映画『ジョンウィック』評価は?ネタバレ感想考察あらすじ/男の正体と経歴は?ホテルで絶対の掟とは?

『ジョン・ウィック』あらすじ概要
ジョンウィック・シリーズ1作目。亡き愛妻が残した犬と平穏に暮らすジョンは、自宅で愛犬ごと強盗団に襲われます。犯人のロシアンマフィアにも動じず、復讐へ向かうジョンの過去は伝説の…。1人でマフィアに勝てるのか?犬映画?(ネタバレあらすじ↓)
映画名/邦題 | ジョン・ウィック |
原題/英題 | John Wick |
日本公開日 | 2015/10/16 [予告↓]上映時間 103分 |
映倫区分 | 日本 R15+(15歳以上)USA R |
製作国 | アメリカ |
映画監督 | チャド・スタエルスキ |
キャスト 出演者 | キアヌ・リーブス、ミカエル・ニクビスト、アルフィー・アレン、ウィレム・デフォー、ディーン・ウィンタース |
配給/製作/画像 | ©ポニーキャニオン/Thunder Road Pictures、87Eleven、MJW Films |
シリーズ/関連 | ジョンウィックシリーズ [続編 >] |
日本興行収入 | 3.3億円(興行収入ランキング) |
世界興行収入 | 0.8億USドル [出典] |
製作費 | 0.2億USドル |
平均評価★★★★★74(私の評価↓は含まず)
|
『ジョン・ウィック』予告動画
『ジョン・ウィック』ネタバレあらすじ
この先はネタバレありのあらすじです。続編前作や関連映画は、ジョンウィックシリーズ一覧もご参考に。
ジョン・ウィック(キアヌ・リーブス)は、亡き愛妻ヘレンから送られたビーグル仔犬デイジーと平穏に暮らしています。ある日給油中に、若者らに愛車「フォード・マスタング69年型」を売ってほしいと言われるが断ります。
強盗とジョンの関係性とは?(ネタバレあらすじ)
夜、その若者らは家へ侵入し、寝てたジョンを不意打ちし、子犬デイジーを殺害し愛車を奪い去ります。ジョンは、強盗ヨセフの正体が、昔の雇い主でもありロシアンマフィアのボスのヴィゴ・タラソフ(ミカエル・ニクヴィスト)の息子とつきとめます。
ヴィゴは息子ヨセフに怒り、隠します。ジョンが5年前にヘレンと出会い裏社会を引退する前の大仕事のおかげで、ヴィゴは繁栄しました。その実力を知るヴィゴはジョンに電話を切られると、大勢の部下をジョン宅へ送りこむが全滅します。
警官は状況を察して去り、ジョンが裏社会の金貨で雇った掃除屋は血などを清掃して帰ります。ヴィゴは、200万ドルの懸賞金をかけて殺し屋を雇い、ジョンウィックの妻の葬儀にも出席したマーカス(ウィレム・デフォー)にも依頼します。
コンチネンタルホテルでの掟とは?(ネタバレあらすじ)
ジョンは、殺し屋御用達「コンチネンタル・ホテル ニューヨーク」で、支配人ウィンストン(イアン・マクシェーン)にヨセフの居場所を聞きます。ジョンはたった1人で、浴場ナイトクラブの護衛を次々と倒すが、ヨセフには逃げられます。
負傷したジョンは、ホテルで闇医者に治療してもらった後、安静にします。それをマーカスが銃でねらい、ドアからはジョンの元仕事仲間ミズ・パーキンス(エイドリアンヌ・パリッキ)が侵入します。ジョンはマーカスの銃声で気づきます。
負傷のジョンは苦戦しながらも勝利し、隣室の顔なじみハリーにミズ・パーキンスの身柄を任せます。ホテル内での殺しは禁止だが、パーキンスは高額報酬を約束されたと白状し、ヴィゴの隠し資産が教会に隠されてることも話します。
ジョンはロシア地区の教会でロシアンマフィアを全滅させ、ヴィゴの隠し資産や有力者の弱みの証拠資料などを全て焼きます。ジョンは、ヴィゴと精鋭の部下らも倒すが、車で追突され捕らわれます。ハリーもパーキンスに殺害され逃げられます。
マーカスは敵か味方か?新しい家族とは?(ネタバレあらすじ)
ヴィゴはジョンに「裏社会は抜けられない」と言い、部下に始末させます。そこへマーカスが遠隔射撃で援護し、脱出したジョンはヴィゴから息子ヨセフの隠れ家を聞き出します。ジョンは、ガンゲーム中の部下らを狙撃と爆破で全滅させます。
ヨセフの腹に1発撃ちこみ「たかが犬で…」と言い終わらぬうちにヘッドショットでとどめをさします。ジョンがマーカスに礼を言う場面をパーキンスに目撃されます。マーカスは捕らえられ反撃するが、パーキンスとヴィゴに殺害されます。
マーカスの死を知ったジョンは、ホテル支配人ウィンストンから「男がヘリで逃げる」と遠回しに助言されて飛行場へ向かいます。ジョンは、護衛車を倒してヴィゴをじわじわ殺害します。重傷のジョンは動物病院で治療し、安楽死寸前の犬を一匹連れ帰ります。
ネタバレ感想『ジョンウィック』解説や評価レビュー
この先はネタバレありの感想考察です。続編前作や関連映画は、ジョンウィックシリーズ一覧もご参考に。
キアヌリーヴス復活?監督やガンフーについて
『マトリックス リローデッド』のシリーズ以降、ハマリ役が見られなかったキアヌ・リーブスですが『ジョンウィック』は期待してた以上の出来栄えです。銃さばきや近接戦での格闘術などでは、彼のこだわりが見られます。
初監督のチャド・スタエルスキは『マトリックス』等での元スタントマンやスタントコーディネーターの経験を生かして、キアヌ・リーヴスと共にリアルで見ごたえのある新しいアクションに挑戦しています。
本作『ジョンウィック』でキアヌ・リーヴスが見せてくれるのは、銃(ガン)とカンフーの融合技「ガンフー」です。中長距離の相手には銃で正確に、近接戦ではカンフーと拳銃やナイフ等を駆使して、とどめのヘッドショットもおこたりません。

見どころはアクション・キャラ・世界観!
冒頭の葬儀から犬との数日間は平穏な暮らしぶりで、その後の嵐のような戦闘の前の静けさとして対照的です。ドラ息子ヨセフの登場で不穏な空気が流れ出し、唯一家族の愛犬デイジーを殺害されたジョンの復讐劇が始まると息つく間もないです。
ストーリーはシンプルな復讐劇のガン&格闘アクションで、政治的な要素や駆け引きも少ないため、純粋にジョン・ウィックの殺人マシーンぶりを楽しむには最高の映画です。アクションの重複が少ないので、戦闘が続いても飽きないのが魅力です。
過去の雇い主でジョンの実力を熟知してるが少しなめてもいるボスのヴィゴ、そのドラ息子ヨセフ、ロシアンマフィアの側近たち、昔の盟友マーカスやミズ・パーキンス、ホテルのウィンストンやシャロン等、キャラ映画としても見ごたえ充分です。
本作『ジョンウィック』だけではまだ明かされない世界観の広がりにも興味がわきます。特に殺し屋御用達「コンチネンタルホテルNY」内で「殺し禁止」をやぶった者は会員資格を奪われて殺されるという、ホテルルールがマフィアを超える設定には驚いたと同時に、さらに巨大な闇の存在を感じます。
ジョン・ウィックの正体や経歴とは?
ジョン・ウィックはジョナサンとも呼ばれ、かつては殺し屋組織の中でも一目置かれた伝説の暗殺者です。ブギーマンを殺せるバーバ・ヤーガ(ババヤガ)として裏世界でも恐れられました。
ところが5年前に出会った女性ヘレンとの結婚生活のため、裏稼業や組織から足を洗いました。その直前に行った大仕事は、ロシアンマフィアのヴィゴ・タラソフを出世させるものだったようです。
引退した今でも、かつての盟友マーカス、コンチネンタルホテル支配人ウィンストン、コンシェルジュのシャロン等からは慕われています。しかしヴィゴの息子ヨセフや、女殺し屋ミズ・パーキンスのようにジョンの過去をあなどる者もいます。
ジョンが殺し屋になる前の経歴は不明ですが、体のタトゥーや軍用基地への顔パスなどから海軍出身者である可能性も高そうです。防弾チョッキを警戒して、確実にヘッドショットでしとめるスタイルも元軍経験者を想像させます。
犬好き映画としては?
本作『ジョンウィック』では、ジョンのもとにビーグル犬の仔犬デイジーが送られてくる冒頭と、動物病院で殺傷処分寸前のアメリカン・ピット・ブルテリア犬が引き取られてくるラストとが「韻(いん)」のように結ばれています。
引退したジョン・ウィックを裏世界へ引き戻した原因が妻子などの家族ではなく「犬」であることも復讐映画としては斬新です。ただ、本当の愛犬家が見ると、目をそむけたくなったり二度と見たくないかもしれません。
ラストで動物病院のアメリカン・ピット・ブルテリア犬を連れ帰るのはせめてもの救いですが、ビーグル犬のかわいい仔犬デイジーは復活しないので、思い出すと暗い気持ちになってしまいます。続編でも犬は登場するのか気になる点です。
『ジョン・ウィック』私の評価と続編
キアヌ・リーブスが趣味と仕事を兼ねたような本作は、トム・クルーズとミッションインポッシブル・シリーズとの関係性も想起させます。格闘アクションスターとしては、見事に復帰したといえそうです。
キアヌ・リーヴス演じるジョン・ウィックの強さは、大人数のマフィアをも圧倒してるのでファンタジーのようですが、銃弾の装填や奪った武器の使用などはリアルに描かれています。キアヌの装填スピードは、実際にもかなり速いそうです。
登場キャラも特徴があり魅力的だし、賛否はあれど犬映画としても注目できます。マーカスには生き残ってほしかったですね。一方でストーリーは超シンプルなので、ガンフーなどのアクションにのれなかった人には厳しい評価をされそうです。
続編『ジョンウィック チャプター2』の制作も決定してて、ジョンが犬を連れて歩く姿も予告編などで見られるため犬の行く末が心配です。コンチネンタル・ホテル等の裏社会の仕組みはもっと明らかになるようなので楽しみです!
- 銃と格闘技の無双アクション
- 1人対マフィア組織の復讐劇
- ジョンの圧倒的な強さ
- 犬がかわいそうで感情移入
- 裏社会の世界設定が興味深い
- マーカス、パーキンスの選択
- ヨセフのバカ息子感が良い
- ヴィゴが追い詰められる姿
- ラストでの犬散歩がかわいい
- ジョンを知らないヨセフは変
- ジョンの家、入り放題?
- ジョンが強すぎ(良い意味で)
- ジョンの脱出がマーカスだのみ
- マーカスが無警戒すぎる
- パーキンスのリスクが高すぎ
続編前作や関連映画は、ジョンウィックシリーズ一覧もご参考に。
『ジョンウィック』シリーズ順番・映画ランキングや映画賞

- 怪物の木こり 評価ネタバレ感想あらすじ最新作レビュー2023.11.30 ★★★★★
- マーベルズ 評価ネタバレ感想あらすじ最新作レビュー2023.11.12 ★★★★★
- 法廷遊戯 評価ネタバレ感想あらすじ最新作レビュー2023.11.13 ★★★★★
- ゴジラ-1.0 評価ネタバレ感想あらすじ最新作レビュー2023.11.11 ★★★★★
- ドミノ 評価ネタバレ感想あらすじ最新作レビュー2023.10.29 ★★★★★
- おまえの罪を自白しろ 評価ネタバレ感想あらすじ新作レビュー2023.10.21 ★★★★★
- ザ・クリエイター 創造者 評価ネタバレ感想あらすじ新作レビュー2023.10.22 ★★★★★
- 死霊館のシスター 呪いの秘密 評価ネタバレ感想あらすじ新作レビュー2023.10.14 ★★★★★
- 沈黙の艦隊 評価ネタバレ感想あらすじ新作レビュー2023.10.2 ★★★★★
- BAD LANDS バッド・ランズ 評価ネタバレ感想あらすじ新作レビュー2023.10.1 ★★★★★
- ジョン・ウィック コンセクエンス 評価ネタバレ感想あらすじ新作レビュー2023.9.24 ★★★★★
- ミステリと言う勿れ 評価ネタバレ感想あらすじ新作レビュー2023.10.2 ★★★★★
- 劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト) 評価ネタバレ感想あらすじ新作レビュー2023.9.11 ★★★★★
- MEG ザ・モンスターズ2 評価ネタバレ感想あらすじ新作レビュー2023.9.1 ★★★★★
- リボルバー・リリー 評価ネタバレ感想あらすじ新作レビュー2023.8.27 ★★★★★
- バービー 評価ネタバレ感想あらすじ新作レビュー2023.8.14 ★★★★★
- トランスフォーマー ビースト覚醒 評価ネタバレ感想あらすじ新作レビュー2023.8.7 ★★★★★
- キングダム 運命の炎 評価ネタバレ感想あらすじ新作レビュー2023.8.3 ★★★★★
- ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE 評価ネタバレ感想あらすじ新作レビュー2023.9.23 ★★★★★
- 君たちはどう生きるか 評価ネタバレ感想あらすじ新作レビュー2023.7.29 ★★★★★