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ネタバレ感想『関ヶ原』石田三成の理想と徳川家康の現実は忍者に反映/あらすじ評価

関ヶ原

『関ヶ原』あらすじ(ネタバレなし)

ある寺で茶のいれ方を気に入られ、天下人の豊臣秀吉に登用された石田三成は有能な文官に成長し、腹心に島左近と伊賀忍者の初芽を登用する。しかし三成は融通がきかず武士には好かれない。秀吉亡き後、徳川家康が小早川秀秋などを取り込もうと動き出し、三成も対抗するのがだ...(ネタバレあらすじ↓)

関ヶ原の予告動画

映画『関ヶ原』評価まとめや作品情報

興行成績、公開日、上映時間などは↑に掲載してます。
DVD/ブルーレイ レンタル開始日,発売日
2018.2.7(発売中
映倫区分
日本: G
配給/製作
(C)東宝、アスミック・エース、東宝映画、ジャンゴフィルム
参考
 Wikipedia⇒
映画監督
原田眞人
キャスト/出演者
岡田准一、役所広司、有村架純、平岳大、東出昌大、松山ケンイチ
レビューサイト平均評価 ★★★★★63/100換算

『関ヶ原』ネタバレあらすじや結末

この先はネタバレありのあらすじです。

戦国時代末期、ある寺に寄った豊臣秀吉(滝藤賢一)に「三献の茶」を献上した若き石田三成は家来に取りたてられ、豊富陣営屈指の文官に成長します。1595年、秀吉は淀君との間に秀頼が生まれると、関白秀次を切腹させ、京の六条河原で妻子家来も処刑するが、抵抗する伊賀忍者の初芽(有村架純)とその場に来てた島左近(平岳大)を口説いて登用します。

石田三成(岡田准一)は秀吉への義理だけでなく、平和な世の中を築く理想を持ってたが融通がきかず武士には好かれてません。朝鮮半島出兵の件で福島正則、加藤清正、黒田長政などの七将は三成と対立します。1598年、豊臣秀吉と五大老の前田利家(西岡徳馬)が亡くなると、徳川家康(役所広司)が動き出します。

家康は豊臣家臣たちを味方にしていきます。秀吉や三成に厳しくあたられてた小早川秀秋(東出昌大)も取り込もうとします。三成は七将などに命をねらわれ、意表をついて徳川家康の屋敷へ逃れます。大谷刑部へ使いに出された初芽は、家康側の忍びの赤耳らに襲われ、逃げて命は助かるが奴隷として捕らわれます。

故郷の佐和山城に入った石田三成は島左近らと共に、中国地方の毛利家、薩摩の島津家、会津の上杉家などと連絡を取り合います。1600年、徳川家康が会津の上杉征伐へ出向いたすきに、三成は西軍として家康を倒すために兵を挙げます。家康はすぐ引き返し東軍として「関ヶ原」で総勢15万人以上の決戦となります。

『関ヶ原』ネタバレ結末と最後/ラスト

兵数では勝る西軍だが、家康との密約などで動かない部隊が多数あります。小早川秀秋もずっと迷うが、島左近の息子の島信勝の一喝で三成に味方しようとするが、家来達は家康の東軍と通じてたため、小早川軍は三成を裏切って西軍の大谷刑部を攻撃します。西軍は総崩れとなり、島左近も倒れ、三成は落ちのびます。

しかし石田三成は東軍に捕らえられ、生きたまま門にさらされます。七将にののしられたり、哀れに思われたりし、ゆるしをこう小早川秀秋を赦し、徳川家康との謁見では両者口をきかず、三成は京の六条河原で斬首されるために運ばれます。その道中、三成の言葉「大一大万大吉」をつぶやく初芽と会えます。

ネタバレ感想『関ヶ原』考察・評価・レビュー

この先はネタバレありの感想・考察です。関ヶ原

★★★★★ 59点/100(60が平均)

日本人なら誰もが知る、戦国時代終了のきっかけになった「天下分け目の関ヶ原の戦い」を、岡田准一演じる石田三成を主人公として描いた司馬遼太郎原作の歴史映画です。三成と敵対する徳川家康を役所広司、三成が家来として雇う伊賀のくノ一の初芽を有村架純、島左近を平岳大が熱演する他、出演者は豪華です。

私のひとこと感想や評価は「こんなに石田三成が有能であるように描かれる関ヶ原の戦いはあまり観たことがなく、俳優女優もクセある者ばかりで楽しめるが、重要な場面でのテンポが早すぎて、滑舌もよくなくて、説明も少ないため歴史マニア以外には不親切だと感じます。初芽の出番も中途半端だと思います」

みどころは「三成が豊臣秀吉に取り立てられる場面」「石田三成が島左近を説得して家来にする場面」「三成と初芽のやりとりとかなわぬ恋の行方」「忍者どおしのアクションシーン」「関ヶ原の合戦シーン」「小早川秀秋が決断する場面」などですが、映画のというよりも「関ヶ原の見どころ」ですね。

3時間でも描ききらない話なのに、豊臣秀吉が亡くなるまでも長いし、初芽と三成のやり取りや、初芽の奴隷話などに時間をさきすぎてると感じます。その結果、本来重要であるはずの徳川家康や七将や小早川秀秋や直江兼続の動きを省略しすぎてるし、肝心の関ヶ原の合戦シーンもダイジェストにしか見えず残念です。

「三成に過ぎたるものが2つあり。島の左近に佐和山の城」と言われたほどの佐和山城の魅力ももっと見せてほしかったです。島左近はかっこいいけど、見せ場は少なかった印象です。徳川家康を演じた役所広司はさすがの存在感と演技力を見せつけ、悪知恵と交渉力で脇を固める家康の恐ろしさを感じます

石田三成と徳川家康が対照的に描かれたシーンはいくつかあったけど個人的に印象に残ったのは、そばに仕えた忍者の扱いです。三成は初芽を好きだったが本妻のことを思って側室にはせず「犬」とも呼ばず、最後まで家来として扱います。一方の家康は、かわいがってた阿茶を暗殺者の赤耳ごと斬り殺します

このエピソードだけでも、石田三成は「義」を大切にする理想主義者だが融通がきかず、利害を追求し現実主義者で手段を選ばない徳川家康には最初からかなわない戦いだった気がします。岡田准一はこういう人物像をよく演じてるので違和感ないけど、次回はもう少し肩の力が抜けた若者役も見てみたいです。

関ヶ原の勝敗を決める上で、小早川秀秋は重要な小心者キャラですが、東出昌大のキャスティングはぴったりです。同じ年に公開の『散歩する侵略者』の牧師もはまり役です。このように出演者は良いけど、印象に残るシーンがないし時間配分ミスにより、残念ながら歴史に残る名作にはなれなかった気がします。

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ゆめぴょん(管理人・執筆・映画好き)
ゆめぴょん@ピクシーン
世界一周135国/世界遺産595訪問後、映画にハマり。家視聴含め3年半で1800本。新作は2017年190本、2018年70本
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