映画『プレデター2』評価は?ネタバレ感想考察あらすじ/ラストの銃?11考察とエイリアンのアレ?

『プレデター2』あらすじ概要
人間狩りを繰り返す異星人と戦い、勇気を認められたらうれしいですか?プレデターシリーズ2作目は、都会ロスでの警察や麻薬組織の抗争にプレデターが参戦します。その正体や目的は?前作やエイリアンとのつながりは?ラストの銃の意味は?(ネタバレあらすじ↓)
映画名/邦題 | プレデター2 |
原題/英題 | Predator 2 |
日本公開日 | 1991/1/25 [予告↓]上映時間 108分 |
映倫区分 | 日本 G(年齢制限なし)USA R |
製作国 | アメリカ |
映画監督 | スティーブン・ホプキンス |
キャスト 出演者 | ダニー・グローバー、ゲイリー・ビューシイ、ルーベン・ブラデス、マリア・コンチータ・アロンゾ、ビル・パクストン |
配給/製作/画像 | ©20世紀フォックス/ローレンス・ゴードン・プロダクションズ、シルバー・ピクチャーズ、デイヴィス・エンターテインメント |
シリーズ/関連 | プレデターシリーズ |
日本興行収入 | 公表後すぐ更新(興行収入ランキング) |
世界興行収入 | 0.5億USドル [出典] |
製作費 | 0.4億USドル |
平均評価★★★★★62(私の評価↓は含まず)
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『プレデター2』予告動画
『プレデター2』ネタバレあらすじ
この先はネタバレありのあらすじです。続編前作や関連映画は、プレデターシリーズ一覧もご参考に。
1997年、アメリカのロサンゼルスは40度を超える異常気象が続きます。コロンビア麻薬密売組織を追うロス市警のマイク・ハリガン警部補(ダニー・グローヴァー)らは、命令を無視して組織アジトに踏みこむと無数の惨殺死体を見つけ、犯人の痕跡はなしです。
麻薬ギャングの連続殺人犯の正体は?(ネタバレあらすじ)
敵対するジャマイカのギャング団はブードゥーを信仰するが、死体は血まみれで上から吊るされてるので人間では難しそうです。ハリガンは連邦政府のDEA(麻薬取締局)のピーター・キース特別捜査官(ゲイリー・ビジー)に事件引き渡しを命じられます。
同じ麻薬組織のボスのラモンを襲撃した、ジャマイカ麻薬密売組織員の数名も似た手口の被害者となります。ラモンの愛人は「悪魔が来た」と発狂してます。ハリガンの友人刑事のダニー・アーチュリータ(ルーベン・ブラデス)も捜査中に惨殺されます。
ハリガンは麻薬がらみでないと判断し、部下ジェリー・ランバート(ビル・パクストン)と女性刑事レオナ・キャントレル(マリア・コンチータ・アロンゾ)と独自調査し、凶器は地球外金属であること、いくつかの死体から頭蓋骨が抜かれてることが判明します。
プレデターが襲う者と襲わない者の違いは?(ネタバレあらすじ)
ハリガンが協力依頼した、ジャマイカ組織ボスのキング・ウィリー(カルヴィン・ロックハート)はブードゥー教の魔術師で「犯人は殺せないプレデター」だと語ります。キング・ウィリーはその後プレデターの餌食となり、頭蓋骨は大切に飾られます。
ハリガンらは地下鉄でプレデターに襲撃され、ジェリーや大勢の銃を保持した乗客たちも犠牲になるが、子どもや武器を持たない者と、妊娠中の女性刑事レオナは無事です。拘束されたハリガンは、キースらが特殊部隊員でプレデター生け捕りが任務だと聞きます。
プレデター生け捕り作戦とは?(ネタバレあらすじ)
キースは、10年前の『プレデター』事件で2人生き残ったことや、地球外生命体で狩猟に来たこと、体温を隠す防護服を着て紫外線ライトを使えば攻略できると話し、隊員と共に食肉処理場に隠れるプレデターを生け捕りに向かいます。
プレデターはスプリンクラーをまかれて光学迷彩で透明になれず姿を現すが、赤外線センサーを紫外線に切り替えて隊員をキース含めて全滅させます。ハリガンも出動して姿の見えるプレデターを追いつめるが、地下の宇宙船のような場所に逃げられ、追います。
『プレデター2』ネタバレ結末と最後/ラスト
宇宙船には狩られた勇者の頭蓋骨がトロフィーとして飾られてます。ハリガンは死闘の末、プレデターを倒すが、直後に多数のプレデターが現れて覚悟します。しかしその中の1人がハリガンに「英雄よ」と1715年製の銃を渡して、全プレデターが去って行きます。
宇宙船が起動したので、ハリガンは地下に走り出て、間一髪で噴射からも逃れます。プレデターズの宇宙船は地球から離陸して宇宙へと去ります。キースの部下の隊員が残念がるが、ハリガンは「またチャンスはある」と、プレデターズの再来を確信しています。
ネタバレ感想『プレデター2』解説や評価レビュー
この先はネタバレありの感想考察です。続編前作や関連映画は、プレデターシリーズ一覧もご参考に。
プレデターシリーズの2作目ですが、前作とつながりもないし登場キャラクターも違うので、ほぼ単独作品です。ジャングルでは「見えない怪物」として恐ろしかったけど、都会では目立ちすぎるし対処法もあるため、パニック要素は下がっています。
ストーリーは、麻薬ギャング団の抗争を戦場と勘違い?して狩り場と決めたプレデターが、ロス市警や特殊部隊に追いつめられていく物語です。前作のジャングルでは、ひたすら主導権をにぎったプレデターが、本作では後手後手になってて少し残念です。
シュワちゃんことアーノルド・シュワルツェネッガーが再出演してない点もがっかりです。そもそもなぜ都会で戦う設定にしたのでしょうか。前作でプレデターは「強い相手としっかり戦いたい」と描かれましたが本作では「武器を持つ者を狩る」だけになってます。
自分を認識する者と戦いたいのなら、警察に挑むのが最も効率的なのに、なぜか麻薬組織の構成員ばかり最初は狙ってるのが不思議です。特殊部隊ほどは戦闘力が高そうに思えないキング・ウィリーの頭蓋骨を飾ったり、地下鉄での殺戮も意味不明です。
妊婦や子どもには危害を加えない設定は好みだし、宇宙船とその中のエイリアンの頭蓋骨トロフィーには気持ちが上がりました。昔は気づけなかったけど、映画『エイリアンVS.プレデター』の伏線ですね。本作では始めて複数プレデターが登場するし、シリーズはまだまだ続きそうなので続編も楽しみです!
『プレデター2』11の疑問と考察・解説
本作の疑問と考察や解説です。ネタバレありです。
「プレデター」の意味は?正体は?目的は?
プレデターとは「捕食者」や「天敵」という意味ですが、人間を食べる場面はありません。地球に来た目的は「強い者を狩る」ことです。強い生物の頭蓋骨はトロフィーとして宇宙船に飾っています。その正体は地球外生命体の好戦的な種族のようですが詳細は不明です。

アーノルド・シュワルツェネッガーは降板?
前作『プレデター』の主演ダッチ役のアーノルド・シュワルツェネッガーは生き残ったので、今回も主役候補だったようですが、脚本の段階で出演を断られたようです。
プレデターが攻撃するのはどんな人間?
プレデターの「狩り」は一方的なものではなく、反撃できる相手しか攻撃しないようなので、基本的には銃やナイフなどの武器を持つ者だけです。ただし、銃を持っててもレオナ刑事のように妊娠してる女性にはとどめをささないようです。
墓地でプレデターの存在に気づいた子どもも、おもちゃの銃を持ってたけど無視されました。「キャンディ食べる?」はマネして話しますが。
プレデターがロスに現れた理由は?
この年のロサンゼルスは異常気象の40度超えで、ジャングルと同じような気候なので、その環境を好むプレデターが狩りの場に選んだのでしょう。また、麻薬組織どおしや市警との抗争が戦場のように見えたのかもしれません。
10年前のTV映像は前作『プレデター』のもの?
そうです。2人の生き残りとは、ダッチことシェイファー少佐(アーノルド・シュワルツェネッガー)と、現地中米の女性兵士アンナ(エルピディア・カリロ)です。
プレデターが赤外線だけでなく紫外線も見えた理由は?
プレデターは通常は赤外線センサー(熱感知・サーモグラフィー)で見てますが、紫外線センサーに切り替えることもできたようです。科学技術は発達してそうなので、他のモードもありそうです。
プレデターが自爆する意味とは?
地球など他の惑星に自分の痕跡や技術を残さないために、相手との勝負に負けたら自爆するのでしょう。逃げ切れるくらいの爆発半径なので、自分に勝利した相手を巻きこもうとする「自爆テロ」的な発想はあまりない気がします。
前作『プレデター1』でも、ラストにはダッチことシェイファー少佐(アーノルド・シュワルツェネッガー)に追いつめられて自爆してます。
プレデターの自爆が止まった理由とは?
ハリガン警部補が、プレデターの腕を切り取ったため、自爆までのカウントが止まったからです。腕の機械が起爆装置のリモコンのようになってたのだと思います。
宇宙船の中にエイリアンの頭蓋骨があった理由とは?
プレデターは宇宙中の戦闘力の強い種族と戦って狩るのが目的なので、過去にエイリアンとも交戦して勝利し、頭蓋骨をトロフィーにしたのでしょう。
本作の後に『プレデターシリーズ』として『エイリアンVS.プレデター』という映画も2回制作されてるので、興味ある人は観ることをオススメします!
宇宙船内にプレデターが何人もいた理由とは?
ロスで狩りしてたのは1体のようなので、狩りしてたプレデターを試験してたのか、ルール破りしないか見張ってたのかもしれません。または、それぞれが違う場所で狩りしてた可能性もあります。
ラストでハリガンが古い銃を渡された理由は?誰の銃?
ハリガンがプレデターを追いつめて倒したので、その強さに敬意をこめて、長老プレデターが戦利品を与えたのでしょう。
古い銃には「Raphael Adolini 1715」と彫られてますが、それは実際の歴史上の人物ではないようです。本作だけで判断すると「1715年には既に地球に来て強者狩りをしてた」という裏付けになります。
このシーンをもとにコミックや小説版が作られたそうで、詳細はそちらに語られてるようです。ラファエル・アドリーニ(架空の人物)は、1718年にバミューダ海域で行方不明になった凶悪な海賊です。
続編前作や関連映画は、プレデターシリーズ一覧もご参考に。
『プレデター2』シリーズ順番・映画ランキングや映画賞

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