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『ジョンウィック4/コンセクエンス』ネタバレ感想解説/結末は?敵は誰?主席連合との決着は?

ジョン・ウィック コンセクエンス 映画/ドラマ

ジョンウィック4作目。裏社会の掟を破り逃亡するジョン・ウィックは日本の友人を訪ねるが、主席連合の侯爵はジョンの協力者達も許さず最強の暗殺者を差し向け…。犠牲者は誰?犬も活躍?(ネタバレ感想あらすじ↓)

映画名/邦題ジョン・ウィック コンセクエンス
日本公開日2023/9/22 [予告] 上映時間:169分
製作国アメリカ
原題/英題John Wick: Chapter 4
監督・キャストチャド・スタエルスキ[キャスト
映倫区分日本:R15+(15歳以上) USA:R
配給/製作
(画像出典)
ポニーキャニオン/Thunder Road Films、87Eleven Entertainment
日本興行収入10.4億円 (興行収入ランキング
世界興行収入4.4億USドル [出典]
平均評価
平均:100換算
*批評家と一般は単純平均
(興収・評価: 2024.8.14更新)
79私の評価は含まず)
シリーズ
関連作品
ジョンウィック映画一覧

キャラ・ランキング(キャスト/出演者)

個人的なキャラクターランキングです。
※キャラクター名(キャスト/出演者/声優)

  1. ジョン・ウィック(キアヌ・リーヴス)伝説の凄腕殺し屋でガンフー達人。意に反して裏世界に復帰
  2. ケイン(ドニー・イェン)盲目の暗殺者。ジョンの旧友
  3. シマヅ・コウジ(真田広之)大阪コンチネンタルホテルの支配人。ジョンの旧友
  4. トラッカー/ミスターノーバディ(シャミア・アンダーソン)ジョンを追う賞金稼ぎ
  5. アキラ(リナ・サワヤマ)大阪のコンチネンタルホテルのコンシェルジュ。コウジの娘
  6. ウィンストン(イアン・マクシェーン)NYコンチネンタルホテルの支配人だったが…
  7. キーラ(スコット・アドキンス)ドイツの主席連合のメンバー
  8. グラモン侯爵(ビル・スカルスガルド)主席連合の若き高官。ジョンに執着
  9. バワリー・キング(ローレンス・フィッシュバーン)地下犯罪情報組織の王。ジョンに借りがある
  10. 首長(ジョージ・ゲオルギウ)主席連合の首長

ネタバレ感想『ジョン・ウィック コンセクエンス』解説と評価

以下ネタバレあり感想考察なのでご注意を!

ジョンウィック前作までのネタバレ簡単あらすじ

(1作目)病死した愛妻ヘレンが残した子犬デイジーと静かに暮らすジョンを、ロシアンマフィアボスのヴィゴの息子ヨセフらが高級車ほしさに襲撃。愛犬を殺害された元殺し屋ジョン・ウィックは、マフィアをほぼ全滅させます。

(2作目)イタリア系カモッラ幹部サンティーノに誓印で依頼された主席殺しをジョンはローマで実行。ジョンを暗殺対象としたサンティーノをホテル内で殺害したジョンは、主席連合やコンチネンタルを敵にまわし逃亡

(3作目)主席連合に高額報酬をかけられ追われるジョンは、負傷しながらも高い戦闘能力で刺客を倒していき、旧友も頼り主席連合の首領と取引。しかし友を裏切れず、主席連合の刺客部隊と戦うが、最後は友に銃を向けられ…

映画『ジョン・ウィック コンセクエンス』私の感想と評価と続編

ジョン・ウィック1作目を家で視聴時は「アクションはすごいけど、ストーリーが薄いな」と思ったのですが、2作目、3作目を観て、他では見られないアクションがクセになり、独特の世界観とルール設定が気に入って大好きな映画に。

今回の『ジョン・ウィック コンセクエンス』では、ついに日本の大阪コンチネンタルも銃撃戦の舞台となり、日本俳優の代表として真田広之が日本刀で参戦する姿と精神性がリスペクトされた形で描かれ好感。

中国からはカンフースターのドニー・イェンが『スターウォーズ ローグワン』と似た盲目の戦士として参戦。ロンドンで活動する日本女性シンガーソングライターのリナ・サワヤマも、弓矢使いとして見どころ。

そのリナのスタントダブルとして『べいびーわるきゅーれ』主演まひろ役の伊澤彩織も出演。エンドロールにも名前「SAORI IZAWA」が登場するようなのでお見逃しなく!

真田広之たちの日本刀や弓矢での戦い、ドニー・イェンの盲目ならではの戦い方、トラッカーの犬も使った戦い方、キアヌ・リーブスの近接格闘や凱旋門や長い階段での死闘など、今回も斬新なアクションが山盛りで大満足

ストーリーはあいかわらず希薄だし長すぎるが、アクション映画を観に来た者としては「人間ドラマの方が多い某アクション邦画」よりも数倍満足して帰れます。どのタイプの映画が好きかにより、好みは大きく分かれるでしょうね。

続編はジョンの続きか過去編か不明だが、スピンオフのドラマと『バレリーナ』も予定されてるのでジョンウィック世界まだまだ楽しみ!

タイトルの意味?敵の正体は?大阪は味方?

前作でバワリー・キングに命を救われたジョン・ウィックは、モロッコ砂漠の「主席連合の首領」を射殺。主席連合は権限を与えた若き高官グラモン侯爵を派遣。侯爵はNYコンチネンタルホテルを爆破し、コンシェルジェのシャロンを射殺。

グラモン侯爵は、引退した凄腕の盲目暗殺者ケインを呼び、娘を人質にジョンウィック殺害を命じます。ジョンは、旧友シマヅが支配人の大阪コンチネンタルホテルを訪ねるが、主席連合も部隊を送りこみ、謎の犬連れ男もチェックイン。

シマヅはジョンをかくまい、主席連合と戦闘に。大阪コンチネンタル勢は弓矢と日本刀で有利に戦ったが、格闘技の達人ケインが参戦すると不利に。ジョン・ウィックは刺客達を倒し、ケインとも互角以上に戦うが、犬連れ男の参戦を利用し逃走。

シマヅは、ケインの助言を聞かずに立ち向かい死亡。その娘アキラは、復讐を誓います。賞金稼ぎの犬連れ男=トラッカー/ミスターノーバディは、グラマン侯爵にジョンの賞金増額を要求し、手傷と引換に2300万USドルで交渉成立。

以上が序盤あらすじ。タイトルの「コンセクエンス」とは「報い」のことです。前作でも何度か発言されてた単語ですね。犬を殺害した者をかくまった者達、ルールを悪用した者だけでなく、多くの殺人を犯したジョンも報いを受けるのでしょうか。

序盤から首領が殺害されて驚きますが、彼も言ってたように、その程度では何も変わらないのでしょうね。強くて好きなキャラだったシャロンが退場したのは本当に残念です。ちなみに俳優ランス・レディックは今年3月に亡くなりました。

今回ついに参戦した真田広之は、日本刀演技や殺陣で存在感を世界に魅せつけました。変な日本人描写もなくリスペクトも感じました。初めてみたリナ・サワヤマもいい動きだったので、続編や別作品での活躍を期待できそうです。

ジョン・ウィック コンセクエンス 映画/ドラマ

最後の方法とは?そのための暗殺対象者は誰?

ジョン・ウィックはニューヨークのシャロンの墓で元支配人ウィンストンと会い、パリの侯爵に決闘を申込む方法を聞きます。ジョンはベルリンへ行き、育て親の組織ルスカ・ロマで、決闘成立のため、ドイツ主席連合のキーラ殺害を約束

キーラの所には、ジョンを狙うケインとトラッカーも集まり、なぜかカード勝負後に戦闘開始。ジョンは殺害したキーラの金歯をルスカ・ローマに渡し紋章を得ると、ウィンストンが「決闘書」をグラモン侯爵に届け、エッフェル塔で時と場所が確定

ジョン・ウィックは、パリ地下でバワリー・キングから最新式の銃と防弾スーツを渡され、ウィンストンと共に地下水路で決闘場所の近くまで送ってもらいます。ジョンが地上に出ると、殺し屋たちが高額賞金をねらって次々に襲撃してきます。

以上が中盤あらすじ。世界中の殺し屋にねらわれてるわりに、ニューヨーク⇒モロッコ⇒大阪⇒NY⇒ベルリン⇒パリのように自由に飛行機か船で行き来してるのは謎。前作「チケット」で育て親の命も危険にさらしたのにそれ以上の移動範囲。

本作『ジョン・ウィック コンセクエンス』で一番の不満点は「長すぎる」こと。そして中だるみもあり皆の戦うベクトルも謎すぎる「キーラ部隊との戦闘」は完全にカットできると感じます。ルスカ・ロマと誓印を交わせばよかったのでは?

エッフェル塔での儀式も無駄に長く感じました。配信ドラマならOKだけど、劇場映画でこれほど丁寧に描く必要はないかと。キングについては登場時はかなり期待したのに、ニューヨーク以外では力を発揮できないのか、大した役割がなくて残念。

結末は?奇策とは?ジョンの生死は?続編は?

特にエトワール凱旋門での戦闘はすさまじく、ジョンも何度も走行車にひかれながら戦います。賞金が4000万USドルに上がるとトラッカーも参戦するが、ジョンが自分と犬を助けてくれたので、以後はジョンを狙わずに犬の敵だけ襲います。

最後の長い階段での戦闘では味方してくれたケインだが、借りとしてジョンの右手を使えなくします。侯爵の代理人ケインとジョンは銃で決闘し、ケインの3発目でジョンは倒れます。グラモン侯爵は、代理人を解除して自ら仕とめようとします。

ところが、ジョンは3発目を発砲しておらず、残ってた弾で侯爵を射殺し勝利。重傷のジョンは亡き妻ヘレンを思いながら永眠。NYの妻の隣にジョンの墓が作られ、支配人に戻れたウィンストンと、ジョンの犬を連れたキングが墓参り。

全エンドロール後、バイオリンをひく娘へ花を渡そうとするケインに、父シマヅの復讐を誓った娘アキラが近づきます。

以上がラストまでのネタバレあらすじです。決闘場所サクレクール寺院までのアクションは、今まで観たどのアクション映画よりも激しく危険でバリエーションも豊富で満足。ただし長すぎます。車にひかれ3階以上や階段から落下し…不死身?

トラッカーの役割はもっと重要と予想してたのに深読みでした。「犬好きは、犬好きが好き」を表現したかっただけかも。決闘での奇策にはブラボー!いつも安全な位置にいる侯爵を戦場に引きずり込む最良で唯一の方法かも。

ジョンはどうせ死ぬのなら決闘なんてせずに、最初から侯爵を撃てばよかった気がしますが、ケインの娘とウィンストンのコンチネンタル復帰がかかってたので、あれが最良の解決策なんでしょうね。

ちなみに、ジョンが生きてる可能性もあると思ってます。5作目も噂されてるし、主席連合を壊滅させるのが本シリーズの終着だと思うので、ジョンがケインやアキラと組織を作り、ソフィア、キング、トラッカーも合流する続編もありかも?

私の評価 69/100(60が平均)

シリーズやジャンル⇒ジョンウィック映画一覧

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