映画『ワイルドスピード6 EURO MISSION』評価は?ネタバレ感想考察あらすじ/レティは本物?裏切り者は誰?

『ワイルド・スピード6 EURO MISSION』あらすじ概要
ワイルドスピードシリーズ6作目。前作『ワイスピMEGAMAX』で大金を手にしヨーロッパで幸せに暮らすドミニクらに、ホブスが協力要請します。断るドミニクは1枚の写真を見て…。ハゲマッチョ肉弾戦?敵は戦車か巨大飛行機か?(ネタバレあらすじ↓)
映画名/邦題 | ワイルド・スピード6 EURO MISSION |
原題/英題 | Fast and Furious 6 |
日本公開日 | 2013/7/6 [予告↓]上映時間 130分 |
映倫区分 | 日本 G(年齢制限なし)USA PG-13 |
製作国 | アメリカ |
映画監督 | ジャスティン・リン [キャスト↓] |
配給/製作 | (C)東宝東和/Etalon film、Original Film |
シリーズ/関連 | ワイルドスピードシリーズ [< 前作|続編 >] |
日本興行収入 | 20.2億円(年間27位) |
世界興行収入 | 7.8億US$(約868億円) |
製作費 | 1.60億US$(約176.0億円) |
平均評価★★★★★74(私の評価↓は含まず)
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『ワイルド・スピード6 EURO MISSION』予告動画
キャラクター(キャスト/出演者。日本語吹き替え声優)
『ワイルド・スピード6 EURO MISSION』ネタバレあらすじ
この先はネタバレありのあらすじです。続編前作や関連映画は、ワイルドスピードシリーズ一覧もご参考に。
前作『ワイルドスピードMEGAMAX』で大金を手に入れたドミニク(ヴィン・ディーゼル)は、妹ミア(ジョーダナ・ブリュースター)が出産しその夫ブライアン(ポール・ウォーカー)と共に、国際指名手配されてるがひっそり暮らしてます。
元恋人レティは生きてる?(ネタバレあらすじ)
前作でDSS(アメリカ外交保安部)ホブス捜査官(ドウェイン・ジョンソン)の助手を務めたエレナは、ブラジル捜査官をやめてドミニクの恋人になってます。そんな時、ホブスがヨーロッパ犯罪組織の壊滅の協力要請に来ます。断ったドミニクだが、元恋人レティの写真を見ると引受けます。
元英国特殊部隊(SAS)のオーウェン・ショウ(ルーク・エヴァンズ)をボスとする組織は、ロシアのモスクワで軍隊を襲撃しあるチップを強奪します。ホブスは「黙秘権はない」とショウの部下を殴り尋問してボスの居場所を自供させます。
軍隊以上の組織に対抗するため、ホブスはドミニクのファミリーに依頼したのです。ドミニク、ブライアンは前作までの仲間、ローマン(タイリース・ギブソン)、テズ、ジゼル(ガル・ガドット)、ハンをロンドンに呼び集めます。
ホブスはドミニクらの指名手配解除を約束します。ショウの目的はナイトシェードという通信機能の遮断装置で、複数チップの強奪が必要です。ホブスとドミニクらはショウのアジトへ行くが爆破脱出され、ハイテク兵器や改造車に苦戦します。
戦車を止められる?愛のキャッチ!(ネタバレあらすじ)
ドミニクはカーチェイスで追いつめたレティに発砲され、負傷し逃げられます。チームはショウの居場所を手分けして探します。ローマン、ハン、ジゼルとホブスの部下ライリーの4人は、特殊な車両工場に乗りこむが襲撃されます。
ライリー(ジーナ・カラーノ)はレティ(ミシェル・ロドリゲス)と女タイマン肉弾戦するが逃げられます。ローマン、ハンも敵男に負けます。ジゼルの元ボス「ブラガ」の名だけ聞き出せ、彼を逮捕したブライアンは1人でロス刑務所に潜入します。
ブライアンはレティを潜入捜査で死なせた負い目を感じてます。ブラガ達を返り討ちにし、レティ生存とショウのおびき寄せ方の情報を得ます。ドミニクはレティにストリートカーレースで勝つが説得は失敗し、ショウに宣戦布告されます。
スペインNATO基地のチップを輸送中、ショウらが戦車で襲ってきて高速道路は大混乱です。ドミニクらは苦戦するが見事に戦車を撃退しショウを逮捕します。ドミニクはふっ飛ばされたレティを救い、記憶は戻らないがファミリーに加えます。
裏切り者の正体は?悲しき別れ(ネタバレあらすじ)
逮捕されたショウはドミニクの妹ミアを人質にして解放され、チップを奪って逃走します。「戻るだろ?」と言われレティが動くと思いきや、ホブス部下のライリーが裏切り者でした。ショウによる殺害命令は、テズが妨害電波で阻止します。
大型軍用機で逃走しようとするショウらを、ドミニクファミリーが追いワイヤーを撃ち込み離陸を引きのばします。ブライアンは妻ミアを救い脱出し、レティはライリーを倒し、ドミニクとホブスは巨漢とショウにマッチョ肉弾戦で勝利します。
飛行機は炎上するがドミニクは生還します。しかしジゼルはハンを救うため墜落死します。しばらく後、ロス1327番地の我が家に戻ったドミニクらは指名手配を解かれ恋人レティと暮らします。エレナは引き下がってホブスと警察に戻ります。
エンドクレジット前、ジゼルの死を悲しむハンは東京でレース中、何者かに襲われ事故死します。そのハゲマッチョ(ジェイソン・ステイサム)がドミニクに電話して『ワイルドスピード SKY MISSION』に続きます。
ネタバレ感想『ワイルドスピード6 EURO MISSION』解説や評価レビュー
この先はネタバレありの感想考察です。続編前作や関連映画は、ワイルドスピードシリーズ一覧もご参考に。
ワイスピシリーズと監督とキャストについて
ワイルドスピードシリーズ6作目です。前作『ワイルド・スピード MEGAMAX』で確立しつつある車やメカのエキスパートを集め、大きなミッションをクリアしていく痛快カーアクション映画の続編です。ミッションインポッシブルの車版です。
監督のジャスティン・リンは、台湾系アメリカ人の映画監督、脚本家で、ワイスピシリーズでは3作目からずっと監督し代表作になっています。ワイスピがジャンル転換してなお拡大し続けてる功労者といってもいいでしょう。
出演者は3作目を除いての主役ヴィン・ディーゼルとポール・ウォーカーのツートップに、前作から合流のロック様ことドウェイン・ジョンソンがまた加わり頭角を現してきます。男性陣では、タイリース・ギブソン、クリス・ブリッジス、サン・カンが続投で、敵役はルーク・エヴァンズが演じます。
女優では、ミシェル・ロドリゲスが復帰します。美女ガル・ガドットは続投で、総合格闘家ジーナ・カラーノまで参戦するので、女性どおしのタイマン肉弾戦も迫力ある見どころです。

レティが生きてる真相は?戻った理由は?
『ワイルドスピード4 MAX』で潜入捜査中に、ドミニクの恋人レティ(ミシェル・ロドリゲス)は撃たれて死亡しました。そして前作でドミニクは、ホブスの部下のブラジル人捜査官エレナを新しい恋人にしました。
ところが前作ラストでホブスは、ヨーロッパの犯罪組織の写真にレティを見つけて終わりました。そして今回、レティが敵組織として再登場しますが、元恋人ドミニクに発砲し、説得してもファミリーに戻りません。しかし本物です。
ブライアンがロス刑務所に潜入してブラガから聞いた真相によると、レティは撃たれて車の爆発から逃れたが負傷し過去の記憶を一切失って病院に運ばれ、それを見つけたオーウェンにより仲間にされたそうです。
レティはドミニクらと接触するうちに「ファミリーの友情・愛情」を感じ、仲間をゴミのように考えているオーウェンに不信感を持ち始めます。最終的にレティも、オーウェンに使い捨てのように扱われます。
高速道路を走る戦車にからまるワイヤーをはずせ、とオーウェンから無茶な命令をされたレティは、ワイヤー下の車が振り子になった時に戦車が反転してふっ飛ばされます。
そのレティを車の加速で飛んだドミニクがキャッチし、運よく車の上に着地して2人とも助かります。レティは記憶はもどってないが、命をかけて助けてくれたドミニクに愛情を感じ、ファミリーに復帰します。感動的なシーンです。
裏切り者の正体とは?
本作『ワイルドスピード EURO MISSION』では裏切り者の存在が衝撃的です。戦車を止められ逮捕されたオーウェン・ショウの一味はミアを人質にとってます。それを無視しようとするインターポールに、ホブスは銃を向けて釈放させます。
オーウェンは去り際に「戻るだろ?」と言うので、レティに向けてだと思いましたが、なんと裏切り者の正体はホブスの部下ライリーで、ショウについて行きます。疑わしいシーンはなかったので、衝撃的で驚きました。
それにしてもミアが人質に取られててショウを解放しても命の保証はないのに、確認も取らずにあっさりと行かせるのはあり得ません。テズが通信遮断に失敗してたらミアの命はなくなってました。
戦車と飛行機と肉弾戦が見どころアクション?
ワイルドスピードシリーズでは毎回新しいアイデアを見せられて驚きますが、前作の鉄道や金庫カーチェイスの次は、最強の車両ともいうべき「戦車」とのカーアクションで迫力満点でした。
戦車で高速道路の対向車線を一般車をふみつぶしながら走るとか、さすがに犯罪組織でもやりすぎですが、ほぼ対抗策はなかったですね。ラストバトル「巨大軍用機を離陸させるな」も前代未聞で、普通の人ならあきらめるレベルです。
その飛行機内では、巨漢マッチョがいてドミニク・ファミリーはみな苦戦するが、ホブスのドウェイン・ジョンソンがマッチョ肉弾戦で倒します。ドミニクもオーウェン・ショウを追いつめます。レティは裏切り者ライリーを外へ放り出します。
レティとライリーの肉弾戦は、レティがオーウェン側でライリーがホブス側だった時にも行われており、立場が真逆になってるのが面白い構造です。レティからするとリベンジ戦になりました。
その時、ローマンとハンも敵男性と格闘しますが、カンフーか空手か柔術の使い手だったため2人がかりでも全くかないませんでした。この2人は戦闘要員としては弱そうです。負けた後の「この事は誰にも言うな」がローマンらしいですね。
ブライアンの潜入は無意味だった?
ブライアンが危険をおかして昔の警察仲間まで巻き込みロス刑務所に潜入しますが、ブラガから聞けたのはレティの生存の秘密とオーウェン・ショウのおびき寄せ方だけです。ホブス登場で活躍の場が少ないブライアンへの配慮でしょうか。
ドミニクと再会すると「(刑務所内でのことは)胸にしまっておけ」と言われます。ドムはすでにレティと話した後だったし、オーウェンをおびき出すどころか逆におびき出された後なので、ブライアンの潜入は完全に骨折り損でした。
エンドクレジット前のオマケ映像の意味は?
ラスト、恒例のドミニク家でのパーティーが行われます。これに出席できれば「ドミニク・ファミリーの一員」です。今回はまだ立場上かホブスは参加せず、ドミニクの短い間の恋人エレナは去ります。ジゼルの死はもっと悲しんでほしいです。
その後、東京へ行ったハン(サン・カン)のレースシーンになるが、謎のハゲマッチョの車により事故死させられます。その正体は不明ですが、ジェイソン・ステイサムが演じていて、なぜかドミニクがレティに渡した十字架を持っています。
彼の正体は、次作『ワイルドスピード SKY MISSION』で明かされます。さらに今回死んだと思われた「ある者」の生死も判明します。
『ワイルドスピードEURO MISSION』私の評価と続編について
シリーズも6作目になるとマンネリ化したりダレたりしがちですが、ワイスピシリーズは微妙にジャンルを変えながら、濃いキャストも参戦し、ますます勢いを増しています。リアルにこだわらない点が痛快で功を奏してますね。
ついに戦車と高速道路で戦い、巨大飛行機の離陸を阻止したりと、車でできる限界点に到達した感じですが、決着法が運まかせなのは少し残念。せめて戦車はもっとロジカルに倒してほしかったです。レティのキャッチは驚きと歓喜が同時です。
ブライアンの潜入シーンや、レティとドミニクとのカーレース等、意味はないけど見せ場を作るための展開はもう少し工夫がほしいです。ファミリー全員の得意技や技術が生かされるシーンだけでなく、苦手な技量を笑いに変えるのは上手いです。
個人的には前作『ワイルドスピードMEGAMAX』の金庫カーチェイスの方が好みですが、本作も負けず劣らず楽しめました。続編『ワイルドスピードSKY MISSION』では、戦車以上の何が飛び出すか期待しかないです!
- チームによるカーアクション
- レティ復活がうれしい
- ハゲマッチョ2人超えと肉弾戦
- 女同士もマッチョなタイマン勝負
- 車の大ボス戦車との攻防
- 驚きの裏切り者
- 飛行機と車との攻防アクション
- ジゼルとハンの最後の活躍
- ラストで新ハゲマッチョ登場
- ショウの組織の人材不足
- ブライアン刑務所潜入は不要
- ストリートカーレースも不要
- エレナの扱いがかわいそう
- ドミニクが不死身すぎる
- ワイルド・スピード
- ワイルド・スピードX2
- ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT
- ワイルド・スピード MAX
- ワイルド・スピード5 MEGA MAX
- ワイルド・スピード SKY MISSION
- ワイルド・スピード ICE BREAK
- ワイルド・スピード スーパーコンボ
- ワイルド・スピード ジェットブレイク
続編前作や関連映画は、ワイルドスピードシリーズ一覧もご参考に。
『ワイルドスピード6 EURO MISSION』シリーズ順番・映画ランキングや映画賞

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