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映画『クワイエットプレイス』評価は?ネタバレ感想考察あらすじ/弱点や倒し方や続編は?15考察と残る人類?

映画クワイエットプレイス

『クワイエット・プレイス』あらすじ概要

音や声を出すと「何か」が襲ってくる世界で、工夫しながら生きのびてる家族の物語です。耳の聞こえない娘はある事件がトラウマとなり父との間で確執を感じてます。そんなある日、妊娠中の妻は1人の時に出産しそうで...。赤ちゃん対策は?(ネタバレあらすじ↓)

映画名/邦題 クワイエット・プレイス
平均評価★★★★★71私の評価↓は含まず)
原題/英題A Quiet Place
日本公開日 2018/9/28 [予告↓]上映時間 90分
映倫区分日本 G(年齢制限なし)USA PG-13
製作国アメリカ
映画監督ジョン・クラシンスキー [キャスト↓]
配給/製作/画像©東和ピクチャーズ/サンデー・ナイト、プラチナム・デューンズ
シリーズ/関連続編『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』 >
日本興行収入8.6億円興行収入ランキング
世界興行収入3.4億USドル [出典]
製作費0.2億USドル

『クワイエット・プレイス』予告動画

キャラ ランキング(キャスト/出演者/吹替声優)

個人的なキャラクターランキングです。
※キャラクター名(キャスト/出演者)

  • 1位リー・アボット(ジョン・クラシンスキー)エヴリンの夫。過酷な世界で家族を支える
  • 2位エヴリン・アボット(エミリー・ブラント)リーの妻。妊娠中
  • 3位リーガン・アボット(ミリセント・シモンズ)エヴリンの娘。難聴でほぼ聴こえない
  • 4位マーカス・アボット(ノア・ジュープ)エヴリンの息子
  • 5位ボー・アボット(ディーン・ウッドワード)エヴリンの次男

『クワイエット・プレイス』ネタバレあらすじ

この先はネタバレありのあらすじです。他の映画はおすすめ映画ジャンル別も参考にしてください。

89日め。音に反応して生物を襲う「何か」の怪物により、人類は滅亡の危機です。生き残ったアボット家の5人家族は、廃墟のスーパーマーケットで音を立てずに生活物資をあさります。 長女リーガン(ミリセント・シモンズ)が難聴なので手話で会話します。

音をたてるとどうなる?(ネタバレあらすじ)

次男で末っ子のビューがおもちゃを落とし、間一髪でリーガンがキャッチして怪物に気づかれずにすみます。ビューはスペースシャトルのおもちゃを持ち帰ろうとするが、音が鳴るので父リー・アボット(ジョン・クラシンスキー)は電池を抜き、置いて帰ります。

リーガンはビューがかわいそうに思い、こっそりおもちゃを渡します。ビューは電池もこっそり持ち帰ります。その帰り道で橋を渡ってる時、ビューはおもちゃに電池を入れて音を鳴らしてしまい、家族が立ちすくむ中、ビューは何かに襲われ消え去ります。

約1年後の暮らしぶりは?(ネタバレあらすじ)

472日目。アボット家は工夫しながら音を出さずにひっそり暮らしています。父リーは無線機であちこちにS.O.S.の救難信号を発してるけど効果はないようです。長女リーガンは、長男マーカス(ノア・ジュプ)とすごろく中にランプを倒し音を出してしまいます。

リーが火を消し、妻エヴリン(エミリー・ブラント)も息をひそめます。何かが家にぶつかる音が聞こえるが、その小動物は「何か」に一瞬で襲われます。リーは難聴のリーガン用補聴器を改良し、妊娠中のエヴリンとイヤホンで音楽を聞きながら静かに踊ります。

父と娘の確執の理由は?(ネタバレあらすじ)

473日目。エヴリンは聴診器で自分のお腹の赤ちゃんを確認します。リーは地下室に降りようとするリーガンを止めて、新しい補聴器を渡そうとするが拒絶されます。リーガンは約1年前に自分のせいで弟ビューを亡くしたので、父に愛されてないと思いこんでます。

リーはこわがるマーカスを連れて、川に仕掛けたワナの魚を採りに行きます。父リー「川のせせらぎの音より小さい声なら怪物は来ない。もし音を出したら、もっと大きな音の方へ行くと安全」とマーカスに教えて滝へ連れて行き、共に叫びます。

リーとマーカスは帰り道、怪物に襲われた人とその関係者らしい老人(レオン・ラッサム)に出会うが、老人は叫び餌食となります。父との同行をゆるしてもらえなかったリーガンは、怒りのぶつけ先が見つかりません。新しい補聴器をつけるといい感じです。

出産と赤ちゃんを守る方法とは?(ネタバレあらすじ)

リーガンは弟ビューが襲われた場所にある墓に行き、スペースシャトルのおもちゃを音を出る配線を切って供えます。母エヴリンは破水して地下室への階段を降りる時、釘をふんで大きな音を出したので、家の周りに赤い非常灯をつけて外の家族に知らせます。

駆けつけてきた怪物を目覚まし時計でごまかし、エヴリンはバスルームへ行きバスタブで1人で出産します。父リーはマーカスに打ち上げ花火で怪物をおびき出すよう頼み、エヴリンを助けて、用意しておいた「赤ちゃん用の防音地下室」に逃げ込みます。

リーは子ども達を探しに行きます。エヴリンが目覚めると地下室は水びたしで怪物も1体いたので、静かに赤ん坊を抱いて滝のように流れる水に隠れます。マーカスはリーガンと合流し、親に見つけてもらえるようたき火をするが、サイロに落ちてしまいます。

『クワイエットプレイス』ネタバレ結末と最後/ラスト

トウモロコシに埋もれそうになるがフタに乗って助かります。そこへ音を聞いた怪物が襲いに来るが、リーガンの新しい補聴器の高周波を嫌って去ります。父リーは合流すると、子ども達をトラックに隠して、斧で怪物を倒すつもりが重傷を負わされます。

マーカスは父を救うため大声を発し、トラックへ戻ります。怪物がマーカスとリーガンのトラックを襲い始めたので、父リーは「愛してる。一度も嫌いになってない」と言ったあと叫んで怪物のえじきになります。その間にトラックを動かして2人は家へもどります。

3人は地下室に隠れるが「何か」がやって来たので、母エヴリンは銃を撃つが倒せません。リーガンは新補聴器をマイクに当てて怪物を弱らせ、エヴリンが銃でしとめます。その音を聞いた怪物たちが集まって来ますが、母と娘は戦闘態勢です。

ネタバレ感想『クワイエットプレイス』解説や評価レビュー

この先はネタバレありの感想考察です。他の映画はおすすめ映画ジャンル別も参考にしてください。

私の評価 ★★★★★64/100(60が平均)[レビューサイト評価↑]

それほど大作ではないのにアメリカで大ヒットしたホラー映画です。日本でも最近は『ゲット・アウト』『IT イット それが見えたら、終わり。』『新感染 ファイナル・エクスプレス』など中規模ホラーが高評価なので期待できそうです。

監督ジョン・クラシンスキーは主演もしてて、その妻エヴリン役のエミリー・ブラントとは実社会でも夫婦です。また、娘リーガン役のミリセント・シモンズは本当に耳が聞こえない女優だそうで、本作の演技や手話などにも説得力が感じられます。

ストーリーは、音にしか反応しない「何か」怪物によって人類が襲われはじめ、工夫しながら生きのびてる家族の物語です。「何か」のクリーチャー(モンスター)は序盤からはっきりと映し出されるため、謎の要素はなくホラー表現や恐さはあまりありません。

本当に怖いホラー映画を見たければ、アナベル・死霊館シリーズがオススメです。本作は音も声も音楽もほとんどないので、音が出た時はヒヤヒヤします。観てる側も息をのむので、映画館のポップコーンの売り上げが下がるのではと心配してしまいます。

最初に末っ子ビューが音を出して襲われるのには驚いたけど、それで世界観を説明してしまい、娘と父の確執も作ってしまうのは見事な脚本です。一方で、おもちゃと電池を子どもの手の届く所に置き去って、さっさと先へ行く両親の警戒心のなさも露呈します。

約1年後の生活では、食事や遊びにはそれなりの工夫をしてたけど、たおれると音がなりそうな物をテーブル上に無造作に置いてたり、「何か」が家に入って来た時の防衛や攻撃手段の用意がされてなかったりとツッコミどころだらけです。

末っ子が襲われた悲しみもあり、人類の種の存続のために出産を決めたのは素晴らしい勇気です。しかし普通の赤ちゃんはこの世に生まれ出た瞬間から数ヶ月間は泣きわめくので、家族全滅の可能性もあり、かなり無謀な賭けに思えます。

マットレス程度で「何か」が気づかないなら、核シェルターやカラオケボックスに隠れた人は今も無事そうですね。そもそもなぜ誰も滝の近くに住まないのか疑問です。数箇所に生存者が残ってますが、他の家族のとばっちりを受けないための防衛手段でしょうね。

父と娘の確執は重要なテーマになりそうだったけど、それほど深掘りはされてなくて残念です。ただ「家族でも言葉にしないと伝わらない」というメッセージは感じられたし、ラストで家族を守るために犠牲になる父が娘に言った言葉は感動的です。

しかし、出産直後の妻と赤ちゃんと2人の子を残しての無駄死にとも感じたので、父親が何か工夫して生きのびてほしかったです。続編の製作も決定してて2020年5月に全米公開予定だそうなので、この機会に本作を観ておくことをおすすめします!

『クワイエット・プレイス』15の疑問と考察・解説

本作の疑問と考察や解説です。ネタバレありです。

他の人類はどうなったのか?

世界中で行方不明者が激増したという新聞記事があり、その後、音に反応して襲う「何か」の存在が明らかになったようです。その89日後、多くの人類は襲われた後だと思います。S.O.S.無線も反応ないので生存者は少ないのでしょう。

父リーが夕方にサイロ上でたき火した時、周りでもいくつかの火が灯ります。毎日そうやって生存を確認しあってるのだと思います。近くに住まない理由は、他の家族が音をたてた時にとばっちりを受けないためだと思います。

映画クワイエット・プレイス

「何か」の怪物の正体とは?その特徴は?

本作では正体は明らかにされません。設定では宇宙から飛来した地球外生命体らしいです。製作決定した続編で明かされるかもしれません。

その「何か」モンスターのような存在は、視力はなくて、「耳」のような聴覚器官が異常に発達しています。どんな小さな音も聞き逃さず、一度「音」を聞くと獲物を狩るまでしつこく周辺をかぎ回ります。

音を出すとどうなるのか?

音の鳴った地点にいる生物を襲います。獲物が見つからない場合は、しつこく周辺を探し回ります。

アボット家が生き残れてる理由とは?

長女リーガン(ミリセント・シモンズ)がもともと聴覚障害を持っていて、家族全員が手話を使えたから、コミュニケーションにも困らず生きのびれたのでしょう。

リーガン役の女優ミリセント・シモンズは本当に耳が聞こえない?

女優ミリセント・シモンズはリアルな現実世界でも聾者(聴覚障がい者)だそうで、他の役者に手話指導などもしたそうです。

夫婦役のエミリー・ブラントとジョン・クラシンスキーは実生活でも夫婦?

本作の監督兼主演で、父リーを演じるジョン・クラシンスキーは、リアルな現実世界でも女優エミリー・ブラントと夫婦です。

「何か」の怪物は人間以外も襲うのか?

家から出てきた小動物も襲われていましたし、周辺に犬や他の動物も見当たらなかったので、水の中にいる魚など以外は、ほとんど襲われた後なのだと思います。

父リーと娘リーガンとの確執とは?

89日目にスーパーマーケットへ行った時、リーガンは弟ビューに、父が奪ったおもちゃをこっそり持たせてやります。ビューはおもちゃに電池を入れてしまい、音が鳴って「何か」に襲われ消失してしまいました。

リーガンはその件がトラウマになり、自分のせいだと思いつめています。そして父の言いつけを守らなかったために弟を失ったので、自分は父に責められて当然だと思っているのでしょう。

父リーは事故直後はリーガンをせめたかもしれませんが、最後に「一度も嫌いにはなってない」と発言します。自分を責める娘リーガンとの距離感を、つかみづらかったのだと感じます。

川や滝の音で「何か」がやって来ない理由とは?

自然の音では反応しないのか、常に鳴り続ける音はフィルタするのでしょう。人工的な音も鳴り続ければ反応しなくなるのかもしれないけど、一度は破壊しに来るのでしょう。

森の中の老人が叫んだ理由は?

老人の唯一の家族?の妻か娘か関係者が死んでたので、もはや生きる望みを失って自殺したのでしょう。または発狂したのかもしれません。

出産後の赤ちゃん対策の工夫とは?

計画では出産時用の部屋として防音地下室を用意してたのでしょうが、怪物が来たためバスタブで1人で出産しました。4人目だからかかなり早い安産だったようです。なぜか赤ちゃんは泣かず、助けに来た夫リーが防音地下室へ連れて行きます。

防音地下室の出入り口は、ベッドのマットレスでふさいで、赤ちゃんには酸素マスクのような泣き声がもれにくい器具を付けて、棺桶のような木箱に入れてフタします。

父リーが助かる方法はなかったのか?

何か工夫して生きのびてほしかったです。こんな世界を1年以上も生きてるのに、打ち上げ花火や目覚まし時計以外に遠くで音を発するアイテムを、何も用意してないのはあり得ないし準備不足だと感じます。

「何か」の弱点とは?

父リーが難聴の娘リーガンのために作った新しい補聴器が発する高周波か、電磁波か、電気的な音が、耳の良すぎる「何か」にはかなり不快らしくて、頭がぐちゃぐちゃになるほど、もがき苦しみます。

ただし死ぬほどではないので、その弱ってる時にショットガンなどで銃殺していました。

「何か」の存在はトランプ大統領への批判なのか?

「何か」の出現により、好きなことを話せなくなり、家族以外は信用できなくなって家族単位で壁を作るようになったディストピア世界での物語です。その壁を作る行為が、現在のアメリカ大統領トランプへの批判のようにも思えます。

続編はあるのか?エミリー・ブラントは再出演?

興行収入面でも成功し、高評価を得た本作のおかげで『クワイエットプレイス 破られた沈黙』として2021年6月18日に日本でも公開されました。

監督がジョン・クラシンスキーのままなら、エミリー・ブラントやミリセント・シモンズの続投も期待できそうですね。または違う家族の話や、もっと大規模な決戦が起こりそうな予感もします。

他の映画はおすすめ映画ジャンル別も参考にしてください。

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