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映画『プレデターズ』考察ネタバレ感想/ラスト結末は?狩られる者の共通点とは?

プレデターズ 映画/ドラマ

プレデターシリーズの3作目。目を覚ますと見知らぬジャングルで、強そうな仲間たちと脱出方法を探るが…。敵の正体と数や目的や倒し方は?(ネタバレ感想あらすじ↓)

映画名/邦題プレデターズ
日本公開日2010/7/10 [予告] 上映時間:107分
製作国アメリカ
原題/英題Predators
監督・キャストニムロッド・アーントル
キャスト
出演者
エイドリアン・ブロディ、アリシー・ブラガ、トファー・グレイス、ルイ・オザワ、ウォルトン・ゴギンズ
映倫区分日本:PG12(小学生指導必要) USA:R
配給/製作
(画像出典)
20世紀フォックス/トラブルメーカー・スタジオズ、デイヴィス・エンターテインメント
日本興行収入
世界興行収入1.2億USドル [出典]
製作費0.4億USドル
平均評価
平均:100換算
*批評家と一般は単純平均
(興収・評価: 2024.8.19更新)
61私の評価は含まず)
シリーズ
関連作品
プレデター映画一覧
前作『プレデター2』評価62
続編『ザ・プレデター』6.6

ネタバレ感想『プレデターズ』解説と評価

以下ネタバレあり感想考察なのでご注意を!

好戦的な宇宙人に、人間が狩りの対象とされるホラー映画プレデターズ・シリーズの3作目です。前作『プレデター』『プレデター2』と同じ世界ですが舞台は違い、登場キャラクターの再出演も関連もないので単独で観ても全く問題ありません。

ストーリーは前作2作と違い「プレデターズvs人間のバトルのみ」です。戦闘までの過程や捜査や人間関係などは描かれないため、プレデターズは不気味な謎の存在ではなくなります。ホラーというよりも、SFアクション映画で、ゲームのようでもあります。

今度の舞台は地球ではなく、宇宙のどこかの惑星です。だからどこかの都市に逃げ切ることも不可能だし、大量の警察や軍隊が介入することもありません。完全に「プレデターズが狩るか、人間が狩り返すか」だけの物語です。謎と言えばエドウィンの存在だけです。

そのエドウィンの謎も予想できて驚けないし、そもそも殺人鬼や猟奇殺人犯は戦争では無力に近いので、プレデターズが連れて来た理由もよくわかりません。人を殺した数で判断したのかもしれませんが。ノーランドの殺され方も簡単すぎて残念です。

エドウィンと死刑囚スタイズ以外は戦争や戦闘のプロばかりで、敵も3体いるので、1作目でのアーノルド・シュワルツェネッガーとプレデターとの戦い以上の熱いバトルを期待したのですが拍子抜けです。赤外線攻略も1作目の泥と火だけで目新しさがありません。

かなり強そうなクッチーロとモンバサが、その戦闘力を披露せずにあっさり倒されるのも残念すぎます。頭脳戦っぽいのも全く無くて、ひたすら銃を打ちまくったり、手榴弾での自爆、東洋文化の神秘的なヤクザと日本刀による一騎打ちで倒される敵も弱すぎです。

プレデターズ・シリーズというよりも、最近はやりのゲームの中に入る物語や『ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル』にも近い気がしました。最後のロイスとプレデターとの戦闘だけは楽しめました。今後も関連作は制作されそうなので、一度は観ておくと良いでしょう!

『プレデターズ3』14の疑問と考察・解説

本作の疑問と考察や解説です。ネタバレありです。

ロイスらが集められた理由とは?

狩猟を目的とする人型の地球外生命体(通称プレデター=捕食者)が、狩りの対象を集めました。弱すぎる対象では面白くないので、武器を持つと攻撃力があり危険な生物として地球人も選ばれたようです。

狩られるために集められた場所とは?

地球ではないが、空気などの環境や植生が地球と似ている惑星です。太陽は動かないので、自転と公転がないのか、またはかなりゆっくりなのかもしれません。方位磁針もきかないので地磁気もないか乱れてるのでしょうか。

エドウィンの発言が正しければ、太古の地球に存在した猛毒植物があります。そのことから、地球から生物を移植したのか、逆に地球へ移植したのか、過去の地球である可能性すら考えられます。

集められた地球人の共通の特徴とは?

地球から連れてこられたメンバーは全員「複数人を殺害または不幸にした」ことが共通点です。

プレデターズ 映画/ドラマ

狩られる側の集められたメンバーは?(一覧)

今回集められた地球人8人以外に、以前連行されたノーランドと、地球人ではない昆虫エイリアン(リバー・ゴースト・エイリアン)を含みます。生きた姿で現れない人は含みません。

狩られる側のやられた順番と倒され方は?(一覧)

プレデター以外に倒された者も含みます。

狩る側(プレデター)の最後や倒し方は?(一覧)

捕食者(プレデター)側の一覧と倒され方です。はりつけにされてたクラシック以外は、バーサーカー・プレデターと呼ばれる大型で強い種です。バーサーカーはクラシックを支配しています。

プレデターの装備とは?

スーツは光学迷彩で透明化でき、多少の攻撃は防げます。マスクの赤外線センサー(熱画像)で獲物を探します。手には複数の鋭利な刃物がついてて、肩の砲台から強力なプラズマキャノン砲を撃ちます。

コンテナの中には何が入ってた?

コンテナの中は、リバー・ゴースト・エイリアン(昆虫型エイリアン)など地球人以外の異星人が入ってるようです。地球人はパラシュート降下させられます。

昆虫型エイリアン(リバー・ゴースト・エイリアン)とは?

地球の人間とは別に、プレデターの狩りの獲物としてこの惑星に連れてこられたエイリアンです。劇中では呼び名がないけど、設定資料ではリバー・ゴースト・エイリアンと呼ばれます。着地失敗?した者もいました。体中に虫をはわせています。

リバー・ゴースト・エイリアンも連れてこられた理由を知らないためか、混乱してたのか習性なのか、走って逃げるエドウィンを追いかけました。

プレデターが生け捕りにされていた理由は?

プレデターには、支配する大型のバーサーカー種と、支配される小型のクラシック種が存在し、ノーランドは「狼と犬のような関係」と言います。磔(はりつけ)で生け捕りにされてたのは、クラシック種です。処刑される予定だったのでしょう。

プレデター』『プレデター2』で倒されたのは、クラシック種のようです。

ノーランドがロイスらを殺害しようとした理由は?

ロイスらの武器や装備や食料を横取りしようとしたのです。ノーランドはそうしながら生きのびてきたのでしょう。プレデターの透明化スーツなども持ってましたが、それも他の人間から奪ったのかもしれません。

ノーランドは存在しない仲間と会話したりして精神異常をきたしてますが、それがこの惑星に連れてこられた理由なのか、長い孤独生活により発症したのかはわかりません。

ニコライがエドウィンを救いに戻った理由は?

ニコライが猛毒のある植物を触ろうとした時に、エドウィンが警告をしてくれました。その時の恩を感じてたのだと思います。

また、エドウィンが「子どもがいる」から助けてと言ったので、同情したのでしょう。エドウィンは、ニコライが2人の子ども写真を大切そうに持ち歩いてる、のを知ってたので利用したのでしょう。エドウィンに子どもがいるかは不明です。

エドウィンは神経毒をどこで手に入れた?

序盤で、ニコライが猛毒の植物に触ろうとした時に、毒物にくわしいエドウィンが警告します。その時エドウィンは、唯一持ってた武器?の医療用メスで植物を傷つけて、猛毒エキスをメスに付けました。

ロイスとイザベルは地球へ帰れたのか?

本作ラストでは、次のシーズンの獲物がパラシュート落下してきた場面までしか、観ることができません。続編『ザ・プレデター』でも語られることはなさそうなので、2018年時点では、ロイスらの「その後」は不明です。

『プレデターズ』ネタバレあらすじ

傭兵ロイス(エイドリアン・ブロディ)は、目覚めると上空から落下中で、見慣れないジャングルにパラシュート着地します。着地失敗で死亡する者もいますが、イスラエル国防軍のスナイパー女性イザベル(アリシー・ブラガ)など数人が武器を持って着地します。

集められた8人の特徴は?

メキシコ麻薬カルテルの殺し屋クッチーロ(ダニー・トレホ)、ロシア兵ニコライ(オレッグ・タクタロフ)、日本人ヤクザのハンゾー(ルイ・オザワ)、FBI手配の死刑囚スタンズ(ウォルトン・ゴギンズ)、アフリカのシエラレオネ殺人部隊兵モンバサ(マハーシャラルハズバズ・アリ)、医師エドウィン(トファー・グレイス)

8人は共通して、光を見た後に目覚めたら落下中でした。極悪犯スタンズと医師エドウィン以外は銃火器を持ってます。ロイス(最後まで名乗らない)は、見晴らしの良い場所へ歩き出し、皆も従います。ロイスは太陽がほぼ動いてないことに気づきます。

集められた目的は?最初の犠牲者は?

ニコライが美しい花にさわろうとすると、エドウィンは手術用ナイフで茎を刺して神経毒があると注意します。8人は、丸太の落下や落とし穴などのワナに遭遇するが助け合います。仕掛けたのはアメリカ陸軍特殊部隊兵で、何者かに撃たれて2週間が経ってます。

モンバサは木の上に何かの気配を感じるが、他メンバーに遅れないよう歩き出します。丘に立つと、3つくらいの惑星が見え、地球ではない星だと判明します。ジャングルで、ツノのある犬のような四足動物(プレデターハウンド)が襲ってきて銃撃応戦します。

プレデター犬は笛の音で去ります。ロイスは「俺たちは狩りの獲物だ」と断言します。この戦闘後、メキシコ殺し屋クッチーロがおとりにされるが、もう助からないと皆は見捨てます。イザベルは銃殺で楽にしてやるが、クッチーロは既に亡くなってました。

狩る者の正体とは?

犬(プレデターハウンド)の去った方へ行くと、複数の生物の死体がつるされてる場所に出ます。奇妙なエイリアンもはりつけにされてて、顔はカニやカブトガニのようです。まだ生きてて叫びました。その時、モンバサがトラップで串刺しにされます。

ロイスらはプレデターから逃走して、滝に飛び込みます。イザベルは、かつて中米グアテマラで米軍特殊部隊を1人以外全滅させた地球外生物プレデターに似てると語ります。プレデターは複数で、赤外線センサーで見て、光学迷彩で透明になり狩りを楽しみます。

エドウィンを走らせておとりにしておびき出そうとすると、プレデターの狩りの対象の昆虫エイリアン(リバー・ゴースト・エイリアン)が追いかけてきます。イザベルが射殺を試みるが、実際に倒したのはノーランド(ローレンス・フィッシュバーン)です。

謎の人物の正体と目的とは?

元米軍兵ノーランドは、以前ここに送られて「逃げる」ことで生きのびてきたそうです。プレデターの透明化スーツも持ってます。やや精神異常で、存在しない誰かと会話してます。プレデターには「大きな狩る側」と小さな「狩られる側」がいると話します。

シーズンごとに人間などを放ち、3人1組で狩りを楽しむが、プレデターがやられると次シーズンにはパワーアップして戻ってくるそうです。ノーランドは放置された掘削場にロイスらをかくまうが、真相はガスで殺害して武器などを奪おうとします。

生き残るのは誰か?

ロイスは銃撃してプレデターに場所を教え、ノーランドは攻めてきたプレデターにプラズマキャノンで銃殺されます。逃げる途中、はぐれたエドウィンを救いに行ったニコライがプレデターに捕まるが、手榴弾で道連れ自爆します。スタンズもやられます。

ヤクザのハンゾーはロイスらを先に行かせて、入れ墨の背中を見せて日本刀でファルコナー・プレデターと一騎打ちで相打ちとなります。イザベルは足を負傷して動けないエドウィンをかばうが、ロイスは置き去りにして、はりつけプレデターに宇宙船を呼ばせます。

そこへ大きなプレデターのミスター・ブラックが現れ、はりつけのクラシック・プレデターと戦います。ロイスはそのうちに宇宙船で飛び立ちますが、勝利したミスター・ブラックが宇宙船を爆破します。それ見たエドウィンはイザベルを神経毒で動けなくします。

ネタバレ結末

エドウィンは実は殺人鬼でイザベルをおとりにしようとします。そこへ宇宙船に乗らなかったロイスが来て、エドウィンを刺しておとりにします。ロイスは体に泥をぬり、周囲を火まみれにしてプレデターを追いつめ、イザベルの援護射撃もあり、斧で倒します。

生き残ったロイスとイザベルは、はじめて名乗りあいます。そして頭上からはパラシュートで新たな「獲物たち」が降下してきます。それを狩るプレデターズも来るはずです。ロイス「さあ、この星から脱出しよう」

私の評価 58/100(60が平均)

シリーズやジャンル⇒プレデター映画一覧

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