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ネタバレ感想『IT イット それが見えたら、終わり。』失踪事件を考察!恐怖の周期は仲間と克服/評価あらすじ

IT イット それが見えたら、終わり。
  • 平均評価 ★★★★★73/100
  • 私の評価 ★★★★★72
  • 日本興行収入 22.0億円
  • 世界興行収入 7.0億US$
  • 日本公開 2017.11.3
  • 上映時間 135分 予告

『IT イット それが見えたら、終わり。』あらすじ(ネタバレなし)

原作はスティーブンキングの小説。内気な少年ビルの弟ジョージは、大雨の日に血だけ残して消息不明となる。ビルは自分を責めて、仲間達と共に下水道などでジョージを探すが「それ」が見え始めて恐怖に感じる。その町では過去にも児童失踪事件が相次ぎ、いじめの対象の子らにも「それ」が見えるとわかり正体を調べようとするのだが...(ネタバレあらすじ↓)

IT イット それが見えたら、終わり。の予告動画

映画『IT イット それが見えたら、終わり。』評価まとめや作品情報

興行成績、公開日、上映時間などは↑に掲載してます。
DVD/ブルーレイ レンタル開始日,発売日
2018.2.21(発売中
原題/英題
IT
製作国
アメリカ(2017.9.8公開)
映倫区分
日本: R15+、USA: R
製作費
約US$ 35,000,000(約39億円)
配給/製作
(C)Warner Bros. Pictures、ニュー・ライン・シネマ
参考
 Wikipedia⇒ 興行収入⇒
映画監督
アンドレス・ムシェッティ
キャスト/出演者
ジェイデン・リーベラー、ビル・スカルスガルド、フィン・ウルフハード、ソフィア・リリス、ニコラス・ハミルトン
レビューサイト平均評価 ★★★★★73/100換算

ネタバレあらすじや感想『IT イット それが見えたら、終わり。』考察・評価・レビュー

この先はネタバレありのあらすじや感想・考察です。IT イット それが見えたら、終わり。

★★★★★ 72点/100(60が平均)

『IT イット "それ"が見えたら、終わり。』ネタバレ感想や考察

スティーブン・キングの名作『IT イット』が、1990年にテレビドラマ化されてから「27年後」の初めての劇場版です。その頃、子どもだった人達も大人になり、再び「それ」の恐怖を体験したいのでしょうか。その後に発表された多くのホラー・スリラー映画などにも影響を与えてきたそうです。

観るまではそのような古典ホラーに興味はなかったのですが、『スタンド・バイ・ミー』みたいな少年少女の青春冒険映画としても素晴らしい出来だし、超常的なオカルトがベースですが、その発現条件は意外と論理的で明確であり、克服する方法もはっきり提示されるため、少年マンガのように楽しめます。

子ども視点の映画ではありがちですが、登場する大人たちは暴力的であったり、負け犬であったり、役立たずばかりで、子どもの憧れになりにくい人だらけです。かつて自動車産業で栄え、今は撤退が続き廃れた町デトロイトほどひどい犯罪都市ではないけど、もはや再生の難しい地方都市の典型のようです。

『IT イット』は負け犬の少年少女が主人公である点が同じ年の映画『パワーレンジャー』にも似てて、それぞれの家庭も同じように複雑です。そんな中で育った子どもたちはトラウマや恐怖を抱えながら生きてるため「IT イット」の標的にもなりやすいのでしょう。

27年周期で現れて「恐怖」を糧にする「IT イット」という存在は恐いと同時に神秘的にも感じます。その恐怖を克服する方法の1つとして「仲間で団結し支え合うこと」と表現したのが、この作品に深みを増し、テーマ的にも受け入れられたのだと思います。第2章の続編も2019年に予定されてるので、まずは恐くても本作を観ることをおすすめします!

『IT イット "それ"が見えたら、終わり。』おすすめ9ポイント

  • 名作オカルトホラーのリメイク
  • 原作はスティーブンキングの小説
  • 少年少女の冒険と恐怖体験
  • 少年少女の青春ストーリー
  • 子どもキャラが特徴的
  • 恐怖だけでなく好奇心もわく
  • 訳あり家庭と子どもの自立
  • 負け犬も団結すれば恐怖を克服
  • ピエロの正体は?完結するのか?

『IT イット "それ"が見えたら、終わり。』少し残念6ポイント

  • ひどい大人ばかり登場
  • いじめがひどく警察に行くべき
  • 古井戸や廃墟が放置状態?
  • ピエロの出現条件がわかりにくい
  • ベバリーがビルを選ぶ理由が不明
  • 「IT イット」の正体がまだ不明

『IT イット "それ"が見えたら、終わり。』ネタバレあらすじや解説

1988年10月、病弱で内気な少年ビル・デンブロウ(ジェイデン・リーベラー)は、弟ジョージー(ジャクソン・ロバート・スコット)に紙の船を作ってあげて、水に沈まないようにするため、地下室からワックスを持ってくるよう言います。ジョージは恐がりながらも持ってきて、船「SSジョージ号」は完成します。

大雨で道路に水があふれる日、黄色い雨具を来たジョージは船を流して遊びますが、下水道へ落ちてしまいます。ビルに叱られると思い、流し口をのぞくと「ペニーワイズ」と名乗るピエロ(ビル・スカルスガルド)が船を返すと言いますが、ジョージは右手をかみちぎられ引きずりこまれて行方不明となります

1989年6月、少年マイク・ハンロン(チョーズン・ジェイコブス)は屠殺場で亡き父のように羊を銃(スタニングガン?)で殺すよう指示されますが、優しい性格なのでできず「撃つ側にならなければ、いつか眉間に銃を当てられる側になるぞ」と言われます。この言葉は伏線です。

ビルは学校の友だちの、眼鏡のリッチー・トージア(フィン・ウルフハード)、ユダヤ教徒のスタンリー・ユリス(ワイアット・オレフ)、薬を持ち歩いてるエディ・カスプブラク(ジャック・ディラン・グレイザー)と夏休みの計画を話します。行方不明のベティを探すため、警官と母親が学校前に来ています。

いじめっ子グループ4人組のリーダーのヘンリー・バウワーズ(ニコラス・ハミルトン)が4人に「負け犬」と言って悪さをしたところ、ビルがどもりながら反論しますが、ヘンリーは「この夏は楽しみだな」と車で去ります。太ったベン・ハンスコム(ジェレミー・レイ・テイラー)はヘンリーを避けて裏から帰ります。

そこへ大人っぽい少女ベバリー・マーシュ(ソフィア・リリス)が現れ、ベンのノートにハートを書いて去り、ベンは惹かれます。ベバリーは多くの男子と仲良くしてると噂され、同級生の女子にゴミをかけられます。ビルは帰宅すると父親に「弟ジョージは死んだのでもう探すな」と言われますがあきらめてません

養羊場で働くマイクは肉を届けに行った先で、いじめっ子のヘンリーらの車に見つかりそうになり恐怖で隠れますが、肉屋でピエロの幻覚を見ます。スタンリーの父は敬虔なユダヤ教徒のラビですが、スタンは聖書の勉強不足で叱られます。部屋に掛かる絵画「歪んだ顔の女性」が幻覚で出てきておびえて逃げます。

エディは心配性で肥満な母親のおかげで遠くへは遊びに行きにくいようです。ベンは転校してきて友だちもいないので夏休みは図書館で過ごします。この街デリーの歴史を調べるうち、1908年のイースターの日の鉄工所爆発事件で102名が亡くなったことを知ります。赤い風船を追うとイースターエッグが燃えてます。

ベンはエッグをたどるうち、首なし死体やピエロが現れ逃げます。図書館を出ると、不良グループのヘンリーら4人組に捕まり、腹にナイフで名前を彫られますが、下の林へ転がり落ちて川まで逃げて、川への排水路に捜索に来てるビル、リッチー、スタンリー、エデイのルーザーズ(負け犬)と合流します。

ヘンリーの仲間の悪ガキ1人が排水路を見つけ、ガススプレーに火を付けながらベンを探してると、行方不明の子ども達が不気味な姿で迫ってきたので逃げますが行き止まりで、赤い風船とピエロに襲われて彼自身も消息不明になってしまいます。ビルらはベンの腹の傷のために薬局へ行きますが、お金が足りません。

そこへ少女ベバリーが来て、レジの男性の気を引いてくれて、ルーザーズは薬を万引きしてベンを治療してやります。ビルはベバリーに礼を言い、翌日の遊びに誘います。ベバリーは家では父親に髪を触られたり、においをかがれたりして耐えてるのが辛くて触られた髪を切って洗面台に流します。

翌日、高い切り立った崖から下の川めざして飛び込もうとしてたルーザーズ5人(ベンも加わった)は躊躇してる間に、後から来たベバリーに先を越されます。そして6人で川で遊び、寝そべるベバリーに男子5人は目が釘付けになります。ベンは図書館で発見した資料で、この街デリーの行方不明率は高いと指摘します。

特に子どもの行方不明率はかなり高いそうで、他の資料も自宅の部屋にあるので、みんなを連れて行きます。古い資料で、1719年に狩猟基地の91人が消息不明になった事件もあります。インディアン先住民や疫病があやしまれましたが、井戸の小屋へ引きづったあとが見つかっただけだそうです。

エディは帰り道に、廃墟屋敷の前を通りかかる時、不安を感じて薬を落としてしまい拾ってると、ただれた顔(ハンセン病患者?)の人に追いかけられて敷地内へ入って逃げますが、赤い風船をたくさん持ったピエロが顔を見せて「ここで一緒に暮らそう」と言ってきたので、エディはあわてて敷地を出て逃げます。

ベバリーは帰宅するとバックの中に絵ハガキを見つけ、父親にバレないようバスルームで読みます。それは求愛を告げるような美しい詩で、ベバリーは喜びますが、誰からかはわかりません。その時、洗面台から「ベバリー、この下よ」と呼ぶ声が聞こえたので、メジャーを突っこみ引き上げると、髪の毛がくっついてきてベバリーを縛り、大量の血液がバスルーム中に吹き出します。

ベバリーの叫び声を聞いて来た父親には、浴室中の血は全く見えないようです。ビルは家で弟ジョージの気配を感じて地下室へ降りるとなぜか水びたしで、黄色いカッパを着たジョージが「一緒に浮かぼう」と何度も言いながら、腐ったような顔になっていきピエロがビルを捕まえようとしますが、ビルは上へ逃げます。

翌日、ベバリーはルーザーズを呼んで、父親のいないうちに血液まみれのバスルームを見てもらうと、やはり子どもには血が見えるようで、ビルはほっとけないと言ってみんなで掃除します。ベンはこっそりベバリーの部屋をのぞきますが、ビルとベバリーが仲良く話すのを見て少しがっかりします。

ベバリーは絵はがきの送り主がビルだと思い、詩の内容を尋ねるが違う人からだと気づきます。ルーザーズで一緒に外へ出かけて、ビルはジョージとピエロを見たと言うと、他のメンバーも奇妙な者を見たことがわかります。草むらの前で、ヘンリーの車と自宅学習生マイクの自転車を見つけます。

ヘンリーら不良3人がマイクを羊肉ごと殴りつけてるのを見つけ、石を投げてマイクを救出します。そして石の投げ合いになりますが、7人対3人でルーザーズが圧勝します。別の日、また行方不明者がでて、ベンは資料から事件が1908年、1935年、1962年、そして現在と27年周期であることに気づきます。

セミのように長期間冬眠して27年周期でデリーに現れ、恐怖を感じやすい子どもを中心に最も恐がる幻覚を見せて連れ去るという仮説を話し合ったルーザーズは、今までの主な事件発生場所を結びつけると全て下水道の近くで、ネイボルト通りの廃墟屋敷につながることに気づきます。大ピエロの幻覚が襲ってきます。

ビルは1人で廃墟屋敷へ入ろうとしますが、ルーザーズも従い、リッチー、エディが一緒に入り、他の者は外で見張ることになります。行方不明者ベティに呼ばれた3人はばらばらに分断され、エディは感染病者、リッチーは腐敗した自分の人形、ビルはジョージの幻覚を見て恐怖を感じた後、ピエロが襲ってきます。

ベバリーが入ってきて、槍で突き刺されたピエロは階段下の井戸へ降りていきます。外へ出たルーザーズは、また準備して挑みたいビルに対して、反対意見のメンバーばかりで仲間割れして解散し、しばらく離れます。エディは折られた腕にギブスをはめ、薬局の娘に「LOSER」(負け犬)と落書きされたので、自分で「S」を「V」に変えて「LOVER」(恋人)に書換えます。

不良のヘンリーは厳格な警官の父親の銃で遊んでるのを注意され「わずかな恐怖でメッキははがれ落ちる」と言われます。恐怖を感じたヘンリーは、赤い風船により亡くしたナイフが戻ってきて、それで父の首を刺します。ベバリーは、家に閉じ込め暴力をふるう父親を殴り倒し、直後にピエロに捕まり連れ去られます

『IT イット "それ"が見えたら、終わり。』ネタバレ結末やラストシーン

ビルはルーザーズを集めてベバリーを救うため廃墟屋敷の古井戸に入ります。しかし最後のマイクが入る前に、狂ったヘンリーが来て、羊を殺す釘打ち銃を奪ってマイクの額に当てて殺そうとします。マイクはよけて、ヘンリーを井戸へ突き落とします。下水道で1人離れたスタンリーは歪んだ顔に喰われそうなところを仲間たちに救われます。ビルは1人で何者かを追います。

ベバリーは目覚めると暗いゴミ捨て場のような場所にいて、その空中には行方不明者たちが浮いています。ピエロのペニーワイズが現れて顔が裂けて口を開けて食おうとしますが、ベバリーが恐怖を感じてないから眠らせて浮かせます。そこへビルが来ますが、黄色いカッパのジョージを見つけて追います。

マイクと合流したルーザーズも下水道をたどりベバリーの浮いてる部屋へ着き、下ろしてやり、ベンがキスするとベバリーは目覚め、詩の送り主がベンだと気づきます。みんなでビルを探すと、片腕を切断されたジョージと対面してます。ジョージ「家へ帰りたい。愛してるビル」。ビル「大好きだ、ジョージ」と言い、屠殺用銃でジョージの眉間を打ち抜きます。

すると切断された腕が生えて、ジョージがピエロのペニーワイズに変身して、ルーザーズに襲いかかります。団結して攻撃しますが、ビルが人質に取られます。ペニーワイズ「おまえたちの恐怖を育てて食ってやろうと思ったが、ビルだけもらって、俺は長い眠りにつく。去って幸せな人生を歩め」

しかしリッチーがペニーワイズを攻撃して、全員で協力して戦います。ピエロは手がカマキリのようにもなり襲ってきます。ベバリーの父に変身したペニーワイズを、ベバリーは恐れず口から突き刺します。ビル「ベバリーは恐怖しないから食られなかった。僕らも恐れない。恐怖するのはおまえだ。飢えるからな」

ペニーワイズはさらに地下への井戸へ落ちていきます。頭は破裂して何かをまき散らせます。空中に浮いてる子どもたちは降りてきます。外へ出たルーザーズ7人は、もしペニーワイズが死んでなければ「僕らも戻って来よう」と、手のひらに誓いの傷を付けて別れます

ベバリーは暴力的な父から離れて暮らすため転校するようです。2人きりで話した後、去るベバリーを追ったビルはキスして別れます。エンドクレジット前に「IT 第一章」の文字が浮かびます。

27年後に彼らが大人になってからの戦いを描くだろう続編(2019年)も決定したので、まずは本作を観ることをおすすめします!

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ゆめぴょん(管理人/執筆/映画好き)
ゆめぴょん@ピクシーン
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