『バイオハザード ウェルカムトゥラクーンシティ』感想ネタバレ解説考察/裏切り者は誰?ゾンビの種類は?
バイオハザードシリーズ完全新作1作目。クレアは故郷ラクーンシティのアンブレラ社の陰謀をあばくため、兄クリスと再会。その時警報が響き、特殊部隊が出動するのだが…。過去作との違いは?生き残るのは誰?(ネタバレ感想あらすじ↓)
映画名/邦題 | バイオハザード ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ |
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日本公開日 | 2022/1/28 [予告] 上映時間:107分 |
製作国 | アメリカ、ドイツ、フランス、イギリス |
原題/英題 | Resident Evil: Welcome to Raccoon City |
監督・キャスト | ヨハネス・ロバーツ[キャスト] |
映倫区分 | 日本:PG12(小学生指導必要) USA:R |
配給/製作 (画像出典) | ソニー・ピクチャーズ・リリーシング/Constantin Film International、Davis Raccoon Films、スクリーン ジェムズ、フィズ・ファシリティ、ティー・ショップ・アンド・フィルム・カンパニー |
日本興行収入 | 6.1億円(興行収入ランキング) |
世界興行収入 | 0.4億USドル [出典] |
製作費 | 0.3億USドル |
平均評価 平均:100換算 *批評家と一般は単純平均 | 52(私の評価は含まず) |
シリーズ 関連作品 | バイオハザード一覧 |
キャラ・ランキング(キャスト/出演者)
個人的なキャラクターランキングです。
※キャラクター名(キャスト/出演者/声優)
- クレア・レッドフィールド(カヤ・スコデラリオ。ファイルーズあい)ラクーンシティ出身。クリスの妹。アンブレラ社を調査中
- アルバート・ウェスカー(トム・ホッパー。日野聡)S.T.A.R.S.アルファチーム隊長。何か訳あり?
- クリス・レッドフィールド(ロビー・アメル。木村昴)ラクーンシティ市警S.T.A.R.S.アルファチーム隊員。クレアの兄
- リサ・トレヴァー(マリナ・マゼーパ。鹿野真央)クレアの幼なじみ?
- レオン・S・ケネディ(アヴァン・ジョーギア。梶裕貴)ラクーンシティ市警R.P.D.新人警官
- ジル・バレンタイン(ハナ・ジョン=カーメン。沢城みゆき)S.T.A.R.S.アルファチーム隊員。クリスのパートナー
- ウィリアム・バーキン(ニール・マクドノー。平田広明)アンブレラ社の実験科学者の1人。妻と娘がいる
- シェリー・バーキン(ホリー・デ・バロス。井上ほの花)科学者ウィリアムの娘
- エイダ・ウォン(リリー・ガオ)謎の女性
ネタバレ感想『バイオハザード ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』解説と評価
以下ネタバレあり感想考察なのでご注意を!
完全新作1作目?監督とキャストは?
ポール・W・S・アンダーソン監督と、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の実写版バイオハザードシリーズ6作とは別世界の、完全独立なリブート1作目です。今回のヨハネス・ロバーツ監督は「ゲーム版の恐怖を表現したい」と語ってます。
主演クレアを演じる女優カヤ・スコデラリオは『メイズ・ランナー』シリーズ、『パイレーツオブカリビアン 最後の海賊』『クロール凶暴領域』等に出演。
他に、ロビー・アメル、ハナ・ジョン=カーメン、アヴァン・ジョーギアなどが出演
以下はゲーム未プレイの視点で語っています。ミラジョボ版6部作とアニメ版4作のネタバレあらすじは、バイオハザード・シリーズ一覧でご確認を。
特殊部隊の裏切り者は誰?
1980年代、アメリカ中西部ラクーンシティの養護施設の、幼い少女クレアは夜に何か気になるが、兄クリスは無視しろと言います。クレアは起きて探ろうとするが、白衣の男に連れもどされ、直後に奇怪な女性(リサ?)におどかされます。
1998年、世界的な製薬会社アンブレラ社が撤退して廃れたラクーシティへ、成長したクレア・レッドフィールド(カヤ・スコデラリオ)が戻ります。乗せてもらったトラックがひいた女性は消え、その血をなめた犬が凶暴化したとは気づかずに。
クレアは、ラクーン市警察(RPD)の特殊部隊STARS隊員の兄クリスを訪ねて「アンブレラ社が住民で実験」という情報を伝えるが陰謀論と一蹴されます。その時、街中に自宅待機のサイレンが響き、クリスはSTARSのジル、ウェスカーと合流。
クレアは「かゆい うま」と血で書いた隣人に襲われ、バイクでRPD署へ行き、新人警官レオンと合流。一方、郊外のスペンサー邸へ出動したクリスと仲間達は、次々とゾンビに感染。クリスと合流したジルは、ウェスカーの裏切りと、数時間で街が爆破されることを告げます。
序盤のあらすじは以上。ミラジョボ版6作でも登場した、ラクーンシティ、アンブレラ社、クレア、クリス、レオン、ウェスカー、ジルなどが総出演。ただし設定も役割も全く違うので愛着あった人ほど混乱しそう。
特にレオンが新人警官だったり、ウェスカーも警官だったのは驚きです。結局ウェスカーはアンブレラ社?とつながってる内通者でしたが、正義の心はまだ持ちあわせてるようです。
冒頭の科学者の正体は?生き残るのは誰か?
クレアはゾンビ犬を倒した後、合流した新人警官レオンと警察署で武器を調達。地下の囚人もゾンビ化したので射殺。ゾンビが押し寄せたので養護施設へ。クレアは怪物リッカーに襲われるが、幼なじみのリサ・トレヴァーに救われます。
リサは人体実験されて奇怪な姿だが、人間の心は残ってるようで秘密通路への鍵をクレアに渡します。一方、アンブレラ社の科学者ウィリアム・バーキンは連絡をうけ、研究室のGウィルスを確保後、妻と娘と街を去るつもりです。
ところが、ウェスカーと撃ちあってウィリアムも妻も死亡。娘シェリーも撃とうとするウェスカーをジルが銃殺。死ぬ前にウィルス投与したウィリアムは怪物化して、ジルとクリス、合流したクレアとレオンを襲います。
一行はスペンサー邸の地下の秘密列車でラクーンシティから離れるが、ウィリアムが追ってきます。新人レオンがランチャーでウィリアムを退治。ラクーンシティは核攻撃で壊滅するが、クレア、クリス、レオン、ジル、シェリーは生きのびました。
ミラジョボ版やアニメ版でも観たBOW(生物兵器)たちが次々と登場。ゾンビ犬ケルベロス?、トカゲ男のような俊敏で尻尾が武器のリッカーが出たので、続編では強化人間ネメシス、タイラントや処刑マジニも出るかも?
冒頭の養護施設でクレアを部屋に連れもどした白衣の男はウィリアム・バーキンだったようです。その時の奇怪な女性がリサだったのでしょう。前シリーズの同名リサ(設定は違う)も、1作目で研究所に潜入してゾンビ化しました。
エンドロール前のオマケ映像の意味は?エイダとは?
短いクレジット後(エンドロール前)のオマケ映像で、死体袋からウェスカーが生き返ります。ゾンビ化したかと思ったけど、エイダ・ウォンという女性が薬品か何かで復活させたようです。ウェスカーはサングラスをかけて、前シリーズと同じ姿になりました。
ウェスカーは、前シリーズ同様に今後はクレア達の敵になるのでしょうか。エイダ・ウォンも、前シリーズではウェスカーの部下だったけど、主人公をサポートしたりと複雑な役割だったので、続編があれば敵か味方か予測できないです。
『バイオハザード ウェルカムトゥラクーンシティ』感想と評価
前シリーズはミラ・ジョボヴィッチを主役とした「アクション重視」映画でしたが、本作は「ホラー性を強調」した内容でその点は好みです。重要キャラが集合し、ゾンビ形態も各種登場させてファンも初見も楽しめる映画に仕上がってます。
一方で、キャラが多すぎて話が散らかってたり、ゾンビが弱すぎてスリルがなく物足りなかったり、謎やサスペンス感がほとんどなかったのは残念。前シリーズでのしつこい「まさかの展開」が今となるとなつかしいです。
とはいえ、今回ほぼなかったアンブレラ社との戦いが続編以降では描かれると思うので、その見せ方しだいでは前シリーズ越えの可能性も充分にあります。続編制作は今回の興行収入しだいでしょうけど、もう1作くらいは観て判断したいですね!
私の評価 62/100(60が平均)
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