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『ワイルドスピード9/ジェットブレイク』ネタバレ感想考察/ドムの過去とは?ハン生還の方法は?

ワイルド・スピード ジェットブレイク 映画/ドラマ

妻レティ、息子ブライアンと暮らすドミニクは、凄腕の殺し屋で一流ドライバー・弟ジェイコブが関わる世界的陰謀を阻止するため、ファミリーと共に参戦するのだが…。空飛ぶ方法とは?サイファーの役割は?(ネタバレ感想あらすじ↓)

映画名/邦題ワイルド・スピード ジェットブレイク
日本公開日2021/8/6 [予告] 上映時間:145分
製作国アメリカ
原題/英題F9: The Fast Saga
監督・キャストジャスティン・リン[キャスト
映倫区分日本:G(年齢制限なし) USA:PG-13
配給/製作
(画像出典)
東宝東和/Original Film、One Race Films、Perfect Storm production、ロス/キルシェンバウム・フィルムズ
日本興行収入36.6億円(年間10位
世界興行収入7.2億USドル [出典]
平均評価
平均:100換算
*批評家と一般は単純平均
(興収・評価: 2024.8.15更新)
64私の評価は含まず)
シリーズ
関連作品
ワイルドスピード一覧

キャラ・ランキング(キャスト/出演者)

個人的なキャラクターランキングです。
※キャラクター名(キャスト/出演者/声優)

  1. ローマン・ピアース(タイリース・ギブソン。松田健一郎)ファミリーの一員。運転も上手い。おしゃべりでお調子者
  2. ラムジー(ナタリー・エマニュエル。坂本真綾)凄腕ハッカー女子。運転もうまい?
  3. テズ・パーカー(クリス・リュダクリス・ブリッジス。渡辺穣)ファミリーの一員。電子機器やネット操作のプロ。ローマンと張り合う
  4. エル(アンナ・サワイ)東京育ちの19歳の日本人?。科学者だった両親と死別。ハンに鍛えられた
  5. ドミニク・トレット/通称ドム(ヴィン・ディーゼル。楠大典)ファミリーのリーダー。運転は一流で肉弾戦も強いハゲマッチョ
  6. ジェイコブ・トレット(ジョン・シナ。中村悠一)ドミニクの実弟。ドムファミリーと敵対
  7. ハン(サン・カン。川島得愛)かつてのファミリーで、死んだと思われたが…
  8. レティ・オルティス(ミシェル・ロドリゲス。甲斐田裕子)ドミニクのパートナー。ドムの連れ子ブライアンを我が子のようにかわいがる
  9. サイファー(シャーリーズ・セロン。田中敦子)前作での強敵。ラムジーを上回る凄腕ハッカー
  10. ミア・トレット(ジョーダナ・ブリュースター。園崎未恵)ドミニクの実妹。ドムの親友ブライアンの妻。運転技術も一流
  11. マグダレーン・ショウ(ヘレン・ミレン。沢田敏子)デッカード・ショウ(ステイサム)の母親。大泥棒
  12. ミスター・ノーバディ(カート・ラッセル。大塚芳忠)アメリカ政府の秘密工作員リーダー。ドミニク達と組んだこともある
  13. バディ(マイケル・ルーカー。菅生隆之)ドミニクの父のメカニックだった。事故後のジェイコブの世話もした
  14. ショーン・ボズウェル(ルーカス・ブラック。浪川大輔)3作目の主人公。ハンの弟子

ネタバレ感想『ワイルド・スピード ジェットブレイク』解説と評価

以下ネタバレあり感想考察なのでご注意を!

9作目?10作目?監督とキャストについて

映画『ワイルド・スピード ジェットブレイク』(JET BREAK)は、ワイルドスピード・シリーズ本編の9作目です。スピンオフ(外伝)の『ワイルドスピード スーパーコンボ』も含めると10作目です。

監督のジェスティン・リンは、3作目『ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT』から6作目『ワイルドスピード EURO MISSION』までも監督しました。ワイスピを、今の形にした功労者ともいえそうです。

主演のヴィン・ディーゼルは、ワイスピが代表作で他に『リディック』『トリプルX 再起動』や、『ガーディアンズオブギャラクシー リミックス』等のグルートの声も演じています。

レティ役のミシェル・ロドリゲスはTVドラマ『LOST』のアナルシアが印象的でした。ジョン・シナは『バンブルビー』等、シャーリーズ・セロンは『マッドマックス 怒りのデスロード』『アトミック・ブロンド』等に出演。

かねてよりヴィン・ディーゼルとの不仲説があった、ロック様ことドウェイン・ジョンソンはもう本編には出演しないと報じられていて非常に残念。『スーパーコンボ』続編には、ジェイソン・ステイサムと共に登場する予定だとか。

ドムと弟と父の過去の因縁とは?なつかしの登場も

1989年、若かりしドミニク・トレット/通称ドムは、カーレースに出場中の父ジャックのアドバイス担当でした。ドムの弟ジェイコブがエンジン整備後、周回中に車は激突され空中爆発して父は死亡。

ドムは、その死をまねき一切責任を感じてないレーサーのケニー・リンダを殴って重傷を負わせ投獄されました。刑務所で車整備をするドムは、2人のスペイン語圏の若者から「爆発するエンジンのいじり方」を教わり、弟の整備に不信感を抱きます。

この2人は、なんと4作目『ワイルドスピード MAX』(以下『MAX』)のドミニカ共和国でドムの仲間だったレオとサントスの若い頃です!あの時ドムは、刑務所仲間を頼ってたんですね。

ちなみに『MAX』関連では、レイサ(役者はヒップホップミュージシャンのカーディ・B)というキャラも、ドムの逮捕を偽装するインターポールとして登場。レイサは『MAX』冒頭の仲間カーラの妹だと語られたので、姉妹として再登場もありそうですね。

ドムは弟ジェイコブから「父が借金を返すため、弟にレース事故を偽装するよう細工させた事実」を聞き出します。優秀な兄ドムでしたが、父が真相を打ち明けたのは弟だったことに、ドムはショックを受け、走馬灯でも回想。

一方のジェイコブはその件がトラウマとなり、実際に父を殺害したレーサーへの報復も兄が果たしてしまい、感情のぶつけ先を見出すために闇落ちしていったのでしょう。その心に、前作のあのヴィラン(敵)がつけこもうとします。

謎の装置アリエスとは?山道アクションの見どころ

ミスター・ノーバディ(カート・ラッセル)の輸送機が落とされ、発信信号を受信したラムジー、ローマン、テズは、平和に暮らすドム(ヴィン・ディーゼル)とレティを誘いに来ます。反対したドムも、結局はファミリーを見すごせず加わります。

ドムがかわいがる子は、前作『ICE BREAK』で殺害されたエレナとの息子ブライアン/通称リトルビー。デッカード(ジェイソン・ステイサム)が機内から救ったシーンが、かわいくて印象的でした。

ノーバディが運んでた「アリエス」は、世界中のコンピューターと兵器を乗っ取り各国を支配下にできる装置。ただし「あと半分」と「鍵/キー」が必要。しかし謎の軍隊に襲撃され、戦闘機に吸い寄せられた車で「アリエス」は強奪されます。

強奪犯の正体は、ドムの弟ジェイコブ(ジョン・シナ)。彼はオットーという某国独裁者の金持ち息子と組んでて、前作の敵サイファー(シャーリーズ・セロン)も捕らえて助言をもらってます。

サイファーは情報を引き出すために捕らえたのでしょうけど、後に口車にのせられたオットーが解放した後に協力したりと、わりと意味不明な行動でした。無理やり、ドミニク・ファミリーに敵対するため再登場させたように感じます。

サイファーは、ジェイコブを挑発するために「チンギス・ハーンの弟カサルは、歴史に残ってない」と発言。後の伏線になるかと覚えてましたが、ただの挑発だったようです。

山道でのカーチェイス・アクションはいきなりバカっぽさ全開地雷原を疾走し、落下した車から助かったローマンが「不死身理論を証明」したり、落ちる吊り橋を車で渡ったり、崖から落下しながらワイヤースィングで着地したりと大興奮!

ワイルド・スピード ジェットブレイク 映画/ドラマ

アリエスの片割れの場所は?盗む方法は?

トレット家のもう1人の兄妹ミア(ジョーダナ・ブリュースター)も黙っておれず参戦。夫ブライアン(故ポール・ウォーカー)が協力しないのは変ですが、家で我が子2人とドミニクの息子リトル・ブライアンを守る役割です。

「アリエス」を調べる過程で、元仲間のハンの名が見つかり、ミアとレティは東京へ。中国っぽい街でラーメンを放置したり謎の軍団にも襲われるが、忍者風カンフー少女エル(アンナ・サワイ)に救われ、ハン(サン・カン)とも再会できます。

ローマンとテズはドイツのケルンで、ジェットエンジンを開発中のショーン、アール、トゥインキーを仲間に。ショーン(ルーカス・ブラック)は日本舞台の3作目『TOKYO DRIFT』の主人公でしたし、あとの2人も出演してました。

ドミニクはロンドンへ行き、前作『ICE BREAK』で登場したデッカードの母親マグダレーン・ショウ(ヘレン・ミレン)に弟ジェイコブの居場所へ連れてってもらいます。再会して銃を向けあう兄弟だが、オットーの指示でドムは逮捕されます。

レイサ(上記)に救われたドムは、銃の生体認証(指紋?)を調べてスコットランドのエジンバラへ。ジェイコブは、強力な電磁石を使って「アリエスの半分」を強奪。序盤に崖からの車をキャッチした戦闘機は、この伏線だったんですね。

ハッカー担当のラムジーは慣れない運転で街の車を破壊しまくるが、超強力な電磁石を利用してジェイコブを捕獲。エディンバラでのカーチェイスとドム兄弟の格闘も迫力でしたが、損害賠償ないのはさすがにファンタジーです(笑)

ワイルドスピード・シリーズの中でも黒歴史とされる3作目『TOKYO DRIFT』に光が当てられたのはシリーズ愛を感じます。『アベンジャーズ エンドゲーム』で『マイティソー2』が救済されたのに似てますね。

ハン復活の真相?アリエス鍵は?サイファー生死?

3作目『TOKYO DRIFT』、7作目『SKY MISSION』で語られたとおり、ハンはデッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)に自動車事故で殺害されました。が、真相はMr.ノーバディによる偽装死亡だったのです。

デッカードほどの凄腕が遺体を確認しないのはあり得ないけど、それは続編で明かされるかも。ハンは「アリエス」開発者の娘エルこそが「アリエスのキー」と知り、エルを守るためにも死を偽装するのが都合よかったのです。

ちなみに6作目『EURO MISSION』で死亡したジゼル(ガル・ガドット)も、Mr.ノーバディと共にエージェント仕事をやってたと明かされます。これはジゼル復活の可能性もあるのでは?と期待させますね!

オットー、ジェイコブらに奪われたエルを連れ戻し、アリエス起動を阻止するため、ドミニクらは強力電磁石を駆使するカーチェイスを開始。オットーに裏切られたジェイコブは死にそうになるが、兄ドミニクが救って共闘。

オットーの乗る超大型装甲車を乗っ取り爆破したドムは、サイファー操縦の戦闘機にぶつけて自分は脱出。しかし戦闘機はドローンで、サイファーは別の場所で生きてました!

市街地での電磁石を駆使したカーアクションは、多様多彩なアイデア満載で驚きの連続。そこまで計算できる?それだけ吸引できるの?とかツッコミどころも多かったけど、ドラえもんのひみつ道具のように広い心で笑いながら楽しむのがおすすめ。

超大型装甲車をひっくり返す技も、2台の車で横からくっつき前輪を止めて前転させるという、小学生が考えそうなアイデアで爆笑。ドミニクとジェイコブの共闘で、兄弟愛により達成するシーンには胸が熱くなりました。

宇宙へ行く方法は?帰る方法は?タイトルの意味

オットーを倒し、エルも救出したが、アリエスは軌道衛星にアップロードが完了すれば、世界中のコンピューターと兵器が乗っとられます。それを阻止するため、ローマンとテズが乗るジェットエンジン搭載の車を軌道上に打ち上げます。

潜水服のような宇宙服とかセルフツッコミしながら、オットーの人工衛星にたどり着くが電磁石が作動せず、帰還用のエンジンを使って衛星に激突。さすがにこれで最後かと思いきや、別の宇宙ステーション?に合流して地球へ帰還し「不死身説」も継続。

ワイスピ、ついに宇宙にも進出!「ジェットブレイク/JET BREAK」のタイトル名も回収。ワイスピ史上最もバカバカしい展開だけど、ゆるせてしまう?のもワイスピ。ミッションインポッシブル・シリーズより先に行きました。

ブライアン登場?エンドロール映像の意味?

ドミニクは、弟ジェイコブにダッチチャージャー車を譲って逃亡を助けます。次作以降のジェイコブのファミリー合流はほぼ確定でしょうね。同じくプロレスラー出身のドウェイン・ジョンソン通称ロック様を超えるキャラに育ってほしいです。

ワイスピシリーズお決まりの最後のファミリー宴会には、宇宙から帰還したローマンとテズ、復活のハン、救い出されたエル、ドムの妹ミア等も加わります。リトル・ブライアンを愛でて、亡きエレナを想うドムはもうおじいちゃんのようでした。

そして宴会テーブルのミアの隣には1つの空席が。そこへ疾走してくる青いスカイラインには、もちろんブライアンが乗車してるのでしょう。でも何かイヤや予感がしました。『SKY MISSION』冒頭のように、家の前で爆破されないことを祈ります。

主要キャスト紹介の短いエンドクレジット後、デッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)が何かのデータを入手。そこへ、ハンが訪ねて来ます。デッカードはハン殺害の張本人なので、因縁の再会です。が、偽装死を知ってたのではないでしょうか。

ところでハン復活はそれじたいがうれしいのですが、それよりむしろデッカード・ショウがドミニクファミリーに加入できない障壁を取り除いた事の方が大きな意義だと感じます。続編では仲間として大暴れしてほしいですね!

エンドロール最後には恒例の「安全運転をうながすアナウンス」が流れます。ワイスピシリーズ、もう1人の主人公だったブライアン役のポール・ウォーカーがプライベートで自動車事故死(友人レーサーの運転)した悲しい事件も想起させます。

『ワイルドスピード9 ジェットブレイク』私の感想と評価と続編

もう9作目のシリーズで、カーチェイスやアクションのインフレは限界だろうと思ってました。しかし『ワイルドスピード ジェットブレイク』では見事に超えてきたばかりではなく、車で宇宙へ行くという斜め上展開まで見せてくれさすが!

おまけにワイスピの2大黒歴史「3作目TOKYO DRIFT」と「デッカードによるファミリー殺害」をきれいにリセットしたのは、今後の10作目、11作目の完結編に向けての大きな布石となりそうですね。ショーン、レイサらの再々登場もありそう。

ぶっ飛んだバカ・カーチェイスの連続はシリーズ最大規模でしたが、その一方でハゲマッチョ成分はかなり減ってて残念。ワイスピ名物の肉弾アクション・タイマン格闘も、ヴィン・ディーゼルとジョン・シナの戦い以外は記憶に残らなくて物足りないです。

ローマンとテズの宇宙行きはストーリーから切り離されてて、あまりファミリーに讃えられない点もかわいそう。宇宙の次は海底か地中かまたはジュラシック・シリーズ恐竜との対決になるのか、あと2作の続編が楽しみです!

私の評価 75/100(60が平均)

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