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ネタバレ『ユリゴコロ』あらすじ感想や評価まとめ/精神異常者の手記は創作か事実か拠り所か?

  • ミステリー/サスペンス
  • ホラー/スリラー
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ユリゴコロ
  • 平均評価 ★★★★★72/100
  • 日本興行収入 2.0億円
  • 日本公開 2017.9.23
  • 上映時間 128分 予告

『ユリゴコロ』あらすじ(ネタバレなし)

亮介は一緒に山奥のカフェを営んでた婚約者の千絵が行方不明になり、父の末期がんも判明して精神的に落ちこむ。父の家を訪ねた時『ユリゴコロ』と書かれたノートを見つけ、猟奇殺人者の美紗子が書いた半生の記録にひきこまれてしまう。そんな時、細谷という謎の女性が千絵の無事を知らせてくれるのだが...(ネタバレあらすじ↓)

ユリゴコロの予告動画

映画『ユリゴコロ』評価まとめや作品情報

興行成績、公開日、上映時間などは↑に掲載してます。
DVD/Blu-rayレンタル開始日,発売日
2018.4.4(販売中
映倫区分
日本: PG12
映画監督
熊澤尚人
キャスト/出演者
吉高由里子、松坂桃李、松山ケンイチ、佐津川愛美、木村多江
配給/製作
(C)東映、日活、ジャンゴフィルム
レビューサイト平均評価 ★★★★★72/100換算

この先はネタバレのあらすじなので注意です。

『ユリゴコロ』ネタバレあらすじや結末

亮介(松坂桃李)は婚約者の千絵(清野菜名)と山奥のカフェを営み幸せに暮らしてますが、突然千絵が失踪します。さらに亮介の父(貴山侑哉)が末期がんだと発覚して、亮介は精神的に不安定になります。そんなある日、父が暮らす実家で『ユリゴコロ』という殺人鬼による一冊のノートを見つけ読み始めます

美紗子(吉高由里子)「平気で人を殺す私は脳がおかしいのでしょうか?普通の人のような『ユリゴコロ』が私にはないようです」と書き出してます。幼い美紗子は友達を池に突き落としておぼれ死ぬまでながめてると生まれて初めて喜びを感じ、それが『ユリゴコロ』(「よりどころ」の聞き間違い)だとわかります。

若い男性がみぞの重いフタを持ち上げて、小さな少年が帽子を拾えるよう支えてるのを、中学の美紗子は手伝うふりしてわざとフタを落とし、少年が圧死するのを見て「ユリゴコロ」を満たします。調理学校へ通い始めた美紗子は、リストカット癖の、みつ子(佐津川愛美)と親密になり死ぬのを手伝い喜びを感じます。

亮介は事実か創作か疑問に思うがなぜかひかれてノートの続きが気になりますが、カフェに千絵の友人と名乗る細谷(木村多江)が訪ねて来て、千絵が無事であることや、その後も調べて千絵がヤクザの元夫に監禁されてることを教えてくれ、亮介は居場所の調査を依頼します。亮介は再びノートを読みに行きます。

美紗子は飲食店の仕事は長続きせず、水商売が向いてることに気づきます。そこで元の職場の上司と再会しせまられるが殺害します。その後、年上の「アナタ」こと洋介(松山ケンイチ)と出会い、手を出さない洋介に美紗子はひかれますが、洋介は溝のフタで少年を圧死させた過去を告白し、美紗子は衝撃を受けます。

『ユリゴコロ』ネタバレ結末と最後/ラスト

洋介は、仕事で妊娠した美紗子と結婚して、生まれた男の子を我が子のように2人で大切に育てます。ところが過去を知る男が訪ねて来て、美紗子はまた殺害するが、警察がやってきて、洋介に気づかれてしまいます。美紗子は半生を「ユリゴコロ」に書きつづり、入水自殺をはかるが洋介に救われます。

「ユリゴコロ」を読んだ洋介は絶望しそうになり、美紗子を橋から自殺させようとするができず、二度と目の前に現れないことを条件に別れます。ここまで読んだ亮介は自分が「アナタ」と美紗子の息子で殺人鬼の血が流れてると確信して自暴自棄になり、細谷の情報をもとに、包丁を持って千絵を取り戻しに行きます。

しかしヤクザは全滅してて、無事に千絵を助けることができます。カフェに現れた細谷こと美紗子は、整形後の職場で、偶然に千絵と知り合い、息子の婚約者だと知って力になりたいと思ったそうです。洋介が余命わずかであると聞いた美紗子は、病室に会いに行きます。亮介は「ひっつき虫」をぼぉと見つめています。

ユリゴコロ

この先はネタバレのあらすじや感想なので注意です。

ネタバレ感想『ユリゴコロ』考察・評価・レビュー

★★★★★ 66点/100(60が平均)

原作は沼田まほかるのミステリ小説です。猟奇殺人ホラーに近いイヤミスだけど、主人公の正体などがミステリー要素になっていて、結末は斬新ではないけど軽く驚かされ少しほっとします。人の死は多いし、リストカットのシーンは目をそらしたほどなのに、R指定ではなくPG12なのは不思議です。人におすすめしにくいジャンルなので口コミ拡散しづらく、興行収入は伸びなかったようです。

私のひとこと感想や評価は「全編よくある物語の展開でサイコパスミステリーとしての新しさは感じないけど、吉高由里子、佐津川愛美、松坂桃李などの怪演や、予想できたけど、洋介と美紗子の因縁、美紗子と亮介の関係性や作品の雰囲気や余韻は好みです。後半もっと現実的に描いてれば評価上がったはずです」

テーマは「人のよりどころ」「偶然の出会い」でしょうか。偶然出会って殺されたり結婚や助けられたりします。みどころは、美紗子の正体や吉高由里子を連想させるタイトルの真相、洋介と美紗子の因縁や千絵の行方などのほか、吉高由里子の猟奇ぶり、佐津川愛美が演じるリストカッターみつ子の狂気ぶりなどです。

レーティングの関係で流血シーンはなるべく隠されてるけど、佐津川愛美と吉高由里子のリストカットシーンは、久々に映画の画面から目をそむけました。この場面での2人の狂気ぶりは半端ないです。ただ、長すぎるので少しカットして、後半の駆け足すぎて「雑」な部分をもう少ししっかり見せてほしかったです。

暴力団事務所を女性1人で全滅させるのは、ご都合主義にしても毒薬など納得いく理由が描かれないと雑音に感じてしまうし、ミステリーではありきたりの「整形」をひねりもなく使うのも残念です。そもそも亮介は美紗子の顔を知らないので、整形なくても良い演出方法があった気がします。

それにこれだけ多くの人が死んでるのに、美紗子がずっと捕まらないのは、警察が無能すぎる世界だと感じます。計画犯罪ではないので、証拠はたくさん残されてるはずです。そして一番納得しづらいのは、美紗子が息子の亮介の婚約者の千絵と偶然出会ったことです。真相は不明だけど、ずっと美紗子が亮介の成長を見守ってたことにした方が自然だと思います。

オナモミ(ひっつき虫)は、絶えず何かにくっつきながら寄りそって生きてる「拠り所(よりどころ)」の象徴だと感じました。ノート「ユリゴコロ」でも現実でも、美紗子がいた場所には常に残されています。前半の「先が気になる感」に比べて後半のご都合主義が悔やまれるけど、ミステリ好きにはおすすめです!

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