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『エイリアン ロムルス』考察ネタバレ感想/ラスト結末は?1作目の奴が再登場?伏線回収が見事

(興収/評価は随時)
エイリアン ロムルス 映画/ドラマ

エイリアン・シリーズ1作目のその後。行き場を失った6人の若者たちは、廃墟の宇宙ステーション「ロムルス」を探索。しかし寄生生命体エイリアンが襲ってくる恐怖に追いつめられていき…(ネタバレ感想あらすじ↓)

映画名/邦題エイリアン ロムルス
日本公開日2024/9/6 [予告] 上映時間:119分
製作国アメリカ
原題/英題Alien: Romulus
監督・キャストフェデ・アルバレス[キャスト
映倫区分日本:PG12(小学生指導必要)
配給/製作
(画像出典)
ウォルト・ディズニー・ジャパン/Scott Free Productions、Brandywine Productions
日本興行収入3.1億円(興行収入ランキング
世界興行収入3.1億USドル [出典]
平均評価
平均:100換算
*批評家と一般は単純平均
74
シリーズ
関連作品
エイリアン映画一覧
参考・出典公式サイトWiki映画館

キャラ・ランキング(キャスト/出演者)

個人的なキャラクターランキングです。
※キャラクター名(キャスト/出演者/声優)

  1. レイン・キャラダイン(ケイリー・スピーニー。戸松遥)両親を亡くし劣悪の環境の採掘星で働く女性
  2. アンディ(デヴィッド・ジョンソン。内田雄馬)レインの弟分。さえない感じだが実は…
  3. ケイ(イザベラ・メルセード。内田真礼)タイラーの妹
  4. ナヴァロ(アイリーン・ウー。ファイルーズあい)ビヨンを兄のように思う短髪女性
  5. タイラー(アーチー・ルノー。石川界人)レインの元恋人。採掘星を脱出したい
  6. ビヨン(スパイク・ファーン。畠中祐)タイラーのいとこ。毒舌

ネタバレ感想『エイリアン ロムルス』解説と評価

以下ネタバレあり感想考察なのでご注意を!

時系列は?1作目の簡単ネタバレあらすじ

映画『エイリアン ロムルス』はエイリアン・シリーズのスピンオフ映画です。時系列は1作目の直後からはじまるので、1作目のあらすじだけ把握してれば問題なさそう。

(1作目あらすじ)西暦2122年。ウェイランド・ユタニ社の宇宙貨物船ノストロモ号は鉱石採掘後に地球へ帰還中。AIマザーが知的生命体の信号を受信し7乗組員は冷凍睡眠から起床。小惑星に着陸し調査。

大型宇宙船や化石宇宙人を発見。ケインは謎の生物フェイスハガーにより体内に卵を産みつけられます。その腹からチェストバスターが飛び出し、血が強酸の成体ゼノモーフに急成長。乗務員が次々と犠牲に。

リプリーは、科学主任アッシュが成体エイリアンを持ち帰る使命を会社から命じられたアンドロイドと暴き破壊。1人生き残ったリプリーは宇宙船を爆破しエイリアンを宇宙空間へ飛ばし猫と共にコールドスリープで6週間の地球への旅へ。

興行収入・評価や他シリーズのあらすじ等はエイリアン・シリーズでご確認を。

「エイリアン ロムルス」タイトルの意味は?

ローマ帝国の建国者「ロムルスとレムスの兄弟」から命名された宇宙ステーション「ロムルス」内でエイリアンと戦う物語なので、それがタイトルの意味となっています。

ちなみに、過去作の『プロメテウス』も『コヴェナント』も主人公が乗ってた宇宙船名です。

1作目のエイリアンが再登場?

冒頭でウェイランド・ユタニ社が宇宙空間から回収した物体は、1作目ラストでリプリーが排出したエイリアンが「まゆ化」したものです。ノストロモ号の表記と残骸もありました。宇宙ステーション・ロムルスへ運ばれたが悲劇が繰り返されます。

仕事中にタイラー、ビヨン達が、偶然その無人のロムルスを発見。貨物船でそこまで行き、ロムルス内の冷凍睡眠装置(コールドスリープ・ポッド)と宇宙船を奪って、最も近いウェイランド・ユタニ社の管理外の惑星ユヴァーガへ行く計画をたてます。エイリアン ロムルス 映画/ドラマ

アンドロイドは誰?会社の目的は?

レインの弟分アンディがアンドロイドであることは序盤に明かされます。レインの亡き父が拾ってきて修理したそうです。旧型のせいか気弱でおやじギャグを言うしかできないが、最初の命令「何があってもレインを守る」には忠実。

中盤でロムルスに残されてたアンドロイドのチップを入れると、アンディの能力は最新式にアップグレードされ、気が強くて行動的で合理的な性格に変わります。しかし合理性を重視するあまり、レインのためなら他人を犠牲にするようになります。

ロムルスに放棄され上半身だけ残ったアンドロイドのルークによると、ウェイランド・ユタニ社の目的は、過酷な環境でも労働できる人間を生み出すことです。ただしどこまで本当かは謎。過去作では軍事利用や生物兵器についても言及されたので。

エイリアンの種類と名称は?成長の過程は?

宇宙ステーション・ロムルスでは、1作目のエイリアン(通称ビッグチャップ)から取り出したか生成したサソリ型生物(通称フェイスハガー)が大量に培養され冷凍保管。フェイスハガーは人間の顔に取りつき体内に「種」を植えつけます。

種は数分で成長し、取りついた宿主のDNA情報も吸収して腹をやぶり外へ産まれ出ます。これが幼体(通称チェストバスター)。宿主により形状は変わります。チェストバスターは「まゆ化」後、血が強酸の成体(通称ゼノモーフ)に成長。

成体エイリアンには、人間を生きたまま巣に捕らえる種(オス型?)と、捕らえた人間に種を直接うえつけるエイリアン・クイーン(メス型?)が存在。本作『エイリアン ロムルス』ではクイーンは登場せず。

妊娠中のケイが黒い液体を注射して生まれた異形生物(通称オフスプリング)は、人間とエイリアンの融合体のような形状でした。過去作『プロメテウス』でも妊娠女性から異形生物が生まれ、それが人類の創造主エンジニアを宿主として現ゼノモーフが誕生した経緯が語られました。

最初の犠牲者は?次は?生き残るのは誰?

6人のうち男性3人(タイラー、ビヨン、アンディ)がロムルスを捜索中、生物研究室に閉じ込められます。室内温度が上がったため多くのサソリ型生物(フェイスハガー)が目覚め、人間の顔に取りつこうとします。

助けに来た女性ナヴァロが最初に顔にとりつかれ、無理にはがそうとすると尻尾でしめた首が圧迫され窒息死するため、レインは瞬間冷却で引きはがします。しかし貨物船に乗ったナヴァロの腹から幼体チェストバスターが出て彼女は最初の犠牲者に。

次の犠牲者は、サナギに電気ショックをあびせたビヨンです。中のエイリアンは倒したが、強力な酸の血液を返り血としてあびせられ溶けて絶命。レインと一緒に逃げてたタイラーは、待ちぶせしてたエイリアンに貫かれ持ち去られます。

中盤に成体ゼノモーフにつらぬかれたケイは、その後エイリアンの巣で発見され、アンディのスキャンで種=卵を産み付けられる前だとわかり助け出されます。しかし苦しさからか自分自身で、ユタニ社が研究中の黒い液体Z-01の注射をうちます。

ケイは妊娠中ですが、急速に腹の胎児が成長し出産。羊水が酸の卵から生まれた赤子は急成長し、人間とエイリアンの融合体で真っ白な異形生物(オフスプリング)が誕生。異形生物はケイに母を感じて傷を治すが、なぜか殺害してしまいます。

唯一の人間の生き残りはレイン。アンドロイドのアンディも修理できそうな状態で生き残り冷凍睡眠ポッドに入れられます。

エイリアンの倒し方は?見事な伏線回収?

レインは銃を手に入れるが、エイリアン成体の血液は宇宙船も溶かすほど強力な酸なので撃てません。そこで重力装置を切って無重力状態でエイリアンを撃ち強酸の落下をふせぎます。定期的に強制重力が発生するが脱出時間はかせげました。

ケイが産んだ異形生物の倒し方は、それが生まれた卵の強酸で床をとかして宇宙空間へ飛ばし、宇宙服のレインが小惑星帯に押しこみました。重力の利用、卵の強酸、小惑星帯など序盤からの伏線回収が本当に見事

続編は?次はどんな物語になりそう?

興行収入しだいでしょうが続編がありそうな終わり方でした。アンドロイドのルークは、妊娠中のケイが異形生物オフスプリングを産んだのも見てたので、ウェイランド・ユタニ社にも伝わったはず

続編ではウェイランド・ユタニ社が「レインが冷凍睡眠ポッドに差した黒い液体Z-01」を奪いに来ると推測できます。その事実を知るレイン、アンディも標的になるため、惑星ユヴァーガIIIに到着する前に接触してきそう。

映画『エイリアン ロムルス』ネタバレあらすじ/ラスト結末は?

両親を亡くし極貧のレインはウェイランド・ユタニ社の採掘場で働きます。劣悪環境なので他星への移転を申請するが資格を満たしたのに認められず。仲間4人に誘われ、軌道上の宇宙ステーション・ロムルスから他星への脱出を計画し実行。

宇宙で捕獲した生物を研究してたロムルスには謎の生物が冷凍保管されたまま。温度上昇で動き出し、ナヴァロが襲われ腹から出た怪物が急成長。仲間が次々と襲われ、レインとアンドロイドのアンディは襲われたケイを救い脱出をはかります。

レインは無重力を利用し酸の血で船内を溶かさないようエイリアンを銃殺。謎の液体を自ら注射したケイは異形生物を出産し母として殺害されます。レインは酸で船内を溶かし異形生物を小惑星帯に衝突させ、アンディと共に惑星ユヴァーガへ出発。

映画『エイリアン ロムルス』ネタバレ感想と私の評価

エイリアン映画シリーズは映像も古いし興味持てなかったけど、続けてみると毎回マンネリを拒絶するほど強い脚本に感心し魅せられました。評価も低めだったという前日譚の2作も、かなり好奇心を刺激されて好みでした。

本作『エイリアン ロムルス』はそんなシリーズ過去作の集大成的なシーンやオマージュも多く、それでいて新しさも見せてくれ、魅力的な主役やアンドロイド、多様なエイリアン、見事な伏線回収や想像の余地まである点などとても楽しめました!

一方、主役のケイリー・スピーニーとデヴィッド・ジョンソン以外のキャラの魅力はやや欠けてた気がします。倒される人間数が少なかったこともあり、エイリアンの残虐性はあまり感じられなくて残念。アンドロイドもお上品すぎました。

それでも、丁寧で強い脚本だし『エイリアン ロムルス』は個人的にはシリーズで1,2位を争うくらい好きになりそう。同じ主人公とアンドロイドでの続編もぜひ製作してほしいけど、今回ほぼやりきってるので新しい要素を考えるのは大変そう。

シリーズやジャンル⇒エイリアン映画一覧

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2024新作82、2023年225本鑑賞。好み⇒謎/驚き/社会性/感情動かす/多幸感/演出・ストーリー重視/本格ミステリ/SFファンタジ/ホラー/アニメ/MCU
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