最終話まで『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン シーズン2』感想ネタバレ考察/地図/相関図/ドラゴン一覧/海外ドラマ解説
海外ドラマゲーム・オブ・スローンズの200年前の物語。ハウス・オブ・ザ・ドラゴン シーズン1の続編の第2章。七王国のターガリエン王家は、王女レイニラの黒装派と王妃アリセントの翠装派に分かれ…(ネタバレ感想あらすじ↓)
映画名/邦題 | ハウス・オブ・ザ・ドラゴン シーズン2 |
---|---|
日本公開日 | 2024/8/5 [予告] |
製作国 | アメリカ |
原題/英題 | House of the Dragon Season2 |
監督・キャスト | クレア・キルナー、ジータ・V・パテル、グレッグ・ヤイタネス[キャスト] |
配給/製作 (画像出典) | ワーナー・ブラザース・テレビジョン |
平均評価 平均:100換算 | (興収・評価: 2024.9.10更新) 85(私の評価は含まず) |
シリーズ 関連作品 | ゲームオブスローンズ解説一覧 前作『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン シーズン1』評価84 |
参考・出典 | 公式サイトWiki |
キャラ・ランキング(キャスト/出演者)
個人的なキャラクターランキングです。
※キャラクター名(キャスト/出演者/声優)
順位は最新話で変化。キャラの顔・相関図も参考に
- レイニス・ターガリエン(イヴ・ベスト。井上喜久子)前々王の娘。コアリーズ・ヴェラリオンの妻。銀髪。戴冠せざりし女王。ドラゴン「メレイズ」騎竜者
- レイニラ・ターガリエン(エマ・ダーシー/少女時:ミリー・オールコック。早見沙織)ヴィセーリス王の長女で後継者。銀髪。ドラゴン「シアラックス」騎竜者
- エイモンド・ターガリエン(ユアン・ミッチェル/少年期: Leo Ashton。新祐樹)ヴィセーリスとアリセントの第三子で次男。銀髪。ドラゴン「ヴァーガー」騎竜者。ルークにより片目に
- アダム(Clinton Liberty)コアリーズ・ヴェラリオンの落し子。アリンの弟
- アリセント・ハイタワー(オリヴィア・クック/少女時: エミリー・キャリー。坂本真綾)王の手オットー・ハイタワーの娘。前王の後妻。長男エイゴンを王位に
- ミサリア(ソノヤ・ミズノ。種市桃子)エッソス出身の娼館経営者。情報屋 白蛆/しろうじ。デイモンの愛人だったがオットーに仕えた後、レイニラの側に
- ラリス・ストロング(マシュー・ニーダム。武藤正史)元 王の手ライオネル・ストロングの足の不自由な次男。父・兄の死でハレンホール城主に
- ジャセアリーズ・ヴェラリオン/愛称ジェイス(ハリー・コレット/少年時: Leo Hart。大塚剛央)レイニラとレーナーの長男。黒髪。ドラゴン「ヴァーマックス」騎竜者
- ヒュー: キングスランディングの鍛冶屋
- アルフ: キングスランディングの酒場で自らを落し子と吹聴
- デイモン・ターガリエン(マット・スミス。津田健次郎)ヴィセーリス王の弟。レイニラの夫。銀髪。ドラゴン「カラクセス」騎竜者。ヴァリリア鋼の剣ダークシスター所有
- ベイラ・ターガリエン(ベサニー・アントニア。櫻庭有紗)デイモンとレーナの長女。ジェイスと婚約。銀髪ドレッドヘア。ドラゴン「ムーンダンサー」騎竜者
- エイゴン・ターガリエン(トム・グリン=カーニー。武内駿輔)ヴィセーリス王とアリセントの第一子で長男。現王。銀髪。ドラゴン「サンファイア」騎竜者
- クリストン・コール(ファビアン・フランケル。諏訪部順一)王の盾。アリセントの護衛。ドーン境界地方の黒い聖域城(ブラック・ヘイヴン)家宰の息子
- オットー・ハイタワー(リス・エヴァンス。大塚芳忠)前王からの王の手。アリセントの父。タイレル家の旗主でオールドタウン領主
- コアリーズ・ヴェラリオン(スティーヴ・トゥーサント。大塚明夫)海相。ドリフトマーク島の領主。銀髪ドレッドヘア。大海軍を所有し海蛇や潮の主と呼ばれる
- ヘレイナ・ターガリエン(フィア・サバン/少女期: Evie Allen。内田真礼)ヴィセーリスとアリセントの第二子で長女。銀髪。虫好き。ドラゴン「ドリームファイア」騎竜者
- レイナ・ターガリエン(フィービー・キャンベル)デイモンとレーナの次女。ベイラの妹。銀髪ドレッドヘア。ドラゴンはまだ
- アリン(Abubakar Salim)コアリーズ・ヴェラリオンの落し子。アダムの兄
ネタバレ感想『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン シーズン2』解説と評価
以下ネタバレあり感想考察なのでご注意を!
全何話?配信日?完結日?全シーズン数は?
アメリカのテレビドラマ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン 第2章』の原作は、ジョージ・R・R・マーティンのファンタジー小説『炎と血』(ターガリエン家の歴史を語る中編集)と数編の外伝小説がベース。
同ジョージ・R・R・マーティン著『氷と炎の歌』をベースにした長編ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』(通称ゲースロ/GOT)世界の200年前のターガリエン家の物語なので、祖先も数多く登場。
アメリカ等ではHBO Maxで動画配信中。日本では同サービスがないため、U-NEXT公式(PR)が独占配信。シーズン1は全10話。シーズン2は日本時間2024年6月17日に配信開始で全8話、2024年8月5日に完結。毎週月曜の午前10時配信開始。
#ハウス・オブ・ザ・ドラゴンはシーズン2配信前の時点でシーズン3まで製作決定してます。他スピンオフとして『七王国の騎士 ダンクとエッグの物語』『征服王エイゴン・ターガリエン1世』『女王ナイメリア Ten Thousand Ships』もほぼ決定。
シーズン2開始時の相関図・地図・ドラゴン一覧
シーズン1終了時の人物相関図
[出展: House of the Dragon 公式サイト]
『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』公式マップに日本語名を追記。ターガリエン家の本拠地「キングズランディング城」、デイモンの「ドラゴンストーン城」、大評議会の開催された「ハレンホール」等が重要な場所です。
[出展: House of the Dragon 公式サイト]
- 黒装派 レイニラ陣営 12頭(レイニラのシアラックス、デイモンのカラクセス、レイニスのメレイズ、ジャセアリーズのヴァーマックス、タイラクセスはジョフリー?、ベイラのムーンダンサー、シースモーク、ヴァーミサー、シルバーウィング、他 野生3頭、ルケアリーズのアラックスは死)
- 翠装派 アリセント陣営 3頭(エイゴンのサンファイア、エイモンドのヴァーガー、ヘレイナのドリームファイア)
[出展: House of the Dragon 公式サイト]
(第1話)レイニラの決断は?デイモンの第一手と結果は?
タイトル:息子には息子を/ A Son for a Son
ジェイス(ジャセアリーズ・ヴェラリオン。レイニラ王女と前夫レーナーの長男)は、ウィンターフェル城主クリーガン・スタークが守る北の「壁」を訪ね、スターク家の援軍を約束されます。そこへ弟ルークの死報。母レイニラは息子を探しに。
レイニラ・ターガリエン王女が不在のドラゴンストーン城では、夫デイモン・ターガリエンが指揮。コアリーズ・ヴェラリオンのドリフトマーク海軍とその妻レイニス・ターガリエンとドラゴン「メレイズ」により、狭い海(ナローシー)と水道(ガレット)を封鎖。
対する翠装派(すいそうは)は王都キングズランディングで小評議会。ラニスター家、バラシオン家を味方にし、河川地帯(リヴァーランド)を拠点に。広量王エイゴン・ターガリエン2世は真剣に議論せず。母アリセント・ハイタワーはルーク殺害の次男エイモンド・ターガリエンの好戦性を非難。
息子ルークの死を確信したレイニラはエイモンドへの復讐を誓う。デイモンは白蛆(しろうじ)のミサリア情報で暗殺者を雇い、エイモンド暗殺を指示。暗殺者はヘレイナを見つけ、彼女が実兄エイゴン王との長男だと指さしたジェヘアリーズ?を殺害。
以上が第2章 第1話目あらすじ。冒頭でスターク家、ナイトウォッチ、北の壁と上からの眺めが出てきたのは『ゲーム・オブ・スローンズ』ファンへの大サービスでうれしいですね。カラスの知らせでシーズン1の悲しいラストを思い出します。
一番悲しい母レイニラは一言「エイモンドへの復讐」と。それを拡大解釈したデイモンは、プロとはほど遠い素人の暗殺者を雇うが結果は彼の意図か不明。本作でたまにある二者択一でヘレイナが指さした子が殺害されるが、正しい方を選んだのか謎。
(第2話)レイニラに暗殺者?新たな王の手は?
タイトル:レイニラ残酷王/ Rhaenyra the Cruel
息子を殺害されたエイゴン王は激怒。オットーは、王子の遺体と太后アリセントと王妃ヘレイナを行進させ、民衆にレイニラが幼児殺しと強調。王の盾クリストン・コールは、アリックにレイニラ暗殺を命令。その事やネズミ捕り全員を死刑にした王を非難したオットーは解任され、王の手はクリストンに。
一方、幼児暗殺のきっかけを作ったデイモンは、王女レイニラに「自分が王になりたい」と非難されドラゴンで去ります。レイニラは、デイモンと前妻レーナとの長女ベイラに、ドラゴン「ムーンダンサー」で王都の見張りを指示。
ミサリアはレイニラに解放されエッソス大陸のミアへ。船に向かう途中、アリックに気づきます。サー・アリックは双子の兄弟エリックになりすましレイニラ暗殺ヘ。エリックが現れて兄弟で激闘の末、エリックはアリックを殺害し自分も自害。
以上が第2章 第2話目あらすじ。似たような暗殺を命じたのに、デイモンは黒装派から追い出され、一方のクリストンは王の手に昇格という差。これはクリストンが優れてたわけではなく、寛大なレイニラに対して、エイゴンの方が残酷だからでしょう。デイモンが幼児殺しを指示した可能性はありますが。
オットーはハイタワー家の繁栄のために王家を利用してるので、もう少し我慢すると思ったが、さすがに若者の暴走にはつきあえなくなったんですね。まだあきらめてないようなので、デイモン同様、今後の暗躍が物語にどう影響するか楽しみ。
双子のアリックとエリックの結末は悲しい気持ちでいっぱいです。失敗しても気にもしないクリストンやエイゴンへの忠誠心なんか捨てて、兄弟のもとに寝返ってほしかった…。他にアリンの弟アダムが登場し、その頭上をドラゴン「シースモーク」が飛んでたのは意味深。
(第3話)レイニラがアリセントと密会?デイモンの狙いは?
タイトル:燃える水車小屋/ The Burning Mill
河川地帯(リヴァーランド)では、エイゴン派のブラッケン家とレイニラ派のブラックウッド家が口論から「燃える水車小屋の戦い」に発展。エイゴン王が出兵準備するが、密告屋ラリス・ストロングの「アリセントとエイモンドが王位をねらう」の忠告で中止に。
デイモンはドラゴンとハレンホール巨城へ入り、城主サイモン・ストロングに王位を目指すと宣言し忠誠を得る。夜、謎の黒づくめの女性が「デイモンはここで死ぬ」と予言。
レイニラはレーナーとの三男ジョフリーや子ども達を、デイモンと前夫の次女レイナに頼み、母の実家アリン家へ避難させます。王都を見張るベイラは、クリストン・コールとアリセントの兄グウェイン達の進軍を発見し、レイニラに伝えます。
レイニラは、本格的な開戦を決断できず。前話で命を救ったミサリアを側におき、その情報から赤の王城へ修道女として侵入。旧友アリセントと密会し、父王の遺言「約束の王エイゴン」が『氷と炎の歌』の一説だと誤解を解くが開戦は止められず。
以上が第2章 第3話目あらすじ。双竜の舞踏の初戦になりそうな「燃える水車小屋の戦い」は発端と結果だけ描かれて拍子抜けだが、デイモンがハレンの巨城に入ったのでまだ続きがあるかも。デイモンはついに「王を目指す」と宣言したようなものだが、不吉な予言が当たりそう…
レイニラがレイナにまかせたドラゴンには、ジョフリーの「タイラクセス」と未成熟?の「ストームクラウド」の名が。
レイニラとアリセントの旧友再会は胸熱だが、もう個人の復讐の領域は超えて、国どうしの戦争になってて両者とも引き下がれないという悲しい結論に。アリセントがすぐにレイニラを捕らえなかったのは、レイニスに焼かれなかった1回限りの恩返しにも思えます。
(第4話)ドラゴン対決の勝者は?王の器量の差?
タイトル:緋竜と金竜/ The Red Dragon and the Gold
第4話終了時点の戦況地図
[出展: House of the Dragon 公式サイト]
ハレンの巨城のデイモンは、領主タリー家をおとしめて、ブラックウッド家の挙兵を望みます。幻想に悩まされながらメイスターに導かれ、あやしい薬を飲むとさらに夢と現実が交錯。
王の手クリストンの軍はロズビー城、ストークワース城を落とし増軍。ハレンの巨城ではなく深山鴉の巣城(ルークス・レスト)への進軍に、小評議会でラリスやエイモンドは賛成するがエイゴン王は激怒。
堕胎薬?を飲んだアリセントは『氷と炎の歌』を読み、亡き王の遺言はもう関係ないとラリスに話します。ヘレイナはアリセントに「あなたをゆるす」と意味深発言。ジェヘアリーズ殺害時にクリストンと関係してたことか別のことか…
レイニスは、夫コアリーズの命を救った男アリンと話し、夫に「彼の正体を知ってる」と。女王不在の評議会はまとまらず、レイニスとコアリーズが主導。レイニラが帰還しアリセントとの会談決裂と、戦争による勝利しかないと宣言。女王自らドラゴン出兵を主張するが、王子や部下らに止められレイニスが出陣。
ルークスレスト城での決戦は、クリストン軍が優勢だが、レイニスとドラゴン「メレイズ」の参戦で逆転。進言を聞かず出陣したエイゴン王と金竜サンファイアだが、エイモンドと「ヴァーガー」にドラカリスで焼かれ死亡。レイニスと緋竜メレイズも城に墜落死。ヴァリリア鋼の短剣はエイモンドの手に。
以上が衝撃的な第2章 第4話目あらすじ。レイニラからアリセントに乗り換え、強運で出世中のクリストン・コールだが、軍指揮官として意外と優秀かも。ルークス・レストへの進軍は、エイモンドからの書状でしょうか。
今回のMVPにしたいレイニスは、アリンが夫と愛人との息子と疑ってるようですが真相は…。黒装派で最大ドラゴンを持つレイニスは敵の戦意とサンファイアに乗るエイゴン王も落とすが、大陸最大ドラゴン・ヴァーガーに敗北し退場となり悲しみ。
母に「あなたは何もするな」と言われたエイゴン王の突然の死(重傷?)は死亡フラグあったとはいえ驚き。彼とは違う方向性で冷静に狂ってるエイモンドの所業は想像の域を超えました。エイゴンと対照的に、優秀な側近とその進言を聞き入れたレイニラの方が王の器量はありそう。
第4話終了時点の人物相関図とドラゴン所有数
- 黒装派 レイニラ陣営 確定7頭(レイニラのシアラックス、ジャセアリーズのヴァーマックス、ベイラのムーンダンサー、ジョフリーのタイラクセス、幼きエイゴン(レイニラとデイモンの長男)の?ストームクラウド、ヴァーミサーとシルバーウィングは騎竜者なし?。ふかしたての2頭は高巣城。卵2-4個はエッソス大陸に)
- 翠装派 アリセント陣営 確定3頭(エイモンドのヴァーガー、ヘレイナのドリームファイア、デイロンのは名称不明)
- デイモン陣営 1頭(デイモンのカラクセス)
(第5話)翠装派の主は誰に?黒装派の策とは?
タイトル:摂政/ Regent
レイニスの亡きドラゴン「メレイズ」の首は王都で引き回され民衆は嘆きます。重傷のエイゴンに代わり、アリセントが摂政を主張するが、ラリスやクリストンが望むエイモンドが摂政王子に。
ハレンホールのデイモンは、ドラゴンでおどしても屈しないブラッケン家を、ブラックウッド家による家族虐殺で服従させます。が、諸侯たちは反発しターガリエン家に敵対すると宣言。
レイニスを失った黒装派は悲しみ評議会もまとまらず、出陣を許されない騎竜者レイニラ女王は無力感。レイナは高巣城/アイリーでレディ・ジェインに援軍を頼むがかなわず。愛妻を失くし悲しみのコアリーズは、レイニラから孫娘ベイラ経由で王の手のしるしを渡され悩みます。
ジェイスは双子城/ツインズヘドラゴン「ヴァーマックス」で入り、関門橋/クロッシングの封鎖と援軍を要求。フレイ家は見返りにハレンホールを要望。レイニラとジェイスは、ターガリエン血筋のマリスター家、ターリー家等をドラゴン「ヴァーミサー、シルバーウィング」騎竜者として検討。
以上が第2章 第5話目あらすじ。メレイズはさらされたが、レイニスの遺体は不明。重傷とはいえ生きてたエイゴン王にはまだ何か役割があるのかも。摂政王子エイモンドやクリストン・コールが暗殺しないか心配。アリセントの動きもあやしい。
ハレンホールで王を目指すデイモンは、幻影を見ながらも軍隊の増強に取り組むが、恐怖だけでは忠誠心を得られず。噴火寸前の怒りが、どこに向けられるのか不安。メイスターのアリス・リヴァーズの動向も謎。
「最強戦力が女王」なので出陣できず無力感のレイニラは、ミサリアと何かをたくらみ、エリンダを王都へ派遣。双子城と関門橋のフレイ家を味方にした優秀なジェイスは、レイニラと共に起死回生の策を考えるが吉と出るか凶となるか…
[出展: House of the Dragon 公式サイト]
(第6話)新ドラゴンライダーの正体は?
タイトル:市井の人々/ Smallfolk
翠装派の摂政王子エイモンドは出陣せず、母アリセントを小評議会から外します。ラリスに王の手としてオットー召喚を命じ、目覚めたエイゴン暗殺もほのめかします。ハレン巨城へ進軍するラニスター家との合流はせず、三頭市との同盟を画策。
ハレンのデイモンは、兄ヴィセーリス王の幻影にルーンストーン城へ戻れと忠告されるが、治療師アリス・リヴァーズの「3日待てば風向き変わる」を採用。するとリヴァーラン城のグローヴァー公が死去するが、アリスが関わってそうな雰囲気。
ミサリアの策で黒装派レイニラから食料を贈られた民衆は翠装派に怒り爆発。アリセントとヘレイナは命からがら逃走。レイニラが新騎竜者として試したダークリン家のサー・ステッフォンは失敗し、シースモークに焼かれます。
エッソス大陸のペントスへ出港前のレイナは、谷間/ヴェイルに野生ドラゴンを見つけ、レディ・ジェインに尋ねます。王の手コアリーズ・ヴェラリオンの落し子と判明したアリンには欲がなく、不満な弟アダムにはシースモークが契を結びに飛来。レイニラとミサリアはキス。
以上が第2章 第6話目あらすじ。翠装派エイモンドが摂政王子に即位し最大竜ヴァーガーが気軽に出陣できなくなり、軍を持たない黒装派に時間ができたのは幸運。市井の人々の不満を爆発させたり、新ドラゴンライダー発掘が功を奏すか。
以前も旋回してたシースモークが、アリンではなく弟アダムを新ドラゴンライダーに決めたのは驚きですが、それは前騎竜者レーナーの死も意味するのかも?。未だ騎竜者ではないレイナや幼きエイゴンにも、野生ドラゴンの影がちらつき期待大。
太后アリセントとクリストン・コールは要職から外されたが、エイモンドがオットー・ハイタワーを王の手を指名したのは意外だが懸命かと。しかしオットーはビーズベリー家の反乱などで連絡がつかず展開はよめません。エイゴンは暗殺されそう…だが事実を誰かに告げた可能性も…
ハレンホールのデイモンは薬をもられたと騒ぐだけで依然役立たず。しかしアリスの策?でタリー家の城主が代わり、次回からついに動くか?シーズン2最後のどんでん返しは、デイモンの動向によると予想してますが…果たして。
(第7話)ドラゴン倍増計画?レイニラの秘策とは?
タイトル:血の収穫/ The Red Sowing
新領主オスカー・タリー公はハレンの巨城(ハレンホール)に河岸の諸侯を集めレイニラ王女への忠誠を再確認し、王配デイモンにも苦言をはくが従うことに。ブラッケン家への仕打ちの罪でウィレム・ブラックウッドを罰し、デイモンが斬首。
摂政王子エイモンドは新騎竜者の報告を受けます。末弟デイロンとドラゴン「テッサリオン」でハイタワー軍の増強を期待。アリセントはサー・リカードと王の森を目指します。エイゴンは治療師とラリスの協力でリハビリ中だが超弱気。
シースモークに選ばれし新騎竜者アダムを認めたレイニラは、ミサリアの言をヒントに「落し子の軍」を決意。コアリーズ経由でアリンが王城キングスランディングの落し子を集めます。ドラゴンキーパーは協力拒否するが、レイニラは騎竜者儀式を断行。
多くの落し子が焼かれ喰われるが、ターガリエンの母を持つ鍛冶屋ヒューはヴァーミサー(ヴァーガーに次ぐ巨大竜)、酒場のアルフはシルバーウィングに選ばれます。竜を追ったエイモンドは、ドラゴンストーン城に複数竜を確認しヴァーガーでUターン。レイナはエッソス大陸へ向かう前に、ヴェイルの野生ドラゴン探しに。
以上が第2章 第7話目あらすじ。日陰者だったアダムがシースモーク騎竜者になり王女に迎えられたシーンは胸熱。ターガリエンの血統は確認できないが落し子の末裔なのか。所々で登場してたキャラが王女の「落し子の軍」として集結。
まさに「血の収穫」でタイトル回収。ドラゴンライダーが増えるのはワクワクするが、騎竜者の条件は明確にしてほしいかも。ターガリエンの血は必須として他に資質が必要なのかな。デイロンのテッサリオン、レイナの野生ドラゴンも楽しみ。
ハレンホールのデイモンにはそろそろ興味なくなってきたが、侮辱されたタリー家のオスカー公の立派な采配によりやっと進軍開始か。オスカー公は黒装派レイニラ王女の軍としてだが、兄ヴィセーリスの幻影を見たデイモンは王冠を欲するのか。
ドラゴンストーン城の新騎竜者を確認したエイモンドも同じように落し子の軍を作るのか。他にドラゴンはいるのか。エイゴンを支えるラリスの思惑も意味深。王の森を目指すアリセントの目的は牡鹿?それとも…
(第8話/最終話)レイニラとアリセントの最終決断は?
タイトル:不滅の女王/ The Queen Who Ever Was
タイランド・ラニスターは三頭市(トライアーキー)にヴェラリオン艦隊との交戦を要求。タイランドの泥相撲での奮闘を認めた三頭市の女司令官ロハール提督は、踏み石諸島(ステップストーンズ)譲渡と妻達への種付けを条件に艦隊を出撃。
黒装派の新ドラゴンに怒った摂政王子エイモンドは、先頭岬城(シャープポイント)を巨竜ヴァーガーのドラカリスで市民ごと焼き王都へ帰還。ヘレイナはドリームファイアでの出撃要請を拒否し、エイゴンへの仕打ちを糾弾し「エイモンドは神の目に吸い込まれ絶命」と予言。
ハレンホールのデイモンは、アルフレッドに王位奪取をささやかれる。が、アリスとウィアウッドの幻影で「冬来たる」未来にナイトキングやデナーリスを見て、ヘレイナ幻影に物語の役の1人と言われ決意。レイニラに忠誠と一致団結を誓います。
進軍中のクリストン・コールは、グウェインにその姉アリセントとの仲を知られてたが、彼女こそ人生の光だと。ラリス・ストロングは、貯めた資金で再起を助けると約束し、エイゴンとエッソス大陸のブレーヴォスへ向かいます。
海蛇⇒戴冠せざりし女王号に改名したコアリーズ・ヴェラリオンは、落し子である息子アリンに跡継ぎを拒否されるが共にラニスター軍へ向けて出撃。ヴェイルで1人さまようレイナは、待望の野生ドラゴンに遭遇。
レイニラはヒュー、アダム、無礼なアルフに2日後の攻撃を指示。忍んで来訪したアリセントは、エイモンドが河川地帯(リヴァーランド)へ出撃中に王都の無血開城を約束するが、レイニラはエイゴンの首を要求し破断。各所で開戦寸前に!
- レイニラ「シアラックス」
- ジャセアリーズ「ヴァーマックス」
- ベイラ「ムーンダンサー」
- アダム「シースモーク」
- 鍛冶屋ヒュー「ヴァーミサー」
- 酒場アルフ「シルバーウィング」
- デイモン「カラクセス」
- ジョフリー「幼竜タイラクセス」
- 幼きエイゴン「幼竜ストームクラウド」
- レイナは野生ドラゴンに遭遇。卵2-4個はエッソス大陸へ
- エイモンド「ヴァーガー」
- ヘレイナ「ドリームファイアー」
- デイロン「テッサリオン」
以上が第2章 第8話目あらすじ。シーズン2最終話では、水道(ガレット)での水軍激突、河川地帯とハレンホールでの開戦、レイニラ軍の3ドラゴンによるオールドタウンとラニスポートへの攻撃が全て直前状態で終了しシーズン3が待ち遠しい…
それに加え、エイゴンとラリスがエッソス大陸へ向かい、アリセントとヘレイナが王都脱出をたくらみ、酒場アルフの反乱もちらつくし、レイナと野生ドラゴンの絆や、両者とも死を宣告されたエイモンドとデイモンとのドラゴン対決もありそう。
今シーズン、パッとしなかったデイモンがついに決意を固め、レイニラにひれ伏したシーンには涙目。ヘレイナ幻影の意図は不明だが、歴史をつむいでる存在なのかも?ヘレイナのドラゴンの存在意義も何かありそうだが、続編ではデイロンの存在感が増しそうで期待。
レイニラの後継者だが浮気の子で黒髪のジャセアリーズが、銀髪で騎竜者になったアルフやヒューの出現によりアイデンティティの喪失を感じてますね。これも火種になりそう。実は黒装派vs翠装派ではなく、黒装派での内乱こそが双竜の舞踏かも?
アリセントがドラゴンストーン城に来たのは予想外だったが、もう少し早く決断できてれば「双竜の舞踏」による多くの悲劇は回避できたのかな。エイモンドを裏切れるのにエイゴンの首は渡せない感覚は理解しづらいが、太后である前に母親なので心境は複雑そう。2年後?の次章シーズン3が待ちどおしいですね!
私の評価 88/100(60が平均)
シリーズやジャンル⇒ゲームオブスローンズ解説一覧