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映画『アポカリプト』考察ネタバレ感想/ラスト結末は?妻子を救える?マヤの運命は?

アポカリプト 映画/ドラマ

マヤ文明後期の中央アメリカ。少数狩猟民族の部族長の息子ジャガー・パウは妻子や仲間と幸せに暮らしてたが、ある日マヤ帝国の襲撃を受け全員連行されます。逃走したジャガーは負傷しながらも妻子を救おうとするが…(ネタバレ感想あらすじ↓)

映画名/邦題アポカリプト
日本公開日2007/6/9 [予告] 上映時間:139分
製作国アメリカ
原題/英題Apocalypto
監督・キャストメル・ギブソン
キャスト
出演者
ルディ・ヤングブラッド、ダリア・ヘルナンデス、ラオウル・トルヒーヨ、ジョナサン・ブリューワー、モリス・バード
映倫区分日本:R USA:R
配給/製作
(画像出典)
東宝東和、ブエナビスタ(USA)
日本興行収入
世界興行収入1.2億USドル [出典]
製作費0.4億USドル
平均評価
平均:100換算
*批評家と一般は単純平均
(興収・評価: 2024.8.27更新)
74私の評価は含まず)
シリーズ
関連作品
実話/歴史/時代/西部/戦争映画一覧

ネタバレ感想『アポカリプト』解説と評価

以下ネタバレあり感想考察なのでご注意を!

映画『アポカリプト』は、巨大化するマヤ帝国により弱小部族が滅ぼされていく過程を描いた歴史映画です。後半はたった1人で逃走と復讐劇を繰り広げていき気持ちよいラストを迎えることができるが、その先には…

マヤ文明やメキシコなど中央アメリカの遺跡などに興味ある人も必見。また、逃走劇やサバイバル映画が好きな人にもおすすめ。

日米ともR指定。傭兵がマヤの村を襲うシーンや、いけにえを捧げる場面などで暴力・略奪・残虐シーンが多いため、子どもと一緒に見るには適しません。それらの場面は長くは続かないため、それ以外なら家族と見ても支障はないと思います。

映画『アポカリプト』私の感想や解説

本編は全てマヤ語で上映されたようで、メル・ギブソン監督のこだわりを感じます。マヤ文明どおしの抗争を描いた映画は、他にあまり思いつかないので、新鮮で楽しめました。そして計算しつくされたような展開には、カタルシスを感じました。

マヤ帝国の略奪で、子どもは殺さず連れてもいかないのは意外でした。これは時代考証に基づいているのでしょうか。それとも映画として残酷になりすぎないようにする配慮なのでしょうか。

ジャガー・パウは、日食などのタイミングにより、いったんはいけにえにされず助かります。人間狩りの場では、自分が村でいじめてた仲間により命を助けられます。いずれも自分の実力ではなく幸運によるものです。または運命を表現してるかもしれません。

傭兵からの逃走中は、普段の狩猟民族としての知恵を駆使する場面が好きです。例えば、毒ガエルの毒をぬった吹き矢や大きな葉につつんだ蜂の巣、冒頭でイノシシをしとめたわな等でうまく撃退するのが爽快。傭兵が滝へ飛び込み、岸へはい上がる直前でも1人やれたかも?と思いましたが。

ラストでは、妻が水の中で自力で出産して穴から救出した時には、家族が1人増えているというオチに驚きました。ジャガー家の生命力の強さを見せつけられました。

そして海へ出ると巨大な船が何隻も来てます。スペイン人の征服者の到来でマヤ帝国は崩壊するのでしょう。ジャガー・パウとその家族は船には関わらずに新しい地を求めてジャングル奥に入ったが、マヤと同じ運命なのは時間の問題でしょう。

日本は黒船が来た時に、国内でそこそこ団結できたので征服されずにすみましたが、マヤは内部で抗争してたために滅ぼされたと考えていいのでしょうか。それとも、日本に来たのがアメリカ人だったから、助かったのでしょうか。

ストーリーはシンプルですが、いろんなことを考えながら見れる映画です。シナリオもよく練られていて伏線回収も多く無駄が少ないのも好み。それほどメジャーではないけど、おすすめの映画です!

『アポカリプト』この映画のおすすめ6ポイント

『アポカリプト』少し残念ツッコミどころ3ポイント

私の評価 72/100(60が平均)

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