『ウィキッド永遠の約束』2人の決断と生死は?ラスト結末は?考察ネタバレ感想

オズの国の真実を知るが別の道を歩むことになったエルファバ、グリンダ。かつての友人はそれぞれ悪い魔女、善い魔女として広まるが突如現れた少女により運命は大きく動き出し…(ネタバレ感想あらすじ↓)
| 映画名/邦題 | ウィキッド 永遠の約束 |
|---|---|
| 日本公開日 | 2026/3/6 [予告] 上映時間:137分 |
| 製作国 | アメリカ |
| 原題/英題 | Wicked: For Good |
| 監督・キャスト | ジョン・M・チュウ[キャスト] |
| 映倫区分 | 日本:G(年齢制限なし) |
| 配給/製作 (画像出典) | 東宝東和/The South Australian Film Corporation |
| 日本興行収入 | 20.2億円 [出典] 年間7位 |
| 世界興行収入 | 5.3億USドル [出典] |
| 平均評価 平均:100換算 *批評家と一般は単純平均 | (興収・評価: 2026.4.14更新) 76 |
| シリーズ 関連作品 | 前作『ウィキッド ふたりの魔女』35.4億 |
| 参考・出典 | 公式サイトWiki上映映画館 |
キャラ・ランキング(キャスト/出演者)
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- エルファバ(シンシア・エリヴォ/幼少期:カリス・ムソンゴレ。高畑充希)悪い魔女。強大な魔力と緑色の肌で嫌われ者
- グリンダ(アリアナ・グランデ=ブテーラ。清水美依紗)善い魔女。魔力はないが美しく陽気な人気者
- フィエロ・ティゲラール(ジョナサン・ベイリー。海宝直人)ウィンキーの王子。護衛隊長に。グリンダの婚約者
- マダム・モリブル(ミシェル・ヨー。塩田朋子)シズ大学の魔法学部長。天候をあやつる
- オズの魔法使い(ジェフ・ゴールドブラム。大塚芳忠)オズの国の統治者。偉大な魔法使い…
- ボック・ウッドスマン(イーサン・スレイター。入野自由)マンチキン人。グリンダに恋したがネッサのそばで…
- ディラモンド教授(声:ピーター・ディンクレイジ。山寺宏一)シズ大学の歴史教授だった
- ネッサローズ(マリッサ・ボーディ。田村芽実)エルファバの妹。足が不自由。ボックを愛す
- ダルシーベア((声)シャロン・D・クラーク)エルファバの育ての親のクマ
- ドロシー: カンザスからの少女。カカシ、ライオン、ブリキの木こりとで悪い魔女の討伐へ
ネタバレ感想『ウィキッド 永遠の約束』解説と評価
以下ネタバレあり感想考察なのでご注意を!
『ウィキッド永遠の約束』原作は?前編あらすじ?監督キャスト?
映画『ウィキッド 永遠の約束』の原作は人気ブロードウェイミュージカル『Wicked』。その映画版であり本作は2部作の後編。前編『ウィキッド ふたりの魔女』は公開済みで各種映画賞を受賞。
監督のジョン・M・チュウは最近『クレイジー・リッチ!』『イン・ザ・ハイツ』等を監督し注目されました。
W主演のシンシア・エリヴォは『ハリエット』『ピノキオ』等、アリアナ・グランデはNetflix『ドント・ルック・アップ』やテレビドラマ『サム&キャット』等に最近出演。
前作 前編のあらすじ感想は『ウィキッド ふたりの魔女』にて。
エルファバが戦う理由とは?妹ネッサが闇落ち?
話せなくなった動物たちは、黄色いレンガ道を築く強制労働に。ほうきに乗った魔女エルファバ(シンシア・エリヴォ)が彼らを救います。しかしオズの魔法使いとマダム・モリブルはオズの国に「エルファバは悪い魔女で討伐されるべき」と広めます。
一方、ガリンダから改名したグリンダ(アリアナ・グランデ)は陽気さとルッキズムと単純な受け答えにより、善い魔女として人気を勝ち取っていきます。グリンダは護衛隊長となったフィエロと婚約し、空飛べるシャンボン玉をモリブルから与えられます。
エルファバはフィエロを失い、育ての親ダルシーベアも国外逃亡し孤独となり故郷マンチキン国へ目を向けます。妹ネッサローズが亡き父の後に総督を務めてたが、グリンダに恋するボックをつなぎとめるために動物もマンチキン人も国外移動を禁止し圧政。
以上が序盤あらすじ。前作で言葉を奪われた動物たちを救うため魔女エルファバが登場するシーンは昨年の『スーパーマン』のようで瀑アガリ!と同時に前作ラストを思い出して、いきなり涙しそうに。
世間から忌み嫌われるエルファバは、真の姿を知ろうとしない現代のスクープ週刊誌、ワイドショー、SNSなどを皮肉ったようにも見えます。対称的に、美しさとわかりやすさと共通の敵で人気を得ていくグリンダは危険なポピュリズムの象徴。
グリンダ自身がエルファバを見捨ててない点はこの物語における救いだと感じます。グリンダとエルファバは基本的には善良ですが、妹ネッサは強い片思いが災いして闇落ち。ボックの思わせぶりな態度も悪いが、両者ともその償いを受けますね。
善い魔女グリンダの結婚式で何が?ドロシー登場?
エルファバを拒否した妹ネッサローズは魔女として覚醒し、ボックの心をつかむ呪文を唱えるが未熟で苦しめてしまいます。エルファバの魔法で命は救われるが、ボックは「ブリキの木こり」に変身し逃走。東の悪い魔女と恐れられたネッサはボック捜索へ。
フィエロとの結婚式の日、エルファバはオズの魔法使いと和解しチステリーと翼の猿軍団を解放。しかし地下に捕らわれてる元教授のディラモンドたちを見つけたエルファバは和解を拒絶し魔法使いをかごで束縛。解放された動物たちは結婚式を破壊。
かけつけたフィエロはグリンダに別れを告げ、エルファバと共に逃亡。絶望したグリンダはマダム・モリブルに、妹ネッサでエルファバをおびき寄せようと進言。モリブルは天候を操る魔法で竜巻を呼び、それによりカンザスの少女ドロシーの家が飛んできて…
以上が中盤あらすじ。強い意志を持つと思われたエルファバが、フィエロ、ダルシーベアらとの離別で孤独に耐えられずオズの魔法使いとグリンダと和解しようとしたのは意外。これは原作ミュージカルどおりだろうし人間らしいけど、心折れないエルファバを見たかったかも…
妹ネッサとグリンダが闇落ちするが、その原因がいずれも「愛した男」によるもの。この流れは普遍的ではあるが、現代的とは思えなかったので改変してもよかったが…2人の男は罪のつぐないとして姿を変えられたので下手にいじらなくてよかったかも。
ラスト結末は?主要キャラの生死と未来は?
フィエロと一夜を過ごしたエルファバは、竜巻で飛んできたドロシーの家で絶命した妹ネッサのもとへ。そこでグリンダと素手で乱闘し護衛隊に捕まるが、フィエロが銃を向けてエルファバを逃がします。フィエロを処刑から救うためエルファバは魔法を使うが…
オズの魔法使いに祝福され西の悪い魔女を倒しに行くドロシーは案山子(かかし)と、エルファバを恨むライオンとブリキの木こりと共に民衆に送り出されます。先回りしたグリンダはエルファバから魔導書と国の未来をたくされ、別れの歌の後に隣室に隠されます。
ドロシー達に水で倒された悪い魔女のそばには緑の酒瓶。グリンダはオズの魔法使いこそがエルファバの実父と気づき、彼に酒瓶を渡して追放。モリブルも猿軍団に連行されます。グリンダはエルファバとの永遠の約束を果たすため動物差別のない国をつくりはじめます。
一方、ドロシーに同行してたカカシの正体はエルファバに救われたフィエロであり、彼は討伐時に床下に隠したエルファバを救い出し、2人で手をつないでオズの国を出ていきます。そのことを知らないグリンダですが魔導書で真の善い魔女になりそう…
以上がラストまでのネタバレあらすじ。結婚式の日に何の前ぶれもなく(少なくともグリンダにとっては)急に別の女性と駆け落ちするフィエロ……せっかくいい物語なのに人間味、現実味のない展開が少し残念…ネッサの時と違いグリンダには同情。
この辺りから、フィエロがわざわざ犠牲になったり(エルファバが魔法使えば一緒に逃げられたはず)、エルファバがドロシーを幽閉(簡単にネッサの靴は取れたはず)、エルファバの死ぬ覚悟をグリンダが簡単に受入れたり(歌ってる場合じゃない)、隣室に隠れて雑な影芝居みせられたり…
予想どおりエルファバが生きてた点はよかったな!と思えたが、床下から出てくるシーンとか大作映画とは思えない荒っぽさなので、繊細に前作を作り上げた制作陣と同じなのかと疑問に…。と、演出に雑はあるがグリンダとエルファバのことは最後まで大好き♪
映画『ウィキッド 永遠の約束』ネタバレ感想と私の評価と続編
前作『ウィキッド ふたりの魔女』は、ミュージカルが得意じゃない私でも意表つかれて号泣し人生ベスト100確実に。だから後編である本作も期待してて初日に映画館で観賞!
結論から言うと前編は超えなかったがエルファバとグリンダの結末は観れてよかったです!前作と比べると歌や人間ドラマが物語を止めてたし、エルファバの目標や言動がブレブレで、展開の飛躍や演出の雑さが気になり残念な部分も。
とはいえ、女性を振り回した2人の男の贖罪とドロシーをからめた伏線回収は絶妙だし、元親友の2人の魔女は大好きなまま♪演じたシンシア・エリヴォ、アリアナ・グランデは本当にすばらしかったので機会あれば前編を見返したいです!