映画ドラマ評価ピクシーン Pick Scene映画ブログ/評価ランキング/興行収入/ネタバレあらすじ感想

映画『ホリックxxxHOLiC』感想ネタバレ解説考察/敵の目的は?同級生の正体や能力は?

映画ホリック xxxHOLiC

『ホリック xxxHOLiC』あらすじ概要

人気漫画の実写映画化。アヤカシが視える能力を捨てたい男子高校生・四月一日(わたぬき)は、妖しい侑子のミセを手伝うことになり、奇妙な同級生とも親しくなるが大事件に巻きこまれ…。敵の攻撃法は?封印の中身は?(ネタバレ感想考察↓)

映画名/邦題 ホリック xxxHOLiC
日本興行収入5.5億円興行収入ランキング
平均評価★★★★★65私の評価↓は含まず)
シリーズ/関連マンガ実写化映画
日本公開日 2022/4/29 [予告↓]上映時間 110分
映倫区分日本 G(年齢制限なし)
映画監督蜷川実花 [キャスト↓]
配給/製作/画像©松竹・アスミック・エース/ドラゴンフライエンタテインメント、はちのじ

『ホリック xxxHOLiC』予告動画

キャラ ランキング(キャスト/出演者/吹替声優)

個人的なキャラクターランキングです。
※キャラクター名(キャスト/出演者)

  • 1位壱原侑子/いちはらゆうこ(柴咲コウ)謎の【ミセ】の妖しい女主人。対価の代わりに願いを何でも叶える
  • 2位四月一日君尋/わたぬき きみひろ(神木隆之介)人の心の闇により憑く「アヤカシ」が視える孤独な高校生
  • 3位女郎蜘蛛/じょろうぐも(吉岡里帆)アヤカシをあやつる妖艶な悪女
  • 4位九軒ひまわり/くのぎ(玉城ティナ)四月一日の同級生。謎を秘めたツインテール美少女
  • 5位百目鬼静/どうめきしずか(松村北斗)四月一日の同級生。寺の息子。弓の使い手
  • 6位美咲(趣里)ミセに訪れる、心に闇を抱えた女性
  • 7位アカグモ(磯村勇斗)人間だが、女郎蜘蛛を崇拝する
  • マルダシ(DAOKO)ミセに棲む謎の少女
  • モロダシ(モトーラ世理奈)ミセに棲む謎の少女
  • 座敷童/ざしきわらし(橋本愛)
  • 猫娘(西野七瀬)
  • 女性客A(大原櫻子)
  • 女性客B(てんちむ )

ネタバレ感想『ホリック xxxHOLiC』解説や評価レビュー

この先はネタバレありの感想考察です。続編前作や関連映画は、マンガ実写化映画一覧もご参考に。

私の評価 ★★★★★62/100(60が平均)[レビューサイト評価↑]

原作漫画と過去作品?監督とキャスト!

原作漫画は、CLAMP著『XXXHOLiC』(『ヤングマガジン』連載)。メインの漫画は完結済み。TVアニメが2シーズン、37話以上と、アニメ映画も2005年に公開されました。全8話のWOWOWドラマも、2013年に染谷将太、杏ら出演で放映。

監督の蜷川実花(にながわみか)は、蜷川幸雄監督の長女の女性写真家で、映画は『ヘルタースケルター』『Diner ダイナー』『人間失格 太宰治と3人の女たち』等を監督。

主演の神木隆之介は、最近は『屍人荘の殺人』『るろうに剣心 最終章 The Final』等に出演。柴咲コウは最近の『燃えよ剣』や、ガリレオ最新作『沈黙のパレード』にも出演。

映画ホリック xxxHOLiC

客の願いとは?SNS/YouTuberの闇を皮肉?

四月一日君尋/わたぬき きみひろ(神木隆之介)は「アヤカシが視える能力」に悩み自殺を考えるが、目の前を飛ぶ蝶に導かれ謎の「ミセ」にたどり着きます。女主人の壱原侑子(柴咲コウ)に勧誘され、ミセに関わることに。

ミセでは願いを叶える代わりに対価が必要です。四月一日は視える能力を消すことを願うが、対価の「大切なもの」がわからず保留に。侑子が封印指輪を与えた客、「マウントで闇を生み出す」美咲(趣里)の運命を追います。

美咲が指輪をはずすと、アヤカシの闇にのみ込まれて精神崩壊。救おうとした四月一日の前に、女郎蜘蛛/じょろうぐも(吉岡里帆)が現れ「いずれ眼を頂く」と宣言。その後、四月一日は他にも様々なミセの客を見ます。

金魚鉢を持ちこんだ猫娘(西野七瀬)や、女性客(大原櫻子、てんちむ)も願いを叶えて帰ります。座敷童/ざしきわらし(橋本愛)は四月一日を気に入ってプレゼント。

以上が序盤のネタバレあらすじ。「アヤカシが視える能力」って最近もいろんな作品で見たので「またか」と思ったけど、ミセの雰囲気と女主人の登場で興味をひきつけられました。柴咲コウの存在感は、他の役者を圧倒しててさすが。

女優の客が多数登場しますが一瞬だけなのが残念。橋本愛だけは別格に思えたので、そのエピソードは描いてほしかったです。ちなみに橋本愛が神木隆之介に告白するのは『桐島、部活やめるってよ』のオマージュでしょうか。

マウントでしか自分を保てない趣里の役は、現代のSNSインフルエンサーや人気ユーチューバーの闇を皮肉ってるようにも感じます。ちなみに趣里は『相棒』の水谷豊と元アイドルの娘なのでマウントには人一倍、気をつけてるのではないでしょうか。

百目鬼とひまわりの正体は?ミセでの願いと対価は?

四月一日は、同級生の九軒ひまわり/くのぎ(玉城ティナ)、百目鬼静/どうめきしずか(松村北斗)と親しくなります。ある日、四月一日は道迷い人を百目鬼の寺に導くが、彼は女郎蜘蛛の手下アカグモ(磯村勇斗)でした。

ひまわりの正体は、親や先祖達が「子孫から幸せの前借り」をしたことで「自分と周囲に不幸だけを放出する者」と判明。百目鬼の近くにいる間だけ闇の力を弱められるが、周りの人を不幸にし続けないため転校をくり返してます。

百目鬼静の正体は、代々「人類を滅ぼす超級アヤカシ」の封印を守る家系で、アヤカシを祓う(はらう)能力の持ち主。桜まつりの弓神事は地元でも評判ですが、その弓を使ってアヤカシを倒せるようです。

四月一日はひまわりの闇を自分が背負おうとするが重傷に。その時、女郎蜘蛛に「視える片目」を奪われます。ミセで四月一日の回復を願ったひまわりは対価に「体中のあざ」を受け入れ、百目鬼は「祓える片目」を四月一日に譲ります。

唐突に語られる同級生とアカグモのエピソードには困惑したけど「視える能力」を有する四月一日だからこそ、異色のキャラが集まってくるという説明に納得。注目したことないけど、女優の玉城ティナは結構いいキャラ出してました。

「不幸や闇を放出する」ひまわりが恋人でもなさそうな百目鬼のそばから離れないことや、四月一日以外の同級生には近づかない理由も納得。原作漫画未読なので同じかは知りませんが、とても考えられた良い設定です。

ただ、「瀕死の四月一日を救う」という願いをかなえるために、百目鬼とひまわりが対価をおった経緯は納得しづらいです。女性にとっての身体中のアザや片目を与えるほどの絆を、充分に描ききれてないので意味不明な展開

女郎蜘蛛の目的と結末?封印の中身?侑子は母?

四月一日は、女郎蜘蛛の誘惑「思考停止の快楽」により誕生日の4月1日を何度もループして過ごします。確かに人は「何も考えず惰性での生活が楽」と思う瞬間もあるが、侑子から「それでいいか考えな!」と忠告されて目が覚めます。

アヤカシを取りこむために四月一日の片目を喰ってパワーアップした女郎蜘蛛は、敵対する四月一日と百目鬼を圧倒。壱原侑子が、赤い蜘蛛の巣に包まれた四月一日を救うが、女郎蜘蛛は百目鬼の寺の封印を解き放ちます。

人による封印は人間にしか解けないので、女郎蜘蛛はアカグモに開かせます。が、封印の中の巨大な目を持つ「何か」はアカグモも女郎蜘蛛も飲みこみ、人間世界を破滅させようとします。侑子は我が身を犠牲にしてそれを阻止し再封印

生存した四月一日は、侑子から引き継いだ「ミセ」の主人となり、百目鬼、マルダシ(DAOKO)、モロダシ(モトーラ世理奈)とともに客の願いを叶え続けます。転校した九軒ひまわりは、闇を抑える指輪をはめて新生活を開始。

よくある設定の序盤に比べて、斬新さも期待できた中盤でしたが、ラストの展開やオチは残念。特に面白みがないのがラストバトル。吉岡里帆の妖艶さ、神木隆之介のいじめられ感、を美しく魅せるのにこだわりすぎて中身が全くない戦闘にはがっかり。

せっかく弓の名手や、不幸を振りまける女子、アヤカシが視えて祓える男子もそろえたのに、よくわからない女郎蜘蛛に完敗。封印から出た「何か」の手抜き描写や「次元の魔女」侑子の謎能力のみで勝利をつかむという非ロジカルな結末も不満。

最初は「侑子の正体は四月一日の母親」と予想したけど、その真相は明かされませんでした。ただ、最後に四月一日が「自分で考えて」主人を引き継ぎ「(自作料理も食べるほど)自分を愛す」よう成長したので母親役は果たしました。

映画『ホリック xxxHOLiC』私の感想と評価と続編

蜷川実花監督の映画の中では一番楽しめました。藤の花・蝶・異国感満載のミセや、俳優女優のかっこよさ、かわいさをこれほどまで引き出せてる作品はめずらしいと思います。キャラの魅力や、先が気になる展開も好みです。

ただし、終盤以降のストーリーは「とりあえず仕上げた」みたいに雑で、キャラの特性や能力も活かしきれてないし、期待したラストバトルもよくわからない能力のぶつかりあいだけで終わってて残念。中盤までで力つきたのでしょうか。

まだ高校生を演じられる神木隆之介、他の女優を寄せ付けないほど存在感を魅せつける柴咲コウ、妖艶さで画面を支配する吉岡里帆はよかったですね。機会あればアニメ版も見たいとは思いました。ヒットすれば続編映画あるのかな?

続編前作や関連映画は、マンガ実写化映画一覧もご参考に。

『ホリック xxxHOLiC』シリーズ順番・映画ランキングや映画賞

ゆめぴょん画像
サイト管理人ゆめぴょん(映画・旅行好き)
興行収入は毎週更新!2024新作29、2023年198本鑑賞。好み⇒謎/驚き/社会性/感情動かす/多幸感/ストーリーと演出を重視/本格ミステリ/SFファンタジー/ホラー/アニメ/MCU。135国 海外旅行ブログ
新作おすすめ映画の感想ネタバレ考察や評価もチェック!
最近更新の映画ランキングやネタバレ感想
サイト管理人ゆめぴょん(映画・旅行好き)
ゆめぴょん@ピクシーン
興行収入は毎週更新!2024新作29、2023年198本鑑賞。好み⇒謎/驚き/社会性/感情動かす/多幸感/ストーリーと演出を重視/ホラー/本格ミステリ/アニメ/MCU
映画ランキングやシリーズ一覧
ホーム 関連作一覧 興収ランキング
検 索
目 次