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映画『デューン砂の惑星PART2』DUNE感想ネタバレ解説/結末は?勝者は?前作あらすじも

デューン 砂の惑星 PART2 映画/ドラマ

砂の惑星デューンで、ハルコンネン家の陰謀で一族を滅ぼされたアトレイデス家の後継者ポールは、砂漠の民フレメンのチャニと共に反撃を開始するが、新たな支配者が送り込まれてきて…。皇帝に勝てるのか?完結する?(ネタバレ感想あらすじ↓)

映画名/邦題デューン 砂の惑星 PART2
日本公開日2024/3/15 [予告] 上映時間:166分
製作国アメリカ
原題/英題Dune: Part Two
監督・キャストドゥニ・ヴィルヌーヴ[キャスト
映倫区分日本:G(年齢制限なし)
配給/製作
(画像出典)
ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ/Legendary Pictures
日本興行収入7.7億円 (興行収入ランキング
世界興行収入7.1億USドル [出典]
平均評価
平均:100換算
*批評家と一般は単純平均
(興収・評価: 2024.6.18更新)
81私の評価は含まず)
シリーズ
関連作品
SF/ファンタジー映画一覧
参考・出典公式サイトWiki上映映画館

キャラ・ランキング(キャスト/出演者)

個人的なキャラクターランキングです。
※キャラクター名(キャスト/出演者/声優)

  1. チャニ(ゼンデイヤ。内田真礼)砂漠の民フレメンの女戦士。ポールと共に戦う
  2. ポール・アトレイデス(ティモシー・シャラメ。入野自由)アトレイデス家の後継者。父の仇討ちで皇帝を目指す
  3. レディ・ジェシカ(レベッカ・ファーガソン。皆川純子)ポールの母。ベネ・ゲセリット出身
  4. フェイド=ラウサ・ハルコンネン(オースティン・バトラー。木村昴)ハルコンネン男爵のおい。狂人だが戦闘力は抜群
  5. スティルガー(ハビエル・バルデム。大塚明夫)砂漠の民フレメンのリーダー
  6. ウラディミール・ハルコンネン男爵(ステラン・スカルスガルド。勝部演之)ハルコンネン家の当主。肥満で重力中和技術を利用
  7. ラッバーン(デイヴ・バウティスタ。立木文彦)ハルコンネン男爵のおい。惑星アラキスの統治者
  8. ガーニー・ハレック(ジョシュ・ブローリン。大塚芳忠)アトレイデス家の武術指南役。ポールの師
  9. 宇宙帝国皇帝/シャッダム四世(クリストファー・ウォーケン。池田秀一)コリノ家出身。ハルコンネン家と手を組む
  10. マーゴット・フェンリング(レア・セドゥ。藤井ゆきよ)ベネ・ゲセリットの一員。フェイドに近づく
  11. アリア・アトレイデス(アニャ・テイラー=ジョイ)ジェシカが妊娠中の娘。ポールの妹

ネタバレ感想『デューン 砂の惑星 PART2』解説と評価

以下ネタバレあり感想考察なのでご注意を!

前作あらすじを簡単に!

前作の詳細あらすじ感想や原作については『DUNEデューン 砂の惑星』をご参考に!

西暦10191年、全人類は「宇宙帝国」皇帝と親衛隊サーダカーに統治されてます。皇帝はアトレイデス家に、惑星アラキス/通称デューン(砂の惑星)への移住を命令。アトレイデス公爵とレディ・ジェシカには、息子ポール(ティモシー・シャラメ)が。

母ジェシカはポールに他人を操る術「声/ボイス」を伝授。本来これは「救世主=クウィサッツ・ハデラック」の出現を待つ秘密結社「ベネ・ゲセリット」の女性のみの術。デューンの前統治者ハルコンネン家は、先住民フレメンを抑圧し希少資源スパイス/メランジで富を獲得。

ハルコンネン男爵は宇宙帝国皇帝と結託しアトレイデス公爵を殺害。母と逃走したポールは未来予知能力を覚醒させ、敵とサンドワームや砂嵐から逃れます。救世主を待望する砂漠の民に認められたポールは、予知夢で見た女性チャニ(ゼンデイヤ)らと共に打倒皇帝を誓います。

ちなみに、本作の続編(3作目)とドラマ版『デューン プロフェシー』(2024秋配信。1万年前のベネゲセリット起源の物語)の制作が決定しています!

ポールと母ジェシカは何者になる?

ジャミスとの決闘に勝利しフレメンのリーダー・スティルガーに認められたポール(ティモシー・シャラメ)は、予知夢で見たチャニ(ゼンデイヤ)達とアジトへ向かいます。道中、皇帝親衛隊サーダカーに襲撃されるが、少ない犠牲で勝利。

砂漠の民フレメンの地シエチ・タブールに入ると、ポールと母レディ・ジェシカ(レベッカ・ファーガソン)はよそ者とみなされます。ベネ・ゲセリット出身のジェシカはフレメンの教母になることをすすめられ断るが、結局「生命の水」を飲みます。

生死をさまよったジェシカは教母となり、歴代教母の記憶を得て、お腹の中の娘と会話も可能になり民を導きます。ポールはスパイス貯蔵庫やハルコンネン家への襲撃で活躍し、巨大なサンドワーム/シャイ・フルードにも乗れるようになります。

ムアッディヴ(砂漠ネズミ)・ウスール(意味は礎/いしずえ)の名を得たポールは、フレメン待望の救世主「マフディー」に近づきます。ラッバーン・ハルコンネン部隊も倒すが、南へ布教に行く教母ジェシカには従わず、北で戦い続けます。

以上が序盤あらすじ。前作は世界観や設定がつかめず、だらだらした逃亡劇だけで終わった印象により全くノレませんでした。が続編の本作は、復讐と解放に立ち上がるポールと砂漠の民の反撃と予言を勝ち取る大攻勢に興奮し大好き

「マフディー」「リーサン・アル・ガイブ」が連呼されるが、前作からの「クイサッツ・ハデラック」の意味「救世主・預言者」のフレメン語という認識でいいでしょう。影でベネ・ゲセリットがフレメンに布教した信仰なので元は同一。

母ジェシカの生存意義が不明でしたが、教母になり、多世代に渡る遺伝子操作の結実「クイサッツ・ハデラック」になりえる娘アリアを妊娠中でもあり、さらにもう1つ由緒ある家系の出身者であることも後半に判明します(後述)。

サンドワーム=シャイ・フルードに乗るシーンは圧巻ですが、全体像をあまり見せてくれないのは予算の関係ですかね。こういった複雑なVFXを要求されるシーンは、まだまだアニメの優位性を感じるが、臨場感は実写に軍配あるので良し悪し。

デューンの新統治者?ポール覚醒の予言とは?

一方、ウラディミール・ハルコンネン男爵は、失敗続きのラッバーンに代わり、その弟分で狂人のフェイド・ラウサを次期男爵にし惑星アラキスの統治者に。ベネ・ゲセリットのマーゴット・フェンリング(レア・セドゥ)はフェイドに近づきます。

フェイドは、善戦するムアディヴ・ウスール・ポールの部隊のアジトを強襲しフレメンは南へ逃れます。ポールは師ガーニイと再会し、アトレイデス家の核兵器の場所へ案内されます。ポールと恋人関係になったチャニは、この頃から不安に。

南部で生命の水(おぼれたサンドワームの青いエキス)を飲んだポールは呼吸が止まるが、チャニ(隠し名は砂漠の春)の涙と生命の水を混ぜた液体により予言どおり覚醒。彼はジェシカから産まれる妹アリア(アニャ・テイラー・ジョイ)と会話。

以上が中盤あらすじ。ポールがチャニと、狂人フェイド・ラウサがマーゴットと関係を築くが、心情や過程がハイライト的なのでやや早急です。それでも3時間あるので、長い原作小説からの取捨選択に頭を悩ませたのは感じられます。

AIが世界を滅ぼした後の時代なので旧文明の機械などはほぼないのですが「核兵器」はここでも最強として残されてることが悲しくもあり人類のサガなんでしょうね。核や生命の水で力を増すポールですが、対称的にチャニは離れ始めます。

「生命の水」がサンドワーム由来なのは驚きだが、人間の力を引き出す「スパイス」も同様なので「生命の水は、スパイスの濃縮液」なのかな。「お腹の中の妹アリア」のアニャ・テイラー=ジョイは、今回は一瞬だが続編の登場が楽しみ。

デューン 砂の惑星 PART2 映画/ドラマ

結末は?勝者と生存者は?続編は?

歴代教母の記憶も継いだポールは、母がハルコンネン家出身と知るがジェシカ本人も教母になって知りました。ポールは自ら「リーサン・アル・ガイブ=外からの声/救世主」と宣言し「惑星アラキス=旧名デューン」のフレメンを1つに。

ハルコンネン男爵の失態を罰するため自らアラキスへ乗り込んできた皇帝シャッダム4世だが、ポール達フレメンの核爆弾とシャイ・フルードの猛攻で親衛隊サーダカーも敗れ完敗。ポールは父の仇かつ祖父でもあるハルコンネン男爵を殺害

ポールは決闘での皇帝決定を望み、皇帝の代理フェイド・ラウサを死闘の後に倒します。ポールは、皇女イルーラン(フローレンス・ピュー)との結婚を条件に、ひざまずき屈服した皇帝の命は救います。

しかし領主連合は、スパイスをフレメンの核爆弾でおどされるが屈服せず、ポール達は進軍を開始。未だ産まれぬ妹アリアは「聖戦」と呼びます。チャニは、皇女と結婚するポールから離れ、シャイ・フルードに乗り惑星デューンに留まります。

以上がラストまでのネタバレあらすじです。ムアディヴ・ウスール・ポールがどうやって皇帝になるのか疑問でしたが、皇帝シャッダム4世の方から惑星デューンへやって来たのはやや拍子抜け。過信があったとはいえ、守備隊も弱すぎるし。

ラストバトルは、サンドワームも参戦しての大混戦ですが、MCUの『アベンジャーズ エンドゲーム』や、デューンを元にしたと言われるスターウォーズシリーズほどの興奮はなかったです。

最後のポールとシャイドの決闘も、勝利ポイントがロジカルでなく伏線回収でもない?ため、やや物足りなさを感じました。皇女との結婚も唐突で、チャニの気持ちを考えてないポールは「生命の水」で人格が変わったよう。結局、恐怖で治める前皇帝のようになるのでしょうか。

映画『デューン 砂の惑星 PART2』ネタバレ感想と私の評価

前作『DUNE/デューン 砂の惑星』は壮大な物語の序章にすぎず物足りなくてノレなかったので続編にも期待してなかったが、本作はさすがドゥニ・ヴィルヌーヴ監督と思わせる展開続きで素晴らしいデキです。

アカデミー賞の視覚効果賞を受賞した『ゴジラ-1.0』ですら足元にも及ばないくらいのVFX/CGの映像体験とハンス・ジマーの見事な音楽は、今年最も映画館で観てよかったと感じる大スクリーン向きの映画です。

ティモシー・シャラメ、ゼンデイヤ、レベッカ・ファーガソン、フローレンス・ピュー、ハビエル・バルデム等の主演級俳優に、レア・セドゥ、アニャ・テイラー=ジョイまで加わりそうなぜいたくなキャスティングだけでも観る価値あり!

ラストで皇帝を屈服させたポールが「聖戦」へ進軍しますが「三部作の構想」もあるようなので、本作の興行収入しだいでは続編が製作されると思います。チャニ、皇女、妹アリア、教母ジェシカ等の運命も気になるので期待して待ちます!

私の評価 69/100(60が平均)

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