『ロード・オブ・ザ・リング ローハンの戦い』ラスト結末は?実写版につながる?考察ネタバレ感想
実写ロード・オブ・ザ・リング3部作の183年前。騎士の国ローハンは突然の攻撃をうける。若き王女ヘラは国民のために立ち上がるのだが敵は…(ネタバレ感想あらすじ↓)
映画名/邦題 | ロード・オブ・ザ・リング ローハンの戦い |
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日本公開日 | 2024/12/27 [予告] 上映時間:134分 |
製作国 | アメリカ、日本 |
原題/英題 | The Lord of the Rings: The War of the Rohirrim |
監督・キャスト | 神山健治[キャスト] |
映倫区分 | 日本:G(年齢制限なし) USA:PG-13 |
配給/製作 (画像出典) | ワーナー・ブラザース映画 |
日本興行収入 | 公表後すぐ更新 興行収入ランキング |
世界興行収入 | 0.1億USドル [出典] |
平均評価 平均:100換算 *批評家と一般は単純平均 | (興収・評価: 2025.1.3更新) 67(私の評価は含まず) |
シリーズ 関連作品 | ロード・オブ・ザ・リング一覧 |
参考・出典 | 公式サイトWiki上映映画館 |
キャラ・ランキング(キャスト/出演者)
個人的なキャラクターランキングです。
※キャラクター名(キャスト/出演者/声優)
- ヘラ(ガイア・ワイズ。小芝風花)ヘルム王の娘。2人の兄がいる。知性と力強さの持ち主
- ヘルム王(ブライアン・コックス。市村正親)騎士の国ローハンの第9代国王。槌手王/ついしゅ
- ウルフ(ルーク・パスクァリーノ。津田健次郎)ローハン西境の領主フレカの息子。褐色国人(ダンレンディング)
- オルウィン(ロレイン・アシュボーン。本田貴子)ヘラの侍女。かつての盾の乙女の1人
- フレカ(ショーン・ドゥーリー。斧アツシ)ローハン西境の領主。ウルフの父。野心を隠さない
- ターグ将軍(マイケル・ワイルドマン。山寺宏一)ローハン西境の領主フレカの右腕。ウルフを支える
- フレアラフ(ローレンス・ウボング・ウィリアムズ。中村悠一)ヘルム王のおい。ダンハロー領主。ヘラの兄的存在
- ハレス(ベンジャミン・ウィンライト。森川智之)ヘルム王の長男。力強い熱血漢の戦士
- ハマ(ヤズダン・カフォーリ。入野自由)ヘルム王の次男。戦士だが詩人でもある
- リーフ(ビラル・ハスナ。田谷隼)ヘルム王の従者
ネタバレ感想『ロード・オブ・ザ・リング ローハンの戦い』解説と評価
以下ネタバレあり感想考察なのでご注意を!
ローハンの戦いの原作は?監督とキャストは?
映画『ロード・オブ・ザ・リング ローハンの戦い』の原作はJ.R.R.トールキンの小説「指輪物語 追補版」のヘルム王のエピソードだが、詳細ストーリーはないため内容をふくらませたようです。
製作総指揮のピーター・ジャクソンは、映画ロード・オブ・ザ・リングとホビット 全6作の監督・脚本・制作を担当。今回の監督の神山健治は『攻殻機動隊 SAC_2045』等を手がけてます。
日本語吹き替え版の声優は、津田健次郎、山寺宏一、本田貴子、中村悠一、森川智之、入野自由、他に市村正親、小芝風花などが出演。
ローハンの戦いの敵の正体は?侵略理由とは?
平和な騎士の国ローハンへの侵略者の正体は、ローハン西境の領主だったフレカの息子ウルフとその側近のターグ将軍たちの軍です。彼らは南方国や南方の一部の部族に報酬を約束して率いてきました。
ウルフ達の侵略の理由は父の仇討ちです。ローハン西境の領主フレカは、ヘルム王へ無礼して決闘中に一撃で絶命。王に刃を抜いたウルフと側近たちは国を追放され、ヘルム王への復讐を誓ったのでした。
ヘルム王は年老いても戦士として強くてたのもしいが、血気盛んで粗雑な性格は敵を作りやすそう。フレカがたった一発のパンチで絶命したのは誰かの陰謀かと疑ったが、ただ打ちどころが悪かったからというのはさすがに弱すぎ…
初戦の勝者は誰?主要人物の生死は?
初戦の勝者はウルフとターグ将軍の軍です。多勢の正規軍を率いて勝利を疑わなかったヘルム王だが、南方人の軍と猛獣使いによるムーマク(凶暴化した戦闘ゾウ)に苦戦し、城を破壊されて民とともに後方の角笛城(ホーンブルク)に撤退。
ヘルム王の屈強な長男ハレスは矢で貫かれ絶命。詩人でもある次男ハマは馬が疲れて捕らえられ、ヘルム王とヘラの目の前でウルフに首を斬られ死亡。我を忘れたヘルム王も複数の矢に射られ一命はとりとめるが精神的に起き上がれなくなります。
ラスト結末は?勝者と勝因は?王と王女の生死は?
ヘルム王は単身でウルフ軍の兵士を狩ります。オークから娘ヘラを救った王は娘を砦に逃がした後、ウルフ軍の多くを犠牲にして自らも手を振り上げた状態で絶命。ターグ将軍は王の死亡で勝利確定なので撤退をうながすがウルフは戦闘を継続。
攻城台がかかると、花嫁衣装のヘラがウルフに一騎打ちでの決着を挑み勝利。しかしウルフは約束を守らず、忠告するターグ将軍も殺害し攻撃を続けます。その時、おいのフレアラフ軍の援軍をヘルム王の復活と思ったウルフ軍は士気が落ちて敗退。
ヘラが断崖絶壁を登り、大鷲に援軍要請の手紙配達をお願いしてたのです。ヘラに命を救われたウルフだが、再び刃を向けたので、楯の乙女オルウィンが投げた盾でヘラが殺害。ホーンブルクはヘルムズディープ(ヘルム渓谷)に改名。
王位第1継承者のヘラは、おいのフレアラフに王位をゆずり、盾の乙女オルウィンと旅に出ます。
実写版映画とのつながりは?
映画ロード・オブ・ザ・リングで重要な国ゴンドールはこの時代もローハンが警戒する強国です。角笛城の隠し通路を発見したヘラが外に出ると、死体から指輪を集めるオーク達と遭遇。オークはモルドールの主人から「指輪集め」を命令されてるようです。
ラストで旅立つヘラはオルウィンに「人間語でガンダルフという魔法使いに旅に誘われた」と発言。ガンダルフは指輪を集めるオークを気にかけてるようです。ガンダルフの名の由来はロード・オブ・ザ・リング 力の指輪シーズン2で明らかになったばかり。
ヘルム渓谷(ヘルムズディープ)の角笛城(ホーンブルク)はロード・オブ・ザ・リング 二つの塔でも重要拠点として登場。新しいフレアラフ王のもとへ、アイゼンガルドの白の魔法使いサルマンも訪問し挨拶に来てました。
映画『ロード・オブ・ザ・リング ローハンの戦い』ネタバレ感想と私の評価
原作小説「指輪物語」は途中までしか読んでないが実写映画ロード・オブ・ザ・リング3部作とドラマ版もロード・オブ・ザ・リング 力の指輪シーズン2まで視聴するほどには好きなシリーズなのでアニメ版も楽しみでした。
原作や映画版でも何度か出てくる「ローハン国」の約200年前のヘルム王と王女ヘラと敵ウルフの物語は、とても劇的で興味深く映画化したくなる気持ちもわかりました。戦象や攻城戦もある戦いは実写映画版に通じるシーン満載で大迫力。
一方、戦争以外の人間ドラマにはあまり興味が持てず、砦内でのシーンも中だるみを感じ退屈なことも。ヘルム王の死亡フラグも繰り返しを感じました。冒頭の大鷲の伏線回収は見事だが、フレアラフが援軍要請なしでは動かない理由はよくわからず…
全体的に予定調和で驚きや意外性やミステリ性が希薄だったのはストーリー的にもったいないですね。ドラマ版も同様だが常に「指輪物語」が中心にあるスピンオフでは、あまり奇抜な物語を描けないことが足かせになってるのかも。とはいえシリーズ好きなら観て損はない映画だと思います!
私の評価 62/100(60が平均)
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