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ネタバレ『天空の城ラピュタ』あらすじ感想や評価まとめ/ジブリとバルスと古代兵器と王族と少年

  • SF/ファンタジー
  • アドベンチャー
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天空の城ラピュタ
  • 平均評価 ★★★★★84/100
  • 日本興行収入 11.6億円
  • 日本公開 1986.8.2
  • 上映時間 124分 予告

『天空の城ラピュタ』あらすじ(ネタバレなし)

スタジオジブリ作品。見習い機械工の少年パズーは、空からゆっくり落ちてきた少女シータが追われてることを知り、一緒に逃げる。彼女が持つのは飛行石で、天空の城ラピュタで作られたものだとわかるが、ムスカ大佐に捕まり、禁断の呪文を唱えてしまい...(ネタバレあらすじ↓)

天空の城ラピュタの予告動画

映画『天空の城ラピュタ』評価まとめや作品情報

興行成績、公開日、上映時間などは↑に掲載してます。
原題/英題
LAPUTA: Castle in the Sky
映画監督
宮崎駿
キャスト/出演者
田中真弓、横沢啓子、初井言榮、寺田農、常田富士男
配給/製作
(C)東映、スタジオジブリ、徳間書店
レビューサイト平均評価 ★★★★★84/100換算

この先はネタバレのあらすじや感想なので注意です。関連映画はスタジオジブリ映画一覧などでさがしてみてくださいね。

ネタバレあらすじや感想『天空の城ラピュタ』考察・評価・レビュー

★★★★★ 92点/100(60が平均)

『天空の城ラピュタ』ネタバレ感想の総評や考察

スタジオジブリ作品としては初期のもので、今観ると作画や音楽などが古く感じられますが、意外と躍動感はあるし、キャラクターも生き生きして魅力的です。物語の内容も王道に近いけど、演出などの素晴らしさで感動させてくれます。個人的にもジブリで一番くらいに好みです。

ストーリーは、空から降ってきた少女シータを助けたパズーが一緒に逃げますが、やがてシータは軍に捕まります。パズーは空賊ドーラ家の助けも借りて、シータを救い出し、伝説の天空の城ラピュタへと向かいます。そこでシータは同じ王族のムスカにさらわれますが、またパズーが救出に行き、2人の決断で…。

典型的な「ボーイミーツガール」(少年が少女と劇的に出会う物語)で『天空の城ラピュタ』の出会いシーンは、今でも多くの映画やアニメや漫画や小説などのテンプレのようになってると感じてて、私も大好きな名シーンです。降ってきたのがオッサンだったらパズーは助けたのか?という疑問はありますが(笑)

ストーリーもあまり無駄な部分はなくテンポも良いです。それゆえ生活感は全く感じられませんが、わずかにある食事シーンなどはそれをカバーしています。空中海賊ドーラ一家は結果的には、シータを軍から逃し、パズーとシータをラピュタに運ぶ役割だけなので不要に思えますが、一番人間的でコメディ要素も出せてるので、いなかったら作品の魅力が半減する気がします。

悪役ムスカは、ラピュタの正統ではないけど王族の1人だとわかりますが、結局ラピュタとその強力な兵器を手に入れて何をしたいのかよくわかりません。兵器で地上をおどして、お金や食材を税金のように納めさせるのでしょうか。漫画『沈黙の艦隊』のやまとを連想しますが、最初から良心がないので最悪です。

パズーは最初からシータ好きで全くブレませんが、成長は特に見られません。シータはパズーやドーラの積極性を見てるうちに、心が強くなっていきます。そういう意味ではシータの成長物語です。古代ラピュタの科学技術にはつっこみどころだらけですが、自然との調和を大切にしてたと考えることもできます。

ロボット兵の造形も、進んだ科学には見えませんが、兵器としての恐ろしさと、ラピュタ人(王族だけ?)に対する優しさは『ベイマックス』に似てると感じます。音声認識、位置検索、DNA認証(王族だけの聖域)なども活用してます。滅びの呪文「バルス」は簡単すぎて寝言で言わないか心配です。

ジブリ作品ファンには、後期のメッセージ性の高い作品を評価する人と、前期の(やや子ども向けな)ファンタジー作品を評価する人に分かれますが、私は圧倒的に前期のジブリ映画が好きなので、その代表作『天空の城ラピュタ』は世界中の多くの人におすすめしたいです。

『天空の城ラピュタ』おすすめ11ポイント

  • ジブリの冒険ファンタジーアニメ
  • ボーイミーツガールの代表作
  • 無駄の少ないストーリー展開
  • シータとパズーの出会いシーン
  • 昔アニメだけど躍動感がすごい
  • ドーラ、ムスカ等キャラが魅力的
  • パズーのぶれなさとシータの成長
  • ラピュタ登場時の感動
  • ロボット兵のかわいさと恐ろしさ
  • 心中覚悟のバルスの衝撃と破壊力
  • 子どもや家族と一緒に楽しめる

『天空の城ラピュタ』少し残念6ポイント

  • つっこみどころは多い
  • パズーとシータが危なっかしい
  • ムスカの野望がよくわからない
  • 高度な科学に思えないロボット兵
  • 軍隊が頭悪く描かれすぎ
  • 滅びの呪文が短すぎてこわい

『天空の城ラピュタ』ネタバレあらすじ感想や解説

少女シータ(声:横沢啓子)は、政府の特務機関の飛行船に捕らわれていたが、空中海賊ドーラ一家が襲撃したすきに脱出を試みて落下してしまいます。しかしペンダントの謎の青い石の力により、ゆっくりと地上へ落ちていき、鉱山の見習い機械工の少年パズー(声:田中真弓)が受け止め、家へ連れ帰り寝かせます。

シータが目覚めるとパズーが青い石をつけて飛んでみますが浮きません。パズーの父はガリバー旅行記で語られた「天空の城ラピュタ」が実在することを発見したが、詐欺師の汚名を着せられたまま死んだそうです。その時撮影した写真が家に飾られていて、パズーは飛行機を作ってラピュタを探しに行くつもりです。

そこへ海賊ドーラ家がシータを探しに来て、シータを男装させて逃げますがバレてしまい、パズーの親方や町の人達に助けてもらいながら逃走します。軽便鉄道の汽車に乗りますが、ドーラ家は老朽化の線路を破壊しながら車で追ってきます。前方から軍の装甲鉄道もやって来ますが、シータは逃げます。

海賊ドーラ家と軍隊の両方に追われるパズーとシータは谷に落ちますが、青い石に救われます。廃校内で「石たちの声」を聞くポムじいに会い、青い石の正体は「飛行石の結晶」で、それを生成できるのはラピュタ人だけで、いま石たちが騒いでる理由は近くに「天空の城ラピュタ」が来てるからだと教えてくれます。

2人は地上へ出ると特務機関に捕まり、パズーは石牢に閉じこめられます。軍隊をあごで使う特務機関のムスカ大佐(声:寺田農)は、空から降ってきたロボット兵をシータに見せて、それが地上の科学技術では造れないこと、胸の紋章が飛行石と同じこと、シータの本名リュシータ・トエル・ウル・ラピュタは正統なラピュタの王位後継者であることを伝えます。

天空の城ラピュタは遠い昔に滅びたが、それまでは高度な文明で地上世界を支配した帝国で、今もどこかに浮いているが場所は不明です。そこでシータの持つ時にだけ発動する飛行石に呪文を唱えて、ラピュタの位置を示してほしいとムスカは言います。シータはパズーを助けるために了承し、パズーだけ解放されます。

シータは幽閉された部屋で、昔聞いた「困った時のおまじない」を唱えると、飛行石が輝きだして、壊れたと思われてたロボット兵が動き出して要塞を破壊しながらシータの所へ向かいます。飛行石の光は天空の城ラピュタの方向を照らしますが、シータは落としてしまいます。シータは塔の上へ逃げます。

一方、パズーは金貨3枚をもらって無力さを感じながら家へ帰ると、海賊ドーラ一家が待ち構えてて、シータと飛行石の場所を追及されます。ドーラが飛行石を奪いに行くと言うと、パズーも同行を願い出ます。ドーラはパズーが一緒の方が、シータも従うだろうと考え、同行を許可します。

ロボット兵のレーザー兵器によって要塞は火の海となり、塔の上に残されたシータはロボット兵にしがみついて攻撃をやめさせます。軍隊はロボット兵を攻撃して破壊します。その時、ドーラのフラップター(羽ばたき飛行機)に同乗するパズーが現れ、逆立ち乗りで抱きしめ、シータを救い出します。

ドーラたちは空中母船タイガーモス号で、軍の飛行船艦ゴリアテを追いますが、パズーは機関士ハラ・モトロの助士として、シータは料理係として同乗を許されます。夜、見張り中のパズーの所へシータも来て「滅びの呪文」も教わったと話します。パズー「飛行石のおかげでシータと出会えたんだ」

パズーは下方に飛行船艦ゴリアテを発見し、ドーラらを起こします。ゴリアテが発砲してきたので、タイガーモス号は雲に隠れて、パズーとシータはグライダーで雲の上を偵察します。雲の塊の「龍の巣」の旋風に巻き込まれますが、パズーは父が龍の巣の中にラピュタを見つけたことを思い出し、ドーラに伝えます。

嵐でワイヤーが切れて、パズーらのグライダーは単独で吹き飛ばされ、父の幻影を見ながら、やがて天空の城ラピュタの地表に着陸します。そこへロボット兵が来て、グライダーを持ち上げ、鳥の巣の卵を守ります。他のロボット兵は全て機能停止し、1体だけが毎日お墓に花を供えてくれてるようです。

その時、ラピュタ上で爆発音が聞こえ、下をのぞくと政府軍の飛行戦艦ゴリアテも到着してて、ドーラ家は捕まっています。軍の将軍(声:永井一郎)の部隊はラピュタ内の財宝を次々と運び出しますが、ムスカは「ちょうどいい目くらましだ」と言って、飛行石を使い秘密の通路へ向かいます。

ムスカの野望を阻止しようとするパズーは見つかり撃たれそうになるが、シータが助けます。しかしシータはムスカに捕まって奥へ同行させられます。パズーはこっそりドーラの縄を解き、シータ救出へ向かいます。ムスカとシータは、ラピュタの中枢の王族だけの聖域に入りますが、木の根が張っています。

『天空の城ラピュタ』ネタバレ結末や考察/ラストシーン

ムスカは、ラピュタを浮かせている巨大な飛行石を見つけ「700年間、王の帰りを待っていたのだ」と言うとシータは驚きます。ムスカは本名をロムスカ・パロ・ウル・ラピュタといい、自分も地上に降りた時に別れた王家一族だと告白して、黒い石の古文書を解読し「ラピュタの雷(いかずち)」を海に放ちます。

その破壊力はすさまじく、ムスカ「旧約聖書でソドムとゴモラを滅ぼした天の火、インドのラーマヤーナではインドラの矢と呼ばれている」と言うと、将軍はムスカを撃ちますがホロスコープなので当たらず、ムスカは将軍や軍隊を海へ放り出し、眠っていたロボット兵も目覚めさせて軍隊のせん滅を開始します。

軍の戦艦ゴリアテはラピュタを攻撃しますが、ロボット兵が空を飛んで反撃し、ゴリアテは炎上墜落していきます。ムスカ「見ろ!人がゴミのようだ」と笑うと、シータは飛びかかりますがなぐり飛ばされます。しかしその拍子に飛行石を奪い逃走して、壁越しに再会できたパズーに「飛行石を海に捨てて」と渡します

ムスカ「これから2人で地上を支配するのだ」。シータ「国が滅びて王だけが生きてるなんて滑稽だわ。あなたに石は渡さない。2人でここで死ぬのよ」。パズーが現れ「石は隠した。シータと話したい」。ムスカ「3分やる」。パズーとシータは覚悟して、手と飛行石を握りしめて、滅びの呪文「バルス」と唱えます

シータの飛行石が激しく光り、ムスカの視力を奪い、パズーとシータは吹き飛ばされて木の根で気絶し、天空の城ラピュタも崩壊を始め、ロボット兵も機能停止します。パズーらを待ってたドーラ一家もフラップターで逃げます。人工的な基底部が落ちると、巨木の根に守られた飛行石の結晶の力で上昇を始めます。

目覚めたパズーとシータは木の根で落下から守られ、根にからまったグライダーを見つけてラピュタから離れます。ラピュタ上で花を摘むロボット兵は停止せずに歩いています。少しだけ財宝を奪ってきたドーラ一家との再会を喜び、その後別れます。ラピュタは高度上空から地上を見守るように浮いています

もはや古典になりそうなアニメ映画ですが、個人的にはジブリ作品で一番好きだし、一番ワクワクさせてくれるし、子どもも大人も男女とも楽しめる要素が満載の傑作だと思ってるので、まだの人はぜひ1度は観ることをおすすめします!

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