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映画『竜とそばかすの姫』評価は?ネタバレ感想考察/竜の正体は?救う方法とは?

映画竜とそばかすの姫

『竜とそばかすの姫』あらすじ概要

高知の田舎町に住む女子高生すずは、母亡き後は歌えなくなり心を閉ざします。しかし仮想世界「U」で「ベル」としての歌声が注目されます。そこに謎の存在「竜」が現れ…。竜のあざの意味は?美女と野獣?(ネタバレ感想考察↓)

映画名/邦題 竜とそばかすの姫
日本公開日 2021/7/16 [予告↓]上映時間 121分
映倫区分日本 G(年齢制限なし)
映画監督細田守 [キャスト↓]
配給/製作(C)東宝/スタジオ地図
シリーズ/関連細田守監督アニメ映画
日本興行収入59.5億円年間3位
参考公式サイトWiki映画館
平均評価★★★★★71私の評価↓は含まず)

『竜とそばかすの姫』予告動画

キャラ ランキング(キャスト/出演者/吹替声優)

個人的なキャラクターランキングです。
※キャラクター名(キャスト/声優)

キャラ・ランキングは公開後すぐ更新します!

  • 1位すず/ベル/内藤鈴(中村佳穂)主人公。母親を亡くしてから歌えなくなった女子高生。仮想世界Uではベル
  • 2位ヒロちゃん/別役弘香(幾田りら)すずの親友。ネットオタクの毒舌メガネ女子。ベルをプロデュース
  • 3位カミシン/千頭慎次郎(染谷将太)すずの同級生。1人だけのカヌー部所属
  • 4位ルカちゃん/渡辺瑠果(玉城ティナ)すずの同級生。吹奏楽部所属でアルトサックス担当。学園のアイドル
  • 5位しのぶくん/久武忍(成田凌)すずを見守る幼なじみ。バスケ部所属。女子に大人気
  • 6位(佐藤健)仮想世界〈U〉の世界で嫌われている謎の存在。竜の姿
  • すずの父(役所広司)妻を亡くし、娘との距離がつかめない
  • ジャスティン(森川智之)仮想世界〈U〉の自警集団「ジャスティス」のリーダー
  • ひとかわむい太郎 & ぐっとこらえ丸(宮野真守)「竜の正体探し」を盛り上げるYouTuberコンビ

ネタバレ感想『竜とそばかすの姫』考察や評価レビュー

この先はネタバレありの感想考察です。続編前作や関連映画は、細田守監督アニメ映画一覧も参考にしてください。

私の評価 ★★★★★62/100(60が平均)[レビューサイト評価↑]

原作はない?監督やキャスト/声優について

映画『竜とそばかすの姫』は、細田守監督とスタジオ地図による長編オリジナル作品(原作はない)です。

細田守監督は『時をかける少女(アニメ版)』『サマーウォーズ』『未来のミライ』等を手がけてきました。細田守監督[作品一覧]もご参考に。

主人公すずの声優をつとめる中村佳穂は、声優初挑戦です。成田凌は『君の名は。』の 勅使河原克彦/てっしー役、染谷将太は『バケモノの子』の青年期の九太役、佐藤健は『ドラゴンクエスト ユアストーリー』のリュカ役などで声優経験があります。

他にも、宮野真守、役所広司、石黒賢、玉城ティナ、坂本冬美など、多彩なメンバーが声優として参加しています。

映画竜とそばかすの姫

仮想世界<U>とは?サマーウォーズ「OZ」との関連は?

映画『竜とそばかすの姫』の、仮想世界<U>(ユー)は5人の賢者「Voices」により創設され、全世界50億人もが利用し拡大中のインターネット空間。スキャンした生体情報からボディシェアリング機能で「As/アズ」という分身が自動生成されます。

生体情報が連動してるため、1人で1アカウントしか持てないのも特徴。会話は声(ボイスチャット)やテキストチャットが可能ぽいです。歌はスマホのマイクを使ってそうだから、現実世界でも歌ってるんでしょうね。その描写はないけど。

専用イヤホンとスマホだけで取れる生体情報って、大したことないのでツッコミどころではあります。せめて「ソードアートオンライン」のようにヘッドセットで脳波と視覚も使う設定の方が現実的とは思いますが。

仮想世界<U>は『サマーウォーズ』の仮想世界「OZ」ほどは何でもできるわけじゃなさそうです。「OZ」はゲーム主体だったのに対し、今回の「U」はボイス・コミュニケーションツール主体。格闘もできそうですが。

とはいえ「クジラ」とか共通する存在も出るし、アバター(「U」では「As/アズ」)の系統も似てるため、どこかでつながってるのでは?という考えが最後までありました。結論をいうと「OZ」と「U」のつながりは見つけられず

5人の賢者の正体は、サマーウォーズの夏希、かずま、わびすけ、健二であるとか深読みしてたんですが。続編とか今後のクロスオーバー作品とかで明かされたりしないのでしょうか。

すずが歌えなくなった理由とは?母の死因は?

すずは幼少期から音楽の好きな母親と一緒に歌ったり、スマホアプリで演奏したりしました。つまり「歌うこと=母と一緒」でした。しかし母が亡き後は「歌うこと」で「母との楽しい記憶」を思い出してしまい、吐くほど苦しくなるようです。

母親の死因は、川の増水で取り残された子どもを救いに行って溺死したようです。映像を見るかぎり、まだ時間的な余裕は感じられるので、救助隊を待ってもよさそうですが、すぐに救ってやりたかったのでしょう。そのDNA、すずにもありそう

とはいえ、命の危険をおかしてまで他人の子を救い、二度と戻って来なかったら「(実子の)私とその子のどちらのために生きたの?」と感じて心を閉ざしてしまう気持ちもわかります。そんな複雑なトラウマがからみあって歌えないのでしょう。

余談ですが、この時に母が救った子どもが「竜の正体」だと深読みしました。というか、この子どもを伏線に使わない理由はないと思うのですが。しのぶ、ルカ、カミシンの仮想空間での姿も期待したのですが…。

現実世界の陰キャが仮想世界でインフルエンサーに?

現実世界では学園生活も含めて「陰キャ」(目立たなく内気な人)な「すず」は、親友でネットオタクのヒロちゃんに誘われて仮想世界<U>へ。アバター「As」の名前は、すず=鈴の英語名「BELL」に。すぐバレそうな名前ですが。

すずは、仮想世界<U>ではなぜか歌えます。誰もが「自分のために歌ってくれてる」と感じる歌声で注目をあびます。その不思議な歌声は拡散してバズって、あっという間に人気者(インフルエンサー)に。同時にアンチも大量発生。

さすがに人気でるスピードが早すぎると感じたけど、歌で人気者になった先行者「ペギースー」の例もあるため地盤はできてたのでしょう。Vチューバーも最初の人は苦労したようだけど、その後は低品質でも成功しやすかったみたいですし。

また、仮想世界<U>はボイス・コミュニケーションツールとしての側面が強そうなので、もともと「歌」「声」などは拡散しやすそうですね。実際、すず/ベルの声優で、歌手でもある中村佳穂の歌声はとても素晴らしかったです。

不満点は、すずの現実の学園生活と、仮想世界Uでの物語が独立してた点です。学園ヒエラルキー下層のすずが、女子に人気のしのぶくんと仲良くして炎上した件や、ルカちゃんとカミシンの恋物語も「U」での出来事とは全く関係ないです。

学園生活では、むしろ別のSNS(ツイッターやLINEグループに近い?)の方が活躍してました。現実でもリアル寄りのLINEやFacebookやInstagram、ネットのみのTwitterと使い分けるけど、映画で複数ツールが出ると焦点がボヤけますね。

「U」で竜が嫌われる理由は?美女と野獣?

仮想世界〈U〉で歌うことに前向きになれたすずは、ヒロちゃんのプロデュース力もあり、BELL/ベルの大規模なコンサートを開催。しかし、竜とそれを追う自警集団「ジャスティス」が乱入して、コンサートは大崩壊。

「竜」は仮想世界Uの武道セクションに突然現れて連勝中だが、その荒っぽい格闘スタイルのおかげで嫌われ、自警団に追われる身です。自警団ジャスティスリーダーのジャスティンは「アンベイル」能力で、竜の本体の正体をさらすつもりです。

この「アンベイル能力」は、顔出しせずにSNSやってる者としては恐ろしすぎます。さすがに運営がからんでそうですが掟やぶりですね。法をおかした者を警察が情報開示要求するのは理解できるけど、1ユーザーの権限でできるのは大問題。例えば「気になる異性」を特定し放題になるので。

すずは竜に対し、何か自分と似た雰囲気を感じたようで、ヒロちゃんの力も借りて探しはじめます。その過程で見つけた「家族大切な貴婦人」の真実は、実際に似た例もあったけどゾッとしますね。本人は幸せなんでしょうか。

やがて、すず/ベルは竜の城を見つけて、距離を縮めていき踊ります。主人公も同名ベルなので「美女と野獣」そのまんま。ちなみに「竜」は「BEAST」とも呼ばれてたし「BELLはフランス語のBELLE(美女)の方が似合う」と言われてたのも伏線だったんですね。

竜の正体は?救う方法とは?クリオネは?

竜の本体を救いたいすずは、竜の背中のあざや竜を応援する動画などをヒロちゃんの協力で調査して、やっと見つけ出します。運に恵まれたこともあるけど、さすがにあの程度の調査能力では本人の特定は難しいと思いますが。

竜の本体の正体は、父親に虐待(ネグレクト)されてた兄弟の兄でした。弟をかばう時に、実際にも背中にあざができたようです。その父子は、映画中盤で「仲のよい父と子ども達」の姿で動画投稿されてました。ちなみに、クリオネ天使のAsは弟でしょうね。

父親はサイコパス基質な感じもするので、外からは「いい親子」と思われてたんでしょうね。虐待に手を差しのべる人もいたようですが、結局みんなこの父親の演技にだまされたのでしょう。

すずが手助けしようとしても「みんな口だけで助けてくれなかった」というような事を、兄は絶望しながら語りました。すずは「U」でアンベイルして正体をさらして歌い、兄弟にベルだと信用してもらってから直接会って父親から救い出します。

この辺りは違和感だらけ。まず「U」ですずが正体をさらしたのは意味不明。『未来のミライ』等でネット批判され続けた細田守監督が匿名を否定してるように感じます。夜行バスで東京へ行くすずに、大人が誰も同行しないのも違和感。虐待をJK1人で解決させるつもり?

兄弟と偶然会えたのは目をつむるとして、解決法は父親との間にすずが立ちふさがっただけです。警察呼ぶとか動画撮影するとか何かできたはず。父親が本物のサイコパスなら、すずの命も危なかっただけに無策ぶりにはがっかり

ただ、損得も策も考えずに「目の前の苦しんでる人をすぐ救いたい」という感情は、すずの母親からの遺伝かもしれません。結果的に人を救えたという点では、母親が最後に娘に見せた姿は無駄ではなかったのでしょう。ただし無策な自己犠牲を賛美するのは特攻隊みたいで好みではないです。

映画『竜とそばかすの姫』私の感想と評価

大好きだった『サマーウォーズ』の頃の細田守監督が帰ってきました!冒頭の歌唱シーンは映画館ばえして圧巻でしたし、トラウマ少女の成長物語、子育て目線の問題、学園ヒエラルキーや青春まで描き、監督の集大成にも感じました。

ただし脚本の雑さはあいかわらず目立ち、仮想空間Uの魅力も全く感じられなかったのは残念。主要キャラ以外のAsは明らかにモブキャラ(人型ではない)なので手抜きも感じました。竜にも共感しづらく、正体を知りたい欲求も起きません

竜の城や正体にたどりつく過程が簡単すぎたのも気になりました。SNSで正体をさらす機能「アンベイル」も気持ち悪いし、そもそもベルが正体をさらして歌う必然性もあまり感じられません。『美女と野獣』オマージュも唐突ですし。

また、母が救った子どもや、同級生のしのぶ、ルカ、カミシン等が仮想空間で与えられた役割を期待してたのですが、完全に肩すかしでした。彼らを使わないのは、ストーリー的にもったいないと思うのですが。

個人的には『サマーウォーズ』の方がかなり好きですが、すずとしのぶくん、ルカちゃんとカミシンの恋模様やヒロちゃんのオタクぶり等、リアルの学園物語はそれなりに楽しめました。次作のオリジナル作品も期待して待ちたいです!

続編前作や関連映画は、細田守監督アニメ映画一覧も参考にしてください。

『竜とそばかすの姫』シリーズ順番・映画ランキングや映画賞

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