映画『オーシャンズ11』評価は?ネタバレ感想考察あらすじ/ラスト真の狙い?18考察で徹底解説

『オーシャンズ11』あらすじ概要
不可能な金庫破りを計画する、チーム強奪映画(ケイパー)ってワクワクしませんか?オーシャンズ11シリーズはこの1作目のヒットにより続編も制作され、クセある豪華俳優のオールスター共演も話題でした。盗むのは現金だけでなく...(ネタバレあらすじ↓)
映画名/邦題 | オーシャンズ11 |
原題/英題 | Ocean's Eleven |
日本公開日 | 2002/2/2 [予告↓]上映時間 117分 |
映倫区分 | USA PG-13 |
製作国 | アメリカ |
映画監督 | スティーブン・ソダーバーグ |
キャスト 出演者 | ジョージ・クルーニー(小山力也)、ブラッド・ピット(細井治)、ジュリア・ロバーツ(佐々木優子)、マット・デイモン(竹若拓磨)、アンディ・ガルシア(内田直哉)、エリオット・グールド(富田耕生)、カール・ライナー(大木民夫)、ドン・チードル(大黒和広) ※声優はソフト版 |
配給/製作/画像 | ©Warner Bros. Pictures/ジェリー・ワイントローブ・プロダクションズ、NPVエンタテインメント |
シリーズ/関連 | オーシャンズ11シリーズ |
日本興行収入 | 70.0億円(年間6位) |
世界興行収入 | 4.5億USドル [出典] |
製作費 | 0.9億USドル |
平均評価★★★★★75(私の評価↓は含まず)
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- 予告動画
- ネタバレあらすじ結末
- 感想考察ネタバレ・私の評価
- ダニー・オーシャンが刑務所にいた理由は?
- ダニーと再会時のラスティの職業は?
- 金持ちルーベンが11人に加わった理由は?
- 引退したソールが11人に加わった理由は?
- 他のメンバーが11人加わった理由は?
- イエンはグレイテスト・ショーマンの関係者?
- オーシャンの主目的はテス?現金?
- オーシャンがベネディクトに会ったのも計画?
- 大停電を起こした装置ピンチとは?
- なぜ停電時間をもっと活用しないの?
- 老人ソールの預け荷物が必要だった理由とは?
- 中国系イエンの包帯はいつから?爆発が遅れた理由は?
- ラスティがベネディクトに電話した理由は?
- 現金輸送バンに見せかけ爆破させた目的は?
- ベネディクトはダニーが犯人だと気づいたのか?
- どうやってテスを心変わりさせたのか?
- ラストでダニー出所時に監視してたのは何者?
- カメオ出演者は?
- 『オーシャンズ11』シリーズ順番・映画ランキングや受賞歴
『オーシャンズ11』予告動画
『オーシャンズ11』ネタバレあらすじ
この先はネタバレありのあらすじです。続編前作や関連映画は、オーシャンズ11シリーズ一覧もご参考に。
大泥棒で詐欺師のダニー・オーシャン(ジョージ・クルーニー)は、仮釈放で刑務所から出るとすぐ法を破りロサンゼルスへ行きます。元相棒のラスティ・ライアン(ブラッド・ピット)に、ラスベガス3大カジノから現金強奪する計画を話し、仲間を集めます。
オーシャンズ11の愉快な仲間たち(ネタバレあらすじ)
資産家ルーベン・ティシュコフ(エリオット・グールド)、カジノディーラーのフランク・キャットン(バーニー・マック)、爆破プロのバシャー・ター(ドン・チードル)、電気系統プロのリヴィングストン・デル(エディ・ジェイミソン)
車や変装が得意なモロイ兄弟の兄バージル(ケイシー・アフレック)と弟ターク(スコット・カーン)、身体能力の高い中国系イエン(シャオボー・チン)、伝説詐欺師ソール・ブルーム(カール・ライナー)。伝説スリのボビー・コールドウェルは引退後で、息子ライナス・コールドウェル(マット・デイモン)を誘います。
狙いは現金だけでない?その計画とは?(ネタバレあらすじ)
このオーシャンズ11で、ラスベガス「ベラージオ」「ミラージュ」「MGMグランド」のオーナーのテリー・ベネディクト(アンディ・ガルシア)から現金強奪だけでなく、ベネティクトの愛人でダニーの元妻テス(ジュリア・ロバーツ)を取り戻すのが計画です。
事前に、大停電を起こす装置ピンチを盗む時、若いライナスは気があせってドジします。ダニー・オーシャンはテスに会いに行き、それ以降ベネディクトにマークされるが、それも計画のうちの伏線です。ソールは大富豪を装い、金庫に預け物を頼みます。
カジノ金庫破り当日はトラブルだらけ?(ネタバレあらすじ)
当日、ダニーはわざとベネディクトの部下につかまり殴られてるふりして侵入します。リヴィングストンが監視カメラを操作し、パシャーはピンチ装置で数十秒間の大停電を起こし、ダニーとライナスはセキュリティ解除の間に奥へ入ります。
先に隠れて金庫内に潜入中のイエンは、ダニーの合図で内部から爆破して扉を破ります。電池切れで時間ロスがあったため、イエンは吹き飛ばずにすみます。ラスティはベネディクトに、逃してくれれば8000万ドル残すが、ダメなら全額を爆破すると電話します。
『オーシャンズ11』ネタバレ結末と最後/ラスト
ベネディクトはSWATを呼ぶが、強奪犯は逃げた後です。逃げたバンを部下に追わせるが、ダミーで爆破されます。実はSWATこそ、オーシャンズ11のメンバーで堂々と盗み出されます。ベネディクトは拷問中のダニーをあやしみ、テスと現金を交換する取引します。
その取引を監視カメラでテスに見せると、テスはベネディクトの元を去ります。ダニーは仮釈中で州を出たため再逮捕されるが、数カ月後の出所時、ラスティが分け前とテスを連れて迎えに来ます。その車をベネディクトの部下の双子マッチョが尾行してます。
ネタバレ感想『オーシャンズ11』解説や評価レビュー
この先はネタバレありの感想考察です。続編前作や関連映画は、オーシャンズ11シリーズ一覧もご参考に。
オーシャンズ11シリーズ1作目の、チーム強奪サスペンス映画、いわゆるケイパーもの・ムービーです。1960年のフランク・シナトラがダニーを演じた『オーシャンと十一人の仲間』のリメイクですが、時代設定だけでなく内容もがらっと変わってます。
ジョージ・クルーニー、ブラット・ピット、アンディ・ガルシアだけでなくオールスター並みの豪華な俳優陣が話題になりました。マット・デイモンはブレイク前なのでドジする若造扱いですが、今となってはそれを見れる貴重な映画でもあります。
キャラクターはオーシャンズ11以外にも、カジノオーナーやダニーの元妻テスもいて、2時間では全員の充分な活躍はなく、1回目では覚えられないキャラも数人います。『グランド・イリュージョン』はそれをうまく解消してて好みです。
しかし名前と顔が一致しなくても「爆破のプロ」「電気系統のプロ」「身が軽い」など必要な能力だけ理解すれば楽しむのに問題ありません。むしろこんなに多く登場するのに、現金強奪シーンはスピーディなわりに丁寧に見せてくれて理解しやすいので驚きです。
核施設なみの厳重セキュリティをどう突破するのか見ものでしたが、大停電を引き起こす「ピンチ」なる便利アイテム1つで解決したのは少しがっかりです。しかもピンチを盗むのは簡単すぎだし、盗難後に停電対策が全くされてないのはご都合主義に感じます。
ラストで金庫の全財産と愛人テスの両方を失ったベネディクトは、裏の悪どい金儲けが描かれていないため、かなりかわいそうに感じます。それを大暴れしたりせず、悲哀に満ちた表情だけで見せるアンディ・ガルシアは名演技です。
今のケイパーもの(チーム強奪)ではもっと緻密な計画を立てたり、メンバーの過去を描いたりもします。突入した警官隊が仲間だったり、最後に女性のハートを奪うオチ等も何度か見たことあるけど、本作は先駆者的でオールスター映画としてもオススメです!
『オーシャンズ11』18の疑問と考察・解説
本作の疑問と考察や解説です。
ダニー・オーシャンが刑務所にいた理由は?
ラスティ(ブラット・ピット)によると、「インカの婚礼用の仮面」を盗もうとして逮捕されたようです。

ダニーと再会時のラスティの職業は?
ハリウッド俳優など若者たちに、ポーカーゲームのコツやイカサマの方法などを教えていました。
金持ちルーベンが11人に加わった理由は?
カジノホテルの経営者で資産家なので金儲けに興味なかったが、ベネディクトには過去にカジノをつぶされたことがあるので復讐したかったため参加し、資金援助します。
引退したソールが11人に加わった理由は?
強奪計画の規模の大きさを聞いて、天才詐欺師だった頃の血が騒ぎだしたから参加しました。ラスティがラスベガスへの航空券らしき物を手渡しています。
他のメンバーが11人加わった理由は?
現金1億5000〜6000万ドルを分けるので、その大金が目的だと思います。
イエンはグレイテスト・ショーマンの関係者?
イエンが所属してたのは、実在するバーナム・サーカス団です。日本で2018年に公開された映画『グレイテスト・ショーマン』は、バーナム・サーカス団を創設したP・T・バーナムの物語です。
オーシャンの主目的はテス?現金?
ダニーは泥棒稼業はやめられないと言ってるので現金強奪が主目的ですが、その相手として3大カジノのオーナーのベネディクトを選んだのは、元妻テス(ジュリア・ロバーツ)の愛人が金持ちだったため、最初の候補として考えたからだと思います。
ラスティはダニー・オーシャンが公私混同しないよう何度か忠告しますが、彼の仕事ぶりは信頼してるので、それほど心配してるようには見えません。
オーシャンがベネディクトに会ったのも計画?
衝動的な行動にも見えるけど、計画だったと思います。ベネディクトにもテスにも、既に顔は知られてるので、ライナスのような役割は演じられません。むしろベネディクトにマークされることで、拷問部屋へ監禁されアリバイを作れます。
それと同時に侵入しやすくなります。また、若手のライナス(マット・デイモン)の気を引き締めることもできます。そしてラストで、ベネディクトに現金かテスかを選ばせた場面を監視カメラで見せて、テスの心を取り戻したのも、捕まった最大の目的です。
大停電を起こした装置ピンチとは?
電磁パルス発生装置(EMP)のことだと思います。ハリウッド映画や米ドラマではよく登場します。上空で核兵器を爆発することにより、近隣の電気で動く機械を全て無効にするという演出も同じようなしくみです。
なぜ停電時間をもっと活用しないの?
SWATが突入するまでに現金をバッグに詰める作業を完了させる必要があり、それまで監視カメラの細工で侵入に気づかれないのが前提でした。だからニセの監視カメラ映像を流すために電気は必要だし、そもそも停電が長びけば、侵入を疑われてしまいます。
ただ、赤外線の網をくぐるためには停電が必須だったのでしょう。あと、映画的にはこの万能アイテムに頼りすぎることを避けたかった気もします。
老人ソールの預け荷物が必要だった理由とは?
当日、イエンを金庫内に入れる必要があったためです。また、ソールが心臓発作で苦しみ、ベネディクトの部下の目を監視カメラからそらす目的もあったようです。
中国系イエンの包帯はいつから?爆発が遅れた理由は?
ピンチ(電磁波発生装置)を盗み、ライナス(マット・デイモン)を警備員から救出時に、イエンは右手をドアにはさまれます。手当てして包帯を巻いたのでしょう。
金庫内では、起爆装置の電池切れで爆発が遅れて、イエンは命拾いしますが、入ってきたダニーらには「遅いぞ」と怒ります。
ラスティがベネディクトに電話した理由は?
オーシャンズ11は金庫内に侵入し、現金強奪までは計画したけど、自力での持ち出しは難しいと判断したようです。だからラスティが「見逃してくれたら半額残す」と電話したのです。しかしこの取引は最初からウソで、全額を持ち出しています。
ベネディクトは強欲なので必ず警察に連絡すると、ダニーらは確信してました。そこでベネディクト側からの電話をキャッチして、SWATに変装した仲間たちに踏み込ませ、銃撃戦に見せかけ、金庫内の3人もSWATの服を着て、現金バッグごと撤収しました。
現金輸送バンに見せかけ爆破させた目的は?
ベネディクトに、強奪犯人が逃走済みだと思わせないと、SWAT隊が引き上げる口実も作れないからだと思います。爆破させる必要性は感じませんが、証拠隠滅の目的でしょう。
ベネディクトはダニーが犯人だと気づいたのか?
高確率で犯人一味だと疑ってるけど、証拠がないため、仮釈中に州を出た容疑で警察に引き渡します。ただ、裏でひどいことをしてるベネディクトにしては、この判断はぬるいと感じます。本来のキャラ通りなら、現金の場所を吐くまで痛めつけるでしょう。
どうやってテスを心変わりさせたのか?
ダニーが、現金を取り戻す方法を刑務所仲間に聞いたらテスと交換するか?と聞くと、ベネディクトは即答でイエスと言います。その場面を監視カメラでとらえ、ラスティがテスにTVチャンネルを合わせるよう電話すると、見たテスの恋心は一瞬で冷めました。
以前、テスがベネディクトにキスしようとした時、ベネディクト「ここでは誰かに常に見られている」と監視カメラを指差したのが伏線です。テスも「誰かに常に見られてるのよ」と言って去ります。
ラストでダニー出所時に監視してたのは何者?
ベネディクトの部下の巨漢の双子です。カジノでダニーを連行してドア外を見張ってたのも彼らです。続編『オーシャンズ12』を暗示する展開です。実際でも本当の双子らしいです。
カメオ出演者は?
バシャー(ドン・チードル)がオーシャン11になる前、逮捕された銀行強盗仲間の1人がスティーブン・ソダーバーグ監督です。また、ラスティのポーカー教室の生徒達は、実在のハリウッド俳優らしいけど、私は知らない人ばかりでした。
続編前作や関連映画は、オーシャンズ11シリーズ一覧もご参考に。
『オーシャンズ11』シリーズ順番・映画ランキングや映画賞

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