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衝撃の真相?『あのコはだぁれ?』感想ネタバレ解説/ラスト結末は?ミンナのウタ続編?

あのコはだぁれ? 映画/ドラマ

臨時講師・君島ほのかの目の前で、女子生徒が飛び降り…その後、いないはずの生徒に気づいたほのかは衝撃の真実にたどりつき、最後には…(ネタバレ感想あらすじ↓)

映画名/邦題あのコはだぁれ?
日本公開日2024/7/19 [予告] 上映時間:107分
監督・キャスト清水崇[キャスト
配給/製作
(画像出典)
松竹/ブースタープロジェクトPEEK A BOO films、松竹撮影所、松竹映像センター
日本興行収入11.0億円(年間24位
平均評価
平均:100換算
76
シリーズ
関連作品
ホラー/パニック/バイオレンス映画一覧
前作『ミンナのウタ』5
参考・出典公式サイトWiki映画館

キャラ・ランキング(キャスト/出演者)

個人的なキャラクターランキングです。
※キャラクター名(キャスト/出演者/声優)

  1. 高谷さな(穂紫朋子)いないはずの生徒
  2. 君島ほのか(渋谷凪咲/しぶやなぎさ)夏休みの補習クラスの臨時教師。悠馬の恋人
  3. 高谷詩織(山川真里果)高谷さなの母親
  4. 校長(小原正子/クワバタオハラ)30年前の飛び降り事故を目撃
  5. 三浦瞳(早瀬憩)3年2組。補習を受ける生徒
  6. 悠馬(染谷将太)ほのかの恋人
  7. 権田継俊(マキタスポーツ)ミンナノウタに関わった元警察の探偵
  8. 前川タケル(山時聡真)補習を受ける生徒
  9. 高谷洋一(松木大輔)さなの父親
  10. 阿部大樹(蒼井旬)補習を受ける生徒
  11. 島田蓮人(荒木飛羽)3年2組。補習を受ける生徒
  12. 小日向まり(今森茉耶)3年2組。補習を受ける生徒
  13. 中務裕太(本人役)(中務裕太)GENERATIONSメンバー。居酒屋にて

ネタバレ感想『あのコはだぁれ?』解説と評価

以下ネタバレあり感想考察なのでご注意を!

ミンナのウタの続編?監督とキャストは?

映画『あのコはだぁれ?』の原作はなく、脚本・原案の角田ルミ、清水崇によるオリジナル作品です。監督でもある清水崇は『ミンナのウタ』『牛首村』『樹海村』など多くのホラー映画を監督してます。

主演の渋谷凪咲は、アイドル出身で映画初主演。早瀬憩は同年公開『違国日記』で新垣結衣とダブル主演。山時聡真は『君たちはどう生きるか』の主人公の声を担当。

昨年の『ミンナのウタ』と同じ役で、中務裕太(GENERATIONS)、マキタスポーツ、穂紫朋子も出演。他、染谷将太、松尾諭、小原正子(クワバタオハラ)なども出演。

事前アナウンスされてない?が完全に『ミンナのウタ』の続編です。本作だけでも理解できるよう作られてるが、映画『ミンナのウタ』を観て人物相関図がわかってる方がより楽しめます。

前作『ミンナのウタ』ネタバレ簡単あらすじ

GENERATIONSの小森隼は、ラジオ局ADの柳明日香と倉庫で30年前のカセットテープ「ミンナノウタ」を発見。人気ラジオ番組収録中、リスナー電話で「カセットテープ届き…ました?」という少女のノイズ音を聞いた後、小森と柳は失踪

マネージャーの角田はライブまでの3日間で小森を見つけるため、元刑事で探偵の権田に依頼。メンバーによると、少女の鼻歌メロディが頭から離れないとか、少女の霊を見たという証言が。少女は権田の中学時に飛び降りた女生徒と関わりのあった「高谷さな」と判明。

権田は中学校長から、さなが家で虐待されてた事、自分の歌で皆を自分の世界に引きずりこむのが夢だった事を聞きます。やがてメンバーの多くが失踪。権田達はさなの空き家へ行き、30年前に時をさかのぼります

両親に自分を殺害させた「さな」を角田が抱きしめてテープを奪うと、消えたメンバー達は戻りました。GENERATIONSのライブが無事開催されるが、高谷さなの霊が「ミンナノウタ」を流し、観客全員が聴いてしまうのでした。

映画『あのコはだぁれ?』ネタバレ感想と私の評価

同監督の映画『ミンナのウタ』がよかったので、同じニオイのするホラー映画『あのコはだぁれ?』も期待低めで初日に映画館で鑑賞。少し予感はあったが、完全に『ミンナのウタ』の続編で前日譚も含む内容で予想以上に楽しめました。

牛首村』までの村シリーズ3部作よりも、この「高谷さな ユニバース」の方が好きだし将来性も感じます。次回は「一見優しそうな糸井茂美」についての続編を観たいほど。

オカルト・ホラー映画に論理性/ロジックを求めても仕方ないが、時間移動、空間移動、死者や幽霊との遭遇だけでなく、生きてる人の霊?まで登場しめちゃくちゃなのは少し残念。しかしストーリーというか「さなの目的」にはロジックを感じます。

出演者はほぼ初見の俳優ばかりですが、それぞれの役を見事に演じてます。特にさな母がいい。映画初主演の渋谷凪咲も、ホラー映画での叫び演技からのスタートで幸先よさそう。メジャー俳優の染谷将太はほぼ危篤でしたが、存在感はさすが。

Jホラー「リングの貞子」が飽きられてるので「高谷さな」が新たな貞子 的アイコンになれるかも。物理的な霊が登場するためかホラー的な恐さはそれほどないが、何でもありオカルト映画として続編やスピンオフをまた観たいですね!あのコはだぁれ? 映画/ドラマ

30年前と現在の飛び降り生徒の事件とは?

30年前、女子中学生 高谷さなは、3人の女生徒に屋上でおかしな言動を追求されます。突風で落下寸前の糸井茂美は、さなに手を放され絶命。現在、ほのかの恋人の悠馬(染谷将太)が車事故に。悠馬がひっぱられた自販機下に、ほのかは不気味な少女を目撃。

臨時講師の君島ほのか(渋谷凪咲)は、夏休みの補習クラスを担当することに。急に現れた女生徒さなの目線に倒れてる生徒がいたので確認のため外へ。するとさなの鼻歌を酷評した女生徒まりが「最後の音を聞いて」と飛び降り絶命

警察の事情聴取後、生徒達はさなの鼻歌をマネし すぐ我に返ります。補修クラスの三浦瞳と前川タケルの母親が同級生だったと判明。30年前も同校で女生徒「糸井茂美」の飛び降りがあり、2人の母が「あのコ」と呼ぶ「高谷さな」も一緒でした。

ほのかは女生徒さなを送り彼女の自宅で、さなが祖母の声をテープ録音したり、両親のセリフがループしたり、階段上の部屋で何かが吊られて少年が入っていくのを見て恐怖し逃走。校長と出会い、そこが高谷の空き家だと知り驚きます。

以上が序盤あらすじ。前作『ミンナのウタ』でも描かれた、糸井茂美の飛び降りに関わった高谷さな達のシーンからはじまり、明確に続編であることがわかります。そして染谷将太の悠馬の事故現場でも、前作同様の自販機下のさなが登場。

悠馬は恋人ほのかに「会わせたい人がいる」とメールしてます。結局だれだったのかな?と思ったが、最後まで観ると、ちゃんと会わせてたことが判明。会わせたい人とは「自販機下の姉 高谷さな」でした。メールもさなが送信したのかも。

最後の音とは?あのコの目的は復讐?それとも…

生徒の瞳とタケルは、同級生の「高谷さな」が30年前に両親に殺された女生徒だと知り驚愕。2人とほのかは、校長の紹介で元探偵の権田に会い、前作で高谷さなが持ってたテープデッキを再生し、さなが両親に自分を殺させたと知ります。

テープには飛び降りた糸井の「最後の音」と、さなの弟「としお」の母体内での胎内音だけでなく、悠馬がひかれた時の音も録音されてます。つまり高谷さなは現在も「人間の死の直前の最後の音」を録音してると判明。

さなの目的は復讐ではなく「皆の最後の音を集めるという夢」なので解決策がないのです。学校の男性教師や校長、補習クラスの男生徒3人も、さなやその母親の霊を見て失踪。彼らには「ミンナノウタ」を聞いたという共通点が。

以上が中盤あらすじと解説。前作『ミンナのウタ』では、高谷さなが「虐待やいじめの復讐」をしてる可能性を示したが、本作『あのコはだぁれ?』ではそれが否定されて、狂人 高谷さなの目的は彼女が果たしたかった「夢」であると判明。そのために自分の最後の音まで収集。

「最後の音」とは、人間が死の直前や瞬間に発する声や断末魔のことです。しかも現在も録音は継続中。おそらく前作で中務裕太がテープを見つけてから再発動したのでしょう。中務裕太は今回も探偵のいた居酒屋で登場。

ラスト結末は?悠馬の正体は?本命ほのかの生死は?

児童保育所で悠馬を育てた保育士に聞き、ほのかは療養所にいる悠馬の両親を訪ねます。母親は赤ちゃん人形を「としお」として抱きます。父親ともども同じセリフをループ。つまり、悠馬の正体は、実は生きてた「高谷としお」と判明。

ほのかは事故現場の自販機下で悠馬からの婚約指輪を見つけます。ほのかは過去のとしおを救うため、高谷の空き家へ行くが、女生徒 瞳が首吊りされて危険状態。ほのかは瞳を救うためテープに「君島ほのか」と自分の名前を録音。

すると、ほのかは学校の屋上に移動し、支える瞳がさな化して落下させられそうな状態に。しかし悠馬と30年前の瞳の母親が支え、さなの母が瞳からさなを離脱させ、ほのかは救われます。療養所のさなの母は絶命

飛び降り事故現場に花を供え、祈るほのかと瞳。回復した悠馬も来て瞳にお礼を言い、ほのかへの婚約指輪をしまいます。ほのか のはめた婚約指輪は消滅。花はそこで死んだ「ほのか」に供えられたものでした。エンドロール中、失踪した校長と教師と男生徒3人の生還が判明。

以上がラストまでのネタバレあらすじと解説。高谷さなの最終目的は「弟としお=悠馬を奪った婚約者 君島ほのか を殺害すること」だったのでしょう。または、ほのかは最初の女生徒転落時に衝突死してた可能性もありそう?

結局、映画『あのコはだぁれ?』での犠牲者は、ほのか、女生徒まり、さなの母親の3人だけ。さなの霊は母親が持っていったように見えたが、ほのかの死から判断すると「高谷さなの霊はこの世に残ってる」と考えた方がよさそう。

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2024新作82、2023年225本鑑賞。好み⇒謎/驚き/社会性/感情動かす/多幸感/演出・ストーリー重視/本格ミステリ/SFファンタジ/ホラー/アニメ/MCU
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