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『パイレーツオブカリビアン最後の海賊』考察ネタバレ感想/ラスト結末は?敵の正体と目的は?

パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊 映画/ドラマ

パイレーツオブカリビアン・シリーズ5作目。呪われた父ウィル・ターナーを救えるポセイドンの槍を求め、息子ヘンリーは海賊ジャック・スパロウを探すが、美女カリーナやバルボッサも参戦し…(ネタバレ感想あらすじ↓)

映画名/邦題パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊
日本公開日2017/7/1 [予告] 上映時間:129分
製作国アメリカ
原題/英題Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales
監督・キャストヨアヒム・ローニング、エスペン・サンドベリ
キャスト
出演者
ジョニー・デップ、ハビエル・バルデム、ブレントン・スウェイツ、カヤ・スコデラーリオ、ケビン・R・マクナリー
映倫区分日本:G(年齢制限なし) USA:PG-13
配給/製作
(画像出典)
Walt Disney Studios Motion Pictures/Walt Disney Pictures、ジェリー・ブラッカイマー・フィルムズ
日本興行収入67.1億円(年間5位
世界興行収入7.9億USドル [出典]
製作費2.3億USドル
平均評価
平均:100換算
*批評家と一般は単純平均
69私の評価は含まず)
シリーズ
関連作品
パイレーツオブカリビアン一覧
前作『パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉』88.7

ネタバレ感想『パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊』解説と評価

以下ネタバレあり感想考察なのでご注意を!

映画『パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊』ネタバレ感想や考察

パイレーツオブカリビアン・シリーズ5作目は、3作目『パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド』の正統な続編ですが、時系列は4作目の後なので、バルボッサが黒ひげの「アン女王の復讐号」や剣を手に入れてたり、ブラックパール号が瓶に入ってたりします。

このシリーズはディズニーが子どもも見れるように作ってるはずなのに、2,3作目は1回見ただけでは全ての意味が理解できないくらい難解だったけど、前作からは反省したのか複数キャラを同時並行的に動かすのをやめてわかりやすくなってます。本作では更に目的もわかりやすくして原点に戻ってきた感じです。

ストーリーやキャラが複雑ではないため、純粋に冒険やバトルやアクシデントに集中でき、親子など人間関係の様子も楽しめます。ただ、星座が示した先に島があるのはわかるけど、今まで誰も発見できなかった理由は不明ですし、ヘンリーやカリーナが探し出せるほどの宝を誰も見つけなかったのもご都合主義です。

また、魔の三角海域に入ると呪われる理由もわからないし、海で呪われた船員がどの作品も似通ってるのも気になります。ゾンビシャークの理屈も不明ですが、アクションシーンとしては面白かったです。バトルは一方的なのが多くて、船どおしの戦闘もほとんどなかったのは残念です。

ジョニー・デップの演技は少しグダグダ感あったけど、不完全な主役格なのであれでいいのかもしれません。ヘンリーはあまり存在感なかったけど、カリーナは設定が良いです。ハビエル・バルデム演じたサラザールと、ジェフリー・ラッシュ演じたバルボッサは2人でほぼ全て持ち去りましたね。再登場もありそう

原題「Dead Men Tell No Tales」はサラザールがヘンリーに言った「死人に口なし」という意味です。邦題の「最後の海賊」は同時期の『トランスフォーマー 最後の騎士王』とかぶってるし微妙だと思いましたが、最後の海賊が亡き後、ジャックが継いだことを表してるなら「あり」かと思います。

全体的には好みな1作目に近いように感じたし、ラストのバルボッサの父としての犠牲心にも感動させられたし、ブラックパール号の復活も納得感あるし、ウィルとエリザベスのカメオ出演もうれしいし、エンドロール後のデイビィ・ジョーンズかビル・ターナー復活もほのめかされ、続編も楽しみなのでおすすめです!

おすすめ12ポイント

少し残念8ポイント

パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊 映画/ドラマ

『パイレーツオブカリビアン5 最後の海賊』ネタバレあらすじや解説

真っ暗な夜、12歳の少年が海図を見ながら海に飛びこむと、呪われた船フライング・ダッチマン号が少年を乗せて浮上します。船長は『パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド』で呪われて以来、10年に1度しか陸に上がれないウィルことウィリアム・ターナー(オーランド・ブルーム)です。

少年はウィルの息子ヘンリーで、「ポセイドンの槍」で父の呪いを解けるから海賊ジャック・スパロウを捜すと言うと、ウィルは「私の呪いは解けない。海から離れろ」と言って首飾りを渡し、幽霊船フライング・ダッチマン号を再び潜行させて、ヘンリーを海面へ戻します。

その9年後、ヘンリー・ターナー(ブレントン・スウェイツ)は大英帝国の軍艦「モナーク号」で働いてる時、船が「魔の三角海域」に入りそうだと忠告すると牢に入れられます。隣の囚人は「ジャックは聖マーティン島で死んだ」と言います。船が魔の三角地帯に入ると、呪われた者らが海面を歩いて攻めて来ます。

元スペイン海軍の幽霊船サイレントメアリー号の船長で海の死神アルマンド・サラザール(ハビエル・バルデム)は船員や隣の囚人も皆殺しにしますが「死人に口なし」なので、語ってもらうため1人だけは生き証人として見逃します。サラザールはヘンリーに「ジャック・スパロウと羅針盤」を探せと伝えます。

カリブ海のセント・マーティン島の牢獄では、天文学や測時学の科学者カリーナ・スミス(カヤ・スコデラリオ)が魔女狩りで囚われてますが脱獄します。同じ島の王立銀行の金庫のお披露目の式典で、海賊ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)は部下らと金庫を盗む計画を立てたのに酔って寝てしまってます。

ジョシャミー・ギブス(ケヴィン・マクナリー)、マーティ(マーティン・クレバ)、スクラム(スティーヴン・グレアム)などなつかしい仲間たちが馬で金庫を引きますが建物ごと運んでしまいます。建物は街を破壊しながら進み、金庫の金は街にまき散らされ、船も金も運もない船長を、船員らは見限って去ります。

一方、銀行強盗の騒ぎを利用して逃げるカリーナは、皆既月食のための測量計(クロノメーター)を買いに行った店で天体望遠鏡の誤差を修正すると「魔女」扱いされて、居合わせたジャックと逃げますが、おとりにされてしまいます。逃げのびると「ポセイドンの三又の槍」を口にする青年のいる病院へ忍びこみます。

ヘンリーはモナーク号から放り出されセント・マーティン島へ流れ着き入院します。寝言で「海賊」「三つ又の槍」などつぶやき、戦闘放棄の罪で鎖につながれてます。そこへカリーナが来て「ガリレオ・ガリレイの日記」を読み、皆既月食時にポセイドンの槍への星の海図を解読できると言いますが、軍に捕まります。

ジャックは金もなく酒場へ行き、豚の泥にまみれてて懸賞金の海賊とも気づかれず「魔法のコンパス」とラム酒を交換します。このコンパスは1作目『パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち』から取りあってきた重要アイテムで、所有者が1番望む物や人物の方角を指します。

その裏返しで「魔法のコンパス」の持ち主が裏切って手放すと、その者が1番恐怖するモノをもたらします。ジャックがコンパスを手放すと、海の死神サラザールらが魔の三角海域から解放され、生前の使命「海賊狩り」を再開します。ジャックは雨で泥が落ちると顔がばれて英国軍に捕まり投獄されます。

カリーナも牢獄で、皆既月食の赤い月明かりを「ガリレオ・ガリレイの日記」に当てると、表紙にはめられた赤い宝石が光り「ポセイドンの槍」の三つ又に似た星座「りゅうこつ座」の一部が島の場所を示すことに気づきます。ヘンリーは衛兵に変装しジャックに会い、サラザールがジャックを殺しに来ると告げます。

ヘンリーは、3作目『パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド』で結婚したエリザベスとウィルの息子であると言い、父ウィルをフライング・ダッチマンの呪いから解放するには「ポセイドンの槍」が必要で、ジャックもサラザールから逃れるには同じ物を必要とするため協力を申し出ます。

パイレーツオブカリビアン・シリーズでおなじみのヘクター・バルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)は黒ひげ亡き後の「アン女王の復讐号」の船長で、今や10隻以上の艦隊を有する海の支配者だが、その海賊船が次々にサラザールの「サイレントメアリー号」に沈められてると報告を受け、海の魔女に会いに行きます。

魔女シャンサ(ゴルシフテ・ファラハニ)はサラザールはジャックに向かってて、ジャックはある女性(カリーナ)とブラックパール号を得て「ポセイドンの槍」を探すだろうと予言します。バルボッサに引退をすすめるが断られ、ねずみに奪わせた「魔法のコンパス」をバルボッサに授けてジャックを探せと言います。

ジャックは処刑台へ連行される途中の牢でジャックおじさん(ポール・マッカートニー。カメオ出演)に会い、サラザールらから逃げるには陸地へ行くよう助言されます。ジャックはギロチンで、カリーナは絞首台で処刑される寸前、ヘンリーが金で雇ったギブスらジャックの元船員が暴れて救出に来ます。

ジャックは、ぼろ船「ダイイング・ガル号」(瀕死のかもめ号)で出港し、カリーナに地図を出すようおどすと「誰にも読めない地図」は「星空」だと言われます。バルボッサはサラザールの船に襲われますが、ジャック・スパロウを探し出すと約束し生かされ、サラザールはスペイン軍で海賊狩りをしてた話をします。

父も祖父も海賊に殺されたサラザールは「サイレント・メアリー号」と無敵艦隊による海賊掃討作戦により、ほとんどの海賊船を沈め、慈悲すら与えませんでした。最後の海賊船上では死にゆく船長が若きジャック・スパロウに「おまえの望むものを指すが決して裏切るな」と言って「魔法のコンパス」を渡します

その「最後の海賊」ジャック・スパロウは最後の海賊旗を上げて、サラザールを挑発してコンパス(羅針盤)の指す方角へ誘導します。そこは「魔の三角海域」と呼ばれる所で、侵入したサラザールら船員は呪われたアンデットになりジャックをうらみ続けます。そしてキャプテン・ジャック・スパロウの誕生です。

そして今、約束の夜明けになり、サラザールはバルボッサを殺そうとしますが「魔法のコンパス」が示すとおりジャックらの船にたどり着きます。ジャックは災いの元凶と見なされ、ヘンリー、カリーナと共にボートで放り出されます。サラザールらは海面を走り、ゾンビシャーク(サメ)も放って追撃してきます。

ジャックは、陸へ上がれないサラザールらの弱点を知ってたため、サメを逆利用して陸地へ逃げ切ります。しかし島の原住民の中に借金中の旧友がいたため、彼の豪快な妹と無理やり結婚させられそうになるが、そこへサラザールを裏切ったバルボッサがやってきて救われ、一緒にポセイドンの槍を探すことになります。

バルボッサは「黒ひげの魔法の剣」でジャックの持つ酒瓶を割ると、中の海賊船「ブラックパール号」が元の大きさに復元され、猿のジャックも復活します。バルボッサはジャックやヘンリーらを縛りますが、カリーナの星空の地図を信じて彼女に操舵をまかせます。大英帝国の船に捕らわれたギブスらも脱獄します。

バルボッサはカリーナの名前の由来である星や、孤児院に捨てられた時に一緒にだったという「赤いルビーがはめられたガリレオ・ガリレイの日記帳」に見覚えがあり、魔法のコンパスがカリーナを指すことから「自分の娘」だと気づきます。ジャックもマーガレット・スミスとバルボッサの娘だと感づきます。

バルボッサは娘が金に困らないよう「赤い宝石」を残したつもりだったのに、カリーナは宝石ではなく「ガリレオ・ガリレイの日記」の中身を勉強して父に近づこうとしてたのです。その時、大英帝国海軍の船が追いついてきますが、すぐにサラザールのサイレントメアリー号に破壊されます。

サラザールはジャックを追い、ブラックパール号の船上は船員とアンデットの戦いの場になります。サラザールはジャックを追いつめますが、カリーナの操舵で「星座」の示す島にたどり着き、陸へ上がると消滅するサラザールらはサイレントメアリー号に撤退します。その時、ヘンリーは捕らわれてしまいます。

映画『パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊』ネタバレ結末ラスト

上陸した島に日の出が反射すると、地上の星座のように美しく光り、カリーナは「りゅうこつ座」で1つだけ点滅しない星のそばへ行きます。その赤い宝石の欠けた部分に、日記の赤い宝石をはめ込むと地上の星座が完成して、海が真っ二つに割れ、ジャックとカリーナは落ちた海底で「ポセイドンの槍」を見つけます。

サラザールは海底も歩けないので、仲間には危険と言われながらもヘンリーの体に入って「ポセイドンの槍」を奪い、ジャックを刺します。サラザールから分離したヘンリーは、カリーナの助言により槍を破壊すると、海の呪いが全て消え去り、サラザールらも全員生身の体に戻るが、不死でなくなり海にのまれます。

割れた海も閉じていき、ブラックパール号のイカリに捕まったジャック、ヘンリー、カリーナ、サラザールだけが生き残りをかけて上がっていきます。落下するカリーナをつかんだバルボッサの腕に「りゅうこつ座」のタトゥーを見つけ、カリーナ「私はあなたの何?」、バルボッサ「宝だ」

バルボッサはカリーナのすぐ下に追いつくサラザールを倒すため、上からジャックがヘンリーの剣を落としてくれたのをつかんで、カリーナを超えて落下しながらサラザールをつかんで道連れにして共に海に沈んでいきます。ジャック、ヘンリー、カリーナだけはブラックパール号に引き上げられます。

ジャックは胸の日記帳が刺されおかげで助かります。その日記がバルボッサの形見になったカリーナは「一瞬全てが手に入ったのに、一瞬で全てを失った」と言いますが、ヘンリー「全てではない」とガリレオ・ガリレイの日記を渡し、カリーナ「私の姓(名字)はバルボッサ」

陸に上がると、カリーナはヘンリーがサラザールでないことを叩いて確認後にキス。そこへ呪いの解けた「フライング・ダッチマン号」の船長だった父ウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)が上陸し、息子と妻エリザベス・スワン(キーラ・ナイトレイ。カメオ出演)と抱き合いキス

それをブラックパール号の上から望遠鏡で見てたジャック・スパロウは「不愉快だ」と言いますが、船員からキャプテン・ジャック・スパロウと呼ばれ、猿のジャックから魔法のコンパスも返してもらい、上機嫌でコンパス(羅針盤)の示す方角へ出発します。

エンドロール後のおまけ映像では、ベッドで眠るウィルとエリザベスの部屋に何者かが侵入して来ます。海の呪いが全て消えたので、2-3作目での敵デイビィ・ジョーンズも陸に上がれたのかもしれませんが、片手がカニのはさみのままなのは謎です。フジツボはウィルの父ビル・ターナーの物のようでもあります。

本作は3作目の完全な続編です。なつかしい顔もありますが、新しいキャラたちが冒険の鍵を握り、まさかの親子関係に驚かされて涙のラストも見せられます。オマケ映像によって続編ではデイビィ・ジョーンズが復活する可能性もありそうなので、その前にぜひ1度は観ることをおすすめします!

私の評価 65/100(60が平均)

シリーズやジャンル⇒パイレーツオブカリビアン一覧

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