『カラダ探し THE LAST NIGHT』謎の真相は?ラスト結末は?考察ネタバレ感想

前作『カラダ探し』で生還した明日香は高広の目の前で消滅…。3年後「カラダ探し」に選ばれた高校生5人の前に高広が現れ再び「赤い人」に挑むのだが…(ネタバレ感想あらすじ↓)
映画名/邦題 | カラダ探し THE LAST NIGHT |
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日本公開日 | 2025/9/5 [予告] 上映時間:94分 |
監督・キャスト | 羽住英一郎 [キャスト] |
映倫区分 | 日本:PG12(小学生指導必要) |
配給/製作 (画像出典) | ワーナー・ブラザース映画/ROBOT |
日本興行収入 | 公表後すぐ更新 興行収入ランキング |
平均評価 平均:100換算 | 62 |
シリーズ 関連作品 | ホラー/パニック/バイオレンス映画一覧 前作『カラダ探し』11.8億 |
参考・出典 | 公式サイトWiki上映映画館 |
キャラ・ランキング(キャスト/出演者)
個人的なキャラクターランキングです。
※キャラクター名(キャスト/出演者/声優)
視聴後に更新します。
- 伊勢高広(眞栄田郷敦)前作のカラダ探しをクリア。明日香に恋心
- 森崎明日香(橋本環奈)前作のカラダ探しをクリア後に消滅
- 一ノ瀬陸人/りくと(櫻井海音)何事もあきらめがち
- 早川岬(安斉星来)陸人の幼なじみ
- 田辺大和(鈴木福)陸人のクラスメイトで親友
- 木下有紗/ありさ(本田真凜)クラスの中心人物
- 謎の女(木村佳乃)
- 鮫田航/さめだ わたる(吉田剛明)コミュニケーションが苦手
- 清宮篤史(神尾楓珠)前作のカラダ探しを明日香らと共にクリア
- 浦西翔太(醍醐虎汰朗)前作のカラダ探しを明日香らと共にクリア
ネタバレ感想『カラダ探し THE LAST NIGHT』解説と評価
以下ネタバレあり感想考察なのでご注意を!
『カラダ探し2/THE LAST NIGHT』原作は?監督とキャストは?
映画『カラダ探し THE LAST NIGHT』の原作は、ウェルザード著の投稿サイトの人気ホラー小説ですが、今回はキャラも内容もほぼ映画オリジナルのようです。前作『カラダ探し』(←あらすじ参考)の続編。
監督の羽住英一郎は前作から続投で、映画『海猿』シリーズや最近は『バイオハザード: デスアイランド』等も監督。
主演の橋本環奈は『禁じられた遊び』『バイオレンスアクション』等、眞栄田郷敦は映画東京リベンジャーズシリーズや『ゴールデンカムイ』等、鈴木福は『KAPPEI カッペイ』等に最近出演。
過去改変で明日香が犠牲者に?今度のメンバーは?
赤い石が立つ謎の場所で女性が大量の血を飲まされる儀式が…。前作ラストでネクタイピンを拾った高広(眞栄田郷敦)はカラダ探しの記憶は戻るが、目の前で明日香(橋本環奈)が消滅。新聞記事の惨殺された小2少女は明日香に改変。
3年後、遊園地に遠足で来た高校生たちの5人がカラダ探しに選ばれます。大和(鈴木福)は、ある女生徒を想う陸人(櫻井海音)と親友でつるんでます。空手部副部長の岬(安斉星来)は幼馴染の陸人を想いながらも厳しい態度をとりがち。
容姿端麗の有紗(本田真凜)は友達は多いが物足りない感じ。航/わたる(吉田剛明)はコミュ障でヘッドホン世界にこもりがち。そんな5人が赤い人に全滅させられ同じ日をループ。そこへ謎の黒いパーカー男が現れ、赤い人に「あすか」と呼びかけ…
以上が序盤あらすじ。冒頭の儀式は意味深で伏線回収が楽しみになるが、前作はほぼ無関係だったので今回はあまり期待せず。序盤すぐに明日香が消滅し、橋本環奈は端役かと思ったが意外と出番多くて脚本での配慮を感じられます。
高校生5人はキャラ的にも俳優的にも前作ほどトガってないため、覚えづらいし印象も薄かったです。前作はキャラの背景も少しだけ描かれ、学校ヒエラルキーと孤独感もテーマになってたのに、今回は浅い恋愛カップリングだけでしたし…
上映時間が短すぎるのも要因だけど、橋本環奈と木村佳乃の世界にも時間を使ったので、どちらが本編か不明な状態に…。橋本環奈主演にこだわるなら、前作の他のキャラや眞栄田郷敦を犠牲者にしてもよかったのでは?
明日香はどこ?カラダ探しの目的は?終了方法は?
遊園地で5人の前に現れたのは前作の高広。高広は明日香を3年間探し続け、再び始まったカラダ探しに参加。儀式の本に描かれた赤い石を探して「はじまりの場所」へ5人とたどり着きます。そこで明日香の投影?にカラダ探しを完了してと言われます。
一方、消えた明日香は未知の場所に転送され、石化しそうな謎の女性から「はじまりの場所」や「カラダ探しは人を蘇らせるために必要な血を得る儀式」とか「赤い石を破壊すればカラダ探しは終わるが、破壊した者は石化する」と教わります。
つまり、惨殺された犠牲者が復活するためには大量の血が必要で、その血を効率的に得るための儀式がカラダ探し。全てのカラダを集める頃には血が満たされ復活するが、カラダ探しメンバーの誰か(多分 最後の生存者)が過去にさかのぼり犠牲者と交代。前の犠牲者はよみがえってます。
以上が中盤あらすじ。ついにカラダ探しの真相が解明されるかと期待したが、謎の女の台詞だけで語られたのは残念。明日香や高広が解明していく流れにしてほしかったかも。前作のブルガリアでの儀式も完全スルー。
それでもカラダ探しの目的と仕組みは明らかになりその点はスッキリ。この仕組みだと、囚われの犠牲者は常に1人で、その人もカラダ探しが達成されると過去にさかのぼり復活するので、実質は誰も死なないってことかな?
ラスト結末は?明日香は復活する?赤い人は消滅?
高校生5人に高広も手伝い、最後の左足を絶叫コースターで探してると全滅。ところが今回は仲間の3人も明日香とともに殺害されたことになってて、新聞では殺人鬼も変わってます。高広は刑務所で拘束着の殺人鬼(木村佳乃)と面会。
殺人鬼は明日香が赤い石を壊したことで解放された謎の女で、目覚めると殺人鬼として拘束されてたそう。明日香は身を犠牲にして赤い石を破壊し石化されはじめてるので次が最後のカラダ探しとなり、そこでの犠牲者は現実でも死者に。
高広、陸人、岬はそれを承知で赤い石に血をひたし最後のカラダ探しへ。左足は見つけるが絶叫コースターで赤い人と戦うことに。生き残った高広も赤い人を機械で粉砕しカラダを完成させて絶命。6人とも記憶をなくして復活し、高広のもとへ明日香も。
主要俳優のクレジット後、現実世界に赤い人が現れて惨殺を繰り返します…もちろんループはないので殺害されれば死亡…。その映像を大和と前作の翔太が見て衝撃…
以上がラストまでのネタバレあらすじ。この作品、タイトルの「カラダ探し」はダイジェストでしか見せてくれず、描かれるのは浅い恋愛カップリングだけで少し残念。前作もでしたが作者や監督はカラダ探しに興味ないのかも?
カラダ探しを主軸にして頭脳戦っぽくすれば更に面白くなりそうだがドラマの方が向いてるかもしれませんね。殺人鬼の拘束着シーンや明日香の石化顔などで時間を使ってるのは、監督や制作陣の趣味につきあわされてる感ありました…
ロジック面は疑問だらけ。赤い石を破壊した人も復活できたり、謎の女が殺人鬼になったのになぜ明日香は復活できたのか、赤い石と赤い人の正体は?(これは続編かも)、赤い人が現実世界にきた理由は?(粉砕したからか赤い石を破壊したからか)等。
映画『カラダ探し2 THE LAST NIGHT』ネタバレ感想と私の評価
ホラー映画というよりはグロ表現あるクリア型ゲームに近くて、ホラー的な怖さは個人的には皆無でした。結論からいうと前作『カラダ探し』の方が学園ヒエラルキー等も描かれてて好みだが今回は真相が解明されたことが新鮮。
本来は明日香が主人公のはずないが、橋本環奈を主役にするためか脚本はややいびつ。が、橋本環奈と眞栄田郷敦の存在感が本作を押し上げてたのでありですね。新メンバーはやられっぷりはよかったが、キャラが深堀りされずかわいそう。
ロジックの甘さは脚本家の力量か監督の意図したことかは不明だが、続編で帳尻合わせの可能性もあるかも?赤い人が現実世界にきたのはジュラシックや何本かのホラーでも観た展開だが有効活用された例はあまりないですね…。だからこそ期待したいかも!
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