海外ドラマ解説『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン シーズン1』地図/相関図/ドラゴン一覧/感想ネタバレ考察/ゲースロ祖先登場
海外ドラマゲーム・オブ・スローンズの200年前の物語。七王国の王家ターガリエン家は全盛期だったが、玉座をめぐる内紛「双竜の舞踏」が…。王座は誰の手に?ドラゴンと騎竜者一覧。(ネタバレ感想あらすじ↓)
映画名/邦題 | ハウス・オブ・ザ・ドラゴン シーズン1 |
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日本公開日 | 2022/8/22 [予告] |
製作国 | アメリカ |
原題/英題 | House of the Dragon |
監督・キャスト | ミゲル・サポチニク、グレッグ・ヤイタネス他[キャスト] |
配給/製作 (画像出典) | ワーナー・ブラザース・テレビジョン |
平均評価 平均:100換算 | (興収・評価: 2024.7.6更新) 84(私の評価は含まず) |
シリーズ 関連作品 | ゲームオブスローンズ解説一覧 続編『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン シーズン2』評価85 |
- キャラ・ランキング/キャスト/出演者
- 予告動画/YouTube
- 視聴者数は?全何話?配信日?完結日?全何シーズン?
- 主な舞台は?地図で解説
- ターガリエン家の歴史とは?
- 主要人物4人とは?開始時の相関図
- 登場ドラゴン一覧・ヴァリリア鋼の剣一覧
- (第1話)ターガリエン家に伝わる秘密の予言とは?
- (第2話)新王妃は誰に?ドラゴンが抑止力?
- (第3話)海賊戦での勝者は?新ドラゴン登場?
- (第4話)レイニラは誰と結婚?消極的な理由は?
- (第5話)流血の婚姻式?血に関わる3人の共通点は?
- (第6話)3夫婦が王位とドラゴンの争奪戦?現在の頭数?
- (第7話)玉座めぐる2陣営成立?最大竜は誰のもの?
- (第8話)1時代と1家系の終わり?2つの婚約?
- (第9話)誰が王に即位?レイニスはどちら派に?
- (第10話)最初の犠牲者は誰?シーズン1のドラゴン一覧
キャラ・ランキング(キャスト/出演者)
個人的なキャラクターランキングです。
※キャラクター名(キャスト/出演者/声優)
- アリセント・ハイタワー王妃(オリヴィア・クック/少女時: エミリー・キャリー。坂本真綾)王の手オットー・ハイタワーの娘。レイニラの親友だった
- レイニラ・ターガリエン王女(エマ・ダーシー/少女時:ミリー・オールコック。早見沙織)ヴィセーリス王の長女で後継者。銀髪。ドラゴン「シアラックス」騎竜者
- レイニス・ターガリエン(イヴ・ベスト。田中敦子)コアリーズ・ヴェラリオンの妻。銀髪。戴冠せざりし女王。ドラゴン「メレイズ」騎竜者
- デイモン・ターガリエン(マット・スミス。津田健次郎)ヴィセーリス王の弟。銀髪。ドラゴン「カラクセス」騎竜者。ヴァリリア鋼の剣ダークシスターを所有
- エイモンド・ターガリエン(ユアン・ミッチェル/少年期: Leo Ashton)ヴィセーリスとアリセントの第三子で次男。銀髪。ドラゴン「ヴァーガー」騎竜者
- ヘレイナ・ターガリエン(フィア・サバン/少女期: Evie Allen)ヴィセーリスとアリセントの第二子で長女。銀髪。虫好きの不思議ちゃん
- エイゴン・ターガリエン(トム・グリン=カーニー)ヴィセーリスとアリセントの第一子で長男。銀髪。ドラゴン「サンファイア」騎竜者
- オットー・ハイタワー(リス・エヴァンス。大塚芳忠)王の手。アリセントの父、タイレル家の旗主でオールドタウン領主
- クリストン・コール(ファビアン・フランケル。諏訪部順一)ドーン境界地方の黒い聖域城(ブラック・ヘイヴン)家宰の息子。王の盾
- ラリス・ストロング(マシュー・ニーダム)本編二人目の王の手ライオネル・ストロングの足の不自由な次男。ハーウィンの弟
- ヴィセーリス・ターガリエン1世(パディ・コンシダイ。堀内賢雄)ウェスタロス七王国の第5代王。ヴァリリア鋼の剣ブラックファイアと短剣を所有
- ジャセアリーズ・ヴェラリオン/愛称ジェイス(ハリー・コレット/少年時: Leo Hart)レイニラとレーナーの長男。黒髪。ドラゴン「ヴァーマックス」騎竜者
- ルケアリーズ・ヴェラリオン/愛称ルーク(Elliot Grihault/少年期: Harvey Sadler)レイニラとレーナーの次男。黒髪。ドラゴン「アラックス」騎竜者
- ベイラ・ターガリエン(ベサニー・アントニア)デイモンとレーナの長女。銀髪ドレッドヘア。ドラゴン「ムーンダンサー」騎竜者
- レイナ・ターガリエン(フィービー・キャンベル)デイモンとレーナの次女。銀髪ドレッドヘア
- ミサリア(ソノヤ・ミズノ。種市桃子)デイモン・ターガリエン王子の愛人かつ助言者。エッソス出身の娼婦
- コアリーズ・ヴェラリオン(スティーヴ・トゥーサント。大塚明夫)海相。ドリフトマーク島の領主。金髪ドレッドヘア。大海軍を所有し海蛇や潮の主と呼ばれる
- レーナー・ヴェラリオン(John Macmilan/少年時: Theo Nate)レイニスとコアリーズの息子。銀髪ドレッドヘア。レイニラの最初の夫。ドラゴン「シースモーク」騎竜者
- レーナ・ヴェラリオン(Nanna Blondel/少女時: Savannah Steyn。逢田梨香子)レイニスとコアリーズの娘。銀髪ドレッドヘア。デイモンの二番目の妻。最大ドラゴン「ヴァーガー」騎竜者
ネタバレ感想『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン シーズン1』解説と評価
以下ネタバレあり感想考察なのでご注意を!
視聴者数は?全何話?配信日?完結日?全何シーズン?
アメリカのテレビドラマ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』の原作は、ジョージ・R・R・マーティンのファンタジー小説『炎と血』(ターガリエン家の歴史を語る中編集)と数編の外伝小説がベース。
同ジョージ・R・R・マーティン著『氷と炎の歌』をベースにした長編ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』(通称ゲースロ/GOT)世界の200年前のターガリエン家の物語なので、祖先も数多く登場。
アメリカ等ではHBO Maxで動画配信中。日本では同サービスがないため、U-NEXT公式(PR)が独占配信。日本時間2022年8月22日から米国と同時配信。シーズン1は全10話。毎週月曜の午前10時配信開始で、2022年10月24日に完結。シーズン2は2024/6/17配信開始。
視聴者数はあまり公表されないが、HBOは放送と配信込みの「米国内 公開14日間 2話までで2,500万人」が視聴したと発表。
主な舞台は?地図で解説
『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』公式マップに日本語名を追記。ターガリエン家の本拠地「キングズランディング城」、元の本拠地でデイモンの「ドラゴンストーン城」、大評議会の開催された「ハレンホール」等が序盤の重要な場所です。
ドラハール率いる三頭市/トライアーキーの拠点「踏み石諸島/ステップストーンズ」は、ウェスタロス大陸とエッソス大陸の貿易や、ヴェラリオン家の海軍拠点としても重要な場所です。
[出展: House of the Dragon 公式サイト]
ターガリエン家の歴史とは?
『ゲーム・オブ・スローンズ』開始の約1,300年前、エッソス大陸を支配するヴァリリア帝国の迫害から逃げてきた人々が、ウェスタロス大陸の南部に「ドーン」を築きました。
ゲースロの約600年前、ヴァリリア人のターガリエン家がエッソス大陸からウェスタロス大陸の「ドラゴンストーン島」へ移住。
ゲースロの約400年前、エッソス大陸のヴァリリア帝国は謎の災厄「破滅」で滅亡。
ゲースロの約300年前、エイゴン・ターガリエンは姉ヴィセーニャ、妹レイニスとの3人でドラゴンを率いて、ウェスタロス大陸本土に拠点を移し「キングズランディング」を建設。六王国は征服王エイゴン一世に屈し、ドーンも政略結婚で従属。
ゲースロの約200年前(デナーリス誕生の172年前)、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』開始!成竜10頭を飼いならし世界に敵はなく、ターガリエン家は全盛期。しかしその後の内紛「双竜の舞踏」により衰退。
ゲースロの15年前、「簒奪者の戦争」でロバート・バラシオン達が、ターガリエン家を滅ぼしました。幼い兄ヴィセーリスと妹デナーリス、レイガーの息子エイゴンだけがエッソスへ逃亡。
主要人物4人とは?開始時の相関図
[出展: House of the Dragon 公式サイト]
第5代の現王ヴィセーリス・ターガリエン1世は、年長のレイニス王女をおさえて大評議会で男子優先原則により王に選ばれます。善良で優しいが善王になるかは不明。前王と同じく後継者問題に悩みます。
ヴィセーリス1世の実弟デイモン・ターガリエンは、野心家で王の玉座にも関心がありそう。兄と王の手に警戒されて閑職へ。「カラクセス」に騎乗するドラゴンライダーで、ヴァリリア鋼「暗黒の姉妹」を持つ優秀な戦士。
ヴィセーリス一世の第一子レイニラ・ターガリエン王女は、聡明で「シアラックス」に騎乗する一流のドラゴンライダー。ヴィセーリス一世により、男子優先原則を無視してレイニラが世継ぎと宣言され、秘密の予言(後述)を伝えられます。
ヴィセーリス一世の「王の手」オットー・ハイタワーの娘アリセント・ハイタワーは、レイニラ王女の親友です。妻子を亡くして悲しんでるヴィセーリス一世を、父オットーの指示でなぐさめに行きます。
本編最初の「王の手」オットー・ハイタワーは、リーチのシタデルのあるオールドタウンの名家。アリセントの父。海相コアリーズ・ヴェラリオンは、ターガリエン家と同じく古代ヴァリリアの血を引き、ドリフトマーク島の領主。海蛇、潮の主と呼ばれ世界最大の海軍と財力を有します。
クリストン・コールは、平民出身でドーン境界地方の黒い聖域城(ブラック・ヘイヴン)家宰の息子。レイニラが王の盾に選出。娼婦ミサリアは、デイモンのそばで仕え妻候補にもなるが断り、消息不明に。ゲースロのメリサンドラを連想させます。
エッソスの自由都市ミア、タイロシュ、ライスの軍事同盟「三頭市/トライアーキー」の首領クラガス・ドラハールは、貴顕提督や蟹餌/カニエサ作りとも呼ばれます。海賊退治の組織が海賊になりました。
登場ドラゴン一覧・ヴァリリア鋼の剣一覧
ターガリエン家は、出産時に「ドラゴンの卵」を男女を問わず与えられ、ゆりかごで卵と共に育ちます。しかしドラゴンが孵化(ふか)する確率は約50%とレーナは語ります。孵化しなかった場合、他ドラゴンと絆を結べれば騎竜者になれます。
- シアラックス/SYRAX(レイニラ・ターガリエン)レイニラの卵が孵化。スピード重視
- カラクセス/CARAXES/紅血の地竜(デイモン・ターガリエン)凶暴で短気
- シースモーク/SEASMOKE(レーナー・ヴェラリオン)
- メレイス/MELEYS/赤の女王(コアリーズの妻レイニス・ターガリエン)
- サンファイア/SUNFYRE(ヴィセーリスとアリセントの長男エイゴン)
- ヴァーマックス/VERMAX(レイニラとレーナー?の長男ジャセアリーズ)
- 最大竜ヴァーガー/VHAGAR(ヴィセーリス父ベイロン⇒レーナ⇒ヴィセーリスとアリセントの次男エイモンド)一匹狼
- ムーンダンサー/MOONDANCER(デイモンとレーナの長女ベイラ)
- ドリームファイア?/DREAMFYRE(ヴィセーリスとアリセントの長女ヘレイナ)
- 卵(レイニラとレーナー?の三男ジョフリー)
- 卵(デイモンとレーナの次女レイナ)
- 故バレリオン/BALERION/黒い恐怖(故エイゴン・ターガリエンからヴェセーリス王 少年期まで)頭蓋骨はレッドキープ地下
ヴァリリア鋼の剣「ブラックファイア」は、王ヴィセーリス・ターガリエン1世が所有。征服王エイゴン・ターガリエン以降、代々のターガリエン王が継承したようです。
ヴァリリア鋼の短剣も、ヴィセーリスが所有。レイニラを後継者に指名する時、剣に隠された予言を伝えました。後に、ネッド⇒リトルフィンガー⇒アリアに渡り、強敵を倒すことになる短剣。7話目でアリセントがレイニラの腕を斬ります。
ヴァリリア鋼の剣「暗黒の姉妹/ダーク・シスター」は、王弟デイモン・ターガリエンが所有。エイゴン征服王の姉ヴィセーニャの剣でした。そしてデイモンは、ヴァリリア鋼の「ネックレス」を姪レイニラにプレゼント。
(第1話)ターガリエン家に伝わる秘密の予言とは?
タイトル:ドラゴンの後継者/ The Heirs of the Dragon
征服王エイゴン・ターガリエンが見たという予言は、北方に訪れた突然の冬から始まる人の世の終末。阻止するにはターガリエン家がウェスタロス大陸の人間を1つにまとめる必要があり、七王国を統一しました。
「エイゴンは『氷と炎の歌』を夢見た」つまりこの原作小説の内容を予言したそうです。予言は200年後に現実となり「冬来たる」から始まる異形の者の進行は『ゲーム・オブ・スローンズ』で描かれました。
もっと古い祖先デイニスは、ヴァリリア帝国が「破滅」で滅ぶことを予言したとも。この予言を信じたターガリエン家は、エッソス大陸からウェスタロス大陸「ドラゴンストーン」に避難移住したと考えられます。
(第2話)新王妃は誰に?ドラゴンが抑止力?
タイトル:王弟/ The Rogue Prince
七王国の半数の軍を有するコアリーズ・ヴェラリオンは、12歳の娘レーナを新王妃に推薦。しかしヴィセーリス・ターガリエン王が選んだ新王妃は、アリセント・ハイタワー。王の手オットー・ハイタワーの娘で、レイニラの親友。
レイニラは、小評議会で踏み石諸島(ステップストーンズ)の三頭市のカニえさ作り海賊を、ドラゴンで討伐することを提案するが父王に拒否されます。レイニラは、追加の王の盾(キングズガード)にドーン境界の小家クリストン・コールを選出。
王弟デイモン・ターガリエンはドラゴンストーン城を占拠し「金マント軍団」を組織。娼婦ミサリアは自由を求め婚約拒絶。王軍とデイモンが衝突するが、レイニラがドラゴン「シアラックス」で「カラクセス」を牽制。
娘を王妃にできなかった海相コアリーズ・ヴェラリオンは、王弟デイモン・ターガリエン(マット・スミス)と組み、王の命令を無視して三頭市の海賊狩りに。
2話目最大の見どころは、デイモンのドラゴン「カラクセス」とレイニラの「シアラックス」の対峙。この世界ではドラゴンが核兵器のような抑止力。狭い海(ナローシー)の巨大竜ヴァーガーや、デイモンから取り返した卵の産み親ドリームファイアの名も登場。
滅びた古代都市ヴァリリアが火口近くで栄え、主流貴族たちもその近くに住んでたこと、血の魔術が行われた都市「アノーグリオン」、ヴェラリオン家は代々ドラゴンライダーではなく海軍で繁栄したことが語られました。
(第3話)海賊戦での勝者は?新ドラゴン登場?
タイトル:名を継ぐ者/ Second of His Name
ヴィセーリス・ターガリエン王は、王妃アリセントとの第一子 長男エイゴン・ターガリエンの命名式で狩りへ。王の森の王「白い牡鹿」は現れないが、巨大牡鹿を捕縛状態で狩ります。アリセントは、第二子を妊娠中。
王の後継者レイニラ・ターガリエンは、キャスタリーロック城のジェイスン・ラニスターとの婚姻を拒絶し、王の盾(キングズガード)クリストン・コールと森で野宿。白い牡鹿が姿を現し去ります。王はレイニラに「私のように自由に結婚相手を選べ」と。
海相コアリーズ・ヴェラリオンの海軍と王弟デイモン・ターガリエンのドラゴン「カラクセス」は、踏み石諸島(ステップストーンズ)の海賊「蟹餌作り」に大苦戦。
デイモンは王の援軍が来る前に、白旗で降伏を偽り、レーナー・ヴェラリオンのドラゴン「シースモーク」で奇襲をかけて海賊の首領ドラハールを殺害し勝利。レーナーはコアリーズの息子で、レイニラの第二の結婚候補です。
3話目では、王と王妃アリセントに男子エイゴンが誕生してるので、レイニラとの王位継承権争いが勃発しそうな予感。レイニラは名家との婚姻を望まれるが、ジェイスン・ラニスターには不満で、気持ち的にはクリストン・コールが好きそう。
ヴィセーリスは、王としては優柔不断で事なかれ主義で微妙だが、父や人間としては良い力量の持ち主かも。ただし王国の繁栄を考えると、優しさは必ずしも長所にはなりえないのが『ゲーム・オブ・スローンズ』の世界なので不安。
(第4話)レイニラは誰と結婚?消極的な理由は?
タイトル:狭い海(ナローシー)の王/ King of the Narrow Sea
踏み石諸島の海賊狩りを成功させた王弟デイモンは、狭い海(ナローシー)の王とたたえられたが、王冠を兄ヴィセーリス王に返還。ドリフトマークにこもったヴェラリオン家を味方にしたいヴィセーリス王は、レイニラとの婚姻を考えます。
レイニラ・ターガリエン王女は多くの求婚者を断り、アリセントに「城に閉じ込められて後継ぎを産むだけの人生はイヤ」と。レイニラは夜の城下町に出て娼館で、デイモンを求めて拒絶されクリストン・コールと関係。
王の手オットー・ハイタワーは王に、娘と王弟の関係を密告。追及されたデイモンは、姪のレイニラを妻に求めるが王に拒絶されます。ヴィセーリス王は、レイニラにレーナー・ヴェラリオンとの結婚を提案。
レイニラは、コアリーズの息子レーナー・ヴェラリオンとの結婚を受ける代わりに、自分を密告し娘アリセントの孫を後継ぎにしようと計画してる王の手オットー・ハイタワーの処罰を望みます。王はオットーを王の手から解雇。
4話目は、レイニラの結婚に関するエピソード。結婚拒絶の理由は、出産死の母親の二の舞がイヤだから。大好きなクリストンは名家でなく、兄のようなデイモンも気になり、最終的にヴェラリオン家と政略結婚。
エイナー王、エイゴン征服王が持った「ヴァリリア鋼の短剣」には火術師(パイロマンサー)が歌を隠したそう。「我が血筋から約束された王子が来たる。彼こそが『氷と炎の歌』」と。ジョン・スノーかな?
ヴィセーリス王の父「勇者ベイロン」は王の手でかつ、巨大ドラゴン「ヴァーガー」の騎竜者だったが、祝いの狩り中の事故か何かで内臓破裂で亡くなりました。その後、一臣下だったオットー・ハイタワーが王の手に任命されたようです。
(第5話)流血の婚姻式?血に関わる3人の共通点は?
タイトル:われらは道を照らす/ We Light the Way
ヴィセーリス・ターガリエン王は船酔いしながらドリフトマークを訪ね、娘レイニラとレーナー・ヴェラリオンとの婚約を成立。次期王はレイニラ、その次の王はレイニラとレーナーの子を男女問わずターガリエン姓でと宣言。
レイニラは、レーナーがゲイだと知り、結婚後は後継ぎ作り以外はお互い好きな人を愛するよう提案。クリストン・コールは愛人では満足できずレイニラとの逃亡を望むが断られ失望。アリセントに、レイニラとの関係を知られると死を望みます。
レイニラとレーナーとの婚姻の宴には、七王国から名だたる諸侯が出席。妻レイア・ロイス殺害を疑われる王弟デイモン・ターガリエンには、レーナーの妹レーナが近づきます。王妃アリセントは遅れて入場し、王の演説をさえぎり不評。
レーナーのゲイ相手ロンマスは、レイニラの愛人クリストンに同じ立場だと挨拶するが、激情したクリストンに撲殺されます。クリストンの自害を止めたアリセントは、レイニラに嘘をつかれたと知ります。レイニラとレーナーはお互い真実の愛を失い、悲しみの中で結婚。
5話目は、レイニラ王女の結婚式までのエピソード。婚姻の宴では、余命短そうなヴィセーリス王が吐血、妻を落馬で殺害した王弟デイモンが出席、レイニラの愛人がレーナー愛人を殺害。血に関する3人の共通点はターガリエン家の血筋。
(第6話)3夫婦が王位とドラゴンの争奪戦?現在の頭数?
第6話終了時点の人物相関図
[出展: House of the Dragon 公式サイト]
タイトル:王女と王妃/ The Princess and the Queen
- レイニラ陣営 3頭(レイニラのシアラックス、レーナーのシースモーク、ジャセアリーズのヴァーマックス)
- デイモン陣営 2-3頭(デイモンのカラクセス、ベイラのムーンダンサー?、レーナのヴァーガーは不明、レイナはまだ)
- アリセント陣営 1-2頭(エイゴンのサンファイア、ヘレイナは?、エイモンドはまだ)
10年後、後継者レイニラ・ターガリエン王女は、レーナー・ヴェラリオンとの三男を出産。レーナーは元ゲイ愛人の名ジョフリーと名付けます。長男ジャセアリーズ/愛称ジェイス、次男ルケアリーズ/愛称ルークに続き男3人目。レーナーはゲイなので、ハーウィン・ストロングが父親ぽい。
緑衣装のアリセントは、ヴィセーリス王との間に、長男エイゴン、不思議ちゃん長女ヘレイナ、次男エイモンドの3人の子。アリセントは、王の手ライオネル・ストロングの次男ラリスと親しい関係ぽい。ラリスはハーウィンの弟。
王弟デイモンと妻レーナ・ヴェラリオンは、長女ベイラ、次女レイナと、エッソス大陸のペントスで生活。ドーンのクォーレン・マルテルと組んだ三頭市に対抗。レーナは、第3子の難産で死ぬ前、自分のドラゴン「ヴァーガー」に命令しドラカリスで焼身自殺。
王の盾クリストン・コールは、かつて愛したレイニラの子を訓練中に傷つけ、ハーウィンに殴られます。ハーウィンは王都の守人(シティウォッチ)を解雇されハレンホール城へ帰るが、弟ラリスの計略で焼死。レイニラはドラゴンストーン城へ。
6話目は、ターガリエン家の3夫婦が、王位継承権とドラゴン所有をめぐり動き出すエピソード。デイモンは乗り気でないが、ドラゴン所有数では一歩リード。アリセントは王の病やバカ息子を心配し、ラリスに背中を押されそう。
レイニラは、アリセントに子どうしの婚姻や、ドラゴン卵の譲渡を提案するが、ハーウィンを失いレーナーと共にドラゴンストーン城で準備を進めそう。
(第7話)玉座めぐる2陣営成立?最大竜は誰のもの?
タイトル:ドリフトマーク/ Driftmark
- レイニラ陣営 2-4頭(レイニラのシアラックス、ジェイスのヴァーマックス、ルークとジョフリーは?、レーナーは離脱)
- デイモン陣営 2頭(デイモンのカラクセス、ベイラのムーンダンサー?、レイナはまだ)
- アリセント陣営 2-3頭(エイゴンのサンファイア、エイモンドのヴァーガー、ヘレイナはドリームファイア?)
[出展: House of the Dragon 公式サイト]
王弟デイモン・ターガリエンの妻レーナの葬儀が、妻の故郷ドリフトマーク島で。ヴィセーリス王とアリセント王妃、レイニラ王女とレーナー・ヴェラリオン(レーナの兄か弟)やその子達も集合。オットー・ハイタワーが王の手に復職?
アリセント次男エイモンドは、レーナのドラゴンだった世界最大竜ヴァーガーと絆を結び騎竜者に。母のドラゴンを奪われたベイラ、レイナ、落とし子と侮辱されたジェイス達はケンカとなり、ルークがエイモンドの左目を失明させます。
ヴィセーリス王は制裁なしで収めるが、母アリセントはヴァリリア鋼の短剣でルークの目を狙い、かばったレイニラの腕に大きな傷を残します。デイモンの策で、レーナーは死を偽装しゲイ愛人とエッソス大陸へ。レイニラはデイモンと結婚。
7話目のあらすじは、ヴァーガーの新所有者決定と3陣営から2陣営にまとまる展開。世界最大ドラゴン「ヴァーガー」を得たことは、片目を失う代償に匹敵と言われるほど、アリセントの翠装派(すいそうは=緑服)には大きな一手。
一方、後継者レイニラは、黒髪の息子達が落し子だと周知されてる事に悩み、夫レーナーから今後はそばにいると謝罪されたにもかかわらず、王弟デイモンと結ばれ王位継承権を強固に。ゲイのレーナーにとってもその方が幸せそう。
『ゲーム・オブ・スローンズ』時代にヴェラリオン家が弱体化の理由が判明。後継ぎを亡くしたヴェラリオンは、レーナの娘達をほしいが、レーナー殺害の黒幕がデイモンなのは明白なので、どちらの陣営につくか見どころ。
コアリーズ・ヴェラリオンは、息子レーナーの子ではないルークに世界最大の海軍を継承させる話をするが、妻レイニスは落とし子ジェイスは無視してベイラとレイナだけかわいがります。
ベイラはジェイスと手を握り、将来の結婚の伏線かな?。不思議ちゃんヘレイナは、兄弟のエイゴンとエイモンドが押しつけあうが、貝で虫を殺したり?と実は重要なキーパーソンではないかと思ってます。
(第8話)1時代と1家系の終わり?2つの婚約?
第8話終了時の人物相関図
[出展: House of the Dragon 公式サイト]
タイトル:潮の主/ The Lord of the Tides
6年以上もの踏み石諸島/ステップストーンズの戦いで重傷を負ったコアリーズ・ヴェラリオンの後継者争いで、コアリーズの弟ヴェイモンドが立候補。決めるのは重病の王だが、実質は王妃アリセントとその父で王の手オットー・ハイタワーが。
ドラゴンストーンから数年ぶりに王都へ戻った王女レイニラと夫デイモンは、瀕死のヴィセーリス王を見舞います。コアリーズの代理で流木の御座を守る妻レイニスに、レイニラは子どうしの婚姻を提案。
鉄の玉座のオットーの前で公聴会が開かれ、ヴェイモンドは自薦、レイニラは息子ルークを推薦。そこへヴィセーリス王が現れルークを支持し、レイニスも賛成しルークに決定。ジェイスとベイラ、ルークとレイナの婚約も発表。
ルークは落し子、と反発したヴェイモンドはデイモンに首を斬られます。夕食で、レイニラとアリセントは和解するが、片目エイモンドはジェイス達を強い男(ストロング家の暗喩)と罵倒。ヴィセーリス王は「(昔の)エイゴンの夢の王土統一」をアリセントに伝え息を引き取ります。
8話目のあらすじは、新しき潮の主の決定からヴィセーリスの死まで。一つの時代が終わり、次回から後継者レイニラと王妃アリセントの争いが勃発しそうな予感。王がレイニラと思って語った予言を、アリセントが勘違いし悲劇が起きそう。
一番の驚きは、レイニラとデイモンの間に、エイゴンとヴィセーリスという名の子が産まれて、更にもう1人妊娠してそうなこと。デイモンが、シアラックスの卵を3つ見つけてたのもその伏線だったんですね。
ヴェイモンドが死に、ルークが継ぐと妻レイナ(レーナの娘)でヴェラリオンの血統は1/4だけ保たれるが、1/2の血統と家名はターガリエン家となり、1/4の血統はストロング家(ルークがハーウィンの子なら)なので実質ヴェラリオン家は消滅。
ヴィセーリス王とアリセント王妃の、長男エイゴンと長女ヘレイナは結婚してるぽいですね。陣営強化のためにベイラとの政略結婚は考えなかったのでしょうか。ジェイスと踊った不思議ちゃんヘレイナが、どちらの陣営につくか興味深いです。
前話ではルークをヴェラリオン家と認めてなかったレイニスでしたが、今回あっさりレイニラの提案を了承した理由は「孫が王妃になる」からでしょうか。レイニスも結局はターガリエン家だということかも。
デイモンの愛人だったミサリアの動きも気になります。ミサリアが報告を受けてたのは、レイニラとデイモンの三男ジョフリーを教育してた女性からでした。
(第9話)誰が王に即位?レイニスはどちら派に?
タイトル:翠の評議会/ The Green Council
ヴィセーリス平安王が崩御し、アリセント王妃は王の遺言「エイゴンを王に…」を王の手である父オットー・ハイタワーに伝えます。オットーは「翠の評議会」を開催し、根回し済みのエイゴン王即位を進めます。
反対派をその場で殺害したクリストン・コールは、中立を宣言したハロルド・ウェスタリングに代わり「王の盾 総帥」に。オットーはレイニラとデイモン暗殺も計画。アリセントはレイニラ達を生かすため、レイニスを味方にしようと説得のため幽閉。
王になるのを拒むエイゴンを確保したミサリアは、直接オットーと交渉し引き渡します。王に即位したエイゴンは、群衆の歓声でその気になります。次男エイモンドは、自分こそ王にふさわしいと兄に主張するがかなわず。
アリセントの長女でエイゴンの妻であるヘレイナは、夫の戴冠に冷めた目です。そこへ、脱出したレイニスがドラゴン「メレイズ」に乗って現れ、群衆ごと戴冠式を破壊するが、子を守るアリセントを見てドラカリスで焼かずに飛び去ります。
以上、9話目のあらすじは、王の手オットー・ハイタワーが娘アリセントの長男エイゴンを即位させるまで。「翠=みどりの評議会」とは、アイセントが好んで着る衣装やオットー家を示す象徴的な色で、翠装派(すいそうは)陣営と呼ばれます。
レイニラに仕えてた頃は純粋だったクリストン・コールが、今や獣のように荒々しくなってて残念。アリセントに恋してそう?なもう1人、ラリス・ストロングの性癖(足フェチ)も今回判明。ミサリアを焼きに行ったが、脱出されてそう。
兄弟の中で最悪なエイゴンが長男なので即位するが、次男エイモンド、長女ヘレイナは味方ではないため、今後の動向が気になるところ。冷徹になれないアリセントが最終的にどう決断するかも目が離せません。ミサリア、ラリスの動きも。
幽閉されてたレイニスが戴冠式を破壊したため、実質これが「内戦の始まり」になるのでしょうか。レイニスがレイニラ派につくと、ドラゴン数では圧倒的に優位だが、息子レーナーの殺害疑惑がはれないと共闘は難しいのでは。
(第10話)最初の犠牲者は誰?シーズン1のドラゴン一覧
タイトル: 黒装の女王/ The Black Queen(シーズン1 最終回)
- 黒装派 レイニラ陣営 12頭(レイニラのシアラックス、デイモンのカラクセス、レイニスのメレイズ、ジャセアリーズのヴァーマックス、タイラクセスはジョフリー?、ベイラのムーンダンサー、シースモーク、ヴァーミサー、シルバーウィング、他 野生3頭、ルケアリーズのアラックスは死)
- 翠装派 アリセント陣営 3頭(エイゴンのサンファイア、エイモンドのヴァーガー、ヘレイナのドリームファイア)
[出展: House of the Dragon 公式サイト]
ドラゴンストーン城のレイニラ・ターガリエンとデイモンへ、レイニスが「エイゴン王の戴冠」を伝えに来ます。ショックで流産した子を焼いたレイニラは女王として戴冠。王都へ攻め入ろうとするデイモンを説得し、諸侯を味方にするのを優先。
重傷だったコアリーズ・ヴェラリオンは、レイニラに謁見しドリフトマーク海軍の提供と、狭い海(ナローシー)包囲を約束。妻レイニスもドラゴン「メレイズ」で水道(ガレット)の見張り役を名乗り出ます。
ジャセアリーズは、北部の高巣城/アイリー城のレディ・ジェイン、ウィンターフェル城のスターク家へと伝令へ。ストームズエンドでボロス・バラシオンに断られたルケアリーズはドラゴン「アラックス」での帰路、片目の因縁エイモンド・ターガリエンとドラゴン「ヴァーガー」に殺害されます。
シーズン1最終話は、レイニラの「次男ルケアリーズの死」という衝撃的な結末で終わりました。あの状況での生還は難しいでしょうから悲しい幕引きです。ルケアリーズがエイモンドの片目をえぐった因縁が、こんな形で伏線回収されるとは。
レーナーの死の疑惑はまだ持ってそうだが、レイニスとコアリーズが黒装派に味方するのは予想外でした。ドラゴンの数は、レイニラの黒装派が12頭(野生込みで)、アリセントの翠装派が3頭だが、諸侯数は翠装派の方が有利な状況です。
最終の第10話はもっと劇的な展開になるかと思いきや、状況把握が2回も繰り返されたりとスローペース。ただ、ルケアリーズの死を知ったレイニラの顔で締めくくられたし、妻レイナも黙ってないだろうからシーズン2の始まりは激しそうで期待!
『ゲーム・オブ・スローンズ』『ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪』の解説もご参考に。
私の評価 88/100(60が平均)
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