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『ザ・クリエイター創造者』ネタバレ感想解説/結末は?衝撃の真実とは?少女の正体は?

映画ザクリエイター 創造者

『ザ・クリエイター 創造者』あらすじ概要

2075年、AIがロサンゼルスを核爆発させ、人類はAIとの戦争に突入。ザ・クリエイター暗殺に向かった元特殊部隊ジョシュアは、ある理由からAI少女を守る側になるが…。創造者とは?AI少女の目的は?(ネタバレ感想考察↓)

映画名/邦題 ザ・クリエイター 創造者
日本興行収入4.9億円興行収入ランキング
世界興行収入1.0億USドル [出典]
平均評価★★★★★71私の評価↓は含まず)
シリーズ/関連ファンタジー/SF映画
原題/英題The Creator
日本公開日 2023/10/20 [予告↓]上映時間 133分
映倫区分日本 G(年齢制限なし)USA PG-13
製作国アメリカ
映画監督ギャレス・エドワーズ [キャスト↓]
配給/製作/画像©ウォルト・ディズニー・ジャパン(20世紀スタジオ)/New Regency、Entertainment One、バッド・ドリームス
参考/出典公式サイトWiki

『ザ・クリエイター 創造者』予告動画

キャラ ランキング(キャスト/出演者/吹替声優)

個人的なキャラクターランキングです。
※キャラクター名(キャスト/出演者。日本語吹き替え声優)

  • 1位アルフィー(マデリン・ユナ・ヴォイルズ。堀越麗禾)超進化型AIの少女
  • 2位ジョシュア(ジョン・デヴィッド・ワシントン。田村真)元US特殊部隊
  • 3位マヤ(ジェンマ・チャン。恒松あゆみ)ジョシュアの妻。人間だが模造人間(シミュラント)に育てられた
  • 4位ハルン(渡辺謙。森川智之)AI軍リーダー。アルフィーを人類から守る
  • 5位ハウエル大佐(アリソン・ジャネイ。小宮和枝)ジョシュアを任務に採用したUS軍大佐
  • シップリー(スタージル・シンプソン)ジョシュアの同僚軍人

ネタバレ感想『ザクリエイター 創造者』解説や評価レビュー

この先はネタバレありの感想考察です。続編前作や関連映画は、ファンタジー/SF映画一覧もご参考に。

私の評価 ★★★★★68/100(60が平均)[レビューサイト評価↑]

原作はオリジナル?監督とキャストについて

映画『ザ・クリエイター/創造者』は、ギャレス・エドワーズが監督・オリジナル原案・脚本をつとめるSFアクションスリラー映画です。

主な出演者は、ジョン・デヴィッド・ワシントン、ジェンマ・チャン、渡辺謙、スタージル・シンプソン、マデリン・ユナ・ヴォイルズ、アリソン・ジャネイ。

映画ザ・クリエイター 創造者

人類とAIが争う理由は?人類の新兵器とは?

2050年代、人工知能AIとロボット工学の進歩で、人類の仕事をこなすようになるが、警察や軍隊として人間に害を与える機会も増えます。やがてロサンゼルスで核爆発が発生すると、西側とアメリカは全世界のAIを全滅すると宣言

AIの生みの親「ザ・クリエイター 創造者」のネパール語「ニルマータ」を破壊するため、アメリカ軍はニューアジアのコナンを襲撃。そこで現地女性マヤと暮らしてたジョシュアは、米軍の潜入捜査官だとバレてしまいます。

AI軍のハルン(渡辺謙)でも防ぎきれず、妊娠中のマヤは現地人とAIロボとで海上に逃げるが、米軍の軌道兵器ノマドにより全滅。負傷したジョシュア(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は目覚めると、マヤを思い出し悔やみます。

5年後、LAのグランドゼロで清掃中のジョシュアは、軍の元上官から「ノマド破壊計画の阻止」のため「ニルマータの新兵器を破壊する任務」を受けます。一度は断るが、マヤが生きてる映像を見せられ、再会を期待してニューアジアへ出発。

以上が序盤あらすじ。世界観もSF映像も予想以上に素晴らしく、説明が多すぎないのに先が気になる導入部から傑作を予感。しかし結論から言うと、この導入部とAI少女との出会いくらいまでが、本作の上手さのピークです。

主人公が潜入捜査中であることがバレ、妊娠中の妻が生死不明になったり、それを確かめに行く設定もシンプルだけど上手すぎてかなり好き。AIアンドロイドとして登場する渡辺謙は、予想したほど活躍しない?が、雰囲気は出せてます。

欧米軍が中国筆頭のアジアに本気で侵攻するのは、対AIとしても違和感。というより、対AIは言い訳で「本当のねらいはアジア征服では?」と思ったが深読みでした。ただし「好戦的な欧米」を自己批判する意図は感じられます。

AIの新兵器とは?ニルマータの正体は?

研究施設に突入した米軍は、AIロボも人間も殺戮。マヤを探すジョシュアは奥で、AI側の新兵器であるAI少女を発見。激戦後、生還したジョシュアは少女と行動を共にし、彼女の「電子機器にふれずにオン/オフできる能力」を知ります。

ジョシュアは「AIの最終兵器は少女」だと米軍上官に連絡。AI軍に囲まれたが、なぜか犬が助けてくれ、ジョシュア達は脱出。型番アルファ・オメガからアルフィーと名付けられた少女の能力で電子機器を不調にし、検問も突破。

ジョシュアは友人宅で、成長したアルフィーは無敵になると聞かされます。警官隊の突入で友人の恋人アンドロイドも友人も死亡するが、ジョシュアとアルフィーは逃走し、AI軍のハルン隊に捕まります。

マヤの父こそザ・クリエイターであり、父亡き後のニルマータの正体はマヤ」である事と「LA核爆発の真相は人類のミス」だとハルンから聞かされます。AIアンドロイド村に着くと、米軍の巨大戦車と自爆ロボが来襲。

以上が中盤あらすじ。少女アルフィーの能力「電子機器の遠隔操作」は超能力というより、AIなのでハッキングやEMPに近そう。ザ・クリエイターがアルフィーを製造した目的は「兵器ノマド破壊のため」ですが少女姿にした理由は謎。

攻撃してくるAI兵士をAI少女が制御できないのも違和感。犬が助けたシーンは好きだが謎。ジョシュアが友人を頼るが、このエピソードは退屈で不要ですね。1-2人を救うために、関わった人間が皆死亡する展開を見るのもあまり好きではないし。

マヤこそニルマータ(ザ・クリエイター)の後継者だったのは驚きですが、そのパートナーになるジョシュアが潜入捜査だったのを調べきれてないのは疑問点。また、AI側の対応でマヤが重要人物である事にジョシュアが気づかなかったのも不思議。

LA核爆発の首謀者を全滅する動きは、911後にイラク政権を倒した米軍の構図と同じですね。ただし今回の真相を「人類によるミス」としたのは、911事件に対する疑惑を示してるようで驚き。迫力の巨大戦車と自爆ロボは結構好み。

結末は?AI少女の正体と生死は?

AI軍は巨大戦車を攻略。2機目の自爆ロボを止めたアルフィーは撃たれるが、ジョシュアとハルンが救出。ジョシュアは村の奥の、5年間マヤが眠る場所に連れて行かれ、創造者を殺せないAIに代わり、マヤの生命維持装置をストップ。アルフィーの正体が、ジョシュアとマヤの娘ベースである事も判明。

ハルンの加勢とアルフィーの能力で米軍兵を倒します。米軍上官がメモリコピーしたマヤの記憶を持ち出した後、ジョシュアとアルフィーは米軍に連行されます。米軍の命令でジョシュアは、アルフィーを破壊し運ぶが、破壊は偽装で2人は逃亡。

月面行きシャトルを操作し、軌道兵器ノマドへ侵入した2人は、ミサイル発射を止めてノマドを爆破。しかし脱出ポッド前で、触手ロボに苦戦し、ジョシュアはアルフィーだけを地球へ脱出させます。2人は愛情を伝えあいます。

爆破崩壊するノマドに残ったジョシュアは、アルフィーが「マヤのメモリ」を移したマヤ型アンドロイドと会って抱きあいながら散ります。地上に降りたアルフィーは、AIとニューアジアのヒーローとして笑顔でこたえます。

以上がラストまでのネタバレあらすじです。ジョシュアが、アルフィーに親近感をおぼえ守ろうとした理由は「マヤとの間の娘」がベースだったからでしょうか。血のつながりはないだろうし、ジョシュア自身の自覚もなかっただろうけど。

米軍上官がハルンに撃ち込まれた爆弾をアルフィーがストップするが、米軍部下が銃を向けたことで爆発したシーンは、上官の「ちょ待てっ!」顔に笑いました。結局、あの上官は「マヤの記憶をメモリコピー」するためにキャラでしたね。

そして「電子機器のオフ(死亡)とスタンバイ(睡眠)」の会話の伏線回収もありますが、ジョシュアに少女を殺害させて運ばせた米軍の無能ぶりはもはや滑稽。

ラストは納得できない展開だらけ。AIを守るためとはいえ、ノマド滞在の大勢の人間は犠牲にしてもいいの?ジョシュアが生存しないと人類vsAIの戦争は解決しないのでは?ジョシュアとマヤの最後は『ローグ・ワン』の使い回し?等…

映画『ザ・クリエイター/創造者』私の感想と評価は?

かなり前から期待してたSF映画なので、初日に映画館で観賞。オリジナル本格SF映画はハリウッドでも少なくなってるが、期待以上の映像美・音楽・バトル・ストーリーで満足。家で観ると魅力がかなり減少するタイプの映画ですね。

一方、物語展開には不満点もあります。主人公が敵攻撃から生還して次へ…の繰り返しが多いし、今どこへ何しに向かってるのか、誰が攻撃してる?が複雑で理解しづらく、派手さのわりに抑揚が少なくて退屈する場面も多々

ギャレス・エドワーズ監督の『ローグ・ワン』も同様でしたが、アガる描写やメカやバトルは山盛りなのに、1つ1つで爽快感を感じさせてくれないのは「もったいない」。ラストのオチもテーマに結びついてなくて何も解決しないし…

オリジナル脚本だが既視感だらけなのは、過去映画のオマージュととらえたいが寄せ集めとも感じました。とはいえ、迫力の映像と不思議な世界観は、今年のSF映画の代表作とも言えそうなのでぜひ大画面・大音響で体感してほしい一本です!

続編前作や関連映画は、ファンタジー/SF映画一覧もご参考に。

『ザクリエイター 創造者』シリーズ順番・映画ランキングや映画賞

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