『ゴーストバスターズ アフターライフ』感想ネタバレ解説考察/敵の正体は?過去メンバー登場?
ゴーストバスターズシリーズ4作目。2の続編。行方不明だった祖父の農家へ引越してきた少女は、母と兄と新生活。祖父が隠してた装備は、多発する地震とも関わりがあり…。祖父の正体と偉業とは?マシュマロマン登場?(ネタバレ感想あらすじ↓)
映画名/邦題 | ゴーストバスターズ アフターライフ |
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日本公開日 | 2022/2/4 [予告] 上映時間:124分 |
製作国 | アメリカ |
原題/英題 | Ghostbusters: Afterlife |
監督・キャスト | ジェイソン・ライトマン[キャスト] |
映倫区分 | 日本:PG12(小学生指導必要) USA:PG-13 |
配給/製作 (画像出典) | ソニー・ピクチャーズ リリーシング/The Montecito Picture Company、コロンビア ピクチャーズ、ゴースト・コープ |
日本興行収入 | 4.1億円 (興行収入ランキング) |
世界興行収入 | 2.0億USドル [出典] |
平均評価 平均:100換算 *批評家と一般は単純平均 | (興収・評価: 2024.8.15更新) 72(私の評価は含まず) |
シリーズ 関連作品 | ゴーストバスターズ一覧 続編『ゴーストバスターズ フローズン・サマー』4.6億 |
キャラ・ランキング(キャスト/出演者)
個人的なキャラクターランキングです。
※キャラクター名(キャスト/出演者/声優)
- フィービー(マッケナ・グレイス。上白石萌歌)キャリーの娘。トレヴァーの妹。科学オタクの少女
- ポッドキャスト(ローガン・キム。高山みなみ)フィービーの唯一の友人。科学や陰謀論にくわしい
- トレヴァー(フィン・ウルフハード。梶裕貴)キャリーの息子。フィービーの兄。ラッキーに気がある
- ラッキー(セレステ・オコナー。日笠陽子)トレヴァーがほれたウェイトレス。父は警官
- キャリー(キャリー・クーン。朴璐美)フィービーとトレヴァーの母。シングルマザー。父に捨てられたと思ってる
- グルーバーソン先生(ポール・ラッド。木内秀信)サマースクール教師だが、地震学者としての研究に熱心
- ジャニーン・メルニッツ(アニー・ポッツ)初代ゴーストバスターズの受付嬢。イゴンとつながってたらしい
- イヴォ・シャンドール(J・K・シモンズ)街や炭鉱の設立者
- レイモンド・スタンツ博士(ダン・エイクロイド)初代ゴーストバスターズ創設者の1人
- ピーター・ヴェンクマン博士(ビル・マーレイ)初代ゴーストバスターズ創設者の1人
- ウィンストン・ゼドモア(アーニー・ハドソン)初代ゴーストバスターズに応募して採用された黒人
- ディナ・バレット(シガニー・ウィーバー)初代ゴーストバスターズと関わりの深かった女性
- イゴン・スペングラー博士(ハロルド・ライミス)初代ゴーストバスターズ創設者の1人
ネタバレ感想『ゴーストバスターズ アフターライフ』解説と評価
以下ネタバレあり感想考察なのでご注意を!
続編?監督の息子が監督?過去作キャストは?
映画『ゴーストバスターズ アフターライフ』は、ゴーストバスターズ・シリーズの4作目で、1作目と2作目の続編です。ただし過去作を未視聴でも問題ないです。気になる人はゴーストバスターズシリーズのあらすじでご確認を。
ジェイソン・ライトマン監督は『ゴーストバスターズ』1と2作目のアイヴァン・ライトマン監督の息子です。2作目には出演も。監督としても『JUNO ジュノ』『マイレージ、マイライフ』でアカデミー監督賞にノミネート。『セッション』『タリーと私の秘密の時間』も良作です。
主演のマッケナ・グレイスは『gifted ギフテッド』で注目された子役で、その後も幼少期役などで数々に出演し、『アナベル 死霊博物館』では主演をつとめました。
フィン・ウルフハードは、NETFLIX米ドラマ『ストレンジャーシングス 未知の世界』のメインキャラを演じて注目され、映画では『IT イット それが見えたら、終わり。』等に出演。
キャリー・クーンは『ゴーンガール』『アベンジャーズ インフィニティウォー』(プロキシマ・ミッドナイト役)に、ポール・ラッドはマーベル映画MCUのアントマン役に出演。
その他、J.K.シモンズや、1,2作目の出演者ビル・マーレイ、ダン・エイクロイド、アーニー・ハドソン、シガニー・ウィーバー、アニー・ポッツも出演。亡くなったハロルド・ライミスもアーカイブ映像で復活させるとか。
ゴーストバスターズシリーズのあらすじや興行収入もご参考に。
冒頭の老人の正体は?主人公との関係は?俳優は?
アメリカの片田舎サマーヴィルで、廃鉱山から疾走する車が畑で横転。運転してた老人は、追ってきたゴースト?を捕らえようと装置を起動するが失敗。農家に入った老人は何かを隠し、ゴーストを捕獲するが絶命(ゴーストが殺害?)。
別の場所。シングルマザーのキャリーは、息子トレヴァー(フィン・ウルフハード)と科学オタク娘フィービー(マッケナ・グレイス)と都会で暮らしてるが家賃滞納で追い出されます。3人は、キャリーが父から相続したサマーヴィル農家へ引越し。
フィービーは、科学教室のグルーバーソン先生から、この周辺で30年も続く地震の異常性を聞き、農家で見つけた「ゴーストトラップ」を見せます。先生は好奇心から、中の幽霊を開放してしまいます。
フィービーは、祖父が有名なゴーストバスターズの1人イゴン・スペングラーと気づきます。「幽霊探知機PKEメーター」「攻撃用プロトンパック」も発見。兄トレヴァーも「ゴーストバスターズ専用車キャデラックECTO-1」を発見し修理。
序盤のネタバレあらすじは以上。冒頭の老人の正体は『ゴーストバスターズ』1,2作目メンバーのイゴン・スペングラー博士です。彼は30年以上も何かを見張ってたのです。母親キャリーの父であり、トレヴァーとフィービーの祖父にあたります。
ちなみに、イゴン・スペングラー博士を演じてたハロルド・ライミスは既に亡くなってるので、主にアーカイブ映像だそうです。また、1,2作目で受付嬢だったジャニーン(アニー・ポッツ)も登場し、イゴンが借金してたと語ります。
初代ゴーストバスターズが使ってた装備が次々と発見されますが、30年間ほかの誰も作ってないことから、彼らの天才ぶりがわかります。フィービーの修理を助けたりチェスをしたのは、イゴンの幽霊ですね。
地震の原因は?ラスボスの正体とは?
トレヴァーは、気になる女性ラッキーが働くレストランでバイトを始めます。友人達と廃鉱山に行った時、ゴーストを見ます。フィービーは友人ポッドキャストと廃工場で青い幽霊「マンチャー」に遭遇し、捕獲を試みるが失敗し追跡。
ECTO1を試運転中のトレヴァーと合流し、車の装備とプロトンパックのビームを使ってゴーストを捕獲。しかし町を破壊の罪と無免許で投獄。フィービーは、初代ゴーストバスターズのTVCMの番号に電話するとレイモンドと話せて、イゴンの孫娘と名乗ります。
キャリーが来て子供達3人は開放。警官の娘ラッキーと3人は、廃鉱山で破壊神ゴーザの祭壇と教祖イヴォ・シャンドールの遺体を発見。大穴から悪霊が出られない装置をイゴンが設置してて、地震の原因はその攻防の結果でした。
その後グルーバーソン先生は、ミニマシュマロマンとテラードッグに襲われ「鍵の神キーマスターのビンツ」に憑依されます。父の愛を知ったキャリーも「門の神ゲートキーパーのズール」に憑依され、2人の神はゴーザを復活。
以上、中盤ではついにラスボス・ゴーザと教祖イヴォ・シャンドールが登場。シャンドールは『ゴーストバスターズ』1作目のゴーザ祭壇マンションの建設者であり、今回の街の開発者で廃工場の所有者でもあります。ズールもビンツも1作目に登場。
ゴーストと子ども達とのカーチェイスシーンは、本作一番の見どころで楽しいけど、街を破壊しすぎて少しひきぎみ。破壊神ゴーザ封じをたった1人で実行したイゴンのエピソードには、亡きハロルド・ライミスへのリスペクトを感じます。
ミニ・マシュマロマンは、過去作へのリスペクトというより「あざとさ」を感じるけどかわいいから好き。出現理由はわかりませんが。1作目で復活したゴーザのマシュマロマンの記憶が引き継がれてるってことなんでしょうね。
助っ人の正体は?装備を取り戻した方法とは?
教祖イヴォ・シャンドールも復活するが、破壊神ゴーザに切り裂かれて野望は終了。フィービーらは、警察に押収された装備を「ゴーストのマンチャー」開放で取り戻します。そしてラジコン・ゴーストトラップで、廃鉱山のズール神を捕獲しキャリーを救出。
トレヴァーのECTO1でゴーザを農場へ誘導するが、封印トラップは失敗。復活したズール神はラッキーに憑依。絶体絶命の新ゴーストバスターズだが、初代のピーター、レイモンド、ウィンストンが登場し、あきらめないフィービーをイゴン幽霊が助けます。
トレヴァーが巨大ゴーストトラップを作動させ、ゴーザ、ズール、ビンツ、ミニマシュマロマンを封印成功。イゴンは仲間と孫に別れを告げ、娘キャリーと抱きあいながら成仏。グルーバーソン先生とラッキーも無事でした。
復活を心待ちにしてた教祖イヴォ・シャンドール(J.K.シモンズ)があっさり退場したのは驚きというかコメディシーンかも。レイに電話した時点で、初代ゴーストバスターズ再登場は期待したけど、過去作のファンほど盛り上がるでしょうね。
そして、イゴンの幽霊の登場により、過去作を観た人にとっては最高潮に。封印が雑であっさりなのはゴーストバスターズ・シリーズの伝統ですね。父と娘キャリーの確執も改善され、3代にわたる家族物語でもあります。
エンドロール前後のオマケ映像の意味?続編の伏線?
主要クレジット後(ミッドクレジット)。ピーター(ビル・マーレイ)が1作目で学生を電流でいじめたESPテストを受けます。その相手は、結婚した妻?ディナ・バレット(シガニー・ウィーバー)。2作目で救ったディナの息子オスカーも続編で登場かも?
エンドロール後。過去に受付嬢ジャニーンがイゴンにラッキーコインを渡したシーン(旧作の未採用映像?)。現代、そのコインを見せられてる黒人ウィンストンは、起業で成功しゴーストバスターズ復活計画を進行中。
ECTO-1車も車庫に入れて修理しそう。しかしゴースト格納庫に赤ランプが灯り、過去に捕獲したゴーストが解き放たれそうな予感。続編への伏線でしょうか。
『ゴーストバスターズ3/アフターライフ』私の感想と評価と続編
過去作『ゴーストバスターズ』に愛着はないけど、ちゃんと観る機会が得られたのは良かったです。そして本作『ゴーストバスターズ アフターライフ』は正統な続編としても満足できる作品でした(3作目と違って)。
個人的には本作がシリーズ4作中で一番好きです。それは映像技術、演出だけでなく、モラル面やコメディセンスが現代的だからというのもあるので、当時リアルタイムで観た人の意見はまた違うのかなとも思ってます。
ただ、現代の映画としては敵の設定や倒し方がかなり雑なのは気になりました。子ども達がさわぎながらゴースト退治するのは楽しいけど、街の破壊や敵との戦闘で一歩間違えば「死」という緊張感がないのも物足りなかったです。
ラストシーンで続編ありきな展開ですが、今回の子ども版ゴーストバスターズとウィンストンが主要キャラになるのでしょうか。ビル・マーレイ等はもうアクションとか無理そうですからね。もう少し深い物語を希望するけど続編も期待です!
私の評価 65/100(60が平均)
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