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映画『モンスターハンター』評価は?ネタバレ感想考察/元の世界へ戻る方法?モンスターの倒し方?

モンスターハンター 映画/ドラマ

エリート特殊部隊を率いる軍人アルテミスは、近代兵器の通用しない巨大モンスターが人を襲う異世界へまぎれこみます。ハンターの男と手を組み、元の世界へ戻ろうとするのだが…。バトルの迫力は?日本人女優の役は?(ネタバレ感想あらすじ↓)

映画名/邦題モンスターハンター
日本公開日2021/3/26 [予告] 上映時間:104分
製作国アメリカ、ドイツ、中国、日本
原題/英題Monster Hunter
監督・キャストポール・W・S・アンダーソン[キャスト
映倫区分日本:G(年齢制限なし)
配給/製作
(画像出典)
東宝、東和ピクチャーズ/カプコン、インパクト・ピクチャーズ、テンセント・ピクチャーズ、Constantin Film、AB Digital Pictures
日本興行収入12.5億円 (年間29位
世界興行収入0.4億USドル [出典]
平均評価
平均:100換算
*批評家と一般は単純平均
(興収・評価: 2024.8.15更新)
56私の評価は含まず)
シリーズ
関連作品
SF/ファンタジー映画一覧

キャラ・ランキング(キャスト/出演者)

個人的なキャラクターランキングです。
※キャラクター名(キャスト/出演者/声優)

キャラ・ランキングは公開後すぐ更新します!

  1. アルテミス(ミラ・ジョヴォヴィッチ。本田貴子)
  2. ハンター(トニー・ジャー。松坂桃李)
  3. 大団長(ロン・パールマン。大塚明夫)
  4. ハンドラー(山崎紘菜)
  5. リンク(ティップ・T.I.・ハリス。杉田智和)
  6. ダッシュ(ミーガン・グッド。井上麻里奈)
  7. マーシャル(ディエゴ・ボネータ。宮野真守)
  8. スティーラー(ジョシュ・ヘルマン。中村悠一)
  9. アックス(オウヤン・ジン。花江夏樹)

ネタバレ感想『モンスターハンター』解説と評価

以下ネタバレあり感想考察なのでご注意を!

原作はゲーム?監督やキャスト!山崎紘菜も

映画『モンスターハンター』は、カプコンのアクションゲーム「モンスターハンターシリーズ」を実写化した映画です。いくつかのゲームをもとにした、オリジナル・ストーリーだそうです。

監督・脚本のポール・W・S・アンダーソンは、実写版の映画バイオハザード・シリーズの監督です。その主演女優ミラ・ジョヴォヴィッチと結婚し、映画『モンスターハンター』の主役にも起用しています。

主演ミラ・ジョヴォヴィッチ以外では、タイのアクションスターのトニー・ジャーが出演。『ワイルドスピード SKY MISSION』『トリプルX 再起動』等で活躍中。その日本語吹き替え版の声優は松坂桃李ですが台詞は少ないです。

ポール・W・S・アンダーソン監督は『バイオハザード』シリーズで、ゲーム発祥国の日本をリスペクトしてか中島美嘉やローラを出演させました。映画『モンスターハンター』でも、日本人女優の山崎紘菜(ひろな)が出演。どんな役か楽しみです。

アルテミス生き残りの理由?見どころと残念な点?

砂漠で消息を絶った偵察小隊を探す、アルテミス率いる特殊部隊は突然の砂嵐に巻きこまれ、超巨大モンスターが生息する異世界へ飛ばされます。地面から出現したディアブロスには装甲車も近代兵器も通用せず、特殊部隊は洞窟へ逃げこみます。

しかし今度はクモ型モンスター・ネルスキュラが大群で襲ってきて部隊は全滅。意識を取り戻し粘液から出たアルテミスは、体内に卵を産みつけられた仲間が喰われるのを目撃。絶望しながら外へ脱出すると、太陽光の下までは追って来ません

船の残がいを物色してると、謎の男に襲われ格闘戦に。一度は縛られたアルテミス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)だが脱出して格闘中、その男ハンター(トニー・ジャー)をネルスキュラから助け、チョコレートをあげて仲間になります。

冒頭で、ディアブロスに襲われる船から放り出されて置き去りになった男がハンターですね。山崎紘菜は、その船で望遠鏡をのぞいてました。そして映画「モンハン」がまさかの「異世界転移もの」だったことにも驚きました。

巨大モンスター・ディアブロスの迫力や戦闘シーンは圧巻なので映画館の大スクリーン向きです。近代兵器が一切きかないのに、ハンターの弓矢の方がダメージを与えられる理由は説明ほしいですね。

あっという間に特殊部隊が全滅したのも驚いたけど、現代の軍隊では無力だと思い知らされます。アルテミスだけが生き残れた理由は、最初に仮死状態になり致命傷を負わされなかったことと、卵を産みつけられなかった幸運のおかげでしょうか。

タイのアクションスターのトニー・ジャーの一番の見どころは、ミラ・ジョヴォヴィッチとのカンフー映画っぽい近接格闘戦です。最も残念なのは、言葉が通じない設定にしてトニー・ジャーを原始人や蛮族のように見せている点です。

ディアブロスの倒し方?工夫の数々?

アルテミスは元の世界に戻るため、装甲車の所へ行こうと考えます。まずディアブロスを倒すために、クモ型モンスター・ネルスキュラを倒して毒針を得ます。そしてディアブロスを逆側におびき寄せてダッシュ。しかし追いつかれます。

ハンターが、毒の弓矢をディアブロスの目に刺すと視界がぼやけたようになるが倒すことはできません。アルテミスがバズーガ攻撃、ハンターが頭から剣を突き刺し、アルテミスが立体機動装置でディアブロスの頭に乗り、剣でとどめをさします。

ディアブロスの皮膚をソリにして気絶したハンターを運びます。目覚めたハンターとオアシスのような水場へ行くと、草食の亀型モンスター・アプケロスもいて、その肉を焼いて食べます。ハンターが祈りを捧げるのは、死んだ家族のようです。

工夫しながら強いモンスターを倒す流れは好みです。ネルスキュラを弾丸で爆破したり、薬莢の火薬で傷を殺菌したり、別モンスターの毒やディアブロスの皮膚を使ったり。双剣が発火剣になるのも、モンスター素材で作られてるからですよね。

ネルスキュラから毒針を奪う作戦は命がけすぎ。せっかく装甲車まで行ったのに乗らないのは壊されたから?クエストの意味が不明でした。終盤も含めて、ハンターのトニー・ジャーが、あまり活躍の場を与えてもらえないのも残念です。

モンスターハンター 映画/ドラマ

元の世界へ戻れるのか?リオレウスの倒し方?

野営中、火竜リオレウスから逃げるモンスター達に追われるアルテミスとハンターは、大団長(ロン・パールマン)が率いるモンスターハンター隊に救われます。大団長は、昔来た人間の言葉「英語」を話せます。アルテミスは捕らわれるが、すぐ解放されます。

大団長によると、マグマを動力とする古代文明のタワーが2つの世界をつないでいて、それを火竜リオレウスが守ってるそうです。二世界の行き来で古代文明は滅んだようです。アルテミスが帰る方法も塔からです。

モンスターハンター達が火竜リオレウスを攻撃すると、石碑が光っていき、追いつめられたアルテミスは現実世界へ戻ります。しかし火竜リオレウスも襲来し、軍用ヘリや多数の戦車の攻撃は全くきかず、アルテミス救出部隊は全滅。

アルテミスは火薬弾を入手し、リオレウスが火を吹く前に口へ発射してリオレウスを爆破。しかしまだ襲って来ます。そこへハンターが連続で火薬矢を撃ちこみ、やっと倒せます。大団長も加わりタワー破壊へ向かいます。エンドロール途中で、ネコの獣人種アイルーも参戦

アルテミスが元の世界へ戻れた理由は明確にはわかりませんでした。運がよかった感じですね。大団長の部隊も現代世界の軍人たちも、キャラや個性ははほぼ語られず、使い捨てのコマのように描かれてるのはがっかり。

山崎紘菜も叫んだ以外はほぼセリフなし?でしたが、トニージャーと抱きつけたのは役得でしたね。モンスター世界の住人が未開の蛮族のように描かれてて、アルテミスが自分の言葉を押しつけるだけで彼らの言葉を覚えようとしないのは違和感

ラストの火竜リオレウスとの戦闘アクションシーンは迫力満点で、4DXで観たら楽しそうです。ただ、人間が小さすぎてモンスターとのバトルで迫力が欠けてるし、軍小隊の戦い方も含めて工夫を感じられないのは残念です。

『モンスターハンター』私の評価と感想と続編

ゲーム「モンハン」はほぼ未経験ですが、そんな人でも映画『モンスターハンター』は大迫力のモンスター映画として楽しめます。特にディアブロス、火竜リオレウスとのバトルアクションシーンは圧巻。映画館の大スクリーンで観てほしいです。

一方、ストーリーは単調で先を知りたくなる謎要素もありません。運だけで生き残ってるように見えるアルテミスや、その家来あつかいのハンターには魅力もなく、制作陣によるキャラ愛も全く感じられないのも残念。繰り返しが多いのも気になります。

現実世界からの異世界転移ものにした理由は不明でしたが、現代兵器とモンスターを戦わせるためなら、もっと戦闘の見せ方を工夫してほしかったです。ラストでタワーを破壊する理由が「現実世界を守るため」というのが理由の1つかも。

洋画の大作アクション映画の公開は久しぶりなので、映画館で難しいことは考えずスカッとするには最適です。実写版の映画バイオハザード・シリーズのように続編がシリーズ化する可能性は高いので、導入部として気楽に観ると楽しめるでしょう!

私の評価 62/100(60が平均)

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