾン東京で1〜2年目で三つ星を取っただけでもすごいのに、異国の地パリで既に二つ星を獲得してるところからのスタート。ミシュランの星に軽さは感じるが「三つ星獲得の直前だけをフォーカスした物語」と考えればありかも。
京野はあいかわらず必須のまとめ役だが、相沢や見習いは存在感薄め。準主役は韓国俳優オク・テギョン。日本人でもいい気がしたが、ルーツに悩む外国人で体も張り、尾花とぶつりながらも認めあうキャラを見事に演じてました。
倫子の絶対味覚がもどらない宣言は本作では回収されなかったので、続編への伏線の可能性もありそうですね。
ラスト結末は?異国で三つ星を獲得できるのか?
京野は倫子を呼び戻しホール担当として採用し厨房の雰囲気は改善。倫子は仕入先でも働き信頼を得て、相沢のコミュ力、放火への同情、チーズ買取への称賛もあり良質の仕入れも可能に。崖っぷちの尾花は全スタッフに高級チーズでわび飯を出し皆の力を貸しほしいと懇願。
尾花は伝統的フレンチへのこだわりを捨て、スタッフ母国等の食材・料理を生かした多国籍・多様性メニューを開発。グランメゾン東京の翔平らにも味噌や日本酒の食材発送を依頼。厨房に戻った倫子はユアンのデザートに白味噌を提案。
尾花は師ブランカンとその息子と、フードインフルエンサーのリンダに新メニューを披露し絶賛され師は指で四つ星。やがて審査によりグランメゾン・パリと尾花夏樹シェフは、パリのアジア人としては異例で念願のミシュラン三つ星を獲得!
三つ星獲得は予想できたが、いろんな苦労を見せられた後の達成だったので少し涙…。多国籍問題をもう少し深堀りしてほしい気もしたが、エンタメ作品としてはこのままがいいのかも。
ただ、ドラマ版、映画版と両方でミシュラン三つ星を獲得したので続編の可能性は限りなく低くなった気もします。剥奪後の再獲得はスペシャルドラマでやったし、衰退の話はファンは観たくないだろうし…
映画『グランメゾン・パリ』ネタバレ感想と私の評価
俳優としてのキムタクは結構好きなので、ドラマ版知らなかったけど急いで配信で観てから映画館で視聴。グランメゾン東京のメンバーが全員いないのは残念だが、フランスのパリでの苦戦を乗り越え三つ星を目指す尾花の成長物語には胸熱!
ストーリー面では「三つ星を獲得」することは予想どおりなので意外性はなく全体的に予定調和の展開だったのがやや物足りないが、逆に三つ星を取れずに終われば続編ありきになるためこれが最善だったとも思えます。
現地での仕入れ問題などの苦労と、韓国人パティシエに焦点が当たってたのはよかったが、他の多国籍なスタッフの話ももう少し深堀りしてほしかったかも。ただ、2時間では語りきれず中途半端に終わるよりは取捨選択して正解だったのかな。
ドラマ版と合わせて2回も三つ星を取ったので、さすがに3回目はマンネリ化とミシュランの星の軽さを感じさせるため続編は難しいかも?翔平が三つ星を目指す物語もありそうだが、キムタクなしで描く必要性もないのでこれで完結でもいいのかな。
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