『果てしなきスカーレット』敵・黒幕の正体と目的は?ラスト結末は?考察ネタバレ感想

王女スカーレットは王位を奪われ「死者の国」で目覚め、現代日本からの聖と出会いその優しさに影響をうけます。しかし王位を奪ったクローディアスはこの世界も手に入れようと動き出し…(ネタバレ感想あらすじ↓)
| 映画名/邦題 | 果てしなきスカーレット |
|---|---|
| 日本公開日 | 2025/11/21 [予告] 上映時間:111分 |
| 監督・キャスト | 細田守[キャスト] |
| 配給/製作 (画像出典) | 東宝、ソニー・ピクチャーズエンタテインメント/スタジオ地図、日本テレビ放送網、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント |
| 日本興行収入 | 5.8億円 興行収入ランキング |
| 平均評価 平均:100換算 | (興収・評価: 2025.12.29更新) 61 |
| シリーズ 関連作品 | 細田守アニメ映画一覧 前作『竜とそばかすの姫』66億 |
| 参考・出典 | 公式サイトWiki上映映画館 |
キャラ・ランキング(キャスト/出演者)
個人的なキャラクターランキングです。
※キャラクター名(キャスト/出演者/声優)
- 聖/ひじり(岡田将生)現代日本の看護師が死者の国に?
- スカーレット(芦田愛菜)王位を奪われた王女。死者の国へ転生?
- クローディアス(役所広司)王位を奪う。死者の国でも暗躍?
- コーネリウス(松重豊)クローディアスの側近
- ヴォルティマンド(吉田鋼太郎)クローディアスの側近
- アムレット(市村正親)平和を望む王。スカーレットの父
- 老婆(白石加代子)死者の国の語り部?
- ポローニアス(山路和弘)クローディアスの側近
- レアティーズ(柄本時生)クローディアスの側近
- ガートルード(斉藤由貴)王の后。スカーレットの母?
- ローゼンクランツ(青木崇高)
- ギルデンスターン(染谷将太)
- 墓掘り人(宮野真守)
- 墓掘り人(津田健次郎)
ネタバレ感想『果てしなきスカーレット』解説と評価
以下ネタバレあり感想考察なのでご注意を!
『果てしなきスカーレット』原作は?監督とキャストは?
映画『果てしなきスカーレット』は漫画・小説などの原作はなく、細田守 監督が原作・脚本も手がけた映画オリジナルの長編アニメーションです。細田守監督の『竜とそばかすの姫』以来4年ぶりの新作映画。
主要キャラの声は俳優を起用。芦田愛菜、岡田将生、役所広司、染谷将太、柄本時生、吉田鋼太郎、斉藤由貴などが参加しています。
異世界転生もの?王の最後の言葉は?
王は娘スカーレット(声:芦田愛菜)に戦争ではなく歩みよりで平和を望む大切さを教えました。しかし武力で諸国を制圧したい王弟クローディアス(声:役所広司)は、王が隣国と結託したと偽り処刑。スカーレットは復讐を誓い成長。
剣技の訓練を続けたスカーレットは、クローディアスの毒殺をもくろむが逆に毒殺されます。目覚めた「死者の国」で絶望に負け、本当の死「虚無」になりかけたスカーレットだがクローディアスもこの世界にいると知り復讐の力で立ち上がります。
スカーレットは、現代日本の看護師・聖(声:岡田将生)と出会い旅を同行。彼女は父を処刑した1人コーネリウスを倒すが、聖が治療して生存。コーネリウスはクローディアスが「見果てぬ場所」直前にいると教えます。
以上が序盤あらすじ。今年の楽しみ映画の1本だが冒頭から、実写ぽい風景アニメ、キャラの予想外の声質、既視感ある異世界転生、スピード感のなさ等、不安要素ばかり。ただ、それらは主観的なものだし、すぐに慣れていき違和感も払拭。
時間概念がない死者の国では、全世界・全時代の人々がごちゃ混ぜになってるという設定は割と斬新かも?でも現代人が聖だけ?だし、未来人が見つけられなかったのは気になりました。死んだ時点の姿なら、現代人未来人は高齢者だらけだから?
聖に会いスカーレットに変化が?
見果てぬ場所を目指すスカーレット達はラクダ連れ高齢遊牧民が盗賊に襲撃された場面に遭遇。遊牧商隊に招かれた聖は最初は警戒されたが献身的に治療し信頼されます。その姿を見たスカーレットも復讐を目指した人生を振り返り変わっていきます。
商隊と別れたスカーレットは処刑人の1人ヴォルティマンドも倒すが、また聖が治療。ヴォルティマンドは父王の最後の言葉「…をゆるせ」を聞いて剣を刺さなかったと証言。意識を失ったスカーレットは聖の世界(現代日本の渋谷)で聖と踊ってる夢を見ます。
スカーレットは民衆を苦しめるクローディアスの部下達と戦闘になり苦戦するが、意を決して敵を射抜いた聖に救われます。見果てぬ場所への階段を占有するクローディアスに反発する民衆と共にスカーレット達は攻めのぼるがクローディアスは既に先行した後。
以上が中盤あらすじ。聖は誰にでも優しく見えるが、そもそもスカーレットの敵は聖の敵ではないので区別なく治療して当然かと。そういう意味では現代日本で聖が遭遇した殺人鬼を登場させ、聖がどういう行動をとるかは見せてほしかった。
誰にでも優しく接して信頼を得ていき敵が仲間になる展開はジャンプ漫画の王道なので、鬼滅呪術チェンソーマン上映時に同じことやるのは少し肩すかし。あと聖のハワイアンダンスや、スカーレットの渋谷ダンスは演出的にも意図不明でした…
ラスト結末は?元の世界に戻れる?主要キャラの生死は?
頂上まで登ったスカーレットと聖を、父王処刑人ポローニアスと息子レアティーズが襲撃。コーネリウスとヴォルティマンドが加勢し勝利。光の階段の先の見果てぬ場所の扉前のクローディアスは民衆を導きたかったと懺悔。斬りかかったスカーレットは踏みとどまります。
本性を表したクローディアスは剣を振り上げるが、空のドラゴンからの稲妻で消滅。父の最期の言葉「自分をゆるせ」を思い出したスカーレット前に案内人老婆と追いついた聖が現れます。老婆は「どちらか1人だけまだ生きている」と。
日本で殺人鬼に刺殺された聖は戦闘傷で虚無に向かう前、スカーレットに「生きたい」と何度も言わせキス後に消滅。泣いて扉に入ったスカーレットはもとの世界で生還。クローディアスは誤って毒で自死。女王スカーレットは民衆に「争いのない世界」を宣言。
以上がラストまでのネタバレあらすじ。宿敵クローディアスとの対決シーンがなくて残念。スカーレットは腹心は殺害したのに、クローディアスだけゆるす理由も明白ではなく疑問。しかも結局は謎の竜により宿敵も「赦しあい」も虚無化。
スカーレットの再生も勝ち取ったものではなく偶然。聖との別れシーンは悲しかったが、殺人鬼との戦いもなくあくまでも引き立て役だったのはもったいない。デンマークでスカーレットが約束した「平和な世界」は何年続いたのでしょうか…
映画『果てしなきスカーレット』ネタバレ感想と私の評価
細田守監督のアニメ映画はハマらないのもあるが全体的に高品質で好きなので初日に映画館で鑑賞。冒頭から声質や実写ぽい風景などに違和感を覚えたが、それに慣れてくると「ゆるしと再生」に向かう物語として楽しめました!
ただ、急なミュージカル・ダンス表現や、叫ぶシーン多用、謎の便利ドラゴンなど、演出や展開は前作『竜とそばかすの姫』と比べると少し雑に感じた部分も。他作品と似た既視感も多く新鮮味がなかったのも残念。
声優を演じた芦田愛菜、岡田将生、役所広司などはさすがでいい仕事してました。次作は専門声優のも観たいです。また、ストーリーも細田守監督ではなくそろそろ専門脚本家にまかせた方が上手くいきそうかなとは感じたので次作は期待したいです!
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