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ネタバレ『崖の上のポニョ』あらすじ感想や評価まとめ/人魚の魔法が津波よび5歳の愛が世界救う

崖の上のポニョ
  • 平均評価 ★★★★★68/100
  • 日本興行収入 155.0億円
  • 世界興行収入 2.0億US$
  • 日本公開 2008.7.19
  • 上映時間 101分 予告

『崖の上のポニョ』あらすじ(ネタバレなし)

スタジオジブリ作品。海辺の崖の上で両親と3人暮らしの5歳の少年の宗介は、家出してきた魚を助けてポニョと名付ける。2人は仲良くなるが、すぐにポニョは魔法使いの父フジモトにより海に連れ戻される。しかし人間になりたいポニョは逃げ出し、母を引き継ぐ強力な魔法で偶然にも世界を破滅へと導き...(ネタバレあらすじ↓)

崖の上のポニョの予告動画

映画『崖の上のポニョ』評価まとめや作品情報

興行成績、公開日、上映時間などは↑に掲載してます。
原題/英題
Ponyo
映倫区分
日本: G、USA: G
映画監督
宮崎駿
キャスト/出演者
山口智子、長嶋一茂、天海祐希、所ジョージ、奈良柚莉愛、土井洋輝、柊瑠美、矢野顕子、吉行和子、奈良岡朋子
製作費
約34億円
配給/製作
(C)東宝、スタジオジブリ
レビューサイト平均評価 ★★★★★68/100換算

この先はネタバレのあらすじや感想なので注意です。関連映画はスタジオジブリ映画一覧などでさがしてみてくださいね。

ネタバレあらすじや感想『崖の上のポニョ』考察・評価・レビュー

★★★★★ 55点/100(60が平均)

『崖の上のポニョ』ネタバレ感想の総評や考察

スタジオジブリ作品ですが、全盛期の勢いは失ってる気がします。ただ公開当時は、藤岡藤巻と大橋のぞみ(無期限休業中)によるテーマ曲が大ヒットして、TVでの番宣効果もあり映画も大ヒットしました。シンプルで危なげない話なので、子ども受けは良かったようですが、大人には物足りない内容です。

ストーリーは、海で暮らす魚がなぜか地上へ出たくなり、そこで偶然出会った5歳の宗介にポニョと名付けられ親切にされ、海に連れ戻された後は「人間になりたい」と言い出します。父はもと人間ですが人間嫌いで、母は海の神のような存在で、それを引き継いだポニョも偶然にも強力な魔法で世界を破滅に導きますが、宗介との愛のみが世界を救うという物語です。

よくある話なので、キャラや演出によっては面白くなりそうですが、ポニョと宗介がかわいい以外は、あまり引きつけられるものがなくて残念です。ポニョが家出した理由、人間になりたい理由、グランマンマーレがポニョの魔法を止められない理由、フジモトの過去など不明な点だらけなのも消化不良です。

愛をテーマにするなら、せめて10歳くらいにしても良かった気がします。ポニョと宗介が2人でボートで謎の夫婦や街の人達と会うシーンは、何かにつながるわけでもないのでカットして、フジモトやグランマンマーレの話をもっと盛り込んだ方がファンタジーとしても面白くなったと思います。

当時劇場で観た人達は、ラストのエンドクレジットの短さにも驚いたようで、記憶に残ってるのは「崖の上のポニョ」のテーマソングだけという人も多かったでしょう。ジブリ作品なので深読みした人も多く、「津波で死の世界へ行った人達がこの世に戻る物語」など都市伝説や裏テーマも多数考えられました

実際には宮﨑駿監督などがそれらを否定していますが、裏設定として「人魚姫」をもとにしたことや、フジモトが実は「海底2万マイル」(ジュール・ベルヌの小説)の潜水艦ノーチラス号のアジア少年だったことや、グランマンマーレは「オフィーリア」がもとであったことは語ったようです。

『崖の上のポニョ』は東日本大震災などの「津波被害」を連想させることもあり、他のジブリ作品に比べるとTV放映も少ないのですが、TVやDVDで家で家族とのんびり観るには、ポニョもかわいいし向いてる映画だと思います。特にポニョが妹たちの水魚の大波に乗って走る場面は興奮できると思います。

『崖の上のポニョ』おすすめ6ポイント

  • ジブリのファンタジーアニメ
  • 5歳児の恋愛未満ラブストーリー
  • 愛が地球を救う?物語
  • 大ヒットしたポニョの歌
  • 水魚の波に乗って走る姿は衝撃的
  • 子どもや家族と一緒に楽しめる

『崖の上のポニョ』少し残念8ポイント

  • ジブリ的なワクワク感が全くなし
  • ポニョが人間になりたい理由が不明
  • 声優以外(俳優)の声が不自然
  • リサの運転マナーが悪すぎる
  • 灯台代わりなのに電気消すの?
  • 赤ちゃん抱く夫婦やトンネルの意味?
  • おばあさん達が元気になった理由は?
  • ラストのキスはポニョがするの?

『崖の上のポニョ』ネタバレあらすじ感想や解説

海の中で、魔法使いのフジモト(声:所ジョージ)は魚や生物たちを増殖させています。そこに住む、少女の顔を持ち金魚のような赤い魚の1匹が、小さな妹たちから抜け出して、巨大クラゲに乗って海面まで浮上します。しかし人間のゴミあさり船に巻き込まれて、空きビンにハマってしまい気絶して浜に流されます。

海沿いの崖の上に住む5歳の少年の宗介(そうすけ)(声:土井洋輝)は金魚だと思い、ガラスびんを割って家へ持ち帰り、バケツの水の中に入れると元気になったので保育園に持って行きます。魔法使いのフジモトは、そのことを波から聞き崖へ上がりますが、宗介の母のリサ(声:山口智子)に怪しまれてしまいます。

宗介はビンを割った時の指のケガが治ってることから、ポニョと名付けた魚が魔法使いだと思います。サンドイッチのハムだけを食い取られます。母のリサは老人介護施設(デイケアサービスセンター)「ひまわりの家」で働いてて、保育園は隣です。ポニョは悪口を言った園児のクミコに水鉄砲をかけて泣かせます。

騒ぎをおそれた宗介はポニョのバケツを「ひまわりの家」へ持っていきます。そこでも「人面魚は津波を呼ぶ」と言った車椅子のトキさんに、ポニョは水鉄砲を吹いてしまい、宗介は海辺の岩場に隠れます。宗介「ぼくが守ってあげる」と言うと、ポニョ「ポニョ、そうすけ、すき」と話し出します。

そこへポニョを追ってきたフジモトが現れ、波を使ってポニョを連れ去ります。宗介は海へ入って追いますが、母のリサに助け出され、その後は放心状態になります。その日は久々に父の耕一(声:長嶋一茂)が帰宅する日でリサはごちそうを作ろうとしますが、電話で帰れなくなったと聞き、ビールを飲みいじけます。

夜、崖のそばを通る内航貨物船「小金井丸」の船長の耕一と宗介は、モールス信号で会話します。リサ「バカァ。BAKA、BAKA...」。耕一「すまない。愛してる」。宗介「航海の無事を祈る」。小金井丸はカラフルに明滅します。宗介は悲しむリサをはげまして「僕はポニョを守る。泣いてないかな」と心配します。

海底では、かつて人間だったフジモトにポニョは「ハムを食べたい。人間になりたい。手足がほしい」とさわぐと手足が生えてきます。フジモト「まさか人間の血をなめたのか」と言い、ポニョのパワーに負けそうになったので、何かの薬を飲んでポニョを抑え込み眠らせて、ポニョの妹たちの水槽へ入れます。

フジモトは珊瑚の塔に住み、その中の井戸に魔法で海水を浄化した「生命の水」を貯めていて、満タンになると「人間の時代は終わり、再びカンブリア紀のような海の時代がくる」と言います。ポニョは妹たちにより水疱から脱出し、手足が生えて人間の少女くらいの大きさになり結界も破ります。

珊瑚の塔へ海水や魚が流れ込み、ポニョは流されながら井戸の部屋へ入り「生命の水」を浴びて、願いどおりに半魚人から本物の人間の少女に変身します。ポニョの妹たちも水魚の大波に変身して、ポニョを宗介のもとへ運びます。この時、人間の世界は激しい暴風雨が発生し大混乱になります。

保育園は終了し、宗介は嵐の中1人で隣のひまわりの家へ行きますが、停電で暗くなってます。宗介は施設内のおばあさん達に折り紙で折った物を渡し、トキさんにも折った小金井丸を渡すと「バッタみたいだね」と言われます。大雨の中、リサの車で宗介は家へ向かいますが、帰る方向には避難命令が出ています。

リサは強引に車を飛ばして家へ向かいます。宗介は、水魚の大波の上を走ってついて来る、赤い服の人間の少女を見かけます。リサらが家へ着くと、大波の中から少女が走って来て宗介に抱きつき、ポニョだとわかります。大波の妹たちも祝福します。リサはとりあえず宗介とポニョを家に入れて、体を拭いてあげます。

ポニョははちみつ入りの暑いお茶を気に入ります。ポニョは発電機のつまった油を魔法でなおしたりします。海には明かり一つ見えず、アンテナを立てても無線は通じません。夕食にハム入りチキンラーメンを食べるとポニョはごきげんですが、魔法を使いすぎた疲れもあり、食べてる途中で眠ってしまいます。

リサはひまわりの家の辺りで明かりの点滅を見つけたので、1人で行くことにします。リサ「絶対戻ってくるから」。その頃、父の耕一の小金井丸はどこかへ流されて、海の水や大量の船が集まる場所にたどり着き「船の墓場だ」という者もいます。そこへ巨大な女性姿の波が、ものすごい勢いで通ります。

すると小金井丸は動き出したので、船員は「観音様の御神渡りだ」と言います。その巨大な女性はポニョの母グランマンマーレ(声:天海祐希)です。その頃、ポニョの父フジモトは人間に化けたポニョを連れ戻そうとしますが、ポニョの無意識の強力な結界やポニョの妹たちの妨害にあい失敗します。

そこへグランマンマーレが現れ、フジモトは「ポニョが人間の血を飲み、生命の水も全て使い世界に大穴を開けて魔法を使い放題だ。月と地球が近づき人工衛星も落ち始めた。このままでは世界が破滅する」と言うと、母「ポニョを古い魔法で人間にすれば魔法を失うわ」、父「しくじると泡になる」、母「私たちも泡から産まれたのよ。ポニョ、今は静かにおやすみ」

『崖の上のポニョ』ネタバレ結末や考察/ラストシーン

翌朝、潮力のバランスが崩れて、海面が崖の上の家すれすれまで上がってます。ポニョの魔法で、ろうそくの火で動くおもちゃの船を巨大化させて、宗介とポニョはリサを探しに海へ出ます。完全にリサの言いつけを無視してますね(笑)。海にはデボン紀の古代魚があふれています。

宗介とポニョは途中、赤ちゃんを抱いた夫婦や山の上のホテルへ避難する街の人達のボートとも出会います。ろうそくが切れて船が止まったので、宗介はさっきの夫婦にもらったろうそくを魔法で巨大化させてもらおうとしますが、ポニョは疲れて眠ってしまい、宗介が船を押して運ぶことにします。

魔法が切れて船は小さくなりますが、なんとか道路へたどり着きます。宗介はリサの車を見つけますが、食料や日用品が積んであるのに無人で、リサの身を心配して泣きそうになりますが、目を覚ましたポニョが励まします。ポニョと宗介は歩いてリサを探すことにします。しかしポニョはトンネルを恐がります。

宗介はポニョの手を握ってトンネルを歩きますが、ポニョは半魚人になって気を失います。トンネルを抜けて海水につけると魚に戻り、悲しむ宗介の前にフジモトが現れて「一緒にリサらのところへ来てほしい」と言いますが、トキが「だまされちゃダメだよ。うまいこと言ってみんな連れてった」と忠告します。

フジモトは今にも地球に落ちそうな月を指差して「もう時間がない。君しか世界を救えない」とお願いしますが、ポニョがフジモトに水鉄砲をかけて、宗介はトキの所へ逃げ出します。あせるフジモトは、ポニョの妹ら水魚の大波で3人をさらって、海の底のリサとひまわりの家の老人たちが待つドームへ入ります。

少し前、リサとひまわりの家の人達は、フジモトとグランマンマーレに誘われて海底のドームへ連れて行かれます。そこでは息もでき、めずらしい魚を間近に見れるし、車椅子なしで走ることさえできます。グランマンマーレはリサに、ポニョの人間化に宗介の愛の力が必要だと話し、理解してもらいます。

宗介とポニョの前に、ポニョの母グランマンマーレが現れ「ポニョは宗介の血をなめて魚から半魚人になったの。ポニョが人間になる条件は、半魚人だと知っても好きでいられる男の子が必要なの。それでもいいですか」。宗介「どんなポニョも好きだよ」。グランマンマーレ「ポニョ、人間になるには魔法を捨てる必要があるけどいい?」。ポニョ「うんっ」

それを受けて宗介にグランマンマーレは「地上へ戻ったら、このポニョの入った泡にキスすると、ポニョもあなたと同じ5歳の女の子になります」。宗介「ありがとう、ポニョのお母さん」。グランマンマーレ「皆さん、世界のほころびは閉じられました」。おばあさん達もポニョの妹らも祝福します。

陸へ上がると、おばあさん達は車椅子なしで元気に坂を登れます。フジモトは「いろいろすまなかった。ポニョをよろしく頼む」と言い、宗介と握手します。宗介の父の耕一の小金井丸も戻ってきます。ポニョの泡は高く舞い上がり、宗介の口に落ちてキスする形になって無事に人間の少女に生まれ変わります

エンドクレジットはおなじみの「ポーニョ、ポーニョポニョ、さかなの子〜」という曲とともに短いアニメ画が流れます。藤岡藤巻と当時8歳の大橋のぞみが歌うこの曲は、映画公開の前後で大ヒットしてます。

のんびり見るとあっさりシンプルな話として気軽に観れるし、深読みすると恐ろしい話にも観れるので、どう読み取るかによって大きく評価の分かれる映画だと思いますが、内容的には子どもや家族と一緒に安心して観られるジブリ作品なので、ぜひ1度は観ることをおすすめします!

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