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映画『カメラを止めるな!』評価は?ネタバレ感想考察あらすじ/4層4幕の解説!19考察と伏線回収まとめ

映画カメラを止めるな!

『カメラを止めるな!』あらすじ概要

映画館で他の観客と一緒に笑い泣きした経験ありますか?ミニシアター系の映画を見たことありますか?都内2館で終わる予定だった映画が全国に拡大感染!ゾンビ映画を撮影中に本物のゾンビが現れ?階層構造や父娘愛や涙など伏線回収を解説。(ネタバレあらすじ↓)

映画名/邦題 カメラを止めるな!
平均評価★★★★★79私の評価↓は含まず)
日本公開日 2018/6/23 [予告↓]上映時間 96分
映倫区分日本 G(年齢制限なし)
映画監督上田慎一郎
キャスト
出演者
濱津隆之、秋山ゆずき、真魚、しゅはまはるみ、長屋和彰、細井学、竹原芳子、市原洋、山﨑俊太郎、大沢真一郎
配給/製作/画像©アスミック・エース、ENBUゼミナール/ENBUゼミナール・シネマプロジェクト、PANPOKOPINA
日本興行収入31.2億円年間17位
製作費300万円
目 次

『カメラを止めるな!』予告動画

『カメラを止めるな!』ネタバレあらすじ

この先はネタバレありのあらすじです。他の映画はおすすめ映画ジャンル別も参考にしてください。

斧を持つ若い女性(秋山ゆずき)が、ゾンビになった恋人(長屋和彰)を攻撃できずにかみつかれて「愛してる」と抱きしめます。そこで「カットー」と42テイク目の撮影が止められ、監督が女優に「嘘だらけの人生だから本物が出ない」と大声でののしります。

監督(濱津隆之)は俳優にもつかみかかるが、撮影スタッフが止めます。メイク担当の女性(しゅはまはるみ)が女優と俳優と休憩をとりながら「監督は借金して後がない。斧も本物で廃墟は旧日本軍が死体を生き返らせる実験場との噂」と話します。

ゾンビ映画:撮影中に本物ゾンビが?(ネタバレあらすじ)

その時、扉に何かがぶつかる大きな音がします。雰囲気を変えようと趣味を聞かれたメイク担当は、羽交い締めから脱出する「ポンッ!」護身術を披露してなごみます。そこへ、ちぎれた片腕が飛んできて作り物と思うが、片腕のない助監督が倒れ心停止してます。

カメラマンの中年男性(細井学)はゾンビ化してて女優にゲロします。パニックの中、カメラマンとゾンビ化した助監督を外へ追い出します。それを撮影しながら監督はカメラ目線で「カメラは止めない!」「屋上に血をまいて呪文をとなえた」と言います。

突然、録音係(山﨑俊太郎)が外へ出て「やばい」と叫ぶと監督も追います。放心の女優と俳優とメイク係は不自然な会話をし「車で逃げよう」と決めます。そこへ監督が録音係ゾンビを3人に仕向け「アクション」と撮影再開します。メイク係はキレて斧で録音係の首を切り飛ばし、俳優は監督を殴り倒して3人は外へ逃走します。

撮影中のカメラの血しぶきが拭かれたり、しばらく落ちたままになったりもします。片腕の助監督やカメラマンゾンビも襲ってきて、施設内に戻ります。メイク係は女優の足に傷を見つけ斧で襲い、はがいじめにした俳優から「ポンッ」で抜けます。

ゾンビ映画:本当に恐いのは人間?(ネタバレあらすじ)

屋上へ逃げる女優を追いかけるメイク係は、襲ってくるゾンビ2体と監督を本気で蹴り飛ばします。屋上で俳優とメイク係がもみあう中、叫ぶ女優だけが不自然に長々と撮影されます。メイク係は頭に斧が刺さり倒れてて、女優は血まみれの俳優から逃げ降ります。

女優の足の傷は特殊メイクシールでした。隠れた小屋にゾンビが来るが、女優に気づかず出ていきます。女優は外で斧を見つけ「こんなところにオノが、ついてるわ」と言い屋上へもどり、襲ってくる俳優ゾンビに「お願い!目をさまして」と何度も繰り返します。

監督「それが本物の顔だ。クライマックスだ!」。女優は俳優ゾンビに「愛してる」と言い、斧で首を切り落とします。女優は「台本どおりやれ」という監督にも斧を振り下ろして息の根を止めます。女優は血で描かれた五芒星の上でぼうぜんと空をあおぎます。

女優を映すカメラが上昇していき、画面に「ONE CUT OF THE DEAD」とタイトルロゴが出てエンドロールが流れ「カットー!オッケーイ」と声がします。そして「一ヶ月前」と表示されます。

ゾンビTVドラマ準備:監督の情熱は家族から?(ネタバレあらすじ)

「安い、早い、質はそこそこ」の再現VTR等を作る日暮隆之(濱津隆之)は、古沢真一郎(大沢真一郎)と関西弁の笹原芳子(竹原芳子)のテキトープロデューサー2人から新設ゾンビ専用チャンネルの「生放送30分ワンカットのゾンビTVドラマ」を依頼されます。

日暮は帰宅し、「ポンッ」と護身術を練習する妻の晴美(しゅはまはるみ)に無茶な企画について話します。娘の真央(真魚)はVシネマのADですがこだわりが強すぎて、子役に目薬なしで泣くよう強要し、監督や子役の母ともめて首になります。

真央は最近、神谷和明(長屋和彰)というイケメン俳優にハマっててTVに見入ります。日暮はゾンビドラマの主演俳優が彼だと気づき、37分間のワンカメラ・ワンカット長回しのゾンビTVドラマ「ONE CUT OF THE DEAD」の監督を引き受けて、顔見せに出席します。

ゾンビTVドラマ準備:個性役者たちの不穏感?(ネタバレあらすじ)

録音係役の山越俊助(山﨑俊太郎)はAD栗原綾奈(合田純奈)に「軟水を用意してくれないとお腹をこわす」と注文します。アイドル女優の松本逢花(秋山ゆずき)は「偽物ゲロでもかけられるの、私はいいけど事務所的にNG。よろしくでーす!」と言います。

神谷「ゾンビが斧使うのおかしい」。眼鏡の助監督役の山ノ内洋(市原洋)「見せ場の斧は使いたい」。カメラマン役の細田学(細井学)はアル中で居眠りし、メイク役の相田舞(高橋恭子)は赤ちゃんを連れてきてその泣き声で読み合わせは中断になり、監督役の黒岡大吾(イワゴウサトシ)は相田と仲良くしてます。

先が心配な日暮です。妻の晴海はひまつぶしに台本を覚えるくらい読みます。娘の真央は母に「また女優やったら?」と言い、ファンの神谷が出演する台本を読みます。リハーサルは続き、女優役の松本「泣く場面、目薬でいいですか。よろしくでーす」

腰痛持ちのカメラマンの谷口智和(山口友和)は助手の松浦早希(浅森咲希奈)の意見や手伝いを「まだ早い」と断ります。アル中の細田は娘に拒絶されてるのでアルコール断ちを日暮に話します。日暮は家で、幼い真央を肩車してる写真を見ながら涙します。

ゾンビTVドラマ撮影:トラブルがトラブル呼ぶ?(ネタバレあらすじ)

本番当日、真央と晴海も見学に来ます。黒岡と相田は不倫中に事故で来れなくなり、監督役を日暮、メイク役を晴海が演じることになり、神谷は反対するが、松本は「よろしくでーす」と軽いノリです。しかし本番が始まると、日暮の熱演ぶりに一同ヒキまくります。

カメラマン役の細田は差し入れの日本酒で酔っぱらい、それを支える日暮は扉にぶつかり、中の3人はびっくりするがカンペ「トラブル。つないで」で「ポンッ」の話などします。細田は本物のゲロを助監督役の山ノ内と、ゲロNGのアイドル松本にはきます。

続行をあきらめかけた時、台本呼んでた真央が案を出し「集中していこう」と言います。録音係役の山越は他人の水を飲んでお腹をこわし、野外でトイレするが、その状態でゾンビメイクされて泣きます。その山越ゾンビの生首をメイク役の晴海が叩き飛ばします。

晴海「ゾンビ全てぶっ殺す!」。晴海が女優を引退した理由は、役に入りすぎるからだったのです。腰痛カメラマン谷口が落としてしばらく静止してたカメラを助手の松浦が拾い、やりたかったカメラワークを披露すると、真央が「ダサかっこいい」と感心します。

ゾンビTVドラマ撮影:覚醒した日暮一家に涙?(ネタバレあらすじ)

メイク役はゾンビに斧で刺される予定だったのに、襲ってくるゾンビ達を蹴り飛ばして、女優役の松本を追って屋上へ行きます。晴海は俳優役の神谷の腕を折りそうになり、もみあいでクレーン機材も壊れます。日暮が晴海の首をしめて気絶させ、頭に斧を刺します。

その間、女優の松本は叫び続けて、不自然に長々と撮られます。最後に使うはずの斧はメイク係の頭に刺さったため、カンペにより女優の松本は階下で斧を拾い、アドリブを棒読みします。松本は屋上で俳優役の神谷と監督役の日暮を斧で刺しながら「本物の涙」を流して、血の五芒星へ立ちます。

クレーンは壊れたのでカメラワーク変更を提案のプロデューサーに、日暮は怒鳴りつけます。その時落ちた台本にはさんでた写真を見た真央が「いま動ける人、何人?」と集めます。組体操のピラミッドを作り、上で日暮が娘の真央を肩車してクレーン撮影します。

『カメラを止めるな!』ネタバレ結末と最後/ラスト

AD吉野美紀(吉田美紀)が「ONE CUT OF THE DEAD」やエンドロールを流し、ピラミッドも耐えて撮影が終了します。放送見てた関西弁プロデューサーの笹原は「トラブルなくてよかった」と言い放ちます。真央は父に肩車された写真を日暮に見せて喜びあいます。エンドロールでは、本物のメイキングが流れます。

ネタバレ感想『カメラを止めるな!』解説や評価レビュー

この先はネタバレありの感想考察です。他の映画はおすすめ映画ジャンル別も参考にしてください。

私の評価 ★★★★★82/100(60が平均)[レビューサイト評価↑]

SNSで話題にされてるのは知ってたけど、気軽に見れる場所では上映されてなかったのでスルーしてました。ところが2館から始まったのが主要都市の映画館にまで普及したので気になり観ました。

結論から言うと「邦画コメディ映画ではベスト10級に笑い泣き」しました。映画館の人たちと一緒に声を出して何度も笑う体験ができる、と言う意味では「劇場で観る価値のある映画」だとも思います。ただリピーターは笑いひかえましょう。

中盤以降はコメディ映画となりますが、笑いの中に「映画愛」「成長」「チームで1つの作品を完成させる楽しみや狂気」「家族愛(特に心の離れた娘と父)」なども感じられ、ラストの肩車では泣かされました。本当のエンドロールでのメイキングも見逃せません。

「ネタバレ厳禁」だけが1人歩きして「どうせ1発トリックなんでしょ?」「何も聞かないでとにかく映画館行け!と言われるのがウザい」とマイナスイメージも増えてますが、ある程度のネタバレ知っても「面白い」のは間違いないです。

そもそもポスターや予告編動画なども重要なネタバレだらけなので、もしそれら全てを知らずに、これから映画を観られる人がいるなら、うらやましすぎます。「低予算のわりには」との言い方は私は好きではないです。視聴者が払う料金は大作と同じですから。

序盤の「37分ワンカットのゾンビサバイバルドラマ」は低予算にしても学園祭より少し上なくらいの映像で、さすがに我慢しないと見れないレベルです。これを新設ゾンビチャンネルで観た視聴者はがっかりでしょうね(笑)しかし違和感がだんだんふくらむ構成は上手です。

中盤以降、ゾンビドラマの違和感が全て伏線回収されていく流れは気持ちよさと同時に「ずるいな」とも思いました(ほめてます)。この構造によって、無名の役者たちの「本当の演技の下手さ」までネタでした!と言えるのはアイデアの勝利ですね。

三谷幸喜さんの初期の作品群にも似てるので、上田慎一郎監督と役者たち(ファミリー化して)の今後の作品も楽しみですが、三谷さんの最近の映画を考えると一抹の不安もあります。『君の名は。』で大衆化した新海誠監督と同じく次作は世間のハードル上がるから大変そうです。

全体を通して「なみだ」ネタがよく出るのですが、劇中劇(ゾンビドラマ)のラストで女優役は「本物の涙」を流せたので成長したということでしょうね。真央のこだわりグセも両親の血を継いだものだとわかったし、まだまだ考察しがいのありそうな映画です。

『カメラを止めるな!』19の疑問と考察・解説

本作の疑問と考察や解説です。ネタバレありなので、必ず映画を観てから読むようにしてください。私は物語構造を理解した上で書いたつもりですが、文章化の過程で間違った表現などあるかもしれませんので、ツイッターなどで教えてくださいね。

『カメラを止めるな!』の多重構造とは?

大枠の構造は考え方によって3階層か4階層です。ここでは普通の映画を2階層(映画内と、映画を撮影してる現実世界)と定義して、『カメラを止めるな!』は下のような4階層の構造と考えます。

  • 第1階層:ゾンビ映画内(劇中劇内の劇中劇)
  • 第2階層:生放送ゾンビTVドラマ(上を撮影中に本物のゾンビが現れて大混乱する人々。劇中劇)
  • 第3階層:コメディ映画(上を制作・撮影する人々)
  • 第4階層:現実世界:(上を制作・撮影した人々)

私達が映画館で観たのは、主に第3階層です。第4階層を見ることができるのは「神の視点」ですが、一部はエンドロールのメイキングで見れます。ちなみに第2層は、本物の37分間ワンカメラ・ワンシーン・ワンカット長回し映画だそうです。

ところでこの映画は、上の階層以外に「序盤、中盤、終盤、エンドロール」の全4幕の構成でもあります。ほぼ「序盤=第2階層、中盤=第3階層の準備編、終盤=第3階層の撮影編、エンドロール=第4階層(メイキング)」なので、入れ子構造のわりには初見でも理解しやすいです。

映画カメラを止めるな!

登場キャラクターたちの名前は?(階層別で)

上の多重階層で説明します。()内は現実世界での役者名です。

第1階層(ゾンビ映画内)の確実な登場キャラクターは、冒頭シーンの女優(秋山ゆずき)と男優(長屋和彰)のみです。

第2階層(37分ワンカットTVドラマ)のキャラクターにも基本的には名前はなく、第1階層の2人に加えて「メイク係」「監督」「助監督」「カメラマン」「録音係」です。

第3階層(コメディ映画)のキャラクターには「日暮隆之」「晴海」「真央」「松本逢花」などのように現実世界での芸名に近い名前が付けられています。

第4階層(コメディ映画を撮影)した人々は、現実世界の上田慎一郎監督たちスタッフであり、役者は「日暮隆之」役の濱津隆之さん、「松本逢花」役の秋山ゆずきさんなどです。

ネタバレ厳禁!早く劇場で観るべきの意味とは?

言葉どおりで、まだ観てない人にはポスターや予告編動画すら見てほしくないです。ただ、普通のミステリー映画のような「誰が犯人か?どうやってやったのか?」などのネタバレ厳禁とは少し意味が違うと思ってます。

観た人は映画の構成などを観てないに話さないようにしたり、誰でも目にするSNSに書かないようにするだけでなく、2回目以降に行った映画館では、特に冒頭の「37分ワンカットのゾンビドラマ」ではなるべく笑ったりのリアクションを取らないようにすべきなのです。

そして「早く劇場で観るべき」の意味は、早く行かないとリピーターだらけになり、変な場所で笑われて、それがネタバレになってしまうからです。

上田慎一郎監督が元にしたり影響受けた作品とは?盗作問題?

盗作問題については当事者間で話し合いが行われ、解決したようです。

上田慎一郎監督が着想を得たと明かしてるのは、劇団PEACE(現在解散?)の舞台『GHOST IN THE BOX!』です。三谷幸喜氏の舞台『ショウ・マスト・ゴー・オン』や映画『ラヂオの時間』にも構造的に似ている気がします。

映画制作に関わる人で誰がどんな成長した?

ゾンビドラマを撮影する過程で、スタッフ、役者、部外者のほとんどが成長を見せてくれるのも『カメラを止めるな!』の魅力です。特に目立った成長を見せたのは、日暮監督、松本逢花、娘の真央だと思います。

日暮監督は、普段は「安い、早い、質はそこそこ」の再現VTRなどを制作してるので妥協だらけだと思います。しかし監督役を演じる時は、普段のうっぷんをはらすように叫ぶように熱演します。その過程で情熱を思い出したのか、終盤はプロデューサーにも熱くたてついたりします。

女優役の松本逢花は、アイドル兼女優でちやほやされてるから甘えがあり「事務所的にNG」という便利な言葉で、自分の嫌な役回りを回避していきます。しかし監督役に「嘘ばかりの人生」と怒鳴られ、ゾンビ役にゲロをはかれ、メイク役に本気で斧で殺されそうな思いをしながも本番なので文句言わずに指示に従い、ラストは目薬なしで本物の涙を流せるくらいに成長しています。

日暮の娘の真央は、AD時代に強いこだわりや情熱が空回りしてたけど、ゾンビドラマの中盤から制作陣に割り込み、発想の柔軟さを活かして次々に問題をクリアしていきます。チームで作り上げる楽しみを知り、多少の空気を読む成長は出来たようです。

監督役が女優役をののしり、男優役をビンタしたのは演技?

発言内容とビンタ以外は、ほぼ台本どおりだろうけど、急に監督役を演じることになったことと、リハーサル中のうっぷんが一気に発散されて熱演しすぎたのでしょう。妻の晴海と娘の真央も驚いてますが「父の復権」要素もありますね。

メイク役と雑談中に扉にぶつかる大きな音は何?

監督が、酔っぱらったカメラマン役を押さえた時にぶつかった音です。差し入れの日本酒が伏線でした。

片腕ゾンビの助監督役が狼狽してた理由とは?

カメラマン役が迫真のゾンビメイクと演技をしてると思ったら、実は酔っぱらってて本物のゲロをはかれたから。

女優役がカメラマン役にはかれたゲロは本物?

本物です。偽物でもNGだとうったえてたのが伏線です。

女優役、俳優役、メイク役の不自然な会話の理由とは?

カメラマン役が酔っぱらったり、録音係役が腹痛を起こしたりとトラブル続きなので、カンペで話をつなぐように指示されたから。

監督役がカメラ目線の理由とは?

役者経験のないだろう日暮監督が、急に監督役をつとめることになったから。

録音係役が急に退出したり挙動不審な理由とは?

軟水以外の水を飲むとお腹をこわすと言ってたのに、撮影当日、別の人の水を飲んでしまい下痢気味になったからです。

元の役割はわかりませんが、急に退出したのは台本と違うため、真央の案でゾンビとして中へ戻ることになり、外で排泄中にメイクされ、情けなくなり泣き出します。

にカメラに血がつき拭いたのは台本どおり?

これは本当のハプニングだったようです。録音係役の首をふっとばした時に飛んできた血のりです。ワンカットなので不自然だけど、そのまま撮影が続行されたようです。

カメラが落ちてしばらく静止し、動き出すとブレブレな理由とは?

カメラマンの谷口が女優役にぶつかられて転び、腰痛で立てなくなったのです。カメラマン助手の松浦が引き継ぐが、転んだり、提案を却下されたズームイン・ズームアウトを試したりしたので、急にカメラワークがブレブレになります。

メイク役が女優役を殺そうとし、ゾンビを蹴り、男優役をビンタし腕を折ろうとするのは演技?

メイク役はその前に、助監督ゾンビ役に斧で殺される役のはずだったので、それ以降は全てアドリブです。メイク役の晴海は、役に入りすぎて迷惑をかけるので女優をやめたのだそうです。

女優役が不自然に叫び続けたり「お願い目を覚まして」を繰り返す理由は?

トラブルによる時間かせぎのためです。長々とさけび続けてる時は、カメラ外で監督がメイク役を気絶させて、頭に斧をさしています。「お願い目を覚まして」の時は、カメラ外で人間ピラミッドを組み上げようとしています。

女優役が屋上から降りた理由は?斧拾った時の棒読みは演技?

女優役が屋上から1度降りてまた登ってきた理由は、台本どおりなのかもよくわかりませんでした。斧を拾いに行くため?

ちなみに元々使うはずだった斧は、メイク役の頭に刺してしまったので、草むらに落ちてて拾った斧は台本どおりではありません。だから練習してなくて「こんなところにオノが!ついてるわ」と棒読みしたのでしょう。もちろん「棒読みの演技」ですが。

女優役が小屋ではがした傷シールの意味は?ゾンビの足は何?

足の傷シールは、ゾンビ映画(第1階層)の撮影用か、ゾンビTVドラマ(第2階層)の終盤で使う予定だったのだと思います。はがした理由は、その傷によりメイク役に斧で本気で襲われたからでしょう。

ゾンビの足は、ゾンビTVドラマの撮影スタッフが女優役に、カンペ「小屋の外で斧を拾って」を見せるために近づいたのです。不自然にならないよう足にゾンビメイクしてカメラは下だけ映すようにしたのです。

ラストで人間ピラミッドを作る理由は?父と娘の肩車の意味は?

最後のシーンで、血の五芒星の上に立って空を見上げる茫然自失の女優役を俯瞰撮影(上から)する予定だったけど、カメラを持ち上げるクレーン機材は、メイク役と男優役と監督のもみ合い時に破損したため、その代替案として人間ピラミッドを作ります。

組体操のピラミッドを作る案は、見学に来てた監督の娘の真央が、父の落とした写真を見て思いつきます。その写真は「幼い真央を肩車して笑う父(監督)」で、人間ピラミッド最上段で完成した父娘の肩車は、まさにその再現なのです。

他の映画はおすすめ映画ジャンル別も参考にしてください。

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