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2023映画『ドミノ』ネタバレ感想解説/結末は?真相と黒幕は?タイトルの意味は?

(興収/評価は随時)
ドミノ 映画/ドラマ

自分の不注意で娘が行方不明になった刑事ロークはカウンセリング治療中。ある日、銀行強盗を追うが他人の心を操られ逃亡されます。娘の行方を知る強盗逮捕のため、占い師に助言を聞くが…。娘と妻の生死は?(ネタバレ感想あらすじ↓)

映画名/邦題ドミノ
日本公開日2023/10/27 [予告] 上映時間:94分
製作国アメリカ
原題/英題Hypnotic
監督・キャストロバート・ロドリゲス[キャスト
映倫区分日本:G(年齢制限なし) USA:R
配給/製作
(画像出典)
ギャガ=ワーナー・ブラザース映画/ソルスティス・スタジオ、インジーニアス・メディア、スタジオ8、Double R Productions
日本興行収入2.1億円(興行収入ランキング
世界興行収入0.1億USドル [出典]
平均評価
平均:100換算
*批評家と一般は単純平均
64私の評価は含まず)
シリーズ
関連作品
ミステリ/サスペンス映画一覧
参考・出典公式サイトWiki映画館

キャラ・ランキング(キャスト/出演者)

個人的なキャラクターランキングです。
※キャラクター名(キャスト/出演者/声優)

  1. デルレイン(ウィリアム・フィクナー)主人公を追う謎の男
  2. ダイアナ・クルス(アリシー・ブラガ)謎の占い師。その正体は…
  3. ダニー・ローク(ベン・アフレック)オースティン警察の刑事。娘が行方不明
  4. ドミニク・ローク(ダイオ・オケニイ)ロークの娘。行方不明
  5. ニックス(J・D・パルド)ロークの相棒刑事

ネタバレ感想『ドミノ』解説と評価

以下ネタバレあり感想考察なのでご注意を!

オリジナル脚本?監督とキャストについて

映画『ドミノ』は、監督も務めるロバート・ロドリゲスが原案・共同脚本で作り出したオリジナル作品です。

主演のベン・アフレックは『ザ・フラッシュ』『ジャスティスリーグ ザックスナイダーカット』等でバットマンを演じ、最近は『AIR エア』の監督・製作・出演もこなす多彩な俳優です。

女優アリシー・ブラガは『エリジウム』『ザ・スーサイドスクワッド 極悪党、集結』などに出演。

娘を失った経緯は?貸金庫には何が?

刑事ダニー・ローク(ベン・アフレック)はカウンセリングを受け、自分の不注意で行方不明になった娘ミニーを思い出して落胆。不可解なことに、逮捕された誘拐犯は、犯行の記憶がないと主張し、娘の生死はいまだに不明。

相棒ニックスと合流したロークは、匿名通報で判明した「貸金庫23番をねらう銀行強盗」を見張リます。警官もグルと感じたロークが先回りして貸金庫を開けると「娘ミニーの写真と『レヴ・デルレインを探せ』のメモ」を見つけて混乱。

ロークは、銀行員から貸金庫を奪った男(デルレイン?)を追うが、彼と話した女性は突然服を脱ぎだし、警官2人はお互いで撃ちあいます。デルレインは屋上から飛び降りたが、死体すらなく消失

ロークは、匿名通報した占い師ダイアナ・クルス(アリシー・ブラガ)を訪問。デルレインは、ダイアナの客や刑事ニックスも操ります。操られると死ぬまで命令に従うため、ダイアナはニックスを射殺…

以上が序盤あらすじ。冒頭ここまではスピーディで、先が気になる良き導入部です。行方不明の娘、それに関係ある謎の男、不思議な行動の人々、屋上で消えた男、あやしい占い師など、ミステリぽい展開も好み。

服を脱ぐ女性、銀行員、警官の行動から、催眠術か似た能力が存在するのは予想できますね。そして屋上から飛び降りた男の消失で「この世界じたいが現実ではない」可能性も感じさせます。このような伏線の張り方もうまいと思います。

謎の男の正体と目的は?ダイアナの正体は?

デルレインの正体は、ダイアナが抜けた秘密組織の優秀な催眠術師とのこと。殺人容疑者にされたロークは、警察とデルレインに追われ、ダイアナと逃亡。空に線路がある夢のような光景も見ます。

ロークの脳の防御力は、ダイアナ程度ではハッキングできないことも判明。国境もダイアナの術で切り抜けてメキシコの、ダイアナの組織の友人を尋ねます。そこで組織が「ドミノ計画」の鍵を握る人物を探してると聞きます。

しかし貸金庫の写真を要望する友人の正体はデルレインでした。ロークは、デルレインを超える催眠術を使い逃走するが、自分の能力に困惑。次に、ダイアナの協力者だったリバーを訪ね、ロークはダイアナの正体が妻だと知ります。

以上が中盤あらすじ。ロークが占い師ダイアナと出会い、共に逃走するこのあたりから「説明セリフ過多」で退屈な繰り返しが続きます。デルレインの中途半端な追撃も意味不明。後にこの追走劇が計画の一部と判明しても納得しづらいし…

特に、ロークにも強力な能力があると気づかせたり、ダイアナを殺害させようとする意図は不明。ロークが「娘ドミノを隠したのは自分」と気づいた後は、組織の催眠術で「娘を探す行動」に向かわせればよかったのでは?

ドミノ 映画/ドラマ

結末は?ドミノとは?真の計画とは?

ドミノとは、ロークとダイアナの娘ドミニク(通称ミニー)のことでした。強力な催眠術師ドミノを「人間の進化」ではなく「人間社会の統率」に使おうとした組織とダイアナに反発したロークは娘を隠し、自分にも記憶を失う強力な催眠術をかけたのです。

組織とダイアナは、ロークに12回も催眠術をかけドミノの居場所を探ったが失敗。13回目、覚醒したロークは組織を抜け出し「LEV DELLRANE/レブ・デルレイン」のアナグラム「DEER VALLEY LN/ディアバレーレーン牧場」へ逃走。

ロークは、養子時代の育て親の牧場家へ行き、ドミノを倒した先に預けた娘ドミノを発見。組織も総出で到着し、牧場夫婦は射殺されます。しかし娘ドミノの催眠術により、組織員は互いを撃ちあい全滅。牧場夫婦も生きてました。

ロークに強力催眠をかけられてたダイアナは、ドミノにより覚醒。家族3人の計画は「ドミノの成長まで時間をかせぎ、組織員を集めて全滅させること」でした。ドミノはデルレインを自害させ、3人はヘリで去ります。

エンドロールの途中、自害したデルレインは、実は牧場の夫だったと判明。デルレイン(本名は不明)は、ドミノを超える催眠術で生還したのです。

以上がラストまでのネタバレあらすじ。終盤にかけてのたたみかけるような伏線回収と謎解きは爽快だが、ツッコミどころも多いですね。ロークが13回目だけ覚醒した理由は謎(見逃したかも)だが、少しずつ覚醒してたのかな?

組織がデルレインのアナグラムも解けず、検索すればすぐわかった「ロークの育て親」について調べてなかったのも雑。そもそも人類社会の統率を目的とする組織が小規模すぎるのも驚き。あの人数ならドミノが全員従えるのも可能だったはず。

悪の組織とはいえ、まだこどものドミノが殺害に導いたのも違和感。あんなに殺害後、すぐ両親と笑えるのはサイコパスかと。デルレインが生きてたのも雑音。彼がドミノ以上の能力者なら、自分で人類を統率できたはず。今回覚醒したとすれば…続編あるのかな…

映画『ドミノ』私の感想と評価

ミステリは好きなので、サスペンスも含めて「魅力的な謎」がある映画は真っ先に見たくなり、本作も期待して観ました。催眠術といったSF要素は想定外だったが、それも含めて序盤は期待以上の作品に感じられ見入ってしまいました。

しかし中盤以降、繰り返しや雑なご都合主義が目立ち、主人公を演じるベン・アフレックにも魅力を感じられず、退屈な時間もありました。トリックには意表をつかれたが、そればかり重視して人間味が薄れてるのも気になりました。

催眠術の「なんでもあり感」はルール設定が足りないかも。…とツメは甘いが、予定調和の物語が増える今、予想を超える展開は挑戦的で、最後まで驚かされるのは好み!続編に続きそうなラストは蛇足を感じたが、斬新な続編なら歓迎!

私の評価 70/100(60が平均)

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