実写映画『アンダーニンジャ』敵の正体と目的は?ラスト結末は?考察ネタバレ感想

戦後、GHQが解体した忍者は現代も暗躍。忍者組織NINの末端の雲隠九郎は、謎の組織アンダーニンジャ(UN)を探ることになるが…(ネタバレ感想あらすじ↓)
映画名/邦題 | アンダーニンジャ |
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日本公開日 | 2025/1/24 [予告] 上映時間:123分 |
監督・キャスト | 福田雄一[キャスト] |
映倫区分 | 日本:G(年齢制限なし) |
配給/製作 (画像出典) | 東宝/クレデウス |
日本興行収入 | 6.2億円 年間5位 |
平均評価 平均:100換算 | (興収・評価: 2025.2.11更新) 63(私の評価は含まず) |
シリーズ 関連作品 | マンガ実写化一覧 |
参考・出典 | 公式サイトWiki上映映画館 |
キャラ・ランキング(キャスト/出演者)
個人的なキャラクターランキングです。
※キャラクター名(キャスト/出演者/声優)
- 雲隠九郎(山﨑賢人)忍者組織NINの下忍。ある忍務で暇な日々は終わるが…
- 山田美月(山本千尋)講談高校の女子高生。マドンナ的なあざと女子
- 野口彩花(浜辺美波)講談高校の女子高生。九郎が気になる
- 猿田(岡山天音)忍者組織NINからの抜け忍。戦場を求めてる
- 蜂谷紫音(宮世琉弥)忍者組織NINの下忍。組織 七人衆の孫
- 鈴木(白石麻衣)忍者組織NINの下忍。凄腕のくノ一。小説家の編集者
- 主事(平田満)講談高校の主事だが…
- 加藤(間宮祥太朗)忍者組織NINのエリート中忍
- 瑛太(坂口涼太郎)講談高校の男子高生。彩花の幼なじみ
- 担任(長谷川忍)講談高校の教師。九郎の担任
- 川戸愛(木南晴夏)九郎のアパートのビール好き女性
- 大野(ムロツヨシ)九郎のアパートの隣人
- 吉田昭和(佐藤二朗)さえない思弁小説家。鈴木が担当編集
ネタバレ感想『アンダーニンジャ』解説と評価
以下ネタバレあり感想考察なのでご注意を!
『アンダーニンジャ』原作は?監督とキャストは?
映画『アンダーニンジャ』の原作は花沢健吾の漫画です。映画公開時も「週刊ヤングマガジン」で連載中。アニメシリーズ化もされてます。
監督の福田雄一は独特のコメディ作品を得意としており『銀魂』2作、『今日から俺は!!』『新解釈・三國志』『聖☆おにいさん』等も最近監督。
主演の山﨑賢人はキングダム実写映画シリーズや『ゴールデンカムイ』『陰陽師0』等、浜辺美波は『シン・仮面ライダー』『ゴジラ-1.0』『六人の嘘つきな大学生』等に最近出演。
アンダーニンジャとは?忍務の内容は?
戦後GHQに解体された忍者組織は現代でも世界中で暗躍。忍者組織NIN(ニン)所属の下忍の雲隠九郎(山﨑賢人)は暇で寝ながら吹き矢の練習。彼はある晩、NINくノ一の鈴木(白石麻衣)を救い、中忍の加藤(間宮祥太朗)から忍務を与えられます。
抜け忍などで構成される謎の忍者組織アンダーニンジャ(UN)の目的をつきとめ阻止するため、九郎も講談高校に学生として潜入。親しくなった金髪美少女の野口彩花(浜辺美波)と同じクラスに。校内で同組織の蜂谷やあやしい主事とも遭遇。
現代でも忍者が暗躍…という設定はドラマ『忍びの家』などで何度も見たので既視感。原作未読だが一般人との接し方などにルールは存在しないのかな。いちお全身透明スーツ等は日本政府から禁止されててダウングレードしてるようだが。
冒頭から佐藤二朗やムロツヨシの長すぎるコントは世間ではウケてる?のでしょうが、私にはあいませんでした。これらコントと思弁小説家やアパートのシーンがないシリアスな物語ならもっと面白くて評価できたかも…
アクションがさすがの山﨑賢人や山本千尋、変顔はいらないけど存在じたいが癒やしの浜辺美波、忍者がわりと似合ってた白石麻衣、岡山天音、宮世琉弥、平田満など俳優の演技はよかったのでキャラ作品として観るのが正解かも?
アンダーニンジャや主事の正体と目的とは?
九郎は驚異的な聴力「順風耳」の使い手の主事と戦うことになり、NINの人工衛星「遁/とん」のレーザー兵器で引き分けに。主事の正体は、NINやアンダーニンジャから講談高校と子どもたちを守る抜け忍です。
その戦いを見たクラスメイトの美少女・山田美月(山本千尋)こそがアンダーニンジャの一員です。同じ頃、人工衛星を積み忘れたロケットが発射されたニュースで野口彩花の両親も世間も大笑い。しかしそれにはアンダーニンジャが搭乗。
アンダーニンジャの目的は、NINの人工衛星・遁に潜入しNINの個人情報とレーザー兵器を乗っ取り、講談高校と地下空間(UNの偽札工場だった)を破壊すること。
他の忍者作品と比較して、科学もフル活用してる設定は結構好み。手裏剣にドローンやスピーカーを搭載したり、日本刀をドローンやロケットが運んできたり、透明スーツなども。ただ、アンダーニンジャの目的が雑すぎ。犠牲者出しすぎ。

ラスト結末は?勝者は?九郎と彩花の生死は?
NINの抜け忍で戦場を求める猿田は、アンダーニンジャから宇宙服風の透明スーツを与えられ、NINでの教官、いじめっ子など講談高校で大勢殺害。共に学んだくノ一の鈴木や蜂谷も追いつめるが、中忍の加藤の返り討ちで絶命。
彩花の幼なじみの瑛太をいじめてた不良から地下室への入口を聞いた九郎は、旧陸軍の地下通路でアンダーニンジャの山田美月と戦闘に。劣勢だった九郎だが、主事からの指輪を彩花から渡され、ドローンで運ばれた刀で美月と相打ちに。
NIN幹部・七人衆は人工衛星を自爆させるが、その前にレーザーが講談高校と地下空間を爆撃。加藤、鈴木、蜂谷、瑛太らは生還。九郎からの防護服で生き残れた彩花は、雲隠九郎と再会するが、それは弟の雲隠十郎(山﨑賢人)でした!
生徒も教員も全滅レベルの斬撃に驚き。そして主人公・雲隠九郎も相討ちで死亡って予想外。十郎の登場はギャグなのか続編への伏線なのか不明だが、あまり興味は持てません…
実写映画『アンダーニンジャ』ネタバレ感想と私の評価
『今日から俺は!!劇場版』はわりと楽しめたが、その後の作品はどんどんコント志向になっててストーリーを軽視しがちな福田雄一監督。今回も賛否は大きく割れそうですね。というかそろそろ否定派は観なくなりそう…
原作漫画もアニメも未見だが、大筋のストーリーは結構面白そうと興味を持てました。主要なキャラもいい感じで、その部分では肯定寄りです。ただ、コントや会話劇がダメすぎるだけじゃなく長すぎて、いい部分をマイナスが上回りそうでもったいない。
山﨑賢人、浜辺美波、山本千尋、白石麻衣などの俳優演技はよくて漫画的なキャラを違和感少なく演じてたのは賞賛。どこまで自演したかは不明だけどアクションも素晴らしかったです!福田雄一監督、コント封印すればもっと良作を作れそうなので次回こそぜひ!
私の評価 55/100(60が平均)
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