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『ソニック・ザ・ムービー ソニックVSナックルズ』感想ネタバレ解説考察/結末は?続編は?地球で戦う理由は?

ソニック・ザ・ムービー ソニック VS ナックルズ 映画/ドラマ

ソニック・ザ・ムービー』続編2作目。Dr.ロボトニックがナックルズと組んで地球へ帰還。襲われたソニックはテイルスに救われ、隠されたエメラルドを探す旅に出るのだが…。エメラルドのパワーとは?ラスボス兵器は何?(ネタバレ感想あらすじ↓)

映画名/邦題ソニック・ザ・ムービー ソニック VS ナックルズ
日本公開日2022/8/19 [予告] 上映時間:122分
製作国アメリカ合衆国、日本
原題/英題Sonic the Hedgehog 2
監督・キャストジェフ・ファウラー[キャスト
映倫区分日本:G(年齢制限なし) USA:PG
配給/製作
(画像出典)
東和ピクチャーズ/Original Film、Marza Animation Planet、Blur Studio、セガサミーグループ
日本興行収入1.8億円(興行収入ランキング
世界興行収入4.0億USドル [出典]
平均評価
平均:100換算
*批評家と一般は単純平均
(興収・評価: 2024.8.15更新)
67私の評価は含まず)
シリーズ
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アクション/スポーツ/冒険映画一覧

キャラ・ランキング(キャスト/出演者)

個人的なキャラクターランキングです。
※キャラクター名(キャスト/出演者/声優)

キャラ・ランキングは公開後すぐ更新します!

  1. テイルス(声: コリーン・オショーネシー。広橋涼)超頭脳と2本の尾を持つ黄色いキツネ。ソニックを助けたい
  2. レイチェル(ナターシャ・ロスウェル。斎藤こず恵)マディの姉。トムをきらってる
  3. ナックルズ(声: イドリス・エルバ。木村昴)超腕力を持つ好戦的でまじめな赤いハリモグラ(エキドゥナ)
  4. ソニック(声: ベン・シュワルツ。中川大志)超高速で走れる青いハリネズミ
  5. ドクター・ロボトニック(ジム・キャリー。山寺宏一)マッドサイエンティスト。前作でソニックに敗れたが復讐に戻る
  6. エージェント・ストーン(リー・マジドゥブ。濱野大輝)ロボトニックの助手。カフェを経営中
  7. トーマス・ワカウスキー/通称トム(ジェームズ・マースデン。中村悠一)保安官。ソニックと仲良しの男性
  8. マディ・ワカウスキー(ティカ・サンプター。井上麻里奈)獣医師。トムの妻
  9. ウェイド・ウィップル(アダム・パリー。吉田ウーロン太)保安官代理。トムの同僚
  10. ロングクロー(声: ドナ・ジェイ・ファルクス。石塚理恵)ソニックの世話をした、亡き茶色いフクロウ

ネタバレ感想『ソニック・ザ・ムービー ソニック VS ナックルズ』解説と評価

以下ネタバレあり感想考察なのでご注意を!

続編?前作『ソニック・ザ・ムービー』あらすじ

超高速で動けるソニックは、キノコの惑星でフクロウ族のロングクローおばさんと楽しく暮らしてました。そこへ謎の赤い集団が来襲し、ロングクローはリングポータルでソニックを地球のグリーンヒルズへ逃します。

地球で隠れ住んでたソニックは孤独でたまらず球場を何周も走り、電磁パルスを発生させて近隣を停電させます。すると、ペンタゴンに雇われたドクター・ロボトニックがソニックを追跡開始。ソニックは、地球人トムに協力を求めます。

ソニックは、ロボトニックの高速戦闘機や大量ドローンに大苦戦。しかしトム達の助けで帯電して敵スピードを上回り、ロボトニックをキノコ惑星へ転送し勝利。ロボトニックは復讐を誓います。キツネのテイルスもソニックを目指します。

ソニックが地球へ送られた理由とは?新たな敵と味方?

前作でキノコ惑星に転送されたドクター・ロボトニック/通称エッグマン(ジム・キャリー)は、奪ったソニックの青い羽を使って強力な信号を発します。リングから現れた兵士を倒し、羽を見たナックルズと共闘して地球へ戻ります。

シアトルでヒーロー活動中のソニックは、同居人のトムに注意されます。トムが妻マディの姉レイチェルの結婚式でハワイに行くと、ソニックは家でやりたい放題。そこにロボトニックと共闘するナックルズが現れ、ソニックは苦戦。

ソニックはテイルスの助けで逃亡に成功し、ロングクローおばさんの地図とホログラムから「地球へ飛ばされたのはマスターエメラルドを守るため」「まずシベリアへ行け」と聞きます。ナックルズの目的も家宝のようなエメラルド。

以上が序盤のあらすじ。ナックルズがキノコ惑星に来たのは、ロングクローの地図が目的でしょうね。ナックルズ一族は相打ちだったのかな?キノコ惑星が監獄のようなマイナスイメージなのは「ライバル任天堂」のメタファーかな?

ナックルズの武器は「超腕力」の破壊力バツグンのパンチ。ソニック渾身のアタックも腕力だけで止めてしまうほど。ナックルズは、ハリネズミ(英語でヘッジホッグ)のソニックとは違う種族で、ハリモグラ(英語でエキドゥナ)です。

キツネのテイルスは、ゲームでの本名は「マイルス・パウアー」ですが、モフモフのしっぽが2本あることからそう呼ばれます。「超頭脳」の持ち主で、様々なメカを作って持ってるが、役立つ物と中途半端な物がありそう。

テイルスは「2本のしっぽ」を持つのでいじめられてきたが、さらに変人のソニックが悪と戦う姿に感動しました。そんな欠点の尾は「しりコプター」となり空を飛べるので充分に長所でもあります。ソニックとテイルスとの友情いちゃいちゃ感も本作の見どころです!

結婚式はウソ?コンパスは誰の手に?

シベリアへ行ったソニック達は、テイルスの翻訳機の誤訳で誤解され、ダンスバトルするはめに。ソニックの得意の曲で、コサックダンス風の強敵に勝利。雪山奥のフクロウ族の氷洞窟でコンパスを見つけるが、エッグマンことロボトニックが来襲。

大量ドローンをスノボで振り切るソニックだが、ナックルズと戦闘になり、コンパスをロボトニックに奪われ、テイルスもミサイルで負傷。ハワイのトムにリングポータルを開いてもらい、ソニックとテイルスは危機一髪で脱出。

雪崩でトムの義姉の結婚式は台無しに。しかし結婚式は「ソニックを捕らえるため」の軍事組織GNUの偽装でソニック達は投獄。ニセ夫にだまされた新婦レイチェルは怒り、妹マディと共にテイルスの秘密道具を使ってソニック達を救出

中盤の簡単なあらすじは以上ですが、前作同様に無駄な展開だらけで中だるみを感じます。特にシベリアでの地元民とのやりとりやダンスバトルは、監督や製作者の趣味なのでしょうか?伏線も何もないので全カットも可能かと。マッチョなダンサーの動きは印象的でしたが。

トムの妻の姉レイチェルの結婚式も、本筋とは無関係に思えたので退屈でしたが、実は偽装工作とわかり少し感心。ただし、回りくどいわりに確実ではない作戦だし、レイチェルの心を傷つけたのは事実なので全く賛同できませんが。

ちなみに結婚式は偽装工作でしたが、レイチェルが夫役につめよるとマジ恋してたことがわかり、本当に結婚しそうな雰囲気になり結果オーライかも?

ソニックとテイルスが捕まってすぐ解放されるだけの展開なので、ここも全カット可能ですね。ソニックやナックルズ等のCGキャラだけでは予算がかかりすぎるため、人間だけのアクションを増やした感じでしょうか。

ソニック・ザ・ムービー ソニック VS ナックルズ 映画/ドラマ

マスターエメラルドの秘密とは?ラスボス兵器は何?

ドクター・ロボトニックとナックルズは、コンパスを使って「海底の迷宮」を出現させ、数々のトラップをクリアして「マスターエメラルド」の神殿に到着。一方、ソニックも単独で苦手な海を渡って迷宮を抜け、エメラルド部屋へ。

何世紀もの昔、ナックルズの祖先エキドナ族は「7つのカオス・エメラルド」を集めて「マスターエメラルド」を作りました。それは最強の武器となり敵を全滅させたが、そのパワーを恐れたフクロウ族が奪って隠したそうです。

「超高速」ソニックと「超腕力」ナックルズは互角に近い戦いをするが、そのすきにロボトニックがエメラルドを体内に吸収して進化。スーパーロボトニックはテレポートし、警官に捕らわれた手下のエージェント・ストーンを救います。

軍事組織GNUに包囲されたロボトニックは、周囲の車、戦車や武器、列車を集めて巨大ロボットを生み出し街を破壊。ソニックは、苦手な海へ飛びこんでナックルズを救い沈むが、今度はナックルズに救われて仲間になります。

巨大ロボットの形状は、ガンダムの水陸両用モビルスーツ「ズゴック」と「アッガイ」が混ざったような感じです。同じ年のピクサー新作映画『バズ・ライトイヤー』でもズゴック似のロボが登場しました。

エメラルドのある海底の迷宮が、ソニック達のいるハワイから見える場所にあったのは幸運すぎ。地球の裏側なら光の柱がたっても見えずにたどり着けなかったでしょうから。コンパスだけでたどり着ける設定もフクロウ族が甘すぎ。

ソニックとナックルズの戦闘はスピード感や重量感を感じられて楽しいけど、勝利条件はわかりにくいですね。結局、手を使えれば超高速も止められるナックルズが勝ちそう。それ以外の部位に当てられればソニックが勝てそう。

巨大ロボにとどめさしたのは誰?続編キャラが登場?

テイルスの飛行機で到着したソニック、ナックルズの3匹は共闘するが、巨大エッグマンロボにはかないません。そこで、ソニックがおとりになり、そのすきにテイルスが秘密道具で通気口から侵入し、ホログラムの分身で混乱させます。

ナックルズが渾身の一撃をスーパーロボトニックにたたきつけると、体からマスターエメラルドが分離されて落下。それを瀕死のソニックが奪い、トムとマディが車で救うが、最後はエッグマンロボに踏みつぶされます。

7つに分かれたエメラルドを吸収した金色のスーパーソニックは巨大ロボの足を持ち上げ、圧倒的パワーで倒します。ソニックは最後のパワーを、大好物のホットドッグを出すのに使いもとの姿に。ナックルズ達3人は、エメラルドは宇宙平和に使おうと誓いグータッチ。

すっかり仲良くなったナックルズは野球でもグータッチでホームラン。本編をゲーム風にしたエンドクレジット後、ロボトニックを捜索する軍事組織が50年前の施設のことを話し「シャドウ・ザ・ヘッジホッグ」が目覚めて続編へ続きそう。

マスターエメラルドと、7つに分離したカオスエメラルドの効果の違いはわかりません。スーパーソニックは、ドラゴンボールのスーパーサイヤ人そっくり。空中浮遊も可能だし、ロボの金属より硬いので本当に最強ですね。

そんな強力アイテムと、ナックルズという心強い味方も増えたので、続編の敵シャドウとの戦いに不安はありません。ジム・キャリーは今作で引退との報道もあったが、ロボトニックやストーンも再登場すると予想。

ナックルズは戦闘マニアだが、まじめで世間知らずなので、野球やその他やりとりでも天然発言が多くて、テイルスと同じくらいかわいいですね。続編で仲間割れとかはしないでほしいな。

映画『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』私の感想と評価

前作が中途半端なデキだったので心配したが、今回はテイルス、ナックルズも登場してモフモフ感とバトルの面白みがかなり増し、ラスボスの巨大ロボとのアクションや宝探しや覚醒など盛りだくさんで夏のエンタメ映画としてはいい水準。

一方、人間パートがかなり退屈。特に結婚式に関わるシーンはほぼ不要。ただし、ダンスバトルでのマッチョダンサーの踊りと雰囲気や、結婚式でのレイチェルの暴走ぶりからの真実の愛へたどり着くまでの展開は好みなので、短縮できればよかったかも。

敵キャラのロボトニックを演じたジム・キャリーは前作ほど浮いてなくて、エッグマンロボの動きともマッチしてたと思います。部下のエージェント・ストーンはウェイド保安官と共に存在感が薄かったけど。

そんな不満点もあるけど、重厚さを求めずに観るエンタメ映画としては楽しめるので多くの人におすすめ。テイルス、ナックルズに加えてシャドウまで登場しそうな、2024年12月20日米公開予定の続編『ソニック3』はさらに期待

私の評価 65/100(60が平均)

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