映画『カラダ探し』感想ネタバレ解説考察/結末は?体の正体と目的は?ループの抜け方?
女子高生の森崎明日香は、いるはずない少女から「私のカラダ探して」と言われ、5人のクラスメイトと共に同じ日をループ。赤い人に殺されたりしながらも、全てのカラダを探すのだが…。赤い人の正体は?集めるとどうなる?(ネタバレ感想あらすじ↓)
映画名/邦題 | カラダ探し |
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日本公開日 | 2022/10/14 [予告] 上映時間:102分 |
監督・キャスト | 羽住英一郎[キャスト] |
映倫区分 | 日本:PG12(小学生指導必要) |
配給/製作 (画像出典) | ワーナー・ブラザース映画/ROBOT |
日本興行収入 | 11.8億円 (興行収入ランキング) |
平均評価 平均:100換算 | (興収・評価: 2024.8.15更新) 64(私の評価は含まず) |
シリーズ 関連作品 | ホラー/パニック/バイオレンス映画一覧 |
キャラ・ランキング(キャスト/出演者)
個人的なキャラクターランキングです。
※キャラクター名(キャスト/出演者/声優)
- 森崎明日香(橋本環奈)かわいい女子高生だが友達はいない
- 伊勢高広(眞栄田郷敦)バスケ部のエース高校生。明日香の幼なじみだが今は疎遠
- 浦西翔太(醍醐虎汰朗)オカルト好きの高校生。友達はいない
- 鳴戸理恵(横田真悠)学級委員長でとりまきも多い女子高生
- 柊留美子(山本舞香)ヤンキーぽい女子高生。社会人の彼氏がいる
- 清宮篤史(神尾楓珠)高校生だが引きこもりで出席してない
- 司書の先生(柄本佑)カラダ探しに興味ありそう?な先生
ネタバレ感想『カラダ探し』解説と評価
以下ネタバレあり感想考察なのでご注意を!
カラダ探しの始まり?メンバーは?
友達いない女子高生の明日香(橋本環奈)は、今日も1人で登校し、弁当も工事中の礼拝堂近くで1人で食べます。井戸からの無数の手や、ぬいぐるみを抱く血まみれの少女の幻影を見た後、LINEで不気味なメッセージも受信。
その夜0時に目が覚めると、明日香はクラスメイト5人と一緒に学校の礼拝堂にいました。怪我でバスケ引退して不登校だった篤史/あつし(神尾楓珠)が学校を出ようとすると何者かに殺害され、残り5人も抵抗むなしく全滅。
翌日、デジャブを感じた明日香たちは、その夜0時も学校で「赤い人」により全滅させられます。6人は集まり、オカルト好きの翔太(醍醐虎汰朗)から「カラダ探しは、隠された体を全て集めないと終わらない」とルールを聞きます。
バスケ推薦を断った高広(眞栄田郷敦)は、明日香の幼なじみだが疎遠でした。美子(山本舞香)は、社会人の彼氏の浮気を疑ってます。多くの女子に囲まれて学級員長の理恵(横田真悠)は、高広のことが気になってます。
以上が序盤あらすじ。橋本環奈ほどのかわいさで誰も声かけないのは現実的ではないけど、美男美女の多いクラスでやや納得(笑)。ループものではよくある始まり方ですが、メンバー紹介もスムーズで先を期待させるスタートです!
冒頭のブルガリアのソフィアでの事件は、過去の「カラダ探し」の1つだと思われます。今回の物語につながるかと思いきや、あまり関係なさそうで残念。高広好きの理恵は明日香に嫉妬して何かやらかすと思ったけど、それも不発?
カラダ探し、最後のパーツとは?
翌日の夜の「カラダ探し」では、ぼっちの明日香と同行した高広が「死体の腕」を見つけます。高広の犠牲で助かった明日香だが、美子を助けようとして2人ともえじきに。腕を棺桶に入れた理恵も殺害され、またループします。
美子は助けようとしてくれた明日香となかよくなり、6人は連帯感で友達になって、明日香にとっては充実した高校生活に一変。図書館で「カラダ探し」の文献を調べてる時、司書の先生(柄本佑)も関心持ったようです。
6人は毎晩少しずつ状況改善しながら「カラダ探し」を続けて、残り1つ以外の全パーツをそろえます。しかし最後の「頭部」は学校中のどこにも見つからず毎晩「赤い人」に惨殺されます。司書先生は「カラダ探し」のワードに反応。
以上が中盤あらすじ。ぼっちだった明日香や翔太がなかよくなり、学校での孤独は小さなきっかけで改善されることが判明した青春映画みたいな展開。橋本環奈に笑顔が増えたのはよかったけど、砂浜遊びとかはやや退屈。
そこに時間使うなら、カラダのパーツを集める流れをダイジェストではなく、じっくり見せてほしかったです。ホラー演出はお金かかるから予算的な問題かもしれませんが。
結末は?過去のカラダ探しの生き残り?エンドロール後?
6人は、近所でバラバラ死体にされた少女の屋敷へ侵入し「頭部」の手がかりを探します。奥で少女のクマぬいぐるみ「エミリー」を発見するが、すぐ消失。その夜、赤い人の代わりに「巨大エミリー」が襲ってきて、理恵は食われます。
他の死に方の5人は翌朝もループしたが、理恵だけは人々の記憶から消滅。明日香は、司書の先生を問いただします。彼は自分もかつて「カラダ探し」したこともメンバーも忘れてたが、あのワードを聞いた時に思い出したそうです。
明日香は「頭部」が巨大エミリーの中にあると仮定し、皆で迎えうちます。しかし翔太、篤史、美子が犠牲に。高広はチェーンソーでエミリーから頭部を飛び出させた後、えじきに。明日香は、高広のカフスを拾います。
明日香は必死にエミリーと戦い、その勢いで落ちてきた十字架がエミリーに刺さり絶命。明日香が棺桶に、少女の頭部をはめるとループは終了。翌朝、理恵も皆も復活するがカラダ探しの記憶はないため、明日香は孤独に戻ります。
しかし明日香が持ってたカフスを高広が拾うと、それが引き金で皆の記憶が戻ります。エンドロール後「敷地内でバラバラ死体にされた少女」の新聞記事と写真が「遊園地内でバラバラ死体にされた明日香(8歳)」に変わります。
以上が終盤からラストのあらすじ。赤い人の代わりに巨大エミリーが襲ってきた理由は不明。そもそも最初からエミリーの怨念が少女を動かしてたのかも?。巨大エミリーは激強だが、5人はもう少し有効な作戦を立ててほしかったですね。
「カラダ探し」したことは何かきっかけがあれば思い出せるのでしょうけど、食われた者も全員生き返るのはホラーとしては甘すぎ。赤い人、エミリーが体探しさせた理由も不明なままだし、6人が集められた理由も「孤独のすきまにつけこまれた」だけ?
最後の新聞で、過去のバラバラ事件の被害者が明日香に変わった理由は、冒頭で言ってた「最後の生き残りが被害者になる」(細かい表現違うかも)からでしょうか。まだ謎も多いし続編も作れそうな展開ですね。
映画『カラダ探し』私の感想と評価と続編
ホラー映画は、邦画でも期待できるジャンルなのでそれなりには楽しめました。特に序盤の作りこみは上手くて、先が気になり引きこまれました。橋本環奈主演だけの映画かと不安でしたが、他の共演者とはいい相乗効果が出てたと感じます。
説明セリフが少ないのも邦画としては好感ですが、セリフや話し方や怖がり方がワンパターンだったのは残念。ストーリーには深みがなく、期待したミステリー展開もほぼなく、ただの青春ループ系に感じたのも物足りなかったです。
原作未読ですが、最後の新聞記事から続編も作られそうですが興行収入的には厳しそうな予感。今回の謎(6人が集められた理由、カラダを探させた理由等)は残さずきっちり回収した方が、口コミで増えただろうからもったいないですね。
私の評価 63/100(60が平均)
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