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映画『クリード チャンプを継ぐ男』評価は?感想ネタバレあらすじ/勝者は?ロッキーとアポロを継承できるか?

映画 クリード チャンプを継ぐ男
タイトル/邦題 クリード チャンプを継ぐ男
日本公開 2015.12.23 [予告↓]上映時間 133分
映倫区分日本 G(年齢制限なし)USA PG-13
製作国アメリカ
原題/英題Creed
映画監督ライアン・クーグラー
キャスト
出演者
マイケル・B・ジョーダン、シルベスター・スタローン、テッサ・トンプソン、フィリシア・ラシャド、アンソニー・ベリュー
配給/製作(C)ワーナー・ブラザース/ニュー・ライン・シネマ、メトロ・ゴールドウィン・メイヤー
シリーズ/関連ロッキーシリーズ
日本興行収入4.0億円
世界興行収入1.7億US$(約191億円)
製作費0.35億US$(約38.5億円)
参考公式サイトWiki世界興行収入
平均評価★★★★★80私の評価★★★★★75
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映画『クリード チャンプを継ぐ男』概要とあらすじ(ネタバレなし)

ロッキーシリーズの続編スピンオフ1作目。実母の死後、荒れた生活のアドニスは義母に引き取られ有能に成長します。しかし仕事をやめてボクシングに専念し、実父のライバルだった男にトレーナーを依頼するが...。ロッキーが引き受ける経緯は?(ネタバレあらすじ↓)

『クリード チャンプを継ぐ男』予告動画

ネタバレあらすじや感想『クリード チャンプを継ぐ男』考察・評価レビュー

この先はネタバレありのあらすじや感想/考察です。続編前作や関連映画は、ロッキーシリーズ一覧も参考にしてください。映画 クリード チャンプを継ぐ男

★★★★★ 75点/100(60が平均)

ライアン・クーグラー監督とシルベスター・スタローン他キャスト

監督・脚本のライアン・クーグラーは、2013年の『フルートベール駅で/Fruitvale Station』が長編初監督の新人ですが、シルベスター・スタローンは出世作『ロッキー』をなぞらえてか、まかせることにしたようです。

主演のアドニス・クリードには『フルートベール駅で』でも主役をこなした、マイケル・B・ジョーダンが起用され、そのトレーナー役の老いたロッキーはロッキーシリーズのシルヴェスター・スタローンがそのまま演じることになります。

この2人は映画を見る限り、かなり相性が良いように感じます。マイケル・B・ジョーダンは最初ボクサーの体には見えないけど、時系列にあわせて肉体改造したのか、後半には筋肉質になり本物のヘビー級ボクサーに見えるようになるから不思議です。

その恋人役ビアンカは、テッサ・トンプソンが演じます。前年の『グローリー 明日への行進』にも出演してますが、クリードの後の2017年『マイティ・ソー バトルロイヤル』ではかなり存在感を発揮しています。

アドニス(愛称ドニー)と戦う、ダニー・ウィーラー通称スタントマンを演じたアンドレ・ウォードと、リッキー・コンラン通称プリティ演じたアンソニー・ベリューは、この時点での現役プロボクサーです。どおりで筋肉も動きも本物です。

テーマは「偉大な父を継承するか?自分の実力で勝つか?」

アドニスは、実父がかつてのボクシング世界ヘビー級チャンピオンのアポロ・クリードだと知っても、ロッキー以外には公表しません。恋人ビアンカにさえも。それは実母を捨てたアポロへの抵抗であり、自分の実力が遺伝だと認めたくなかったのでしょう。

アドニスを引き取った義母メアリー・アン(フィリシア・ラシャド)がボクシングに反対した理由は、夫アポロ・クリードを亡くしてるから当然ですよね。しかし皮肉にもアドニスがボクシングを始めたのは、遺伝子や血が継承されてるとしか思えません。

アドニスはアポロの息子だと世間にも隠して、デビュー戦でレオ・スポリーノ通称ザ・ライオンを倒しますが、公表されてしまいいらだちます。それは生前に何もしてくれなかった亡き父アポロと同一視されることへの、いらだちなのでしょう。

しかしアポロ・クリードの実の息子だと公表されたメリットとして、ヘビー級チャンピオンのリッキー・コンラン通称プリティと試合できることになり、アドニスは事実を受け入れていきます。同時に偉大な父アポロを超えるための第一歩となります。

そしてアドニスは、ボクシングに反対してた義母メアリー・アン・クリードが送ってきた、アポロの着てた星条旗のボクシング・トランクスをはくことにより、アドニス・クリードとしてリングに立ちます。

ロッキーシリーズでのボクシングパンツは常に象徴的で『ロッキー3』ではロッキーも同じ柄のトランクスをアポロから渡されて、クラバーに勝ちました。メアリーから送られたのは同じトランクスかもしれません。

クリードの恋人ビアンカはエイドリアンを超えるか?

アドニスがクリードになる過程で支え続けたのが、同じ黒人の恋人ビアンカ(テッサ・トンプソン)です。その関係は、ロッキーを支え続けたエイドリアンに似ていますが、時代を反映してビアンカもミュージシャンになるという自分の夢に向かっています。

エイドリアンは内気で人見知りで社交性がないコミュニケーション障害(コミュ障)ですが、ロッキーの笑えない冗談で少しづつ心を開きました。結婚して出産後は主張もしっかりする強い女性に成長して、何度もボクシングを止めようともします。

それに比べるとビアンカは人あたりも良く完璧に近いけど、進行性の難聴でいずれは耳が聞こえなくなります。ミュージシャンとしては致命的な病気ですが、それがビアンカが「親から継承したもの」なので受け入れて共生する覚悟はできてるようです。

エイドリアンとの大きな違いは、ビアンカも夢に前進しているためアドニスのボクシングにも理解を示して、どんな困難な試合も止めようとせず応援します。もし続編『クリード2炎の宿敵』で子どもが産まれたら心境が変化するのか見ものです。

エイドリアンとポーリーの墓や面影が登場?

ボクシングを引退したロッキー・バルボアは、元妻の名をつけた小さなイタリアン・レストラン「エイドリアン」を経営しています。アドニスはそこへ訪ねてきて、亡き父アポロの親友だったロッキーにトレーナーを依頼して断られます。

ロッキーはエイドリアンとポーリーの墓参り中にトレーナー復帰を決意します。その後、アドニスはロッキーの家で一緒に住み始めます。ロッキーはエイドリアンの兄ポーリーの部屋をそのままにしてたので、アドニスはそこを使うことになります。

ロッキーが体調不良で検査し「ガン」が判明しますが、エイドリアンの命を奪ったのも同じ病気でした。ロッキーは、ガンと闘いながらも亡くなったエイドリアンを看取ったので当初は治療をこばむが、アドニスの説得もあり共に闘うことに決めます。

裕福なドニーがプロボクサーになった理由は?

アドニス(愛称ドニー)の実母はアポロ・クリードの愛人でしたが、彼女が死んだ後、親類を2箇所以上たらい回しされて施設に入れられ、素行が悪くなりました。しかしアポロの妻メアリー・アン・クリードに引き取られると、一気に裕福な生活になります。

大学も卒業し一流企業にも就職してホワイトカラーとして出世も約束されますが、急に退職してプロボクサーを目指します。休暇中などに行なってたメキシコでの地下ボクシングでは無敗だったようですが、あまりにも無謀すぎます。

ドニーがプロボクサーになった理由は明確に描かれませんが、DNAや血のせいや父アポロを意識したことは間違いないでしょう。ハングリー精神は弱いけど、偉大すぎる父を超えたい葛藤や思いは強そうです。お金も学歴も明るい将来があって一生安泰に過ごせても、情熱を持てる挑戦や刺激を求めるのは現代っ子ぽいです。

アポロ親子はロッキーに生きる意味を与えた?

亡きエイドリアンと同じガンをわずらったロッキーは、当初治療をこばみますが、アドニスによる説得と彼と共に戦いたい気持ちによって闘病を決意します。アポロ・クリードの息子アドニスがいなければ、ロッキーはあっさり死んでた可能性もあります。

そういう意味ではアポロが、時を経て親友ロッキーに生きる決意をうながしたと言えなくもないです。かつてボクシングをあきらめかけたロッキーに「戦う場所」を与えたアポロ、そして新たに居場所と情熱と「生きる意味」を与えたアドニス。アポロ父子がいなければロッキーの人生はとっくに終わってたのでしょう。

ボクシングの特訓シーンや戦術は?

ロッキー2』でもおなじみのチキンキャッチ(ニワトリを追いかけて捕まえる)や、フィラデルフィア美術館の階段を駆け上るまでのランニングが再登場するのはロッキーファンへのサービスシーンでしょうか。

鏡の自分に打ち込みながらよけるシャドウボクシングや、サンドバック撃ちだけでなく、自己流でフットワークができてないアドニスをロッキーは鍛えなおします。「女は足にくる」となつかしいセリフをはきつつ、試合前日にはビアンカを呼ぶサプライズ。

ボクシング試合へ向けての戦術というほどのものはありませんが、ガードをあまりしなかったロッキーとは違い、アドニスはしっかりガードしてスキあらばパンチを繰り出す正統派スタイルです。

『クリード チャンプを継ぐ男』総括と続編やシリーズ化について

ロッキーシリーズとして数えると7作目ですが、ロッキーをあまり知らない人、覚えてない人でも違和感なく観られるよう作られています。ロッキーファンには昔の映像や亡くなったキャラ名がなつかしく聞こえるでしょう。

ロッキーシリーズはTV放送で断片的に観た程度だったけど、1回目の鑑賞では、師弟の格闘技映画として普通以上には楽しめました。シリーズをしっかり観た後での鑑賞では、ロッキーとアポロの友情やエイドリアンへの愛も思い出せて更にアガりました。

アドニスが裕福に育ったことには意表をつかれたけど、その方が現代のアスリート像に近く「ハングリー精神がない中、いかに戦う理由や勝つ意味を見いだせるか」を描いたのは新しいです。試合シーンが多いのでボクシング映画としてはロッキー超えです。

ただ、ラストの試合結果などは『ロッキー1』を再現しただけにも思え、もっと新しい物語を観たかった気もします。続編『クリード 炎の宿敵』も決まっててシリーズ化も濃厚なので、アドニスの新しい物語が待ち遠しいです!

続編前作や関連映画は、ロッキーシリーズ一覧も参考にしてください。

『クリード チャンプを継ぐ男』シリーズ順番・映画ランキングや映画賞

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ゆめぴょん(仮名・管理人/執筆/映画好き)
ゆめぴょん@ピクシーン
興行収入は毎週更新!2019新作59本/2018年209。驚き/社会性/感情動かす/多幸感/ストーリー重視。海外旅行135国
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