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実写映画『東京リベンジャーズ2後編/血のハロウィン編決戦』ネタバレ感想解説/結末は?黒幕は誰?皆の生死は?

東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 決戦 映画/ドラマ

人気漫画の実写化映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 運命』の続編。過去でバジにボコられたタケミチは、現代で芭流覇羅ボスの正体を知り再びタイムリ―プするのだが…。バジの目的は?ラスボスはマイキー?(ネタバレ感想あらすじ↓)

映画名/邦題東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 決戦
日本公開日2023/6/30 [予告] 上映時間:96分
監督・キャスト英勉[キャスト
映倫区分日本:PG12(小学生指導必要)
配給/製作
(画像出典)
ワーナー・ブラザース映画
日本興行収入23.4億円 年間27位
平均評価
平均:100換算
(興収・評価: 2024.8.14更新)
71私の評価は含まず)
シリーズ
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マンガ実写化一覧

キャラ・ランキング(キャスト/出演者)

個人的なキャラクターランキングです。
※キャラクター名(キャスト/出演者/声優)

  1. 場地/バジ(永山絢斗)東京卍會の壱番隊隊長から芭流覇羅へ
  2. 一虎/カズトラ(村上虹郎)芭流覇羅=ばるはらNo.3。元卍會員
  3. 龍宮寺堅/ドラケン(山田裕貴)10年前の東京卍會のNo.2。情に熱い男
  4. 佐野万次郎/マイキー(吉沢亮)10年前も現在も東京卍會のNo.1。ケンカの強さはダントツ
  5. 半間修二/ハンマ(清水尋也)芭流覇羅=ばるはらNo.2。卍會に敵意を向ける
  6. 稀咲鉄太/キサキ(間宮祥太朗)メビウス幹部から卍會に入るが、何かをたくらむ?
  7. 千冬/チフユ(高杉真宙)10年前の東京卍會の壱番隊 副隊長。タケミチの相棒に
  8. 三ツ谷隆/ミツヤ(眞栄田郷敦)10年前の東京卍會の弐番隊隊長
  9. 花垣武道/タケミチ(北村匠海)10年前はライトヤンキー高校生。現在はフリーター
  10. 橘日向/ヒナタ(今田美桜)タケミチの人生唯一の彼女。死亡?
  11. 橘直人/ナオト(杉野遥亮)姉ヒナを救うため現代で奔走する警官。タケミチを支える
  12. 千堂敦/アッくん(磯村勇斗)高校時代のタケミチの親友

ネタバレ感想『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 決戦』解説と評価

以下ネタバレあり感想考察なのでご注意を!

前作『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編』までの簡単あらすじ

タケミチは、線路につき飛ばされ電車にひかれた…と思ったら、10年前の高校時代にタイムリープ。東京卍會のマイキーとキサキの合流を阻止し、ドラケンの死を回避すると、元カノのヒナとその弟ナオトが殺害されない現在に変わります。

しかし現在のヒナはまた殺害され、死刑囚ドラケンから話を聞いたタケミチは再び過去へ。参番隊隊長に選ばれたキサキに不服なタケミチは、宿敵の芭流覇羅から元一番隊隊長バジを連れ戻せたらキサキを追い出すと、マイキーに承諾させます。

トーマン結成メンバーのバジとカズトラは、マイキー用のバイクを盗もうとしてマイキーの兄を誤って殺害した過去が。2人はトーマンを脱退し芭流覇羅へ。トーマンでバジの腹心だったチユフは、自分をボコったバジには「何か理由がある」と。

芭流覇羅でボコられたタケミチは、現代で死刑囚ドラケンから「芭流覇羅リーダーはマイキー。血のハロウィン抗争で彼はカズトラを殺害しバジも死ぬ」と聞き混乱。タケミチは、マイキーの真相を知るために、血のハロウィン抗争へタイムリープ!

バジとチフユの出会いとは?

タケミチ(北村匠海)は参番隊と隊長キサキの所へ行き「トーマンのトップになると宣言」。そこへ芭流覇羅が殴り込みに来て混戦に。タケミチはバジに「絶対ぇ抗争時に死ぬなよ」と。タケミチは、チフユからバジとの出会いを聞きます。

高校1年で荒れてたチフユは、先輩達をボコった仕返しにあい多数に囲まれました。そこへ、少年院から出所した留年生バジが現れ、圧倒的な強さで全滅させます。助けられたチフユは、バジの強さと仲間思いにひかれてトーマンに入隊

以上が前半あらすじです。前編『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 運命』のダイジェストが長すぎ。確かに後編だけだとスカスカだけど、それなら2作に分けた意味も自己否定してるように感じます。

バジとチユフの出会いエピソードは、本作で最も良かったです。というかもはやピーク。メガネガリ勉ぽいバジと、その後の激つよキャラにはギャップ萌え。演じた永山絢斗も見事だっただけに、公開数日前の薬物報道が事実なら残念。

「絶対ぇ俺がトーマントップになる!」と息巻くタケミチは、少年漫画の主人公らしくてかっこいいが、抗争開始まで何もしないの?と不安になり、ケンカでも気合いだけで役立たず、ラストも疑問だらけ(後述)なしょぼキャラで終わります…

血のハロウィン抗争の黒幕の正体は?

10月31日、血のハロウィン抗争の決戦日の前、マイキーは隊員に「バジを連れ戻す」と宣言。決戦は「マイキーをころす」と叫ぶカズトラの号令で戦闘開始。東京卍會と芭流覇羅/ばるはらの隊員達がぶつかりあい乱戦に。

ドラケンは雑魚を倒しながらハンマにたどり着き戦闘に。ニ番隊隊長の三ツ矢も合流。バジは元手下たちも遠慮なく倒します。マイキーは雑魚を一蹴しながら自動車廃棄場を上っていくカズトラを追うが待ち伏せにあい、鉄棒で殴られ膝をつきます。

マイキーの首を取ろうと走る男をキサキが倒し、参番隊が喝采をあびます。しかしタケミチは走る男がキサキの手下と気づき、キサキがトーマンを乗っ取るつもりと見抜きます。バジも気づいて駆けつけキサキ達を倒します。

以上が中盤あらすじ。本作でハイライトの「血のハロウィン抗争」はさすがに見ごたえありましたが、さらに大規模で見どころ多かった『今日から俺は!!劇場版』とかぶってたのはもったいないかも。

それでも「人を殺せば犯罪者、敵を殺せばヒーロー」と叫ぶカズトラの狂気っぷり、マイキーの圧倒的な強さと石頭、ドラケンとハンマの存在感はどれもすさまじくて、演じてた村上虹郎、吉沢亮、山田裕貴、清水尋也たちも素晴らしかったです。

そして言うまでもなく、キサキの動向を探ってたバジが乗りこんで行くタイミングは胸熱。マイキーが殴られてる時に出ていかないのは、マイキーの強さを信じてるからでしょうね。それと比べてキサキの回りくどさは面倒で非効率。

キサキがトーマンを乗っ取るつもりなら、マイキーには倒れてもらい、ドラケンをハンマ達にしとめてもらえばいいだけ。トーマンでの信頼を勝ち取りたいのだろうけど、弱体トーマンを芭流覇羅で吸収すれば解決できたのでは。

東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 決戦 映画/ドラマ

結末は?死んだのは誰?続編は?

バジはカズトラに腹を刺されて倒れます。マイキーはカズトラを殺害する勢いでなぐり続けます。それを止めたのはバジでした。瀕死のバジは「カズトラには殺されねぇ」と自害し、カズトラの罪と気持ちを軽くしてやります。

バジはタケミチとチフユに「キサキは敵だ」と言い残して絶命。それでも殴り続けるマイキーにタケミチが「バジの死を無駄にするな」と。バジの持ってたお守りを見たマイキーは「東京卍會を作ったのはバジだ」と言い、決戦終了を宣言。

後日、タケミチとドラケンは刑務所のカズトラに面会して「マイキーは許した。カズトラもトーマンだ」と。トーマンの会合でマイキーは「壱番隊隊長はタケミチ」と発表。タケミチはその時代のヒナに別れを告げ、現代に戻らずにトーマンで昇りつめようと決意。

以上がラストまでの終盤あらすじ。マイキーとカズトラのために自害したバジは立派だが、病院へ行けば治る可能性もあっただけに過剰な演出ですね。戦国時代の侍ならありだが、現代の若者でそんな切腹根性はないだろとやや冷めました。

それでもバジの仲間思いの犠牲には泣かされたのですが、一番の問題は主人公タケミチの無能さ。ケンカに弱いだけでなく、何も止められない無策キャラで心底残念。アニメ版での「タケミチがバジを捕まえた」演出はカットされててよかったが。

タケミチが役立ったのはマイキーを止めたことだが、その功績だけで壱番隊隊長に指名されたようにも見えて、ラストまで納得感が薄かったです。アニメ版では違和感なかったので、実写は前後編分けて後編の熱が半減したのが理由かと。

そして「ヒナをふったシーン」を入れ、現代に戻らずトーマンのトップを目指すと誓ったのは、明らかに続編のにおわせですね。1作目直後と比べると、もはや続編は観たい気にならないのですが、1作ずつ高品質で完結させるなら今度こそ期待したいです!

実写映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 決戦』私の感想と評価

1作目『東京リベンジャーズ』はそこそこ好きだったので2作目『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 運命』も楽しみでした。しかし結成メンバーの物語で内容的には好みだったのですが、中途半端な終わり方で非常にがっかり。

そしてやはり3作目の本作も、抗争シーンは迫力だが人間ドラマが薄いし、抗争に至るまでの助走やタメが描かれておらず(前編で描いた)、冒頭の間のびした前編ダイジェストで勢いが消されてしまい、本作だけではかなり残念な作品になってます。あと芭流覇羅リーダーがマイキーって回収したかな?

配信で運命+決戦を連続で観れば好きになる可能性もあるが、映画は1本1本で評価されるため仕方ないですね。前後編に分けたことで、出演俳優の不祥事にも巻きこまれたので、前後編を提案した人物には損害賠償してもいいレベルでは。

そんな制作陣の失態とは裏腹に、出演俳優たちの演技は本当に素晴らしかったです。特に、村上虹郎、山田裕貴、吉沢亮、北村匠海、清水尋也などは代表作の1本になりそう。個人的にはバジのキャラが最高だったので、永山絢斗は本当に残念。

俳優不祥事でやや動員数は落ちてるけど、興行収入20億を超えたなら続編も制作されるでしょう。今回がっかりしたタケミチの活躍も見たいので続編も期待してるが、また前後編で切るならアニメで観てすますかもよ…

私の評価 59/100(60が平均)

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