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『東京リベンジャーズ2血のハロウィン編 運命』感想ネタバレ解説/結末は?黒幕は?過去の事件とは?

東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 運命 映画/ドラマ

人気漫画の実写化映画『東京リベンジャーズ』の続編。前作で救ったヒナが再び東京卍會に殺害され、タケミチは東卍の過去の悲劇を止めようとするが…。前編はどこまで?ヒナを救えるか?(ネタバレ感想あらすじ↓)

映画名/邦題東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 運命
日本公開日2023/4/21 [予告] 上映時間:90分
監督・キャスト英勉[キャスト
映倫区分日本:PG12(小学生指導必要)
配給/製作
(画像出典)
ワーナー・ブラザース/KADOKAWA
日本興行収入27.1億円 (年間19位
平均評価
平均:100換算
(興収・評価: 2024.8.14更新)
72私の評価は含まず)
シリーズ
関連作品
マンガ実写化一覧

キャラ・ランキング(キャスト/出演者)

個人的なキャラクターランキングです。
※キャラクター名(キャスト/出演者/声優)

  1. 一虎/カズトラ(村上虹郎)芭流覇羅=ばるはらNo.3。元卍會員。バジとの事件で…
  2. 場地/バジ(永山絢斗)10年前の東京卍會の壱番隊隊長。ある事件で運命が変わり…
  3. 半間修二/ハンマ(清水尋也)芭流覇羅=ばるはらNo.2。卍會に敵意を向ける
  4. 花垣武道/タケミチ(北村匠海)10年前はライトヤンキー高校生。現在はフリーター
  5. 龍宮寺堅/ドラケン(山田裕貴)10年前の東京卍會のNo.2。情に熱い男
  6. 佐野万次郎/マイキー(吉沢亮)10年前も現在も東京卍會のNo.1。ケンカの強さはダントツ
  7. 三ツ谷隆/ミツヤ(眞栄田郷敦)10年前の東京卍會の弐番隊隊長
  8. 稀咲鉄太/キサキ(間宮祥太朗)メビウス幹部から卍會に入るが、何かをたくらむ?
  9. 橘日向/ヒナタ(今田美桜)タケミチの人生唯一の彼女。死亡?
  10. 橘直人/ナオト(杉野遥亮)姉ヒナを救うため現代で奔走する警官。タケミチを支える
  11. 千堂敦/アッくん(磯村勇斗)高校時代のタケミチの親友
  12. 千冬/チフユ(高杉真宙)10年前の東京卍會の壱番隊 副隊長。タケミチの相棒に
  13. 清水将貴/キヨマサ(鈴木伸之)10年前の東京卍會員。脱退後はぼったくりバー店員

ネタバレ感想『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 運命』解説と評価

以下ネタバレあり感想考察なのでご注意を!

原作は漫画?監督と北村匠海らキャスト

映画『東京リベンジャーズ』の原作は、講談社『週刊少年マガジン』で2017-2022年連載の和久井健の漫画『東京卍リベンジャーズ』。タイムリープのSF要素と、ヤンキー漫画のアクションが合わさった人気作で、2023年1月の累計発行部数は7000万部を突破。

監督の英勉(はなぶさ つとむ)は、最近は『映像研には手を出すな』『賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』『おそ松さん』等を監督。

主演の北村匠海は『君の膵臓をたべたい』等、山田裕貴は『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』等、吉沢亮は『キングダム2 遥かなる大地へ』等、ヒロインの今田美桜は『わたしの幸せな結婚』等に出演。高良健吾のサプライズ出演あり。

前作『東京リベンジャーズ』ネタバレ簡単あらすじは?

ダメなフリーターのタケミチは、線路に落とされ電車にひかれた…と思ったら、10年前の高校時代にタイムリープ。その日、東京卍會(トーマン)のキヨマサにケンカで負けてから人生が狂いました。元カノのヒナタとその弟ナオトに会いに行きます。

タケミチが2人に「10年後に卍會に殺害される」事を教えると、未来のナオトは警官になるが、ヒナタは殺害されたまま。ナオトとの握手で再び10年前に行ったタケミチは、卍會のマイキーとメビウスのキサキの合流を阻止しようとします。

一方、タケミチを線路に落とした真犯人は親友アッくんと判明。キサキに命令されたようです。やがて抗争が始まり、メビウス幹部はマイキーの片腕ドラケン排除をたくらむが、タケミチが阻止するとヒナが殺害されない未来に変わりハッピーエンド。

3作目『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 決戦』もご参考に。

映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 運命』ネタバレなし感想と評価

原作は未読、TVアニメは前作映画『東京リベンジャーズ』後にその部分だけ観たのみで先のストーリーは知らない状態で、本作『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 運命』も観賞。結論としては「完結してれば評価できたかも」。

まず原作力というかストーリーと演出は本当に素晴らしくて、SFタイムリープとヤンキーとの融合は発明的であり、アクションと若干のミステリ要素もあるため、映画館ばえもするし映像化に向いてる作品だと感じます。

キャスト陣も魅力的で、北村匠海、今田美桜、吉沢亮、山田裕貴、眞栄田郷敦、村上虹郎などが特に印象的でした。ただし、前作の方が各キャラとも深堀りされてて好み。その一因は、前編と後編に分けた弊害です…

本作は90分、3作目(2ヶ月以上後に公開)は96分の予定。これなら少し編集してでも1本にまとめるべきでした。「血のハロウィン抗争」という1エピソードを分けて公開したので、ドラマシリーズのようになり消化不良で不満。連続で観れるなら配信の方がいいかも。

俳優陣もストーリーもいいのに、映画の上映形態の問題だけで、特に前編だけでは評価できないのが残念。あくまでもビジネスなので2本にして稼ぐことも重要ですが、1本の映画作品として「観てよかった」と思える作りにしてほしかったです。

東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 運命 映画/ドラマ

ヒナが殺害された事件とは?犯人は誰?救う方法とは?

現代のタケミチ(北村匠海)は、大人のヒナと再会するがお互いに気まずい雰囲気。タケミチは、ドライブ先のトイレで「車じゃないのか。だりぃ」と何者かにつぶやかれます。直後、ヒナの車は後ろから追突され炎上し、追突犯のアッくんと共に死亡

再び東京卍會(トーマン)を調べたタケミチとナオトは、現在ドラケンが死刑囚だと知り面会へ。ドラケン(山田裕貴)は、マイキーを止められなかったとくやみ、キサキを殺したいと。タケミチは、キサキを止めて自分がトーマンのトップになるため再び過去へ。

マイキーは、パーちんが抜けた参番隊隊長に、メビウス構成員を引き連れてきた稀咲/キサキを選びます。カッとなったタケミチはキサキをなぐるが、謹慎中の一番隊隊長バジがタケミチをなぐり、自分はトーマンからバルハラへ鞍替えすると宣言。

目覚めたタケミチはマイキー(吉沢亮)から、バジはトーマン創設メンバーの1人だと聞きます。タケミチは、ばるはらとの抗争前にバジを連れ戻せたなら、キサキをトーマンから追い出すよう頼んでマイキーは承諾。

以上が序盤あらすじです。タケミチに「だりぃ」と言った人物は後に明らかになりますが「ハンマ」です。線路に落とされたりしたので、タケミチもヒナタも常にハンマとキサキ陣営に尾行されてたのでしょうね。やや回りくどく感じるけど。

警察官ナオトが現在のドラケンやキサキについて調べてなかったのは違和感あるが、よく考えると、タケミチが過去を変えなければドラケンは生存してないので当然ですね。本当はもっと膨大な未来改変があるはずだが、本筋ではないので無視するとして(笑)

マイキーがキサキを参番隊隊長にしたり、タケミチがキサキをなぐったり、バジがタケミチをなぐり敵対勢力に鞍替え表明したのは、どれも唐突で「意外性を出すため」だけの展開に思えました。タケミチを救ったようにも見えるバジの心理は、後編で明らかになる可能性もありそうですが。

東京卍會の結成メンバーとは?過去の悲劇とは?

メビウスを吸収した芭流覇羅(ばるはら)は首領不明で「首のない天使」と呼ばれ、No.2がハンマ(清水尋也)の新勢力。No.3のカズトラ(村上虹郎)がタケミチを集会へ連行すると、バジが腹心だったチフユをボコって、ばるはら入隊を許される場面でした。

タケミチは、東京卍會結成メンバーがマイキー、ドラケン、ミツヤ、パーちん、バジの他、カズトラも含む6人だと知ります。バジとカズトラの悲劇の過去とは、マイキー用のバイクを盗みに入った時、店員であるマイキーの兄(高良健吾)を殺害したこと。

実行犯カズトラは罪を全てかぶり、最近まで少年院に。事件後マイキーは2人を許したが「心はついてこねぇ」と。カズトラは「全てマイキーの責任」と半狂乱となり、カズトラに恩を感じてるバジもばるはらへ入隊。

今回はついに、東京卍會=トーマン結成時のメンバーと状況だけでなく、結成当初の闇の部分も明らかになります。カズトラとバジが起こした悲劇はバイク盗難という違法行為が原因なので、会のルール設定しだいでは回避できただけに残念です。

というかトーマンの目標の「天下一」とは何なのでしょうか。殺しや違法はしないが、ケンカでボコる(傷害)のはOKという戦引きにも賛同できないので、今さらバイク盗難で躊躇する理由は何?と感じてしまいます。

タケミチの目的もよくわかりません。現代のヒナとアッくんを救うためにトーマンの暴走をふせぐ、というのは理解できるけど、キサキを制するとかトップになるという目標ではなく、警察によるトーマン壊滅を手助けする方が現実的だと感じるのですが。

ただし、その意図を阻止するためか「キサキは警察も動かせる」という設定にしてるところが、原作者の先読みを感じさせてくれ、いい作品だと思います。

結末は?ばるはらリーダーの正体は?前編どこまで?

タケミチは、バジにボコられた一番隊 副隊長の千冬/チフユ(高杉真宙)の「バジのばるはら入隊には理由がある」という助言を聞いて乗り込むが、再びボコられて、もはやバジは本当に寝返ったのだと実感。

現代に戻ったタケミチは、死刑囚ドラケンと面会し「芭流覇羅(ばるはら)リーダーはマイキーであること」「10月31日の血のハロウィン抗争でマイキーがカズトラを殺害して逃亡中であること」を聞いて混乱。

タケミチはナオトと共に、血のハロウィン抗争が勃発した廃工場跡へ行き、逃亡中のマイキーの幻?を見て、再び過去へタイムリープ!(前編『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 運命』はここまで)

かなり中途半端なシーンで終わり、後編は2ヶ月以上後まで待たねばなりません。バジにボコられて大ケガしたはず?のチフユがけろっとしてるのはツッコミどころでしょうか。そもそも、チフユの存在意義は本作では感じられませんでした。

現代のドラケンの告白は衝撃的ですが、これも上で書いたような「意外性を出すためだけの演出」に思えてしまいます。特に「ばるはらのリーダーもマイキー」ってのは結果論であり、真のリーダー的存在はキサキではないのでしょうか。

続編3作目『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 決戦』公開日は、2023年6月30日(金)です。待ちきれない場合は、それまでにアニメで確認することになりそうですが、それを我慢できれば(笑)観とどけに行きたいです!

私の評価 58/100(60が平均)

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