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『バッドボーイズ』考察ネタバレ感想/ラスト結末は?内通者の正体と理由は?

バッドボーイズ 映画/ドラマ

マイアミ警察の腕利き刑事コンビ、マーカスとマイクは署内からの大量のヘロイン窃盗犯を追う中、犯人から追われる女性をかくまいます。その時の嘘がもとで、2人は入れ替わって生活することになり…。証人女性を守れるか?仕事と家庭の両立は?(ネタバレ感想あらすじ↓)

映画名/邦題バッドボーイズ
日本公開日1995/11/18 [予告] 上映時間:118分
製作国アメリカ
原題/英題Bad Boys
監督・キャストマイケル・ベイ(キャスト
映倫区分日本:PG12(小学生指導必要) USA:R
配給/製作
(画像出典)
コロンビア映画/ドン・シンプソン、ジェリー・ブラックハイマー・プロ
日本興行収入
世界興行収入1.4億USドル [出典]
製作費0.2億USドル
平均評価
平均:100換算
*批評家と一般は単純平均
(興収・評価: 2024.8.17更新)
67私の評価は含まず)
シリーズ
関連作品
アクション/スポーツ/冒険映画一覧
続編『バッドボーイズ2バッド』20

登場キャラクター(キャスト/出演者)

ネタバレ感想『バッドボーイズ』解説と評価

以下ネタバレあり感想考察なのでご注意を!

マイケルベイ監督とウィルスミス出世作!

監督のマイケル・ベイは、本作『バッドボーイズ』で一躍有名となり『ザ・ロック』『アルマゲドン』等で飛躍した後、代表作トランスフォーマー・シリーズを制作しました。それ以外の映画でもヒット作を続出しています。

マイケル・ベイ監督作は、現実離れしたアクションや爆発やかっこいい演出で人気ですが、ストーリーは破綻してたり薄いことが多いので好みはわかれがちです。それでも、おバカ大作映画では右に出る者がいないほどの名監督です。

主演はマーティン・ローレンスとウィル・スミスで、当時としては数少なかった黒人のバディ・ムービーです。当時はまだ駆け出しの2人でしたが、ウィル・スミスは本作をきっかけとしてのハリウッドスター俳優に躍進します。

簡単なあらすじ(ネタバレなし)

黒人バディ、マーカス・バーネット(マーティン・ローレンス)とマイク・ローリー(ウィル・スミス)は、アメリカのマイアミ警察の「BADBOYS」と呼ばれる腕利き刑事コンビです。マイアミ署の1億ドル相当のヘロイン窃盗犯を追います。

警察は失態が外部にもれないよう、72時間以内の収拾を目指します。一方、マイクの情報提供者の女性が窃盗犯フーシェらに殺害され、女性の親友ジュリーが現場を目撃して追われ、マイクに助けを求めてきてマイクの部屋でかくまわれます。

しかしマイクのふりしたのは、上司に命令された相棒マーカスで、そのウソをつきとおすためにマイク家に住むことになります。本物のマイクはしばらくマーカス家で妻子と暮らすが、プレイボーイのマイクにマーカスは心配でたまりません。

そんな交差した生活の3日目、マーカスの妻が夫の出張のウソに気づきマイクの部屋へ押しかけると、証人女性ジュリーも真実に気づき部屋を飛び出します。そこへ麻薬犯フーシェらが現れ、マイクらの抵抗もむなしくジュリーはさらわれ

謎解きミステリ?コメディ・バディアクション?

映画『バッドボーイズ1』は、刑事ものですが謎解きやミステリ要素はほぼありません警察署内の内通者は誰?くらいでしょうか?(下↓でネタバレ書きます)。

本作は、性格の異なるマーカスとマイクの刑事コンビが相反する価値観や捜査方法でぶつかり、けなしあいながら事件解決に挑むバディ映画として楽しめます。コメディ要素も強くて笑える場面も多いけど、ネタで倒される犯人達はあわれです。

家族と仕事の両立に悩む夫が妻の尻に敷かれる様子も笑いのネタにしてて、金持ちで独身を謳歌する相棒との落差を見せつけて「結婚の良し悪し」を描くのは当時の映画の流行りだと感じます。

バッドボーイズ 映画/ドラマ

ストーリーは二の次?ツッコミどころの山?

マイケル・ベイ監督はストーリーを犠牲にしてでも、かっこいい演出やアクションや爆発の見栄えにこだわるため、本作も物語としてはツッコミどころだらけです。

特にヘロイン窃盗犯たちには人間らしさが全くなくて、狂言回しとしての役割しか感じられません。マイアミ署内から盗む時は計画的で知能犯のようですが、その後は一般人女性を意味もなく殺害したり、街中で銃をぶっぱなしたりします。

そして殺人の目撃者とはいえ、警察にかくまわれてるジュリーを、主犯格フーシェ自らが奪いに出向くのもリスクしかないように思えます。しかもその場で殺害せず拉致する意味もよくわかりません。裁判出廷前に消すことが最善に思えますが。

窃盗犯は10人以上の組織なのに、みんな銃が下手でマイクらにはほとんど当たりません。それに比べてマイクの銃さばきは百発百中に近いです。しゃべりながら銃撃するマイクらに全滅させられる窃盗団の弱さは、さすがにふがいないです。

ラストの窃盗団とバッドボーイズとの対決でも、妙なスローモーションでマイク(ウィル・スミス)が走るシーンがはさまれるけど、その結果なされるアクションにはそれほど緊迫感が感じられず残念です。

バディ刑事のマーカスとマイクが入れ替わる状況も意味不明です。証人ジュリーを確保後、すぐにマーカスが身元を明かせば万事解決したはずです。マイクがマーカス家に入りこむというコメディ描写や、家庭の危機を演出するために入れ替わったままにしたとしか思えません。

内通者の正体とは?その理由とは?

ヘロイン窃盗犯人フーシェの仲間には、元マイアミ市警のエディもいました。エディはヘロインを少し奪い、女性(マイクの情報屋マックス)と遊ぼうとしてる時に、フーシェらが乗りこんできて殺害されます。それをジュリーが目撃します。

ヘロイン強奪時の警察署内の内通者の正体は、この元刑事エディの恋人で、マイアミ署内のオペレーター女性だと判明します。エディは恋人の裸の写真を公開するとおどして、署内の情報を入手していました。

ちなみに内通者の正体や、フーシェらのアジトをつきとめたのは、マーカスとマイクが以前逮捕した凄腕ハッカーの長身黒人フレッチャーです。フレッチャーの逮捕された経緯は描かれないけど、続編『バッドボーイズ2バッド』にも登場してます。

『バッドボーイズ1』私の評価と続編

公開当時の熱狂や評価は知りませんが、さすがに今観ると意味不明な設定や、ストーリーの希薄さが目立つしツッコミどころが多い点も気になります。

ただし、古きよきアメリカ・ハリウッドのコメディバディ・ムービーとしては楽しめるので、休日に何も考えずに観られる刑事アクション映画としては選択肢の1つになりそうです。

本作のヒットを受けて制作された続編『バッドボーイズ2バッド』は、予算アップでアクションが大掛かりになりさらに興奮できるし、2020年の『バッドボーイズ3フォーライフ』も楽しみです!

私の評価 60/100(60が平均)

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