『ジュラシックワールド1作目』考察ネタバレ感想/ラスト結末は?極秘恐竜の正体は?
ジュラシックパーク・シリーズ第1作目の惨劇から22年後。ワールド1作目。恐竜テーマパーク「ジュラシックワールド」では極秘恐竜を生み出そうとするが…。恐竜が人を救う?極秘恐竜とは?(ネタバレ感想あらすじ↓)
映画名/邦題 | ジュラシック・ワールド |
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日本公開日 | 2015/8/5 [予告] 上映時間:125分 |
製作国 | アメリカ |
原題/英題 | Jurassic World |
監督・キャスト | コリン・トレボロウ |
キャスト 出演者 | クリス・プラット(玉木宏)、ブライス・ダラス・ハワード(木村佳乃)、タイ・シンプキンス(松岡茉優)、ニック・ロビンソン(内山昂輝)、ヴィンセント・ドノフリオ(石塚運昇)、ジュディ・グリア(魏涼子)、ローレン・ラプクス(たかはし智秋)、ジェイク・ジョンソン(小川剛生)※吹き替えは劇場版 |
映倫区分 | 日本:G(年齢制限なし) USA:PG-13 |
配給/製作 (画像出典) | Universal(USA)、東宝東和/ユニバーサル・ピクチャーズ、アンブリン・エンターテインメント、Legendary Pictures |
日本興行収入 | 95.3億円(年間2位 / 歴代53位) |
世界興行収入 | 16.7億USドル [出典] (歴代8位) |
製作費 | 1.5億USドル |
平均評価 平均:100換算 *批評家と一般は単純平均 | 74(私の評価は含まず) |
シリーズ 関連作品 | ジュラシックワールド一覧 前作『ジュラシック・パークIII』51.3億 続編『ジュラシック・ワールド 炎の王国』80.7億 |
ネタバレ感想『ジュラシック・ワールド』解説と評価
以下ネタバレあり感想考察なのでご注意を!
映画『ジュラシックワールド1作目』ネタバレ感想や解説
ジュラシックパーク/ワールド シリーズの4作目ですが、それほど強い結びつきはないので、この作品だけ見ても問題ありません。ただ、1作目を見た人へのオマケ的なシーンはあります。本作はもう恐竜誕生について説明する必要がないので、最初からパークを楽しめるのも好みです。
メインストーリーはシリーズ共通のパニック映画で、順調に見えて実はあちこち少しづつほころびが生じ、やがて大事故に発展していき、恐竜が暴走するという物語です。今回は特に様々な家族の形態が崩壊寸前の状態からはじまり、共通の課題に取り組むうちに回復していく過程も見事に描かれています。
1作目はパニックホラー映画としても優れていましたが、本作はホラーではなく、よりエンタメ性を重視して、家族と見れるくらいの「怪獣映画」に仕上がってて、恐竜どおしのバトルシーンや、人を捕食する場面でさえ、それほど凄惨には描かれていません。私は好みですが、ホラー好きは物足りないかも?
離婚しそうな夫婦、意思疎通できてない姉妹、興味対象が全く違う兄弟、子どもの面倒を押し付けられたと思う者とその秘書、経営理念や金銭感覚の違う経営者と管理者、恐竜を生き物と見る者と商品や軍事兵器と見る者、交際直後に破局した男女など、序盤だけでも噛み合わず不穏な雰囲気が漂っています。
ヴェロキラプトルを有名にしたジュラシックパークシリーズですが、ラプトルが調教されてこんなにかわいく思えるシーンは初めてです。オーウェン(クリス・プラット)がラプトルを従わせたり、3匹ににらまれてギリで逃げ切るシーンは前半のハイライトです。
毎回描かれる危機管理の甘さですが、クレアがインドミナスの位置情報を聞く前に柵に入ったのはあり得ません。また、オーウェンほど常識的で安全面の配慮に優れた人が、そんなミスをおかすとは思えないので、映画上のご都合主義に思えてしまいます。
非常事態になることで、女子しか見てなかったザックはグレイと共に生き残ることに集中し、数字しか興味なかったクレアは恐竜たちが商品ではなく自分と同じ生き物だと認識します。この2人は明らかに成長を見せます。自分が食物連鎖のどこに位置するかを探るインドミナス・レックスも成長していきます。
インドミナス・レックスは、ヘリに銃撃された時、わざと翼竜の檻を破った気がします。ヘリも先に気づいて、早く撤退すべきでした。翼竜には追いつかれそうですが。マスラニはあっけない死です。ザラの最後はかなり残酷で一番悲惨です。片手間でグレイらを預かり、私用電話で見失った罰でしょうか?
ホスキンスの死は予想どおりでしたが、ウーはまた逃げ切ったので、次回作でも登場して惨劇のもとを作るのかもしれません。インドミナス・レックスにヴェロキラプトルのDNAが含まれていましたが、その遺伝子よりも、オーウェンとの信頼関係の方が強くて、恐怖に屈服しないラプトルはいとおしいです。
クライマックスの、インドミナス・レックスvsティラノサウルス・レックスvsヴェロキラプトルvsモササウルスは、ジュラシックパーク・シリーズ史上最高にエンタメなバトルです。次作以降でこれを越えようと思うと大型翼竜を加えるしか思いつきません。
調教されたブルーなどのヴェロキラプトルはかわいいし、今まで悪役代表だったティラノサウルス・レックスも、今回は最終兵器として登場させるので思わず応援してしまいます。脚本の完成度は本当に素晴らしいです。捕食される残酷シーンもありますが、それを見られる人にはぜひおすすめです。
映画『ジュラシック・ワールド』ネタバレあらすじ
惨劇から22年後、後継の「ジュラシックワールド」は大人気に。ザック、グレイの兄弟は、母の妹クレアが務めるパークへ行くが相手にされず2人で園内へ。旧インジェン社の責任者クレアはウー博士によるDNA組換え新種恐竜づくりを支援中。
クレアは、元カレで元軍人で今はヴェロキラプトルの飼育員オーウェンに新種の柵確認を依頼。新種インドミナス・レックスは人間をだまして外へ逃亡し、他の恐竜を殺害。ザック、グレイも襲われるが、逃げてオーウェン達と合流。
ヘリ事故で翼竜も出て観客を喰いはじめ園内は大混乱。オーウェンを守るラプトル達は、クレアが連れてきたティラノサウルス・レックスと共闘し、モササウルスがインドミナスを喰って一件落着。Tレックス、ラプトルのブルーは去ります。
ジュラシックワールド1作目を含む全あらすじはジュラシックパーク/ワールド一覧をご参考に。
おすすめ13ポイント
- SFパニック・アクション大作
- 実写恐竜映画としてはこれ一択
- 家族や兄弟姉妹の崩壊から再生
- シリーズ最強の遺伝子操作恐竜
- ラプトルたちがかわいすぎる
- 巨大海中生物もみどころ
- 四つ巴の恐竜バトル
- 翼竜の恐怖
- 人間の弱さと喰われっぷり
- ジュラシックパークの残骸登場
- クレアとザックの成長物語
- Tレックスとラプトルかっこいい
- 子どもや家族と一緒に楽しめる
少し残念4ポイント
- 序盤はクズのような人間だらけ
- Tレックスとラプトルの狩り少ない
- ザラが悲惨すぎる
- インドミナスは人間都合でかわいそう
私の評価 77/100(60が平均)
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