全話解説『ロード・オブ・ザ・リング力の指輪シーズン1』地図/考察ネタバレ感想/ラスト結末は?謎男の正体は?
ロード・オブ・ザ・リング/ホビット シリーズの数千年前の中つ国 第二紀に悪が再出現。20の力の指輪の誕生に関わる伝説的な人々の物語…。指輪とモルドールの誕生秘話?(ネタバレ感想あらすじ↓)
映画名/邦題 | ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪 シーズン1 |
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日本公開日 | 2022/9/2 [予告] |
製作国 | アメリカ |
原題/英題 | The Lord of the Rings: The Rings of Power |
監督・キャスト | J・D・ペイン、パトリック・マッケイ、J・A・バヨナ他[キャスト] |
映倫区分 | 日本:PG13 |
配給/製作 (画像出典) | Amazon Studio/トールキン財団、トールキン・トラスト、ハーパーコリンズ、ニュー・ライン・シネマ |
平均評価 平均:100換算 *批評家と一般は単純平均 | 69(私の評価は含まず) |
シリーズ 関連作品 | ロード・オブ・ザ・リング一覧 続編『ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪 シーズン2』評価72 |
キャラ・ランキング(キャスト/出演者)
個人的なキャラクターランキングです。
※キャラクター名(キャスト/出演者/声優)
- ガラドリエル(モーフィッド・クラーク。行成とあ)エルフの戦士。サウロン探索に執念
- ドゥリン4世(オウェイン・アーサー。坂詰貴之)カザド=ドゥームのドワーフの王子。口は悪いが純粋。エルロンド好き
- ノーリ/本名エラノール・ブランディフット(マルケラ・カヴェナー。佐藤里緒)ハーフット族の娘。好奇心旺盛。よそびとが気になる
- エルロンド(ロバート・アラマヨ。清水優譲)エルフの高官。半エルフ。エルフを救うためドワーフと交渉
- ミーリエル(シンシア・アダイ=ロビンソン。木下紗華)ヌーメノールの摂政女王
- ディーサ親王妃(ソフィア・ノムヴェテ。松熊つる松)ドゥリン4世の頼もしいドワーフ妻。掘るべき場所を探知できる
- テオ(タイロエ・ムハフィディン。林幸矢)ブロンウィンの息子。役に立ちたい
- よそびと(仮称)(ダニエル・ウェイマン。土田大)隕石から現れた種族不明の謎の男。不思議な能力者
- アロンディル(イスマエル・クルス・コルドバ。小松史法)南方国で人間を監視するシルヴァン・エルフの戦士。ブロンウィンに恋
- ブロンウィン(ナザニン・ボニアディ。渋谷はるか)南方国の人間の治療師。アロンディルと友達以上の関係
- ハルブランド(チャーリー・ヴィッカース。杉山大)「分かちの海」を漂流。南方国の王の紋章を持つ男
- エレンディル(ロイド・オーウェン。小林親弘)ヌーメノールの海洋警備隊の船長
- イシルドゥル(マックス・ボルドリー。徳石勝大)エレンディルの息子
- ギル=ガラド(ベンジャミン・ウォーカー。加瀬康之)エルフの上級王
- ケレブリンボール卿(チャールズ・エドワーズ。宮本充)エレギオンの高名なエルフの鍛冶師
- ドゥリン3世(ピーター・マラン。廣田行生)カザド=ドゥームのドワーフの王。一族の繁栄を望む
- エアリエン(エマ・ホーヴァス。清水理沙)エレンディルの娘
- アル=ファラゾーン(トリスタン・グラヴェル。てらそままさき)ヌーメノールの執政
ネタバレ感想『ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪 シーズン1』解説と評価
以下ネタバレあり感想考察なのでご注意を!
原作は?配信日や制作費は?と全何話で何シーズン?
原作はイギリス人の作家 J・R・R・トールキンのハイ・ファンタジー小説『指輪物語』。1937年から1949年にかけて少しずつ書かれました。
今回はロード・オブ・ザ・リング/ホビット映画シリーズで描かれた「サウロンと指輪に関する物語」(第三紀)からさかのぼること数千年前「中つ国 第二紀」の前日譚。シーズン5までが予定されてます。
第1話と第2話は同時に『ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪』公式サイトにて、日本時間2022年9月2日 午前10時から。シーズン1は全8話。以後は毎週金曜日に1話ずつ13時から配信予定。10月14日完結。
制作費はシーズン1の全8話だけで4億6,500万ドル(1$=140円換算で約650億円)という、ドラマシリーズとして世界最高額(+シーズン2で4億6,400万ドル + 権利獲得費2億5,000万ドル)。シーズン5までに30億ドル予定だが超えそうですね。ちなみに映画版3部作の制作費合計は2億8,100万ドル。
主要人物4人とは?種族は?
1人はエルフの女戦士ガラドリエル(下画像の鎧女性)。映画版では夫と王国を統治。不死の国ヴァリノール出身。モルゴス没後、兄をサウロンの刻印で失う。その意志を継ぎサウロンを探す旅に。人間ハルブランド(下画像の中心男性)とヌーメノールへ。
1人はエルフの高官エルロンド(下画像の左2番目男性)。映画版では裂け谷の王。ガラドリエルの幼なじみ。エルフの上級王ギル=ガラドの指示で、鍛冶町エレギオンの高名な鍛冶師ケレブリンボールの助手に。ドワーフのドゥリン4世王子とその妻ディーサ親王妃(下画像大きな女性)に協力依頼へ。
1人はシルヴァン・エルフの戦士アロンディル(下画像の左1番目男性)。かつてモルゴスに味方した種族「人間」を見張る役割。撤退命令を受けるが人間の治療師ブロンウィン(下画像の右2番目女性)に恋し悩みます。2人は近隣村の失踪住民とトンネルを発見。
1人はハーフット族のエラノール・ブランディフット通称ノーリ。ホビット三支族(他はストゥア族、ファロハイド族)であり、中つ国のロヴァニオンで人間から隠れ住んでる種族。好奇心旺盛なノーリは、隕石が落ちた場所で種族不明の男を発見。
4人の動向の詳細は後述。登場キャラ一覧は『ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪』公式サイトの下部「探す」等を参照してください。
ガラドリエルはヌーメノールへ?モルドールやオークの誕生?
エルフの少女ガラドリエルは、中つ国から遠く離れた地ヴァリノールで育ちました。邪悪なモルゴスが現れ、エルフ軍は海を渡り中つ国で何世紀もの戦いの末に滅ぼしました。しかし邪悪なオークを支配した魔法使いサウロンが出現。
それを阻止しようとしたガラドリエルの兄は刻印を刻まれ死亡。彼女は兄の意志を継ぎ、何世紀もサウロンを捜索。極北の荒れ地「フォロドワイス」の城で刻印を発見するが、雪トロルの襲撃等で士気の落ちた部隊は国への帰還を要求。
リンドン国のエルフの上級王ギル=ガラドから祝福され故郷ヴァリノールへの帰国を許された部隊員は喜びます。サウロン探索を求めるガラドリエルも、幼なじみの高官エルロンドに説得されて船で出発。しかし途中で分かちの海へ飛び込み漂流。
船をワームに沈められた人間ハルブランドのイカダに拾われ同行。(第3話)エレンディルの船が救出し、高貴な人間国ヌーメノールへ。サウロン刻印が南方国の地図(モルドール)を示す事、ハルブランドが持つ紋章が南方国の王家である事を知ります。
(第4話)ガラドリエルは、南方国の人間と組んでサウロンと戦うことを摂政女王ミーリエルに提案するが拒否・幽閉されます。逃亡したガラドリエルは、塔上の老王に直訴に行くが、王は病で判断できる状態ではないと判明。
ミーリエルの持つ水晶球パランティール(かつて7つあったが6つは不明に)をのぞくとヌーメノールが水没する未来が見えます。ミ―リエルは白い木の花が舞うのを見て不吉に感じ、自らがガラドリエルを南方国へ送り届け、サウロンの野望阻止を決断。
(第5話)前王や執政の息子ケメルは止めるが、摂政女王ミーリエルは中つ国への進軍を決定し出港開始。船長エレンディルの息子イシルドゥルも、1隻の船を燃やしたのを秘密にし掃除夫として参加。
(第6話)中つ国へ到着すると川を昇り、南方国の東の谷のブロンウィン達の村に急行しオーク軍を倒します。ガラドリエルは敵長アダルを捕らえ、サウロンの居場所を聞けないため殺しかけるが、アダルに復讐したいハルブラントに止められます。
エルフのアダル達は、冥王モルゴスに捕らえられ拷問されたモリヨンドルで、その過程で「最初のオーク(ウルク)」が誕生したようです。つまりオーク=元エルフ。アダルの子孫を全滅させると脅したガラドリエルも闇落ち寸前。
アダルによると、サウロンは「肉体を超えた未知の世界の力を求めてる」そうです。指輪のことでしょうか。テオが敵に渡した剣は鍵として使われ、地下トンネルに浸水して火山を大噴火させます。滅びの山かも。
(第7話)火山噴火から脱出したエレンディル達ヌーメノール人は、失明した摂政女王ミーリエルと野営地へ避難。ガラドリエル、テオは「影の王国」を築くオークを確認し、野営地のブロンウィン、アロンディル達と合流。
ミーリエルはガラドリエルに必ず戻ると約束し、エレンディル達とヌーメノールへ出港。ガラドリエルは、負傷した南方国の王ハルブラントと、上級王のリンドンへ出発。テオはガラドリエルの剣を譲られ、一行はアンドゥイン河口のペラルギルへ。
滅びの山?を噴火させ、太陽光が届かないためオーク達は昼も動けるようになります。アダルは王となり「南方国」は新たに「モルドール」と名づけられます。「モルゴス」「アダル」からの造語でしょうか。
(第8話)エレギオンのエルロンドの所へ着いたガラドリエルは、重傷のハルブラントを治療してもらいます。中つ国の存続をかけて、ケレブリンボールは工房でミスリル不足に悩むが、鍛冶屋だったと言うハルブラントが「合金」を勧めます。
不審に感じたガラドリエルは、南方国の王家は1000年前に滅んだのを知ります。ハルブラントの正体はサウロンで、ガラドリエルの追及で去ります。ガラドリエルは、エルフ専用の3つの指輪製造のため「ヴァリノールの金銀の短剣」を提供。
ケレブリンボールは「ヴァリノールの金銀」と「ミスリル」の合金で3つの指輪を作り、フェアノール製造の「ヴァリノールの真髄を封じこめた青/赤/白の宝石」をはめて完成させます。ハルブラントことサウロンは、モルドール国へ向かいます。
一方、ヌーメノールへ到着したエレンディルと盲目のミーリエル女王は、父王の死を知ります。絵師の女性が、王の水晶パランティールを見つけたのは、シーズン2以降への伏線でしょうか。
以上が最終話8話までのガラドリエルの動向。サウロンについて最も理解してる人物であり、兄フィンロドの「闇に入らないと光は見えない」に執着してることから、闇落ちの可能性もありそう。サウロンの南方国の征服を阻止すべく、ヌーメノールとエルフを動かします。
ヌーメノールはモルゴス討伐に貢献した人間がエルフに与えられた土地なのに、今はエルフと疎遠なのが謎。エレンディルは『ロード・オブ・ザ・リング』のアラゴルンの祖先、イシルドゥルはサウロンを倒す人物の名と同じです。
未来や遠くが見える水晶球パランティールは『ロード・オブ・ザ・リング』で白の賢者サルマンがオルサンクの塔で所持してたけど、このヌーメノールの水晶球と同じかは不明。オークの正体は、モルゴスに拷問された元エルフと判明。
『ロード・オブ・ザ・リング』の目的地「モルドール」がついに誕生。ガラドリエルの夫ケレボルンは、モルゴス討伐中に行方不明になったことが明かされます。『ロード・オブ・ザ・リング』のケレボルンと同一人物かは不明。
シーズン1最終話で、ハルブラント=サウロンだと明かされました。サウロンの正体はいろいろ予想したけど驚きました。重傷をよそおいエルフにしか治療できないと思わせたのすら計略だったんでしょうね。次はドワーフを誘惑かな。
エルロンドとドワーフは力の指輪を製造?ミスリルの起源?
中つ国リンドンのエルフ高官エルロンドは、幼なじみガラドリエルを説得し故郷へ帰します。上級王ギル=ガラドの指示で、エルフの鍛冶師の国エレギオンの高名な鍛冶師ケレブリンボール卿の助手となり「フェアノールの槌」を見せられます。
フェアノールは卿の亡き祖父で、光を封じた「三つの宝玉シルマリル」の製作者。エルロンドは、卿が宝玉を超える物を鋳造できる鍛冶場塔の建設のため、ドワーフの王国カザド=ドゥームへ行き、親友だったドゥリン王子に協力依頼。
(第4話)ドゥリンが何かを隠してると感じたエルロンドは、妻ディーサとの会話を読心術で読み、古い坑道に入ります。エルロンドは、ドゥリンが発見した新種の鉱石を見せられ「ミスリル」と名づけ、手渡されます。ドゥリンは、ギル=ガラドの本心を探るため、エルロンドに同行しリンドンへ。
(第5話)リンドンでエルフ上級王ギル=ガラドは、かつてエルフ戦士とモルゴスの悪鬼バルログとの戦いで失われた神の木の光シルマリルを語ります。シルマリルの光が封じられた鉱石ミスリルがないとエルフは滅ぶと聞いたエルロンドは、大量のミスリルが必要とドゥリンに頼みます。
(第7話)エルロンドは、ドワーフ王に「ミスリルの採掘権を、今後5世紀分の木材・食料と交換」と提案。しかし王は「エルフの運命は定められたこと」と拒否。ドゥリン4世は父王の決定に不服で、ミスリルへ掘り進みます。
しかし王に見つかり、エルロンドは追放され、ドゥリンも信用をなくします。ドゥリンの妻ディーサは夫と2人でもミスリルを掘り当てると誓うが、ドゥリン3世王は坑道を閉じるよう指示。坑道深くには炎の悪鬼バルログの姿が…
(第8話は↑ガラドリエルの章で)
以上が8話までのエルロンドの動向。鍛冶師ケレブリンボール卿やドワーフとつながる役割となり、力の指輪や武具などの製造をリードする存在になるかも。将来役立つミスリルの起源が明かされました。
南方国のアロンディル達はサウロンの侵攻を最初に見る?
リンドンから遠く離れたティルハラドの南方国では、モルゴスに味方した種族「人間」を見張るシルヴァン・エルフ(森のエルフ)が常駐。戦士アロンディルは、人間の治療師ブロンウィンに恋してるので、撤退命令を受けて悩みます。
そんな時、2人はホルデルン村から住民が消えて地面が掘られてるのを発見。ブロンウィンは人々に伝えに行くが無視されます。ブロンウィンは地下から侵入したオークを息子テオと撃退し、村人を説得して村を出ます。
テオが隠し持つサウロンの刻印ナイフ?は血を吸うと火がつきます。アロンディルはトンネルを調査中(第3話)オークに拉致され強制労働させられます。仲間と脱出を試みるが失敗し、首領アダルの前へ連行されます。
(第4話)エルフの塔に避難したブロンウィン達は食料不足。テオは村からの調達を提案するが、ブロンウィンに反対されます。テオは友人と村へ行き大量の食料を入手。テオは隠し持つ剣をねらうオークに襲われるが、アロンディルに救われます。
アロンディルは、オークの首領でエルフのアダルから「服従しなければ皆殺し」との伝言を人間達に届けるために釈放されたのです。村人はテオに、隠し持つ剣や腕の傷はサウロンに従うあかしだと告げます。
(第5話)エルフの物見の塔でブロンウィンはオークとの戦いを決断。アロンディルは、テオの持つ剣が何かの魔法の鍵で、かつてモルゴスに従った人間は古い魔法で操れた可能性があると発言。ブロンウィンは勝ち目は薄いと悲観的。
老人ワルドレグはサウロンに従う選択をし、半数の住民はついていきます。しかし闇の長がサウロンではなくアダルと知ると動揺。アダルは忠誠の証にワルドレグに仲間の1人を殺すよう命令。
(第6話)攻めてきたアダルとオーク軍を、ブロンウィン達は物見の塔を破壊して倒します。村で待ち伏せしたブロンウィン達は敵を全滅させるが、敵のかぶとを取るとかつての仲間たちで、再襲撃のオーク軍の矢でブロンウィンは負傷。
アダル達に侵入され、ブロンウィンの命を人質に取られると、テオが鍵の剣を渡します。そこへ、ヌーメノールからの援軍が訪れ、アロンディルは北方軍のガラドリエルを見つけ、オーク軍と戦い村を解放。
(以降は↑ガラドリエルの章で)
以上が8話までのアロンディルの動向。サウロンが狙う南方国で、人間と協力してオークの軍勢に対抗するのでしょうか。テオが持つ謎の武器は『ロード・オブ・ザ・リング』でエルロンドが鍛えさせ、アラゴルンに譲られた「ナルシルの剣=アンドゥリルの剣」に似てます。
ハーフット族ノーリは隕石の男を追う旅に?
ホビットの祖先ハーフットは荒れ地ロヴァニオンに隠れ住んでます。好奇心旺盛な少女ノーリは、近くに落ちた隕石跡の中心に男を発見し、内緒で運んで休ませます。目覚めて何かを探す男よそびとは、ノーリを見ると最初はほえたが何かを伝えたそう。
ノーリの父は足を負傷し、ハーフットの放浪生活は難しくなります。(第3話)ノーリはよそびとが書いた星座を族長の本で見つけます。放浪前の祭り中、本の星座を見たよそびとは興奮し村人に見つかり、ノーリの家族は最後尾で出発することに。
(第5話)ハーフットは、ウィードブルック、アンダークリフス、グレー・マーシズ(灰色湿地)、トラウトベンド(鱒曲がり)、シスルデル(あざみ谷)、ブレイズへと移動。後のモルドール近くまで南下中。
ハーフットは道中の荒れ具合を心配。襲ってきた獣を、よそびとが魔法で退散させるが、ノーリは彼の力を恐れます。よそびとの落下地点を、謎の白装束の部隊(魔法使いと戦士?)が調査中。
(第4,6話なし)(第7話)旅するハーフット族は、グローブに到着するが、火山噴火のせいで木が枯れてます。よそびとが木に触れて芽吹かせようとするが失敗し一団から去ります。しかし翌朝、木が復活し作物が大量に実ったので収穫。
よそびとを追う謎の白装束団はウソついたノーリを捕らえるが、村人に抵抗されたため、ハーフットの作物を全て焼きはらって去ります。ノーリ、その母マリゴールド、親友ポピー、知識人サドク・バロウズは、よそびとを追う旅に出発。
(第8話)よそびとは、白装束の魔法使い達に「サウロン様、リューンの地へ向かいましょう」と崇拝されるが、暴走しそうになると捕縛されます。それを助けたノーリ達は、よそびとに化けた魔法使いに攻撃され、サドクが致命傷を負います。
「よそびと」は「サウロンではないイスタル=賢者」と呼ばれ、覚醒して白装束たちを魔法でガに変えます。サドクは日の出を見ながら絶命。ノーリの母とポピーはハーフットの旅に戻るが、ノーリはイスタルと冒険をはじめます。
以上がシーズン1最終8話目までのハーフットとノーリの動向。エルフ達も目撃した赤い隕石の正体?の男は種族不明でガンダルフにも見えます(笑)。星座を探してるようですが、一緒に旅に出るのでしょうか。ノーリの好奇心旺盛ぶりがかわいい♪
謎の白装束団は、魔法使いぽいが善人ではなさそうです。サウロンに従うため隕石の男を探してたようですが、別の男でした。イスタルは魔法使い全般を指しそうですが、正体はガンダルフで間違いなさそう?ノーリは、後のビルボ・バギンズの祖先トゥックだと予想。
用語解説(第一紀・モルゴス討伐・白い木など)
エルフのエルロンドの父「航海者エアレンディル」は、数千年前に神の国ヴァリノール(西の海の先)へ渡り、ヴァラールの助力でモルゴスを倒しました。ヴァラールとは、神や天使のような存在です。
ヌーメノールの人間は「エダインの子孫」と呼ばれてます。エダインとは、エルフの友たる三家系の人間のことで、エルフに協力してモルゴスを討伐し、ヴァラールからヌーメノール島を与えられました。三家系以外の人間はモルゴス側につき、今も多くが南方国に。
ヌーメノールの初代王エルロスは、エアレンディルの息子ですが半エルフで人間の道を選び、500年で寿命がつきました。ちなみに兄弟エルロンドも半エルフですが、エルフを選んだので『ロード・オブ・ザ・リング』の時代でも生きています。
エルロス王の子孫には、船長エレンディル(後のゴンドール王国の初代王)や、その息子イシルドゥル(後にサウロンを倒すが指輪に取りつかれる)、さらに『ロード・オブ・ザ・リング』時代のゴンドール王アラゴルン2世などが現れます。
ヌーメノールの首都アルメネロスの王宮前に植えられた「白い木ニムロス」はエルフから贈られた木です。ヌーメノールの運命とリンクしてると言われます。イシルドゥルはこの実を中つ国へ運び、ゴンドール王国の都ミナス・ティリスに植え『ロード・オブ・ザ・リング』でも登場。
ヴァリノールには、第一紀で不死の国に光をもたらした「テルペリオン」「ラウレリン」の二つの木があったが、モルゴスに滅せられ、その光「シルマリル」も中つ国へ持ち去られました。エルフはこの光なしでは行き続けられません。第二紀では、ドワーフが鉱石「ミスリル」として発掘。
私の評価 68/100(60が平均)
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